余談1:今週のCard of the Dayのテーマ

 比較的古いカードということ以外にこれといった共通点はなかった模様。

余談2:月曜日 《Armor Thrull》

 《Armor Thrull》のフレイバーテキストの話。

 個人的にとても懐かしいカードでもある。フォールン・エンパイアが出た頃くらいがマジックを初めて数ヶ月か半年くらい経った頃だったと思う。好きなカードを好きなだけ入れて弱いデッキを楽しく作る時期。

 記憶が曖昧だけど、フォールン・エンパイアの軽いクリーチャーたちをとことん放り込んだ黒単や白単を作っていた覚えがあるので、この記事のままに《Order of the Ebon Hand》へ《Armor Thrull》を装備させていたかもしれない。

 どこかに保管されているカード箱を漁れば、《Order of the Ebon Hand》と《Armor Thrull》の両方とも全バージョンが出てくる気がする。

余談3:火曜日 《根づけケンタウロス/Centaur Rootcaster》

 種族名が「ケンタウルス」なのに日本語のカード名が「ケンタウロス」という表記ぶれクリーチャー。グリフィンとグリフォンみたいなものだろうか。

 ちなみに指輪物語の訳者として有名な瀬田貞二さんが「ナルニア国ものがたり」を訳された際には「Centaur」を「セントール」と訳されていた。他にも瀬田さん訳は色々とくせがあって個人的に大好き。

余談4:水曜日 《Hazezon Tamar》

 今年の5月にもCard of the Dayで取り上げられていた《Hazezon Tamar》の記事。このカードは2003年01月にもCard of the Dayに登場している。3ヶ月ぶり3度目の出場。

 訳の話をすると、英語では「Sand GolemなのにSandじゃないなんてね!」とすっきりまとまるネタだけど、日本語にすると「砂のゴーレムなのにどうして砂漠の民じゃないんだろうね」となってしまうのでちょっと難しかった。

余談5:木曜日 《恐怖/Terror》

 今回のネタについて、どっかで聞いたことあったような気がするなあ、と思ったら、過去のCard of the Dayで似たような話があった。《恐怖/Terror》は確認できる限りで、2002年04月、2005年01月、2010年06月に続く14ヶ月ぶり4度目の出場。ちなみに同じようなネタだったのは2002年04月の記事。もうほとんど10年前だ。

余談6:金曜日 《ゴブリンの狂戦士/Goblin Berserker》

 このカードのフレイバーテキストのギャグと似たようなギャグが、同じセットで使いまわされている、という話らしいんだけど、そんな気にするほど似ているネタかな。

 個人的に《ゴブリンの狂戦士/Goblin Berserker》と言えば「カード名と種族名が同じカードだっけ」というのが真っ先に思い浮かぶ。

 余談だけど、この記事がこのブログの Card of the Day 翻訳のちょうど200件目の記事。

余談7:両面カード(デザイン面)

 とんでもないメカニズムが登場するらしい。

  イニストラードのメカニズム・両面カード
  http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/157a#1

 初めて知ったときは「マジックに限界はないんだな!」と感嘆したんだけど……実際のカードたちを見ていると、ちょっと疑問符が浮かんだ。なんか既存のルールの範囲内で作れてしまうカードのような気がする。

 例えば《ルーデヴィックの実験材料》は「2マナ 0/3の防衛持ち」で(1)(青)で乗るカウンターを5個以上溜めると「13/13 トランプル」に変身するんだけど……これってレベルアップとどう違うんだろう。

 もしくは《暗黒の深部/Dark Depths》みたいにカウンターを溜めたあとに生け贄に捧げて「13/13 トランプル」のトークンを出しても同じような気がしてしまう。そもそも過去にあった《センギアの吸血魔/Sengir Nosferatu》は既存のルール内で「変身したり、元に戻ったり」を表現出来てたし。

 ……というか、反転カードという単語は禁句ですか?

余談8:両面カード(フレイバー面)

 という上記の話はデザイン面の話。フレイバー的な意味では素晴らしい。

 人間が狼男へ、狼男が人間へ。イラストは背景までがらりと変わって「昼から夜、夜から昼」も表現されている。《ルーデヴィックの実験材料》も、ぽつねんと置かれた卵を囲んでいた科学者(?)たちは、孵化したあとのトカゲにズタボロにされてる。

 フレイバーテキストも面白い。狼男の本性を隠している羊飼いである《ガツタフの羊飼い》は変身前のフレーバーテキストが「羊の皮をかぶった狼より悪いものなあに?」で、変身後がその答えになっている。

 1つだけ残念なポイントとしては、変身後の《ガツタフの羊飼い》はクリーチャータイプが「狼男」だけなのに、変身前は「人間・狼男」なこと。変身前から「銀の武器」が効いてしまうのは、ちょっと腑に落ちない。

 まあ、そんな些細な点はさておき、今後紹介されるであろう変身(両面)カードがどれほどフレイバーに富んだものなのか、今から期待してみる。

コメント

おんたい
2011年8月29日9:50

>余談7

レベルアップは、ソーサリータイミングだけですし、トークンにするとバウンスされると消えるので、多少意味が違ってきますね

反転カードは、ちょっとゴチャゴチャし過ぎて、イラスト面が狭いしってことじゃ^^;

re-giant
2011年8月29日17:16

うーん、その「多少の意味の違い」が両面カードという無茶をするほど無視できない違いなのかが気になりました。

>反転カードは、ちょっとゴチャゴチャし過ぎて、イラスト面が狭いし

やっぱり、ルールデザイン面の話じゃなくて、そういったイラスト面などのフレイバー的な魅力を増すために両面カードに踏み切ったような気がしますね。

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