創造の標/Beacon of Creation - フィフス・ドーン レア

 フィフス・ドーンの標(Beacon)サイクルの5枚のうち、3枚は第10版に再録されたが《創造の標/Beacon of Creation》と《明日の標/Beacon of Tomorrows》は落選してしまった。理由についてはアーロン・フォーサイスが数年前に説明している(註1)が、要するにこれは緑という色の特徴を1枚で多く持ち過ぎてしまっているのだ。

(註1) 数年前に説明している
 リンク先は以下のURLで、2007年09月の「Ask Wizards」。09月13日の質問に《創造の標/Beacon of Creation》がなぜ再録されなかったかについて質問が来ている。
 http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtgcom/askwizards/0907#0913
2007年09月13日
質問:
 初めに、素晴らしい第10版の出来に感謝! ただ1つだけ気になってることがあるんです。どうして《創造の標/Beacon of Creation》と《明日の標/Beacon of Tomorrows》は第10版からもれてしまったんですか?
(質問者:アレックス、アメリカのコロラド州フォートコリンズから)

回答:
 我々は標(Beacon)サイクルの5枚全てを収録する予定だったが《創造の標/Beacon of Creation》はいくつか問題を生じさせた。

 1つ目として、我々は《創造の標/Beacon of Creation》よりも《ブランチウッドの鎧/Blanchwood Armor》と《新緑の魔力/Verdant Force》を収録したかった。これらはそれぞれ「森の枚数を参照する」と「1/1のトークンを生み出す」という点で印象がかぶってしまう。

 2つ目として、テストプレイしたところスタンダードでは《創造の標/Beacon of Creation》が強すぎることが分かった。ただでさえ緑にはすでに強いカードたち、《極楽鳥/Birds of Paradise》や《樹上の村/Treetop Village》や《トロールの苦行者/Troll Ascetic》の収録が決まっており、さらにそこへ《創造の標/Beacon of Creation》を追加するのは避けたかった。

 これらの理由により我々は《創造の標/Beacon of Creation》の収録を断念し、さらにもう1枚をサイクルから抜くことにした。その理由はサイクルの5枚のうち4枚だけを再録するということに抵抗感があったからだ。やはり違和感がある。《明日の標/Beacon of Tomorrows》はちょうどよい代替カードが存在したため、収録からもれることとなった。その代替カードとは《時間の伸長/Time Stretch》だ。
(回答者:アーロン・フォーサイス、研究開発部ディレクター)

<カードデータ>
Beacon of Creation / 創造の標 (3)(緑)
ソーサリー
あなたがコントロールする森(Forest)1つにつき緑の1/1の昆虫(Insect)クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。創造の標をオーナーのライブラリーに加えて切り直す。

カードデータ 引用元:
http://whisper.wisdom-guild.net/card/Beacon+of+Creation/

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0111

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