《     》の話。いや、だから《     》の話だよ。ほら、アンヒンジドのあいつ/Blankety-Blank:Daily MTG
2004年12月09日
Mark Gottlieb
元記事:http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtgcom/daily/mg153
(訳註) カード名について
 基本的にカード名については日本語版があるものも英語表記のみの記載。日本語のカード名が出てきたら、基本的にすべて《_____》を指していると思って欲しい。

スコット・ジョンズ「だけどこのコラムには何も無いじゃないか!」
マーク・ゴットリーブ「違う。何も無い、があるんだ」

 その通りだよ、よい子の諸君。「となりのサインフェルド」における不変の慣習に従い(原文:In the immortal tradition of Seinfeld)、今日のコラムは「無」についてだ。

 いや、ときどきは《Kjeldoran Phalanx》(註1)についてとも言えるし、ときどきは《Form of the Dragon》についてとも言えるし、ときどきは《Accumulated Knowledge》についてとも言えるし、ときどきは《一般的なウォンバットのダンスパートナー》についてとも言えるし(いや、待て、それは先月の話(註2)だった)、ときどきは《玄関からおどけたアーロン・フォーサイスが飛び込んできて、うちの冷蔵庫を漁っている》こともある(註3)。

 楽しくなってきた!

無実の罪なんてありえ無い

 何も無い、の何がそんなにいけないっていうんだ。陰鬱な宇宙のど真ん中で休暇を過ごしたいと思わない人がいるだろうか? いや、いないね!だって、きっとすごいリラックスできるはず。締め切りもない、Eメールもない、空気もない。

 素晴らしい!

 無というコンセプトが指し示すものは言い換えると全ての欠如だ。普段、君が目にしている何かが無い、ってことだ。
例えば、うちの冷蔵庫が空っぽだよ、と不満をもらすことはよくあるけど、実際は本当に何も入ってない、ってわけじゃない。
もし君が僕を疑うなら、そこに入っている黒い粘体(かつてトマトと呼ばれていたもの)の後ろで暮らしている苔のかけら(知性をもった奴)に聞いてもらえば分かるはずさ。

心配することなんて何も無い

 何について言いたいかというと(沈黙が流れた際の効果音)だよ。あれ? いや、だから《     》の話だ。あれだよ、あれ、ほら、アンヒンジドの名前のついてないカード!

 個人的にこのカードの名前(もしくは名前がついてないこと)はどうしても気に入らなかったので、このカードについてマーク・ローズウォーターと散々議論した。能力はいい、許す。だけど言及する際の面倒は本当に腹立たしい。名前がないことによるお楽しみより、ずっと、ずっと腹立たしい。僕は、プリンスが(発音不可能な記号)と改名したとき(註4)も、小躍りして喜ぶより単に心底いらついた側だ。

 ところがどっこいそんな僕の嘆願は聞き入れられなかった。マーク・ローズウォーターはそんないらつかせる要素すら面白みにつながると思ったらしい。

 そういうわけだから、僕は以後このコラムではこのカードを何らかの名前で呼ぶことにするよ。僕が適当につける名前だ。ああ、じゃあ、こうしよう。このカードの能力を起動したと思えばいい。この能力は「いつでもどこでも」使っていいんだろ?

 この     の一番分かりやすい使い方は、同じアンヒンジドに収録されている《Now I Know My ABC’s》とのコンボだ。2つ並べれば目的地への道のりを半分は踏破したようなものだしね。
おまけのルール講座:
 クリエイティブな僕はこのコラムの中で好き勝手させてもらってるけど、君が変更することの出来るカード名は実在するマジックのカード名のみだ。だから《いろはにほへと(中略)ゑひもせすエレメンタル》とか召喚しちゃ駄目だぞ。

 ポール・バークレーは、皆が噂しているようなことはなくて、実はちゃんとアルファベットを全部言える。だからポールが、どうやったら勝利条件を満たせるかを調べるのに時間を使ったからって不思議なことは何もない。以下が彼の案だ。
その1:
 《Now I Know My ABC’s》
 《Kjeldoran Phalanx》
 《Venomous Dragonfly》
 《Quirion Trailblazer》

その2:
 《Now I Know My ABC’s》
 《Kjeldoran Outpost》
 《Vizzerdrix》
 《Questing Phelddagrif》

その3:
 《Now I Know My ABC’s》
 《Teferi’s Puzzle Box》
 《Jhovall Queen》
 《Erg Raiders》

 素晴らしいね。ちなみに最後の《Erg Raiders》は「D」と「G」を含んでさえいれば別に何でもいいよ。代わりは600枚以上あるはずだから好きにしてくれ。

 ポール曰く《Alexi, Zephyr Mage》の利便性の高さは特筆すべきものがある、とのこと。
 ここに付け加えるとすれば、《Now I Know My ABC’s》で勝とうとするということは場に《Now I Know My ABC’s》があるということで、つまり「K」とか「W」のような使いづらい文字はすでに解決済みだということ。さらに付け加えるなら《Now I Know My ABC’s》で勝とうと思っているってことはアンヒンジドが使用可能なフォーマットってことで、つまり《名無しのジョー》を入れてもいいってこと。幸い、こいつは《Now I Know My ABC’s》と同じ色で、しかも《Vizzerdrix》や《Kjeldoran Phalanx》や《Jhovall Queen》と違ってたったの2マナで済むし、非常に融通の効くカードだ。

 デッキの残りはどうしようか。最初に考えたのは、ポールの案を全部デッキにぶちこむことだ。簡単に置き換え可能な《Erg Raiders》を除くと、全てのカードは白・青・緑の3色に収まる。ただあまりに重過ぎるカードが多いので、いくつか抜くことにした。さらに僕は土地も勘定に入れることにした。

 最初に探したのはもちろん《Erg Raiders》のかわりとなる「D」と「G」を含む土地だ。そうすれば《Now I Know My ABC’s》と《Teferi’s Puzzle Box》と《Jhovall Queen》、そして土地があれば勝利条件を満たせることになるからね。

 そこで僕は、あることに気づいた。もし全ての土地に共通で含まれる文字があったらどうなるよ? もし全部の土地に「V」が含まれていれば「V」のためだけに入れているパーマネントは用無しだぜ!? ってなわけで、雪かぶり(Snow-Covered)土地には感謝しないといけない。おかげで随分助かった。
デッキ名:Pangram Fever(註5)

土地
 4 Faerie Conclave
 4 Havenwood Battleground
 2 Rushwood Grove
 2 Snow-Covered Forest
 4 Snow-Covered Island
 7 Snow-Covered Plains
 1 Soldevi Excavations
 ---------------------------------------
 24 lands

クリーチャー
 4 _____
 4 Alexi, Zephyr Mage
 3 Daraja Griffin
 3 Kjeldoran Phalanx
 3 Questing Phelddagrif
 4 Quirion Trailblazer
 ---------------------------------------
 21 creatures

呪文
 3 Jeweled Torque
 4 Now I Know My ABC’s
 2 Phyrexian Lens
 2 Talisman of Progress
 4 Teferi’s Puzzle Box
 ---------------------------------------
 15 other spells

 このデッキには勝利条件を満たせる組み合わせが「4種類+土地」なら何通りもあるし「3種類+特定の土地」なら以下の2通りがある。
その1:
 《Now I Know My ABC’s》
 《Alexi, Zephyr Mage》
 《Jeweled Torque》
 《Snow-Covered Forest》もしくは《Faerie Conclave》

その2:
 《Now I Know My ABC’s》
 《Teferi’s Puzzle Box》
 《Jeweled Torque》
 《Havenwood Battleground》もしくは《Rushwood Grove》

 上記に加えて当然《いまいち煮え切らないキャプテン》も手助けしてくれるはずだ。
おまけのルール講座:
 こいつの能力はふるい落とされることがないことに注意。一度でも名前を変えたら、再度変更するまでその名前のままだ。つまり一度でも名前を変えたら、二度と     に戻ることはない。

適切で無いということも無い
 読者であるCrusadoerからもらったお便りに書かれてた《ヴォルラスの怪人二十面相》の使い道を2つ紹介するよ。
 1つは《Retraced Image》とのコンボだ。想像してごらん、まず2ターン目に《無地の石版くん》を召喚するだろ? 3ターン目にその名前を《Akroma, Angel of Wrath》に変更してから《Retraced Image》を唱えれば、手札にある《Akroma, Angel of Wrath》が戦場にタダで出てくる、ってな寸法だ(伝説性を持つ《Akroma, Angel of Wrath》は1体しか戦場にいないのでレジェンドルールは適用されないのがポイント)。
おまけのルール講座:
 《空欄さん》の能力はどんなカードの名前でも選べる。クリーチャーでなくてもいい。

 さっそくこの使い方に注目してみた。どうやら《Bifurcate》は《Retraced Image》よりさらに1歩優れているっぽい。何せ手札じゃなくてデッキから直接デカブツをつかみ出して戦場に叩きつけることが出来るんだからね。他にも《Mask of the Mimic》は《Bifurcate》より安い上にインスタントで《変装の大名人》(註6)と同じ色なのでデッキも組みやすいけど、他に生け贄に捧げるクリーチャーを1体要求するのが玉に瑕。

 すぐに気づいたんだけど、別にデカブツに限る必要はないな。

 いや、気づいた、って言ったけど、実はCrusaderのお便りに力いっぱい書かれてたんだ。《Gleemax》を場に出す手段としても使えるぜ、ってね。《Bifurcate》はクリーチャーしか持ってこられないけど《Retraced Image》はそんなケチなことは言わない。
 それに実は《Mask of the Mimic》にも抜け道がある。これ、クリーチャーしか対象にとれないけど、実は場に出すカードについては特に制限していないんだよね。
おまけのルール講座:
 「いつでもどこでも」ってことは《俺の名前を言ってみろ!》の能力は、こいつが墓地にいようが、手札にいようが、ライブラリにいようが使えるってことだ。いや、実はゲーム内にいなくても使える。アンヒンジドのフォーマットで遊んでるならマナが余ることはないってことさ。マナバーン(註7)よ、さらば! あ、ただし(1/2)マナだけは使い切れないから注意して(註8)。

 もちろんこのデッキは《記憶喪失さん》を引かなければゴミデッキと化すので、何とかしないといけない。まず、墓地に落ちてしまった彼らは《Myr Servitor》がいればすぐに場に戻せる。さらにこのマイアは《Mask of the Mimic》のいい餌になる。ライブラリにいる場合は《Skyshroud Sentinel》を使えば引っ張り出せる(もちろんその前にライブラリにいる彼らの名前を《Skyshroud Sentinel》に変えないといけないけど)。
 あとはデッキの残りを最速3ターン目に戦場に出したくなるような馬鹿みたいに強いデカブツたちとぶっ壊れたエンチャントで埋めれば完成だ。
デッキ名:証人保護プログラム

土地
 2 Blinkmoth Nexus
 4 City of Brass
 4 Forest
 3 Gemstone Mine
 3 Island
 2 Mirrodin’s Core
 2 Treva’s Ruins
 4 Yavimaya Coast
 ---------------------------------------
 24 lands

クリーチャー
 4 _____
 1 Akroma, Angel of Wrath
 4 Birds of Paradise
 1 Darksteel Colossus
 3 Myr Servitor
 1 Platinum Angel
 1 Serra Avatar
 4 Skyshroud Sentinel
 1 Sundering Titan
 1 Verdant Force
 ---------------------------------------
 21 creatures

呪文
 4 Bifurcate
 1 Decree of Silence
 1 Form of the Dragon
 4 Mask of the Mimic
 4 Retraced Image
 1 Yawgmoth’s Bargain
 ---------------------------------------
 15 other spells

ごわごわするものは何も着ない

 《ID泥棒》の使い道はあまりに多岐にわたるのでこんなお粗末なコラムじゃとても語り尽くせやしないんだけど、あえてもう少し頑張ってみる。
その1
 オデッセイのShrineサイクル(ああ、悪いほうのShrineサイクルね)と使ってみよう! 墓地にいる間に名前を変えれば、ほら簡単。
その2
 似てるけどちょっと違う使い方としては、こいつらを墓地に放り込んで《Kindle》や《Flame Burst》の威力を上げるとか。
その3
 《Winnow》と《アンダーラインさん》を組み合わせると、あら不思議、白単色でキャントリップの《Vindicate》だ。
その4
 《Spirit of the Night》か《Viashivan Dragon》デッキに加えてみよう。《Urborg Panther》か《Kyscu Drake》はどっちにせよ必要だけど、《Breathstealer》や《Feral Shadow》や《Spitting Drake》のかわりにはなるからね。
その5
 デッキを作ろうと思って途中でやめたコンボは《ここにお名前を記入ください》と《Pack Hunt》と《Pyromancy》の組み合わせ。《Draco》3体を同時に持ってこられる。

永遠に残るものなんて無い
 Crusaderのお便りに書かれていた他の提案としては《片手で拍手したときの音みたいな》と《Bazaar of Wonders》の組み合わせがある。

 たまんねえ。

 大事なことなのでもう1回言うよ。た ま ん ね え な! こいつは想像よりきっつい。うん、こういうの大好き。

 このコンボがあれば君は「(1):対象の呪文を打ち消す」の能力を得るんだ(どうやるのかって? 対戦相手が呪文を唱えたら《Bazaar of Wonders》がトリガーするだろ? 対応して《経理部のボブ》を対象の呪文と同じ名前にするんだ。《Bazaar of Wonders》の能力が解決されて、対象の呪文は打ち消されるってな具合さ)。

 うーん、これで勝てなきゃ嘘だね。いや、まあ確かに《Blinkmoth Nexus》やら他のミシュランドはどうしようもないし、すでに戦場に出てるカードもどうにかしないといけないけどね。それでもこのコンボはマジできっつい。

 このデッキを組むならカードを引く方法が必要だと思う。
 《Accumulated Knowledge》は墓地に《ごめん、そろそろネタが尽きてきた》が落ちてれば楽しいことになる。《Intuition》は《Accumulated Knowledge》と楽しいことができるけど、大抵の場合は3枚の《Bazaar of Wonders》を引っ張ってくることになるだろうね。《Urza’s Hot Tub》があれば《もういいよね?》が《Diabolic Tutor》に化ける……ああ、念のためにはっきり書いとくよ。手札にあるそれの名前を《Diabolic Tutor》にしろって意味じゃなくて、ライブラリから引っ張って来たいカードの名前に変えてから《Urza’s Hot Tub》で捨てるって意味だからね。それによって3マナでデッキに入っている好きなカードを引いて来られるわけさ。
おまけのルール講座:
 「いつでも」ってあるけど《おーふろーたーく》(註9)の能力を他の呪文や能力の解決中に起動することは出来ない。

 色々書いたけど、僕の好みのドローエンジンは《さすがにもう無理》と《My First Tome》の組み合わせだ。《実はなかなか融通の利くフレーバーテキストを持ってるんだよ、こいつ》とフレーバーテキストを持つカード(例えばアーティファクト土地とか。デッキに入ってる理由はそれ)の両方を手札に持って、戦場に《My First Tome》を置けば準備完了。

 《ミミズのケツ》のフレーバーテキストをもう片方のカードのフレーバーテキストと完全に同じにするんだ(うん、実はこのフレーバーテキストの能力はちゃんと起動できるんだけど、初めて試す相手には念のために「よくある質問というか答えないと混乱が収まらないよ集」(註10)をプリントアウトしておいたほうがいいだろうね)。それから《My First Tome》を起動して、そのフレーバーテキストを読めばコンボ完成。

 対戦相手が《    》を選んだら、本物のフレーバーテキストを持つ方を見せる。
 対戦相手が本物のフレーバーテキストを持つ方を選んだら、《    》を見せる。
(訳注:反則です)

 2マナの《Jayemdae Tome》の完成だ! もちろんこれは違法そのもので、司法の網("マーク・ローズウォーター"と呼んでもいい)に今まで気づかれずに済んでいたからなんとかなったけど、バレた以上は早急にパッチを貼られてしまうだろうね。

 マジックのプレイヤーは紳士たれ、という原則をかんがみるに、このコンボはちょっとした議論を巻き起こすかもしれないし、《My First Tome》を悪用させないためのテクニックが今後発明される危険性もある(例えば、選んだ手札をテーブルに伏せておくようにすることで、相手の宣言のあとにすりかえ出来なくさせられたりするかもしれない)。マーク・ローズウォーターがどんな手を打ってくるかは分からないけど、それまでに使い倒しておくことをオススメするよ!

 最後に紹介するコンボは《名も無き者/Nameless One (オンスロートのアレじゃないほう)》と《Grim Reminder》を組み合わせたもの。対戦相手が呪文(どんな呪文でもいい)を唱えたら、ライブラリに入っている例のカードの名前をその呪文と同じ名前にしてから《Grim Reminder》をプレイする。例のアレが見つかって、やったね、6点だ。
 《潜入捜査官のアニキ》はあらためてライブラリに潜り込み、君はマナを払って《Grim Reminder》を墓地から釣り上げ、最初に戻る。

 まあ要するにこのデッキの基本コンセプトは「対戦相手が呪文を唱える。打ち消すか、6点か、両方か」ってこと。

 もし相手が手札を溜め込むようなら《Iron Maiden》の出番だ(ああ、うん、大丈夫だよ、ちゃんとデッキに《Iron Maiden》入れてるよ)。そして《Bazaar of Wonders》が出る前に戦場に出てしまったカードたちを掃除しつつ《Iron Maiden》に燃料を投下するため、かつカード・アドバンテージも得てしまおうというわけで、このデッキには《Turbulent Dreams》が入っている。バザーコンボが発動してしまったあとの無駄カードの使い道としては最上級のものだろ?
デッキ名:バザーるでござーる(註11)

土地
 1 Darkwater Catacombs
 6 Island
 3 Polluted Delta
 1 Reflecting Pool
 4 Salt Marsh
 4 Seat of the Synod
 1 Swamp
 1 Temple of the False God
 3 Vault of Whispers
 ---------------------------------------
 24 lands

クリーチャー
 4 _____
 ---------------------------------------
 4 creatures

呪文
 4 Accumulated Knowledge
 4 Bazaar of Wonders
 4 Grim Reminder
 4 Intuition
 4 Iron Maiden
 3 My First Tome
 4 Sleight of Hand
 4 Turbulent Dreams
 1 Urza’s Hot Tub
 ---------------------------------------
 32 other spells

 最後の最後におまけのトリビア。
 相手に《Bazaar of Wonders》コンボを発動されたとしても、君が《名前村 名前ノ助》を唱えるのを止めることはできない。手札にある間に、戦場にも墓地にもないカードの名前に変えてしまえば《Bazaar of Wonders》の魔の手から逃れることが出来る。

 また来週。それまで     で楽しんでくれ。

(註1) カード名について
 この翻訳版では、基本的にカード名については日本語版があるものも英語表記のみの記載。日本語のカード名が出てきたら、基本的にすべて《_____》を指していると思って欲しい。

(註2) 先月の話
 このコラムの1ヶ月前に書かれた「Doctor Strangewombat」の話。こんな題名なのに記事にウォンバットが登場していない不思議。エンチャントの話だからかな。
 http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/mg151

(註3) 玄関からおどけたアーロン・フォーサイスが飛び込んできて(以下略)
 いや、本当に原文にそう書いてあるんだって!

(註4) プリンスが(発音不可能な記号)と改名したとき
 ミュージシャンのプリンスが1994年に芸名を改名したとき、改名後の芸名が彼によるオリジナルの記号で、公式な読みが存在しなかったらしい。

(註5) Pangram Fever
 Pangramはアルファベットを全て使った文章のこと。日本語にあえて訳すなら「いろはフィーバー」かな、と思ったけどあまりにひどい訳なので文中に書くのはやめた。

(註6) 変装の大名人
 原文では《Master of Dis Guys》。あえて訳せば《駄目人間たちの親玉》とか《侮られる男たちの頭領》とかになるけど、多分これは《Master of Disguise》をもじったものなので、素直に訳してみた。なお《The Master of Disguise》(邦題:変身パワーズ)というコメディ映画がある。多分これが元ネタ。さらに余談ながら、この邦題は主役が《オースティンパワーズ》と同じ役者だから、という理由だけでつけられたものと思われる。ひどい話だ(余談の余談:この映画自体はそこそこ面白かった)。

(註7) マナバーン
 2004年の当時はまだマナバーンが健在だった。

(註8) (1/2)マナは使い切れない
 実はこのルール講座の最後の一文、公式サイト側では画像と重なってしまっているせいか画面に表示されていない。全文コピペすることで偶然発見できた。この翻訳を読んだ方は少し得したと思ってもよいし、思わなくともよい。

(註9) おーふろーたーく
 原文では《Ooflotak》。ググッてみたけど、広い世界でもマーク・ゴットリーブしか使ってない単語みたいで、彼が今までに書いたコラムしかヒットしなかった。要は、全然分からなかった、ということ。詳細をご存知の方いらっしゃいましたら教えてください。

(註10) よくある質問というか答えないと混乱が収まらないよ集
 リンク先は以下のURL。マーク・ローズウォーター渾身の作である、アンヒンジドのFAQ。なお「よくある質問というか答えないと混乱が収まらないよ集」という訳は、某所で有志が訳した際の名残り。
 http://www.wizards.com/Magic/TCG/Article.aspx?x=magic/faq/unhinged

(註11) バザーるでござーる
 原文では「How Bazaar」。言い訳はしないし、謝らない。一応、説明しておくと「Bizarre」で「奇妙な」という意味があり「なんと奇妙なことだろう(How bizarre.)」という文章を元にしたダジャレ(「Bizarre」と「Bazaar」をかけている)と思われる。

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