余談1:今週のCard of the Dayのテーマ

 今週は「Lord」が名前に入っているカードたちだった。特に意味はないのかもしれないけれど、あえて深読みすれば今週がイースター(イエス・キリストの復活を祝す日)だったことと関係があるのかもしれない。

 ……って、深読みしすぎた。本家サイトによると今週は「Lord Week」だったらしい。Latest Developmentsなども「Lord」について取り扱ってた。きちんと本家の公式サイトを見てれば月曜日にも分かった話。

余談2:月曜日 《イニストラードの君主、ソリン/Sorin, Lord of Innistrad》

 翻訳時に誤訳というかカード名のミスをしてしまった。記事の内容をきちんと理解していれば防げたはず。ちょっと恥ずかしい。指摘してくれた方には感謝。

 ところで今週のテーマがイースターかもしれないと思ったのは英語の「Lord」がキリスト教では神様(イエス・キリスト)を指すからなんだけど、このソリンも単に君主というだけでなくイニストラードでは神に近しい存在だよな。カーンもそうだけどプレインズウォーカーって次元によっては創造主という意味での神のようなものだと思う。

余談3:火曜日 《Chaos Lord》

 コンセプトは単純なのにルールテキストにするのが難しいという話。もっともこのカードの場合、難しいというか面倒なのはルールのテキスト化だけじゃなくて実際の運用もだけど。

 確かこれ以外にも場のカードの数が偶数か奇数かを気にするカードがあったような……ああ、そうだそうだ。同じアイスエイジのレアである《Chaos Moon》だ。これもChaos(混沌)なカードだった。
Chaos Moon (3)(赤)
エンチャント
各アップキープの開始時に、パーマネントの数を数える。その数が奇数である場合、ターン終了時まで赤のクリーチャーは+1/+1の修整を受け、ターン終了時までプレイヤーがマナを引き出す目的で山(Mountain)をタップするたび、そのプレイヤーは自分のマナ・プールに(赤)を加える(そのマナは、その土地が生み出すマナに追加で加えられる)。その数が偶数である場合、ターン終了時まで赤のクリーチャーは-1/-1の修整を受け、ターン終了時までプレイヤーがマナを引き出す目的で山をタップした場合、その山は他のいかなるタイプのマナの代わりに無色のマナを生み出す。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Chaos+Moon/

 確か初めて買ったマジック製品であるアイスエイジのスターターに入っていたレアの1枚がこれだった気がする。読むだけで一苦労、理解するのに一苦労、そして実際にゲームで使うのに一苦労だった。

余談4:水曜日 《Lord of Tresserhorn》

 アライアンスの頃はまだ「デカい、強い、カッコいい」の感覚で遊んでいたので、このカードもそのパワーの高さに惹かれて使おうと試みた記憶がある。

 もう昔のことなので記憶も曖昧だけど、黒のウィニーデッキか何かに入れて使おうとしてた気がする。生け贄に捧げるクリーチャーには困らなかったけどマナの調達に苦しんだような。

余談5:木曜日 《秘密の王、ザデック/Szadek, Lord of Secrets》

 市民ラジオという馴染みのない分野がネタになったので色々と調べものが大変だった記事。言い換えると、色々と新しい知識が増えて楽しかった記事でもある。

 こういった限られたコミュニティのスラングって地域性に大きく依存するものなはずだから、アメリカと日本で同じスラングが使われたというのがちょっと不思議。短距離ラジオで流行ったのなら、アメリカから日本へ輸入される機会も少なそうなのに。

 カードの話。

 この《秘密の王、ザデック/Szadek, Lord of Secrets》は、同じ吸血鬼でもクロウヴァクスとは仲が悪い。少なくとも吸血鬼たちによる座談会(司会はMark Rosewater)では仲が悪かった。

  公式サイト (英語):Interview With Some Vampires
  http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/mr215

 以下、上記の記事の拙訳。

  拙訳 (日本語):ヴァンパイアに聞いてみよう!
  http://regiant.diarynote.jp/201103050019455223/

余談6:金曜日 《奈落の王/Lord of the Pit》

 個人的には、今なおマジックで「Lord」と言えばこのカードが浮かぶ人が一番多いんじゃないかなと思う。昔の「きついデメリット持ち」なクリーチャーの中では、まだ「メリット > デメリット」であり、かつデメリットも対処可能なレベル。

 というか《黒の防御円/Circle of Protection: Black》や《魂の絆/Spirit Link》のような対策を入れなくても、普通にクリーチャーで殴る黒いデッキならそのまま活躍してたイメージがある。飛行とトランプルのおかげで2ターン以上維持する必要はほとんどないし。

余談7:公式サイト - Latest Development

 闇の隆盛で新しくお目見えしたメカニズム「窮地/Fateful hour」についての記事。

  公式サイト (日本語):死地の中での死力
  http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/003105/

  公式サイト (英語):Fateful Desperation
  http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ld/185

 色々と興味深い内容だった。まず「窮地の間だけ+1/+1されるだけのクリーチャー」などのような効果がなぜダメ(魅力的でない)とみなされたのか。あと「なんでライフが5点のときなのか。1点でも3点でも7点でもないのか」の理由についてなど。

 んで、内容とは関係ない話。

 原文のタイトルをチェックするために「原文はこちら」のリンクを辿ったら、リンク先も日本語だった。より正しく言うと、URLは確かに米国の本家サイトなのになぜか日本語版記事だった。

 Daily MTGの言語設定を日本語にしていると自動的に日本語版の記事を表示してくれる機能のせいなのかもしれない。

余談8:公式サイト - Savor the Flavor

 ウィザーズ社に就職したいならどうすべきか、という記事。

  公式サイト (日本語):ウィザーズ社で職を得ること
  http://mtg-jp.com/reading/translated/stf/003117/

  公式サイト (英語):Getting a Job at Wizards
  http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/186

 あまりフレイバーは関係ないような気もする……というのはどうでもいいとして、訳の話。英語ではよく使われるし意味もよく分かっているんだけど、日本語にするのがちょっと難しい単語がある。個人的にはその1つに「Excite、Exciting、Excited」がある。日本語でも「エキサイティングな」と言ったりもするけれど、全部それでいけるかというと、そうでもない。

 んで、今回の記事の後半は「マジックのどの部分に最も興味を抱いていますか?」という質問が続いていた。原文では「Excited about Magic set design?/Excited about Magic development?/Excited about Magic creative?」という形で書かれていて、日本語訳では「興奮」という訳語が用いられていた。やっぱりストレートな訳が一番分かりやすいのかなあ。

余談9:グランプリ・クアラルンプール

 今週末にマレーシアでおこなわれていたグランプリ・クアラルンプールで、ベスト8に日本人で唯一入った渡辺雄也さんがそのまま優勝したらしい。実にめでたい。

 公式サイト:Yuuya’d Better Believe It!
 http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpkl12/welcome

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