ネクロポーテンス/Necropotence - From the Vault: Exiled レア
Necropotence / ネクロポーテンス (黒)(黒)(黒)
エンチャント
あなたのドロー・ステップを飛ばす。
あなたがカードを捨てるたび、あなたの墓地にあるそのカードを追放する。
1点のライフを支払う:あなたのライブラリーの一番上のカードを裏向きのまま追放する。あなたの次の終了ステップの開始時に、そのカードをあなたの手札に加える。
参照:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Necropotence/

 アイスエイジが登場したその日というもの、《ネクロポーテンス/Necropotence》はトーナメント環境を支配し続け、ついには1996年に「ネクロの夏」(註1)をもたらした。
 その後の1999年、大会ではハイタイド(註2)やアカデミー(註3)といったコンボデッキたちが地平のかなたまで広がっており《ネクロポーテンス/Necropotence》は影も形もなかった。クリス・ピキュラ(註4)がかの有名な提言を行ったのはこのときだった。
 彼は「《ネクロポーテンス/Necropotence》が使われるようになるまで片端から禁止すればいい。そうしてから《ネクロポーテンス/Necropotence》を禁止すればいい」と提案し、そして実際のところそのとおりとなったのだ。。

(註1) 「ネクロの夏」
 もしくは「黒の夏」。《ネクロポーテンス/Necropotence》がトーナメントを席巻した1996年の夏をそう呼ぶ。英語では「Black Summer」と呼ばれる。

(註2) ハイタイド
 《High Tide》をキーカードとしたコンボデッキの総称。相手が青のインスタントをいくつか唱えたかと思いきや、あとは呪文を唱えれば唱えるほどマナが増えていくという謎の現象が起きる。
High Tide (青)
インスタント
ターン終了時まで、プレイヤーがマナを引き出す目的で島(Island)をタップするたび、そのプレイヤーは自分のマナ・プールに(青)を加える(そのマナは、その土地が生み出すマナに追加で加えられる)。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/High+Tide/

(註3) アカデミー
 《トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy》をキーカードとしたコンボデッキの総称。1~2ターン目に相手が1人でインスタントやソーサリーを唱え続けたかと思いきや、いきなり「対象はあなたで、60枚カードを引いてください」と言われて負けたりする。
Tolarian Academy / トレイリアのアカデミー
伝説の土地
(T):あなたがコントロールするアーティファクト1つにつき、あなたのマナ・プールに(青)を加える。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Tolarian+Academy/

(註4) クリス・ピキュラ
 アメリカの有名マジックプレイヤー。マジックの黎明期から活躍しており、インビテーショナルカードである《翻弄する魔道士/Meddling Mage》の生みの親、かつ本人(イラスト的な意味で)として広く知られている。

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0812

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