余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
今週は道化やピエロ関連のカードか、と分かったつもりになっていたら、それをあざ笑うかのように《嘘つきの振り子/Liar’s Pendulum》が木曜日に出てきた。「Liar」という単語に道化やピエロという意味があるのかなと思ったけど、そういうこともなさそう。
記事に出てきたテーマとおぼしき単語で並べてみると「Jester」「Harlequin」「Jester」「Liar(?)」「Buffoon」となる。あきらめて検索エンジン博士に聞いてみたけど、やっぱり「JesterとHarlequinとBuffoonは1つのグループだけど、Liarは意味としては別のグループだね」とのことだった。
というわけでギブアップ。
余談2:月曜日 《道化の帽子/Jester’s Cap》
知っている限り、相手のデッキ内を全部見られるようになった初めてのカード。個人的には、マジックが「カジュアル」から「競技志向」に転換したことを示唆するカードなのではないかと思ってる。
それまでは「相手のデッキには何が入っているか分からない。ゲーム中にデッキテーマを明かされてびっくりすることを楽しむ」という楽しみ方をしていたけど、これが出たことで「相手のデッキテーマに付き合うことなく勝ちに行く」のが当たり前になっていった、というか。
意外なデッキ、独創的なデッキ、面白いデッキを組んでくれるプレイヤーには評判悪かったな。練習してきた手品を始める前に種明かしされてしまうようなやるせなさがあった。
なお、このカードが出た頃はまだカードリストなんてものは出回ってなくて「道化の顔が描かれたカードが強いらしい」という噂の形で伝わってきた。アイスエイジのブースターから《Gaze of Pain》を引いて「へえ、これ、そんなに強いんだ」と勘違いしたのもいい思い出。
余談3:火曜日 《計略の魔除け/Trickery Charm》
あらためて見ると弱いな、この魔除け。青なのにとことんカードアドバンテージとれないようになってる。これと比べてさえ下位互換扱いとされる《ジャンプ/Jump》なんだから、基本セット2010に収録されたときに(逆の意味で)話題になったのもむべなるかな。
あれ? そういえば当時ってまだレジェンドがクリーチャータイプだった頃だっけか。戦場に同じ名前のクリーチャーがいればクリーチャータイプをレジェンドにすることで墓地送りに出来たんだっけ。よく覚えてない。
余談4:水曜日 《Jester’s Sombrero》
「Chihuahua」ってチワワのことか!、とか、チワワってメキシコ原産なんだ、とか、色々とマジックに関係ないところで発見があった回だった。そういえばチワワと言えば、先週、同じ部署の先輩方が「チワワとパピヨンって同じでしょ?」「そんなわけじゃないじゃない、耳の形が違うわよ」とか話してた。
閑話休題。
このカードと《道化の帽子/Jester’s Cap》って、イメージ的には「道化師がその場にありえないものを帽子から取り出して笑いを誘う」みたいな感じなのかな。この場合は「役に立つ呪文を出すように言われたのに、なぜか『相手の』呪文書に収められている呪文カードを取り出してしまい、慌てて捨てる」みたいな。
余談5:木曜日 《嘘つきの振り子/Liar’s Pendulum》
数ある「タップと起動コストを支払ってカードを1枚引く」アーティファクトの亜種。思い出せる限りでも以下の通り。他にも「このターン引いたカードを切る」とか「カウンターを消費する」とかいった亜種があったような気がする。
《ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome》
設置:4マナ
起動:4マナ
欠点:なし
《ジェイラム秘本/Jalum Tome》
設置:3マナ
起動:2マナ
欠点:引いたあと1枚捨てる
《嘘つきの振り子/Liar’s Pendulum》
設置:1マナ
起動:2マナ
欠点:不確実な上に手札公開
《目玉の壺/Jar of Eyeballs》
設置:3マナ
起動:3マナ
欠点:クリーチャーが死なないと使えない
《ウルザの青写真/Urza’s Blueprints》
設置:6マナ
起動:0マナ
欠点:エコー持ち
一番使ったのは《ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome》。逆に一度も使ったことないのは《目玉の壺/Jar of Eyeballs》と《嘘つきの振り子/Liar’s Pendulum》。《ジェイラム秘本/Jalum Tome》はリアニメイトデッキで、《ウルザの青写真/Urza’s Blueprints》はドラフトで使った気がする。
余談6:金曜日 《ナースの道化/Nath’s Buffoon》
ナースと聞いて看護婦という単語が思い浮かぶのは古い人間なんだろうな。これ以外に男女平等の観点から(?)消えていった単語というとスチュワーデスとか父兄参観とかか。
カードの話をすると「限定的なプロテクションを持った2マナ 1/1」クリーチャー。限定的ではあるけれど(ローウィン世界には黒いエルフもいるという点を除いて考えても)多相の存在によって、単なるプロテクション(緑)の下位互換には終わっていないあたりが面白い。
このゴブリンが《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus》を止めるときはどうしてるんだろう。相手の体に浮き上がるエルフっぽい部位を対象に食い止めてるんだろうか。
……って、そういえば《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus》はプロテクション(黒)持ってたな。やっぱり色のプロテクションのほうが強い気がしてきた。
余談7:アヴァシンの帰還
徐々にアヴァシンの帰還のカードたちが紹介されつつある。やっぱり目玉はアヴァシン様……のはずなんだけど、なんかDiary Note界隈を見ていると敵であるグリセルブランドのほうが人気あるような。
まあ確かに「8マナ 8/8 飛行・警戒・破壊されない」の時点で「もうアヴァシン様1人いれば対戦相手を亡き者に出来るじゃないですかー」ということであり、周囲の味方が破壊されないことがどれほどのものかという気もする。
それでもアヴァシン様は皆の希望であり、皆を守ってくださらないと、やっぱり恰好がつかないから仕方ない。あと被覆を持ってないのもしょうがない。だって《獄庫/Helvault》に閉じ込められてたんだよ?
余談8:公式サイト - Latest Development
ロード週間にふさわしく、ここもロードの話。
公式サイト (日本語):ロードの力
http://mtg-jp.com/reading/translated/stf/003135/
公式サイト (英語):Lordly Might
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ld/187
ロードの持つ力の中に新しくデッキを作りたくさせることが挙げられていた。ロードのようなカードのない「ダメなセット」がどのようなものか書かれていたので引用してみると「デッキを構築するということは、その大部分が取り除くことである、ということだ。(中略)その決定は気が遠くなるほどの難題だ。」とのこと。
なるほど。納得した。
余談9:公式サイト - Savor the Flavor
Doug BeyerによるSavor the Flavorの最終回。なんてこった。
公式サイト (日本語):ありがとう、さようなら
http://mtg-jp.com/reading/translated/stf/003141/
公式サイト (英語):Thanks and So Long
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/188
義務でもなく自由気ままに訳してたTom Lapilleのコラムが終わるときでさえ個人的にはそれなりに動揺したことを思い出すと、公式で毎週訳されていた方はさぞかしショックだったろうと思った。
記事の中に「我々はヴォーソスの黄金時代にいると信じているのは事実だ」とあった。うん。そうだよね。このイニストラードと闇の隆盛ほどフレイバーにあふれたセットを他に知らない。
あともう1つ記事の中で気になったこと。いや、記事にあるリンクの先なので別の記事の話になってしまうのだけれど……「獄庫を開けよう!」プレリリースイベントについて書かれたページ。
公式サイト (日本語):「獄庫」を開けよう!
http://mtg-jp.com/reading/translated/003112/
ここにアヴァシンの帰還に関する動画が紹介されてる。これがなんというか「ほぼ丸ごとネタばれ」的な動画で……さすがに先を見せすぎ、かつ説明しすぎではないだろうかと思ったよ。
今週は道化やピエロ関連のカードか、と分かったつもりになっていたら、それをあざ笑うかのように《嘘つきの振り子/Liar’s Pendulum》が木曜日に出てきた。「Liar」という単語に道化やピエロという意味があるのかなと思ったけど、そういうこともなさそう。
記事に出てきたテーマとおぼしき単語で並べてみると「Jester」「Harlequin」「Jester」「Liar(?)」「Buffoon」となる。あきらめて検索エンジン博士に聞いてみたけど、やっぱり「JesterとHarlequinとBuffoonは1つのグループだけど、Liarは意味としては別のグループだね」とのことだった。
というわけでギブアップ。
余談2:月曜日 《道化の帽子/Jester’s Cap》
知っている限り、相手のデッキ内を全部見られるようになった初めてのカード。個人的には、マジックが「カジュアル」から「競技志向」に転換したことを示唆するカードなのではないかと思ってる。
それまでは「相手のデッキには何が入っているか分からない。ゲーム中にデッキテーマを明かされてびっくりすることを楽しむ」という楽しみ方をしていたけど、これが出たことで「相手のデッキテーマに付き合うことなく勝ちに行く」のが当たり前になっていった、というか。
意外なデッキ、独創的なデッキ、面白いデッキを組んでくれるプレイヤーには評判悪かったな。練習してきた手品を始める前に種明かしされてしまうようなやるせなさがあった。
なお、このカードが出た頃はまだカードリストなんてものは出回ってなくて「道化の顔が描かれたカードが強いらしい」という噂の形で伝わってきた。アイスエイジのブースターから《Gaze of Pain》を引いて「へえ、これ、そんなに強いんだ」と勘違いしたのもいい思い出。
余談3:火曜日 《計略の魔除け/Trickery Charm》
あらためて見ると弱いな、この魔除け。青なのにとことんカードアドバンテージとれないようになってる。これと比べてさえ下位互換扱いとされる《ジャンプ/Jump》なんだから、基本セット2010に収録されたときに(逆の意味で)話題になったのもむべなるかな。
あれ? そういえば当時ってまだレジェンドがクリーチャータイプだった頃だっけか。戦場に同じ名前のクリーチャーがいればクリーチャータイプをレジェンドにすることで墓地送りに出来たんだっけ。よく覚えてない。
余談4:水曜日 《Jester’s Sombrero》
「Chihuahua」ってチワワのことか!、とか、チワワってメキシコ原産なんだ、とか、色々とマジックに関係ないところで発見があった回だった。そういえばチワワと言えば、先週、同じ部署の先輩方が「チワワとパピヨンって同じでしょ?」「そんなわけじゃないじゃない、耳の形が違うわよ」とか話してた。
閑話休題。
このカードと《道化の帽子/Jester’s Cap》って、イメージ的には「道化師がその場にありえないものを帽子から取り出して笑いを誘う」みたいな感じなのかな。この場合は「役に立つ呪文を出すように言われたのに、なぜか『相手の』呪文書に収められている呪文カードを取り出してしまい、慌てて捨てる」みたいな。
余談5:木曜日 《嘘つきの振り子/Liar’s Pendulum》
数ある「タップと起動コストを支払ってカードを1枚引く」アーティファクトの亜種。思い出せる限りでも以下の通り。他にも「このターン引いたカードを切る」とか「カウンターを消費する」とかいった亜種があったような気がする。
《ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome》
設置:4マナ
起動:4マナ
欠点:なし
《ジェイラム秘本/Jalum Tome》
設置:3マナ
起動:2マナ
欠点:引いたあと1枚捨てる
《嘘つきの振り子/Liar’s Pendulum》
設置:1マナ
起動:2マナ
欠点:不確実な上に手札公開
《目玉の壺/Jar of Eyeballs》
設置:3マナ
起動:3マナ
欠点:クリーチャーが死なないと使えない
《ウルザの青写真/Urza’s Blueprints》
設置:6マナ
起動:0マナ
欠点:エコー持ち
一番使ったのは《ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome》。逆に一度も使ったことないのは《目玉の壺/Jar of Eyeballs》と《嘘つきの振り子/Liar’s Pendulum》。《ジェイラム秘本/Jalum Tome》はリアニメイトデッキで、《ウルザの青写真/Urza’s Blueprints》はドラフトで使った気がする。
余談6:金曜日 《ナースの道化/Nath’s Buffoon》
ナースと聞いて看護婦という単語が思い浮かぶのは古い人間なんだろうな。これ以外に男女平等の観点から(?)消えていった単語というとスチュワーデスとか父兄参観とかか。
カードの話をすると「限定的なプロテクションを持った2マナ 1/1」クリーチャー。限定的ではあるけれど(ローウィン世界には黒いエルフもいるという点を除いて考えても)多相の存在によって、単なるプロテクション(緑)の下位互換には終わっていないあたりが面白い。
このゴブリンが《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus》を止めるときはどうしてるんだろう。相手の体に浮き上がるエルフっぽい部位を対象に食い止めてるんだろうか。
……って、そういえば《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus》はプロテクション(黒)持ってたな。やっぱり色のプロテクションのほうが強い気がしてきた。
余談7:アヴァシンの帰還
徐々にアヴァシンの帰還のカードたちが紹介されつつある。やっぱり目玉はアヴァシン様……のはずなんだけど、なんかDiary Note界隈を見ていると敵であるグリセルブランドのほうが人気あるような。
まあ確かに「8マナ 8/8 飛行・警戒・破壊されない」の時点で「もうアヴァシン様1人いれば対戦相手を亡き者に出来るじゃないですかー」ということであり、周囲の味方が破壊されないことがどれほどのものかという気もする。
それでもアヴァシン様は皆の希望であり、皆を守ってくださらないと、やっぱり恰好がつかないから仕方ない。あと被覆を持ってないのもしょうがない。だって《獄庫/Helvault》に閉じ込められてたんだよ?
余談8:公式サイト - Latest Development
ロード週間にふさわしく、ここもロードの話。
公式サイト (日本語):ロードの力
http://mtg-jp.com/reading/translated/stf/003135/
公式サイト (英語):Lordly Might
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ld/187
ロードの持つ力の中に新しくデッキを作りたくさせることが挙げられていた。ロードのようなカードのない「ダメなセット」がどのようなものか書かれていたので引用してみると「デッキを構築するということは、その大部分が取り除くことである、ということだ。(中略)その決定は気が遠くなるほどの難題だ。」とのこと。
なるほど。納得した。
余談9:公式サイト - Savor the Flavor
Doug BeyerによるSavor the Flavorの最終回。なんてこった。
公式サイト (日本語):ありがとう、さようなら
http://mtg-jp.com/reading/translated/stf/003141/
公式サイト (英語):Thanks and So Long
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/188
義務でもなく自由気ままに訳してたTom Lapilleのコラムが終わるときでさえ個人的にはそれなりに動揺したことを思い出すと、公式で毎週訳されていた方はさぞかしショックだったろうと思った。
記事の中に「我々はヴォーソスの黄金時代にいると信じているのは事実だ」とあった。うん。そうだよね。このイニストラードと闇の隆盛ほどフレイバーにあふれたセットを他に知らない。
あともう1つ記事の中で気になったこと。いや、記事にあるリンクの先なので別の記事の話になってしまうのだけれど……「獄庫を開けよう!」プレリリースイベントについて書かれたページ。
公式サイト (日本語):「獄庫」を開けよう!
http://mtg-jp.com/reading/translated/003112/
ここにアヴァシンの帰還に関する動画が紹介されてる。これがなんというか「ほぼ丸ごとネタばれ」的な動画で……さすがに先を見せすぎ、かつ説明しすぎではないだろうかと思ったよ。
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