余談1:今週のCard of the Dayのテーマ

 なんか隠しテーマがありそうな気がするんだけど思い付かない。あるとすればおとぎ話や童話が元になっていそうな気がする。

  《銅の甲殻/Copper Carapace》
  《野生の狩りの達人/Master of the Wild Hunt》
  《ウルヴェンワルドの熊/Ulvenwald Bear》
  《銀筋毛の狐/Silverchase Fox》
  《ボロスの猛犬/Boros Mastiff》

 自力では思い付かなかったのでギブアップ。グーグル先生に聞いてみた。

 「Fox Bear Copperって何か知ってますか?」
 「(0.22秒)知ってるよ。ディズニー映画だね。原作小説もあるけど」

 というわけで正解は「The Fox and the Hound(邦題:きつねと猟犬)」というディズニーアニメ映画(原作は同名の小説)。正直なところ、まったく聞いたことのない作品。

 カードとの絡みは「主人公がキツネと猟犬(Fox、Mastiff)」「ラスボスがクマ(Bear)」「主人公である犬の名前がコッパー(Copper)」「敵役が猟師(Master of the Wild Hunt)」。

 英語版 Wikipedia:The Fox and the Hound
 https://en.wikipedia.org/wiki/The_Fox_and_the_Hound

 日本語版 Wikipedia:きつねと猟犬
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8D%E3%81%A4%E3%81%AD%E3%81%A8%E7%8C%9F%E7%8A%AC

余談2:月曜日 《銅の甲殻/Copper Carapace》

 マナコストが(1)で装備コストが(3)。効果は「+2/+2」だけで「ブロックできない」というデメリットつき。レアや神話レアの剣を思い出してはいけない。マナコストが1点軽いから下位互換ではない、とか無駄な抵抗をしてはいけない。

 言うほど悲しい上下関係のことは忘れて、訳の話。
原文:
 After the events of the Fifth Dawn, some Viridian elves began to believe that metal wasn’t as natural as flesh... on Mirrodin.

拙訳:
 フィフスドーンの時代を経て、一部のヴィリジアンのエルフたちは、金属は肉体ほどに自然に近しい存在ではない、と考えるようになった(ミラディンにおいては普通でない考え方だ)。

 フィフスドーンを経てから初めて「metal wasn’t as natural as flesh」と一部のエルフだけが思い始めるようになった、ということは、言い換えると、それまでは「metal is as natural as flesh」と思われていたという前提があるわけだよな、という考えの元に訳してみた。

余談3:火曜日 《野生の狩りの達人/Master of the Wild Hunt》

 残念ながら寡聞にして「ワイルドハント」という伝説は聞いたことないな。大量の幽霊めいた人(猟師)や動物(馬や猟犬)が大挙してただ通り過ぎていく、というと、どこか日本の「百鬼夜行」を連想させるものがある。見たら死ぬ(もしくは不幸になる)というあたり、たちが悪いな。

 あまり詳しくない伝説について語るのもなんなので、訳の話。
原文:
 The Wild Hunt originated from ancient Gallic and Germanic folklore.

拙訳:
 英語のカード名の元ネタは、古代のガリアとドイツの民話を発祥とする「Wild Hunt」から来ている。

 英語の「originated from」をどうしようかな、と悩んだ。「~に端を発する」とか「~を起源とする」とか色々と選択肢があった。拙訳では「元ネタ」……ではなく、対応する日本語部分は「発祥とする」。

 読むとすぐ分かるかもしれないけど「英語のカード名の元ネタは」に当たる原文はない。原文はそもそも「Wild Huntという現象があり、それは民話からきている」というネタでしかない。

 でもなんで「Wild Hunt」の話をいきなりし始めるかというと当然それがカード名に含まれているからであって、そこから始めないと「今日のカード」からつながらない気がしたので。

余談4:水曜日 《ウルヴェンワルドの熊/Ulvenwald Bear》

 日本でもすっかりメジャーな「クマ」という俗称に関するネタ。本当かどうか知らないけど、どうやら英語では「クマの上位互換」を意味する「Value Bear」という俗称があるらしい。

 日本ではそれを一言で指す俗称はないなあ。「~の能力が役に立たない場合でも、少なくともクマではある」とか「~の能力を持ったクマ」とか、あくまでクマというカテゴリの一種に含めてる気がする。

 コメント欄で提案があったので今後は「雑種犬」と呼んでみようか。

余談5:木曜日 《銀筋毛の狐/Silverchase Fox》

 ガツタフの村に関する固有名詞の訳については以下の公式コラムを参照させてもらった。

  プレインズウォーカーのためのアヴァシンの帰還案内 その2
  http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/191a

  プレインズウォーカーのためのアヴァシンの帰還案内 その2
  http://mtg-jp.com/reading/translated/003184/

 ついでに、上記コラムから、長老コルマンが狼男狩りを行っている部分を引用してみる。こういうことが起きた結果、人間同士も疑心暗鬼にとらわれるようになるんだよな。怖い。
 大勢の群衆の目前で、彼は狼男であると思われた4人を処刑した。それは彼らが人間の姿をとっている間に行われたので、彼らの呪いを確認するのは不可能だったが、証拠は堅固なものに思えた。人々の多くはその罰に喝采を上げたが、処刑されたうちの1人は呪いを受けていなかったと後に判明した。

余談6:金曜日 《ボロスの猛犬/Boros Mastiff》

 辞書で調べる限り、マスチフ(Mastiff)って犬の品種名っぽい。マジックの対訳で「マスチフ」と訳すのを避けたのは、あまり一般的じゃないと判断されたからなのか、実在の犬種を持ち込むのを避けたのか。

余談7:その他のゲーム

 先週から引き続きのマイブームとして、ボードゲームのプレイ動画を見るのが楽しい。先週はアグリコラやダンジョンクエストを見ていたけど、今週は主に「カタンの開拓者」の動画を見ている。

 動画を見ていて以下に間違ったルールで(もしくはローカルルールで)遊んできたのかに初めて気づいた。何しろ初めて遊んだときは、まだ日本語版が発売されていないときで、ドイツ語版の製品を手探り状態で遊んでいた。

 どういったミスやローカルルールがあったかというと……

  ・発展カードは1ターンに何枚でも使える
  ・同じ方向に道を2本以上伸ばしてはいけない
  ・騎士カードを使ったときに手札が8枚以上あるとバーストする

 ……という感じ。

 まあ、そんなことはさておき動画紹介。

 俺達は地球に良く似たカタン島に現れた開拓者だ Part1
 http://www.nicovideo.jp/watch/sm15882695

 トレーディングカードゲーム「ヴァンガード」のアニメ版のキャラクターたちが「カタンの開拓者」を遊ぶ、というプレイ動画。丁寧な解説もついているし、プレイヤーたちもキャラが立っていて楽しい。

 アニメ版の「ヴァンガード」は見たことないけど、小説版はちょっとした縁もあるので全部買ってる(小説は1巻~3巻が好評発売中(宣伝))。そのおかげで主要キャラは知っており、動画も楽しめた。

 catan m@ster~対戦編~
 http://www.nicovideo.jp/watch/sm5478035

 アイドルマスターのキャラクターたちが「カタンの開拓者」を遊ぶ、というプレイ動画。前述のヴァンガードのものと違って、こっちは参加プレイヤー1人の視点に立っているため、他プレイヤーの手札やチャンスカードが見えない。

 正直、前述のヴァンガード版のプレイ動画のほうがずっと見やすい。もっともこっちは2008年の動画だからしょうがないといえばしょうがない(ヴァンガードのほうは2011年の動画)。

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