余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
カード名に「1000」が関係するカードたち、という分かりやすいテーマ。何か背景があったのかな。マジック1000周年記念だけはあり得ないとして。
余談2:月曜日 《千の針の死/Death of a Thousand Stings》
これ、同じ針で何度も何度も刺してるんだよな。そんな非衛生的なことしてたら、そりゃライフも失われるよ……って、これだと、ライフ回復の説明がつかないことに気づいた。
ボツ。
……あれ? ってことは、なんでこれライフ回復するんだ?
余談3:火曜日 《千叩き/One Thousand Lashes》
このカードも月曜日と同じで、1000回叩かれるまでプレイヤーのライフがもたないよね。……って、これ、叩かれるのはプレイヤーなのか? いや、イラストを見ると違うな。
うーん。
よく考えてみたら、動けなくされたクリーチャー自体にはなんらダメージ入らないんだから……捕えたクリーチャーを縛りつけたあと、痛みだけプレイヤーに飛ばす呪文、ってところか。
つかまったクリーチャーは申し訳なさに苦しむし、プレイヤーは味方クリーチャーの死を望むようになる。いやらしい。さすがオルゾフ、いやらしい。
余談4:水曜日 《千脚の神/Thousand-legged Kami》
1000本の足というととても多いような気がするけど、10分の1だとタダのムカデか。じゃあ、1000年生きたムカデが《千脚の神/Thousand-legged Kami》になる、ということにしよう。
意味不明な戯言はさておき、訳の話。
原文にある「Divinity」は「神性」を意味する語。「神聖」ではない(むしろそっちのほうが訳しやすいんだけど)。「それぞれの神は神性だった」だと、どうしても「日本語」っぽくないので、意訳。
その続きにある「them、their」が「each of the kami」なのは分かるんだけど「honor、live」のそれぞれの動詞の主語が「人」なのか「神」なのかでちょっと迷った。文脈的に人だろう、と思って、そう訳してある。
余談5:木曜日 《千年霊薬/Thousand-Year Elixir》
カード名だけ見たときはなぜか神河ブロックのカードかと勘違いした。「千年」と漢字で書かれるとどうも和風なイメージがついてくる。
ところでこのカードを使ったコンボデッキって存在するんだろうか。これ自体がタップしてしまうから、無限コンボ的な使い道はイマイチ難しそうなイメージがある。
???「アンタップさせるほうじゃなくて、出たターンから能力が使えるようになる効果がコンボデッキ向けなんだよ」
ああ、なるほど。そういうことか。……誰?
余談6:金曜日 《千年王国のガーゴイル/Millennial Gargoyle》
大仰な名前だけど実体は単なるコモンの2/2飛行クリーチャー。
考えてみたら「1000年の長きに渡って存続している王国」の「ガーゴイル」であって、別にこのガーゴイルが1000年のあいだ生き延びてきたかどうかは関係ないよな。作られたのは王国の末期かもしれないし。
ところでMTG Wiki見たら、いくつかの上位互換が紹介されてた。ギルド門侵犯の時代にもなって、第4版やミラージュブロックのクリーチャーの下位互換って、逆にすごいな。
まあ《原初の土/Primal Clay》はレア(再録時にアンコモンに格下げ)で、《ブリキの翼のキマイラ/Tin-Wing Chimera》はビジョンズのアンコモン。一応、レアリティを言い訳にできなくはない。
余談7:公式記事
少し前の記事(2月21日)だけれど。
なかしゅー世界一周2013・第3回:プロツアー前夜~思考、試行または嗜好
http://mtg-jp.com/reading/worldswalk/012066/
この記事の中で、なかしゅーさんを空港まで迎えに来てくれたというプレイヤーの名前に見覚えがある気がした。プロツアー・ボストンのチーム戦で優勝経験のあるウィリアム・ジェンセン。
世界3大リミテッダーとして知られているとあるけど、そういう方面の知識にはうといはずの自分が聞いたことあるというのはどういうことだろう……と不思議に思いつつ読み進めた先の文章。
ん? 殿堂入り?
……思い出した! カイ・ブッディのインタビュー記事(註)だ。
カイ・ブッディへの質問の中に「間違いなく殿堂入りに値するのに全然注目されていないと考える人物はいますか?」というのがあって、それに対するカイ・ブッディの回答が「個人的にはWilliam Jensenはもうちょっと注目を浴びてもいいと思う」だった。
そうか。やっぱりすごい人だったのか。
ところで、読みは「ウィリアム・ヤンセン」なのかと思ってたけど、なかしゅーさんの記事では「ジェンセン」となってる。アメリカ人だから「J」の読みはそっちでいいのか。なるほど。まあ、アメリカ人でも移民系かどうかでまた変わりそうだけど。
カード名に「1000」が関係するカードたち、という分かりやすいテーマ。何か背景があったのかな。マジック1000周年記念だけはあり得ないとして。
余談2:月曜日 《千の針の死/Death of a Thousand Stings》
これ、同じ針で何度も何度も刺してるんだよな。そんな非衛生的なことしてたら、そりゃライフも失われるよ……って、これだと、ライフ回復の説明がつかないことに気づいた。
ボツ。
……あれ? ってことは、なんでこれライフ回復するんだ?
余談3:火曜日 《千叩き/One Thousand Lashes》
このカードも月曜日と同じで、1000回叩かれるまでプレイヤーのライフがもたないよね。……って、これ、叩かれるのはプレイヤーなのか? いや、イラストを見ると違うな。
うーん。
よく考えてみたら、動けなくされたクリーチャー自体にはなんらダメージ入らないんだから……捕えたクリーチャーを縛りつけたあと、痛みだけプレイヤーに飛ばす呪文、ってところか。
つかまったクリーチャーは申し訳なさに苦しむし、プレイヤーは味方クリーチャーの死を望むようになる。いやらしい。さすがオルゾフ、いやらしい。
余談4:水曜日 《千脚の神/Thousand-legged Kami》
1000本の足というととても多いような気がするけど、10分の1だとタダのムカデか。じゃあ、1000年生きたムカデが《千脚の神/Thousand-legged Kami》になる、ということにしよう。
意味不明な戯言はさておき、訳の話。
原文:
Originally, each of the kami was a divinity, and the way to happiness was to honor them and live by their ways.
拙訳:
元々それぞれの神々は信仰の対象であり、彼らを崇拝し彼らに従って生きることこそが幸せであった。
原文にある「Divinity」は「神性」を意味する語。「神聖」ではない(むしろそっちのほうが訳しやすいんだけど)。「それぞれの神は神性だった」だと、どうしても「日本語」っぽくないので、意訳。
その続きにある「them、their」が「each of the kami」なのは分かるんだけど「honor、live」のそれぞれの動詞の主語が「人」なのか「神」なのかでちょっと迷った。文脈的に人だろう、と思って、そう訳してある。
余談5:木曜日 《千年霊薬/Thousand-Year Elixir》
カード名だけ見たときはなぜか神河ブロックのカードかと勘違いした。「千年」と漢字で書かれるとどうも和風なイメージがついてくる。
ところでこのカードを使ったコンボデッキって存在するんだろうか。これ自体がタップしてしまうから、無限コンボ的な使い道はイマイチ難しそうなイメージがある。
???「アンタップさせるほうじゃなくて、出たターンから能力が使えるようになる効果がコンボデッキ向けなんだよ」
ああ、なるほど。そういうことか。……誰?
余談6:金曜日 《千年王国のガーゴイル/Millennial Gargoyle》
大仰な名前だけど実体は単なるコモンの2/2飛行クリーチャー。
考えてみたら「1000年の長きに渡って存続している王国」の「ガーゴイル」であって、別にこのガーゴイルが1000年のあいだ生き延びてきたかどうかは関係ないよな。作られたのは王国の末期かもしれないし。
ところでMTG Wiki見たら、いくつかの上位互換が紹介されてた。ギルド門侵犯の時代にもなって、第4版やミラージュブロックのクリーチャーの下位互換って、逆にすごいな。
まあ《原初の土/Primal Clay》はレア(再録時にアンコモンに格下げ)で、《ブリキの翼のキマイラ/Tin-Wing Chimera》はビジョンズのアンコモン。一応、レアリティを言い訳にできなくはない。
余談7:公式記事
少し前の記事(2月21日)だけれど。
なかしゅー世界一周2013・第3回:プロツアー前夜~思考、試行または嗜好
http://mtg-jp.com/reading/worldswalk/012066/
この記事の中で、なかしゅーさんを空港まで迎えに来てくれたというプレイヤーの名前に見覚えがある気がした。プロツアー・ボストンのチーム戦で優勝経験のあるウィリアム・ジェンセン。
世界3大リミテッダーとして知られているとあるけど、そういう方面の知識にはうといはずの自分が聞いたことあるというのはどういうことだろう……と不思議に思いつつ読み進めた先の文章。
私は、ちょうど彼が表舞台から姿が見えなくなった後からプロツアーに継続参戦をするようになったので、実は面識ができたのは去年の8月あたり、グランプリ・ボストンの参加登録をしていたら話しかけられてから。
なんでも殿堂をわずか0.32%差で逃したので、逆にやる気が出て復帰したとのこと。
ん? 殿堂入り?
……思い出した! カイ・ブッディのインタビュー記事(註)だ。
カイ・ブッディへの質問の中に「間違いなく殿堂入りに値するのに全然注目されていないと考える人物はいますか?」というのがあって、それに対するカイ・ブッディの回答が「個人的にはWilliam Jensenはもうちょっと注目を浴びてもいいと思う」だった。
そうか。やっぱりすごい人だったのか。
ところで、読みは「ウィリアム・ヤンセン」なのかと思ってたけど、なかしゅーさんの記事では「ジェンセン」となってる。アメリカ人だから「J」の読みはそっちでいいのか。なるほど。まあ、アメリカ人でも移民系かどうかでまた変わりそうだけど。
(註) カイ・ブッディのインタビュー記事
Paulo Vitor Damo da Rosaによるインタビュー記事
From Great to Greatest
http://www.channelfireball.com/articles/pvs-playhouse-from-great-to-greatest/
上記の記事の拙訳。
最も偉大なプレイヤーであるカイ・ブッディを
偉大なプレイヤーであるPVがインタビューしてみた
http://regiant.diarynote.jp/201109030558571439/
コメント
おおおお、さすがです!
そう、このtheyは三人称単数通性のtheyなんですね。
昔から神性を受けるときには使っていましたが、現代ではむしろ「he or she」の言い換えとして使います。
教科書で英語を学んだ人には分からない用法でしょうねぇ。
>文脈的に人だろう、と思って、そう訳してある。
はい、その通りです。
>William Jensen
名前の「William」が、英語圏のヒトであることを示しています。
よって、よほど特殊な事情がない限りは「ジェンセン」です。
「ヤンセン/Jansen」は、ドイツ~北欧に多い人名です。
移民の国アメリカにも大勢いますが、発音は「ジャンセン」になります(本人は「ヤンセン」だと言い張るかもしれませんが、ほぼ無駄)。
>よって、よほど特殊な事情がない限りは「ジェンセン」です。
なるほど、フルネームで見て判断するということですね。面白い。読みや発音のような「音」に関する情報って、インターネットを通じての情報収集ではなかなか難しいです。