余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
公式によるネタバレがなかったので推測だけど、この週のテーマは「エドガー・アラン・ポー作品」だったんじゃないかと思われる。以下、各カードとテーマの関連性についての考察。
まず月曜日の《黒猫/Black Cat》については、まさに「黒猫 (原題:The Black Cat)」という名の短編小説が書かれている。ポーの作品の中でも有名な作品だと思う。
火曜日から木曜日までの《死面の鼠/Deathmask Nezumi》、《生き埋め/Buried Alive》、《刃の振り子/Razor Pendulum》は、これら3つで「落とし穴と振り子 (原題:The Pit and the Pendulum)」という短編小説と対応しているように思われる。どう対応しているかは読んでもらえば分かるはず。
金曜日の《金輪際/Nevermore》は「大鴉(The Raven)」というポーの作品の中でも特に有名な詩で何度も繰り返し用いられている、詩の核となるフレーズ。
余談2:月曜日 《黒猫/Black Cat》
死んだあとも精神的な苦痛を与える猫、という点で、まさにポーの短編そのもの。
記事では「Or possibly a sarcophagus!」と強調されていたので訳もそうしたけど、日本語だとイマイチ。「サルコファガスかも!」って言われても興奮が伝わらない気がする。もっと上手い訳があったかもしれない。
余談3:火曜日 《死面の鼠/Deathmask Nezumi》
「Nezumi」を実際どう発音するのかについて書かれていたのが興味深かった。日本語を英語(アルファベット)で書き表しても日本語と同じ読みをしてもらいづらい、というのは確かにある。
例えば「葵さん」という人がいたとして、英語表記は「Aoi」となる。だけど多分これを見たアメリカ人は「エィオォイ」って読むと思う。
最近だとこの齟齬を防ぐために「こうすけ」を「Kohsuke」と書いたりもするみたい。ただこの例だと「コォスゥキィ」って呼ばれるだろうけど。
余談4:水曜日 《生き埋め/Buried Alive》
懐かしい。初めて見たときは「ああ、《動く死体/Animate Dead》で釣りあげるための材料を墓地に落とすためのカードね」という印象しかなかったんだけど、行きつけのゲームショップで《Ashen Ghoul》3枚を落とされたときはびっくりした。
それはそれとして訳の話。
意訳しすぎかもしれない。ポイントはここで言っている「Gimmick」と「Powerhouse」をどうとらえるか、どう訳すかという話。
《Ashen Ghoul》単体の話をしているのでコンボやデッキというよりは「《Ashen Ghoul》が単体で持っている機能、効果」を指して「Gimmick/Powerhouse」ということかと思った。
簡単に言ってしまえば「弱いカードだった《Ashen Ghoul》を強いカードに変えた」というだけの話なんだけど、いっそその方が原文の意図に近かったかもしれない。
余談5:木曜日 《刃の振り子/Razor Pendulum》
何度見ても弱い。相手のライフが5点を切るまで仕事をしないという時点で絶望的に弱いのに、そこからさらに3ターンの猶予があるという悠長な効果。
生け贄に捧げることで対象に《ショック/Shock》が撃てる3マナの《ツキノテブクロのエキス/Moonglove Extract》のほうが絶対強いと思う。
ただ「じわじわと死への恐怖を煽る」という意味では正しいデザインなんだよな。間違ってるのはおそらくコスト。いっそ1マナでもいいんじゃないかと。
余談だけど、この日の記事の(註)に書いた「Anagram」のスペルが間違ってたので訂正。
余談6:金曜日 《金輪際/Nevermore》
「金輪際」って宗教用語っぽいな、と思って調べたら案の定そうだった。仏教用語らしい。
余談7:2人でサイクリング週間の旅に出よう/A Cycling Built For Two
久しぶりにマローのコラムの翻訳。
個人的にサイクリングと聞いて思い出すのは「《めった切り/Slice and Dice》を作ってしまったせいで部族デッキが活躍できなくなってしまった。早退的に《非凡な虚空魔道士/Voidmage Prodigy》の価値も下がってしまった。すまない、カイ・ブッディ」というオンスロート時代。
それはさておき訳の話。
サイクリングの効果は前身であるSlidingのとき「Slidingしたカードはライブラリの下へいく」という効果だったが、それを墓地に落ちるよう変更した、という箇所。
問題は後半部分の「it kept decking oneself as an issue in limited」。まず「Decking」とは何か、次に「Oneself」が何を指しているのか。
「Decking」は、デッキのカード順を操作すること。積み込み以外にもカードの効果で順序を変える場合も含んでいたはず。「Oneself」は、ここではSlidingするカード自身のことかな、と。要するにカード枚数が少ないリミテッドにおいてこのSlidingカードだけが残ってグルグル回るような状況になってしまうのを懸念したのではないかと思った。違うかな。
違うっぽい。「Decking」はライブラリアウトを指すようなので、ここでの「Oneself」は自分自身。「リミテッドで自分自身をライブラリアウトさせてしまうという問題点があったからだ」ってことなのかな。今度は「kept decking」がよく分からなくなった。
最後の「Danger Will Robinson! Danger!」をばっさりカット。
日本人でこの元ネタを知ってる人がどれだけいるか分からないし、かといって日本風に「志村うしろ!」にするわけにもいかないし……と悩んだすえにカット。
サイクリングはシンプルなのに奥深い。色々と試す余地があり、長い時間飽きることなく色々試すことができる。そんなサイクリングの長所を語った箇所。
訳しているとよく直面する「英文だとなんら問題なく意味がとれるのに、単語を対応させつつ日本語に訳そうとすると途端に難しくなる」そんな文章だった。
最後の章の見出し。多分こういうことだろう、と勝手に付け加えた。後悔はしてない。
余談8:公式サイト - Latest Development
闇の隆盛で新しくお目見えしたメカニズム「不死/Undying」についての記事。
公式サイト (日本語):(アン) ダイ・アナザー・デイ
http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/003085/
公式サイト (英語):(Un)Die Another Day
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ld/183
カードをまず初めに見た時に受ける印象と、実際に使い始めて本当の強さ(弱さ)に気づいたときの印象。この2つの印象があまりに違い過ぎないようにしているらしい。
それとリミテッドで「不死/Undying」が強すぎてしまい、イニストラード時代にバランスがとれてたリミテッド環境を台無しにしてしまいそうだったので対応した、という話。
強すぎる「不死/Undying」について、そのメカニズムに手を加えることなくリミテッドのバランスをどのようにしてとったか、というくだりはなかなか興味深かった。
そうそう。日本語公式版だとZac Hillの原文にある序文をばっさりカットして、単に「前略」としてた。思い切りのよい方法だな、と思った。
何しろその部分の中身は「ようこそ不死週間へ! って、この記事は不死週間のラストバッターだからようこそってのも変かな」みたいな話なので、この記事単体を紹介する上では扱いづらいことこの上ない。
ところで訳について一箇所だけ面白い点が。
言い回しとしては真逆の訳になってしまっているのに、日本語は日本語でちゃんと意味が通る文章になってしまっている、という不思議な現象が起きている。
英語でいう「The last thing we wanted to do」は「私たちが絶対にしたくないこと」という意味。ところが日本語で「私たちが最後にしたかったこと」と言うと「最終的にこうなって欲しいと望んだ」という感じになって、原文と逆になる(日本語版はそれに合わせてカギ括弧の中を逆にしている)。意訳ととらえればいいんだろうか。
余談9:公式サイト - Savor the Flavor
マジックの各セットの世界構築についての記事。
公式サイト (日本語):テーマが動かす世界構築
http://mtg-jp.com/reading/translated/stf/003092/
公式サイト (英語):Theme-Driven Worldbuilding
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/184
世界構築には数年かかる(セットが発売される数年前からすでに作業は始まっている)ということや、イニストラードほどはっきりと「テーマ」と「世界観」が結びついているのはやっぱり珍しいということなど。
作業開始が数年前ということで何が変わるかというと「ミラディンの吸血鬼の外見に特徴を与えたのは(数年後に訪れることが分かっている)イニストラードの吸血鬼たちとはっきり見た目で識別できるようにするため」というような感じ。なるほど。
公式によるネタバレがなかったので推測だけど、この週のテーマは「エドガー・アラン・ポー作品」だったんじゃないかと思われる。以下、各カードとテーマの関連性についての考察。
まず月曜日の《黒猫/Black Cat》については、まさに「黒猫 (原題:The Black Cat)」という名の短編小説が書かれている。ポーの作品の中でも有名な作品だと思う。
火曜日から木曜日までの《死面の鼠/Deathmask Nezumi》、《生き埋め/Buried Alive》、《刃の振り子/Razor Pendulum》は、これら3つで「落とし穴と振り子 (原題:The Pit and the Pendulum)」という短編小説と対応しているように思われる。どう対応しているかは読んでもらえば分かるはず。
金曜日の《金輪際/Nevermore》は「大鴉(The Raven)」というポーの作品の中でも特に有名な詩で何度も繰り返し用いられている、詩の核となるフレーズ。
余談2:月曜日 《黒猫/Black Cat》
死んだあとも精神的な苦痛を与える猫、という点で、まさにポーの短編そのもの。
記事では「Or possibly a sarcophagus!」と強調されていたので訳もそうしたけど、日本語だとイマイチ。「サルコファガスかも!」って言われても興奮が伝わらない気がする。もっと上手い訳があったかもしれない。
余談3:火曜日 《死面の鼠/Deathmask Nezumi》
「Nezumi」を実際どう発音するのかについて書かれていたのが興味深かった。日本語を英語(アルファベット)で書き表しても日本語と同じ読みをしてもらいづらい、というのは確かにある。
例えば「葵さん」という人がいたとして、英語表記は「Aoi」となる。だけど多分これを見たアメリカ人は「エィオォイ」って読むと思う。
最近だとこの齟齬を防ぐために「こうすけ」を「Kohsuke」と書いたりもするみたい。ただこの例だと「コォスゥキィ」って呼ばれるだろうけど。
余談4:水曜日 《生き埋め/Buried Alive》
懐かしい。初めて見たときは「ああ、《動く死体/Animate Dead》で釣りあげるための材料を墓地に落とすためのカードね」という印象しかなかったんだけど、行きつけのゲームショップで《Ashen Ghoul》3枚を落とされたときはびっくりした。
それはそれとして訳の話。
原文:
Buried Alive turned Ashen Ghoul from a gimmick into a powerhouse.
拙訳:
この《生き埋め/Buried Alive》は《Ashen Ghoul》(註1)をファンデッキからトーナメントレベルまで引き上げたカードだ。
意訳しすぎかもしれない。ポイントはここで言っている「Gimmick」と「Powerhouse」をどうとらえるか、どう訳すかという話。
《Ashen Ghoul》単体の話をしているのでコンボやデッキというよりは「《Ashen Ghoul》が単体で持っている機能、効果」を指して「Gimmick/Powerhouse」ということかと思った。
簡単に言ってしまえば「弱いカードだった《Ashen Ghoul》を強いカードに変えた」というだけの話なんだけど、いっそその方が原文の意図に近かったかもしれない。
余談5:木曜日 《刃の振り子/Razor Pendulum》
何度見ても弱い。相手のライフが5点を切るまで仕事をしないという時点で絶望的に弱いのに、そこからさらに3ターンの猶予があるという悠長な効果。
生け贄に捧げることで対象に《ショック/Shock》が撃てる3マナの《ツキノテブクロのエキス/Moonglove Extract》のほうが絶対強いと思う。
ただ「じわじわと死への恐怖を煽る」という意味では正しいデザインなんだよな。間違ってるのはおそらくコスト。いっそ1マナでもいいんじゃないかと。
余談だけど、この日の記事の(註)に書いた「Anagram」のスペルが間違ってたので訂正。
余談6:金曜日 《金輪際/Nevermore》
「金輪際」って宗教用語っぽいな、と思って調べたら案の定そうだった。仏教用語らしい。
余談7:2人でサイクリング週間の旅に出よう/A Cycling Built For Two
久しぶりにマローのコラムの翻訳。
個人的にサイクリングと聞いて思い出すのは「《めった切り/Slice and Dice》を作ってしまったせいで部族デッキが活躍できなくなってしまった。早退的に《非凡な虚空魔道士/Voidmage Prodigy》の価値も下がってしまった。すまない、カイ・ブッディ」というオンスロート時代。
それはさておき訳の話。
原文:
We changed it to going to the graveyard as we felt it was easier and it kept decking oneself as an issue in limited.
拙訳:
私たちはそれを墓地へ落ちるように変更した。そのほうが分かりやすいと思ったから、ということに加えて、リミテッドにおける積み込みの問題を回避するためでもある。
サイクリングの効果は前身であるSlidingのとき「Slidingしたカードはライブラリの下へいく」という効果だったが、それを墓地に落ちるよう変更した、という箇所。
問題は後半部分の「it kept decking oneself as an issue in limited」。まず「Decking」とは何か、次に「Oneself」が何を指しているのか。
違うっぽい。「Decking」はライブラリアウトを指すようなので、ここでの「Oneself」は自分自身。「リミテッドで自分自身をライブラリアウトさせてしまうという問題点があったからだ」ってことなのかな。今度は「kept decking」がよく分からなくなった。
原文:
Interestingly during Onslaught block we went back to look at non-mana cycling costs and came to the same conclusion - Danger Will Robinson! Danger!
拙訳:
興味深いことにオンスロート・ブロックで再度マナを必要としないサイクリングコストを模索したときも同じ結論に達した。
最後の「Danger Will Robinson! Danger!」をばっさりカット。
日本人でこの元ネタを知ってる人がどれだけいるか分からないし、かといって日本風に「志村うしろ!」にするわけにもいかないし……と悩んだすえにカット。
原文:
players can spend a great deal of time exploring it without getting easily bored.
拙訳:
プレイヤーはこれを長い時間かけてあれやこれやと試してみて、なお飽きることがない。
サイクリングはシンプルなのに奥深い。色々と試す余地があり、長い時間飽きることなく色々試すことができる。そんなサイクリングの長所を語った箇所。
訳しているとよく直面する「英文だとなんら問題なく意味がとれるのに、単語を対応させつつ日本語に訳そうとすると途端に難しくなる」そんな文章だった。
原文:
Keep It Moving
拙訳:
前へ進み続けよう(サイクリングだけに)
最後の章の見出し。多分こういうことだろう、と勝手に付け加えた。後悔はしてない。
余談8:公式サイト - Latest Development
闇の隆盛で新しくお目見えしたメカニズム「不死/Undying」についての記事。
公式サイト (日本語):(アン) ダイ・アナザー・デイ
http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/003085/
公式サイト (英語):(Un)Die Another Day
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ld/183
カードをまず初めに見た時に受ける印象と、実際に使い始めて本当の強さ(弱さ)に気づいたときの印象。この2つの印象があまりに違い過ぎないようにしているらしい。
それとリミテッドで「不死/Undying」が強すぎてしまい、イニストラード時代にバランスがとれてたリミテッド環境を台無しにしてしまいそうだったので対応した、という話。
強すぎる「不死/Undying」について、そのメカニズムに手を加えることなくリミテッドのバランスをどのようにしてとったか、というくだりはなかなか興味深かった。
そうそう。日本語公式版だとZac Hillの原文にある序文をばっさりカットして、単に「前略」としてた。思い切りのよい方法だな、と思った。
何しろその部分の中身は「ようこそ不死週間へ! って、この記事は不死週間のラストバッターだからようこそってのも変かな」みたいな話なので、この記事単体を紹介する上では扱いづらいことこの上ない。
ところで訳について一箇所だけ面白い点が。
原文:
The last thing we wanted to do, then, was take everything awesome about Innistrad and say, "Nope, now Limited is about this other thing, and it has nothing to do with the fun stuff you were doing before."
公式訳:
私たちが最後にしたかったことは、イニストラードの素晴らしい部分をすべて保ち、「いいえ、今のリミテッドはそれとは違うものですが、あなたが楽しんでいた以前のものはそのまま残っています」と言うことだった。
言い回しとしては真逆の訳になってしまっているのに、日本語は日本語でちゃんと意味が通る文章になってしまっている、という不思議な現象が起きている。
英語でいう「The last thing we wanted to do」は「私たちが絶対にしたくないこと」という意味。ところが日本語で「私たちが最後にしたかったこと」と言うと「最終的にこうなって欲しいと望んだ」という感じになって、原文と逆になる(日本語版はそれに合わせてカギ括弧の中を逆にしている)。意訳ととらえればいいんだろうか。
余談9:公式サイト - Savor the Flavor
マジックの各セットの世界構築についての記事。
公式サイト (日本語):テーマが動かす世界構築
http://mtg-jp.com/reading/translated/stf/003092/
公式サイト (英語):Theme-Driven Worldbuilding
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/184
世界構築には数年かかる(セットが発売される数年前からすでに作業は始まっている)ということや、イニストラードほどはっきりと「テーマ」と「世界観」が結びついているのはやっぱり珍しいということなど。
作業開始が数年前ということで何が変わるかというと「ミラディンの吸血鬼の外見に特徴を与えたのは(数年後に訪れることが分かっている)イニストラードの吸血鬼たちとはっきり見た目で識別できるようにするため」というような感じ。なるほど。
コメント
https://twitter.com/#!/dailymtg/status/178180749579649026
しかし短編小説ばかりなのに映画化されてるのか……見てみたいな。
でも《早すぎる埋葬/Premature Burial》はCard of the Dayにならなかったのね。
>decking
これは通常ライブラリー・アウトすることを意味します。
それで意味が通るので、ここでもたぶんそういう意味ではないですか。
むずかしいですね。直訳すると「自身をライブラリアウトすることをリミテッドでの問題として保った」ですから、「リミテッドで用いる場合は依然として自分のライブラリアウトに注意が必要になる」ぐらいになるんでしょうけど、じゃあその「依然として」って何なんだという話になります。どの状態から keep したのか。
:We changed it to going to the graveyard as we felt it was easier and it kept decking oneself as an issue in limited.
:私たちはそれを墓地に行くように変更した。その方がわかりやすいし、リミテッドでは自分のライブラリを削りすぎることにも注意しなければならなくなる。
文脈としてはこうなるのではないかと思います。keep ガン無視、というかほぼ逆に訳しています。スライディングはライブラリの枚数に影響しませんしいつかまた手元に来ますから、入れたらほぼ使い得になっていて、それは好ましくないと判断したのでしょう。
ただ、文意を妄想して訳を組み立てているだけなので、合ってる自信は全くありません。
あれからまた考えてみて気付いたんですが、Slidingが元のアイデアのままだとライブラリアウトしなくなってしまうんですよね。次のターンのアップキープ時にまた下へ回せばいいわけで。リミテッドでも今後もちゃんとライブラリアウトが発生するように、という意味かな、と今は思ってます。