余談1:今週のCard of the Dayのテーマ

 今週のテーマはおそらくアメリカのテレビドラマシリーズ「X-FILE」……かな?

   月曜:《残響する真実/Echoing Truth》
   火曜:《潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler》
   水曜:《皮裂き/Skinrender》
   木曜:《煙突/Smokestack》
   金曜:《腐れ落ち/Molder》

 キーワードは順に【Truth】【Sculler】【???】【Smoke】【Molder】だったと思われる。テレビドラマシリーズ「X-FILE」との関連はそれぞれ以下の通り。

 【Molder】と【Sculler】に対し、主人公2人の名前が「Mulder」と「Scully」。【Truth】は、9シーズンに渡ったシリーズの最終話のタイトルが「The Truth」であること。【Smoke】に対し、主人公たちの宿敵に当たるキャラの名前が「Smoking Man」。

 ここまではなんとなくそれっぽいんだけど、「Skinrender」がよく分からない。そもそもシリーズをまともに観たことはなく、上記の情報も「Mulder」と「Scully」からX-FILEを連想して、Wikipediaなどで調べたもの。

 ところで上記を調べている最中、MTG Salvation の掲示板でも Card of the Day の元ネタ探しの話題が上がっていたのを発見。そっちでも同じような推測をしている方がいて、彼(彼女)に言わせると関連性は以下の通り。

   Molder - Mulder
   Smokestack - Smoking Man
   Skinrender - Aliens
   Tidehollow Sculler - Scully
   Echoing Truth - The truth is out there

 ちなみに上記のコメントが書かれていたスレッドの元々の話題は「今週のカードの《Smokestack》ってもしかして次のFrom the Vaultに入るカードだから紹介されたんじゃね?」だった。

余談2:月曜日 《残響する真実/Echoing Truth》

 残響シリーズで一番有名なカード(だと思う)。効果を思い出せるのはこれと黒い残響(-2/-2)くらいかな。あとは……緑が+2/+2、赤が1点ダメージ、白が何点か軽減だっけか? うろ覚えで書いてるので多分間違ってる。

 残響音というとどうしてもゲーム帝国を思い出すのはさておき訳の話。
原文:
 that’s a Furnace Dragon "flying above the sea while beams of quicksilver metal shoot up from the ocean to destroy the flying creature."

拙訳:
 《炉のドラゴン/Furnace Dragon》が「海の上を飛んでいる最中に飛行クリーチャーを破壊しようと海から水銀のビームを撃ち込まれたところ」らしい。

 気になっているのは「beams of quicksilver metal shoot up」の部分。

 くだらないと言われそうではあるけど「ビーム」とカタカナに訳すのは手抜きっぽいというか、訳す以上、日本語の(非カタカナ語の)ほうがいいのかなあ、と考えたけど「水銀の~」と書かれているのに「光線」とするのも変な気がして、結局は素直に「ビーム」。とりあえずビーム。

余談3:火曜日 《潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler》

 2マナクリーチャーがどんどん強くなるなあと思いつつ訳の話。
原文:
 But what of Tidehollow? It’s a region of the Alara shard of Esper, back when Alara was in shards, prior to it being reborn.

拙訳:
 しかし、では「Tidehollow」は何を指すのだろう? 「Tidehollow」とはアラーラがまだ再誕する前、断片に分かれていた頃のエスパーの次元に存在した地域だ。

 よくある「英語で読む分には解釈に困らないけど日本語に訳そうとすると手こずる」文章。「region」を「地方、地域、地名」のどれにしようかなあ、「エスパーの断片の地方」ってなんか不自然な気がするなあ、とか、そういう単語単位の悩みとは別の話

 3つの文章がコンマでつながれていて、それぞれ直前を修飾している感じになってる。簡単に訳すと、?マーク以降の文章は以下のことを言いたいだけ。

   (a) それはエスパーの断片に存在する地域の名前である。

 それがコンマ以降の文章で修飾される。まず「back when Alara was in shards」。

   (a) それはエスパーの断片に存在する地域の名前である。
   (b) まだアラーラが断片だったときの話である。

 さらに「prior to it being reborn」がついてくる。

   (a) それはエスパーの断片に存在する地域の名前である。
   (b) まだアラーラが断片だったときの話である。
   (c) アラーラが再誕する以前である。

 英語の修飾は日本語にすると逆順になるので引っくり返す。

   (c) アラーラが再誕する以前である。
   (b) まだアラーラが断片だったときの話である。
   (a) それはエスパーの断片に存在する地域の名前である。

 つなぎ目を整えると「Tidehollow」が何なのかを表す文章になる。

   (c) アラーラが再誕する以前、
   (b) まだアラーラが断片だったとき、
   (a) エスパーの断片に存在する地域の名前である。

 実際の拙訳は前述したとおり「アラーラがまだ再誕する前、断片に分かれていた頃のエスパーの次元に存在した地域だ」としてみた。日本語になってるかな。なってると思う。なってるよ(自己暗示)。

余談4:水曜日 《皮裂き/Skinrender》

 このクリーチャー名を見ると、メジャーのムネリンがピッチャーを惑わすためにベース上で盗塁をするふりをして、そのジェスチャーがあまりに変だったため、外国人の実況者が「Kawasaki!」と連呼しながら爆笑してた動画を思い出す。

余談5:木曜日 《煙突/Smokestack》

 前にも書いたけど、《煙突/Smokestack》と言えば、相手のこれにパーマネントを破壊しつくされたのに、なかなか相手の場にフィニッシャーが現れなくて「まだー?」とか言いながらただただ手札を切っていた悲しいデュエルを思い出す。

 なお相手の煙突デッキのフィニッシャーは《漂うジン/Drifting Djinn》。イラストが好き。

余談6:金曜日 《腐れ落ち/Molder》

 フレイバーテキストにある Kamahlite の日本語訳が気になる。カード画像を検索して確認すると「カマール教」となっている。Wisdom Guildのカードデータでもそうなってる。

 でも公式カードデータ検索エンジンである Gatherer で日本語テキストを検索すると「カマーライト」となっている。この「カマーライト」という表記、基本的に Gatherer にしか存在しないみたい。気になる。

コメント

高潮の
2013年7月24日2:28

ああ、ここにも Gatherer と実際の印刷が異なるカードがあるのですね。自分が気付いたのは《遥か見》でしたが、おそらく他にもあるのでしょうね。しかし Wisdom Guild ってやっぱりテキスト手打ちしてるんでしょうか。すごいなあ。

re-giant
2013年7月24日10:49

本当だ。さらに調べてみたところ、《遥か見/Farseek》は通常版とプロモ版で印刷時のフレイバーテキストが若干異なるようですが、Gathererのテキストはそのどちらとも一致しませんでした。他にも色々と色々ありそうですね。

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