今週のCard of the Day (2013年07月 第2週) とか
2013年7月14日 週のまとめ余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
基本セット2014の色対策カードのレアサイクル。それぞれの対抗色に利する能力を持ち、ダブルシンボルでクリーチャーなところまでは共通しているけど、マナコストは3マナと2マナ、サイズは2/2と3/1と3/2と3/3と様々。
ところでこういう「特定の色に強いカード」をなんと呼ぶかって昔は地域性があったのではないかと思う。遊び始めた頃の仲間内では「色対策」とか呼んでた気がする。
大学に入って最初に知り合ったゲーマーの友人が「色殺し」と称するのを聞いて「ああ、プレイグループによって異なるもんなんだ」と思ったのを覚えてる。井の中の蛙が大海を知ったような。
余談2:月曜日 《鬼斬の聖騎士/Fiendslayer Paladin》
赤と黒に強い「Fiendslayer」に対して実際に「Fiend」である赤か黒のクリーチャー・カードは22枚である、という英語カード名の言葉遊び的なネタなので日本語にすると面白さが削がれてしまうタイプの記事。
ちなみに日本語では「鬼を斬る」というこの騎士のために赤か黒の「鬼」がマジックに何体いるのか調べてみた。どうやら76体もいるらしい。
アメリカの《Fiendslayer Paladin》と違って、日本の《鬼斬の聖騎士》は「Fiend(悪鬼)」だけでなく「Vampire(吸血鬼)」や「Ghoul(食屍鬼)」まで相手にしないといけないから大変だ。
日本語版の読みは「おにぎりのせいきし」ではないことを付記しつつ、訳の話。
難しかった。この聖騎士の「work」が「仕事、戦い、困難、試練」のいずれに相当するのか、また「ahead of him」も「眼前に、目の前に、向かう先に」などなど選択肢が多かった。最終的には「work」はこのあとに紹介される22枚の「クリーチャー」につなげることを考えて「敵」とした。
なお冒頭の「This Paladin」を「鬼(Fiend)を斬り伏せるこの聖騎士」としたのは、こう書いた方が「今回は名前ネタです」というのを分かりやすく伝えられるかな、と思ったから。
余談3:火曜日 《潮縛りの魔道士/Tidebinder Mage》
強そうだけどレアと言われると少し違和感のあるカード。記事でも紹介されてるけど「4マナ 3/3 飛行」でこの能力だったらアンコモンなんだよな。
カードとしても良くまとまってるし、フレイバーも良い。潮の流れを魔法で操って相手の動きを止めるから「潮縛りの魔道士」。分かりやすい。
対抗色の赤と緑って水が苦手なのかな、と思ったりしつつも、こまい訳の話。
原文の「tapped another permanent and kept it pinned down」の「pinned down」はやっぱり「釘づけにする」がしっくり来るかな、とか、原文の「but Dungeon Geists was a little different」の「little different」は「少し違う」が正確な訳なんだろうけど、自身がタップし続けなくてもよい、というのは優秀な点なのだから「一味違う」と訳してみた、とか。
余談4:水曜日 《生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie》
生まれる前の生命を散らしてしまう死神のようなゾンビ。「Bane」という単語は過去にも多くカード名に登場してきたけど「生命散らし」って聞いたことないな、と思ったので調べてみた。
まず「Bane」の単語が独立して用いられているカード名一覧。どうやら「苦悩」と「破滅」が多いみたい。例外は《走者止め/Runner’s Bane》か。イラスト見ると物理的に足止めされてるから「苦悩」とか「破滅」だと変だし、そういうことなのかな。
《タララの苦悩/Talara’s Bane》
《召喚士の破滅/Summoner’s Bane》
《工匠の破滅/Builder’s Bane》
《生命を破滅させるもの/Bane of the Living》
《破滅小径の仲介人/Bane Alley Broker》
《破滅小径の悪党/Bane Alley Blackguard》
《秘宝の破滅/Relic Bane》
《走者止め/Runner’s Bane》
次に「Bane~、~bane」のような複合語。こっちも基本は「破滅~」や「苦悩~」が多い。それと「~封じ」。あとは例外的なものとしてラシーダさんの2つ名か。ここで言ってる「Scale(鱗)」はドラゴンを指すので、要はドラゴンスレイヤー。
《破滅蜂/Banewasp》
《破滅蜂の苦悩/Banewasp Affliction》
《苦悩火/Banefire》
《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
《有害な前兆/Baneful Omen》
《ラシーダ・スケイルベイン/Rashida Scalebane》
《呪文散らしのケンタウルス/Spellbane Centaur》
《墓いらずのゾンビ/Gravebane Zombie》
《影封じ/Shadowbane》
《斧折りの守護者/Axebane Guardian》
《斧折りの雄鹿/Axebane Stag》
《精霊の敵/Spiritbane》
《魔女封じの宝珠/Witchbane Orb》
《魔道士封じの鎧/Magebane Armor》
そんなわけで《生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie》以外にも《呪文散らしのケンタウルス/Spellbane Centaur》という「散らし」仲間がちゃんといました、という話。
余談5:木曜日 《精神灼き/Mindsparker》
先制攻撃持ってるってことは素早いか、もしくは非常にとらえづらい動きをしているか。イメージ的には「不規則な動きで飛び回る雷球。反発する魔法力(対抗色)を感じると反射的に電撃を放つ」、そんな精霊。
以下、余談。あまりにも見慣れ過ぎてて逆にど忘れしてたのが「先制攻撃」の英語名。「Fastだっけ? First?」とか「1単語だっけ、2単語だっけ? キーワード能力って基本的に1単語だったような……」と混乱した。
余談6:金曜日 《魔女跡追い/Witchstalker》
そこら中でネタにされてたけど顔デカいよね、とかはさておき訳の話。
原文の「ウィッチ ウィッチ does ウィッチ ストーク ストーク」というリズミカルな文章を日本語に置き換えるのは速攻で諦めた。なんの根拠もないけど、真木孝一郎さんだったらなんとかできるかもしれない。
基本セット2014の色対策カードのレアサイクル。それぞれの対抗色に利する能力を持ち、ダブルシンボルでクリーチャーなところまでは共通しているけど、マナコストは3マナと2マナ、サイズは2/2と3/1と3/2と3/3と様々。
ところでこういう「特定の色に強いカード」をなんと呼ぶかって昔は地域性があったのではないかと思う。遊び始めた頃の仲間内では「色対策」とか呼んでた気がする。
大学に入って最初に知り合ったゲーマーの友人が「色殺し」と称するのを聞いて「ああ、プレイグループによって異なるもんなんだ」と思ったのを覚えてる。井の中の蛙が大海を知ったような。
余談2:月曜日 《鬼斬の聖騎士/Fiendslayer Paladin》
赤と黒に強い「Fiendslayer」に対して実際に「Fiend」である赤か黒のクリーチャー・カードは22枚である、という英語カード名の言葉遊び的なネタなので日本語にすると面白さが削がれてしまうタイプの記事。
ちなみに日本語では「鬼を斬る」というこの騎士のために赤か黒の「鬼」がマジックに何体いるのか調べてみた。どうやら76体もいるらしい。
アメリカの《Fiendslayer Paladin》と違って、日本の《鬼斬の聖騎士》は「Fiend(悪鬼)」だけでなく「Vampire(吸血鬼)」や「Ghoul(食屍鬼)」まで相手にしないといけないから大変だ。
日本語版の読みは「おにぎりのせいきし」ではないことを付記しつつ、訳の話。
原文:
This Paladin has a lot of work ahead of him.
拙訳:
鬼(Fiend)を斬り伏せるこの聖騎士の前に立ち塞がる敵は数多い。
難しかった。この聖騎士の「work」が「仕事、戦い、困難、試練」のいずれに相当するのか、また「ahead of him」も「眼前に、目の前に、向かう先に」などなど選択肢が多かった。最終的には「work」はこのあとに紹介される22枚の「クリーチャー」につなげることを考えて「敵」とした。
なお冒頭の「This Paladin」を「鬼(Fiend)を斬り伏せるこの聖騎士」としたのは、こう書いた方が「今回は名前ネタです」というのを分かりやすく伝えられるかな、と思ったから。
余談3:火曜日 《潮縛りの魔道士/Tidebinder Mage》
強そうだけどレアと言われると少し違和感のあるカード。記事でも紹介されてるけど「4マナ 3/3 飛行」でこの能力だったらアンコモンなんだよな。
カードとしても良くまとまってるし、フレイバーも良い。潮の流れを魔法で操って相手の動きを止めるから「潮縛りの魔道士」。分かりやすい。
対抗色の赤と緑って水が苦手なのかな、と思ったりしつつも、こまい訳の話。
原文の「tapped another permanent and kept it pinned down」の「pinned down」はやっぱり「釘づけにする」がしっくり来るかな、とか、原文の「but Dungeon Geists was a little different」の「little different」は「少し違う」が正確な訳なんだろうけど、自身がタップし続けなくてもよい、というのは優秀な点なのだから「一味違う」と訳してみた、とか。
余談4:水曜日 《生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie》
生まれる前の生命を散らしてしまう死神のようなゾンビ。「Bane」という単語は過去にも多くカード名に登場してきたけど「生命散らし」って聞いたことないな、と思ったので調べてみた。
まず「Bane」の単語が独立して用いられているカード名一覧。どうやら「苦悩」と「破滅」が多いみたい。例外は《走者止め/Runner’s Bane》か。イラスト見ると物理的に足止めされてるから「苦悩」とか「破滅」だと変だし、そういうことなのかな。
《タララの苦悩/Talara’s Bane》
《召喚士の破滅/Summoner’s Bane》
《工匠の破滅/Builder’s Bane》
《生命を破滅させるもの/Bane of the Living》
《破滅小径の仲介人/Bane Alley Broker》
《破滅小径の悪党/Bane Alley Blackguard》
《秘宝の破滅/Relic Bane》
《走者止め/Runner’s Bane》
次に「Bane~、~bane」のような複合語。こっちも基本は「破滅~」や「苦悩~」が多い。それと「~封じ」。あとは例外的なものとしてラシーダさんの2つ名か。ここで言ってる「Scale(鱗)」はドラゴンを指すので、要はドラゴンスレイヤー。
《破滅蜂/Banewasp》
《破滅蜂の苦悩/Banewasp Affliction》
《苦悩火/Banefire》
《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
《有害な前兆/Baneful Omen》
《ラシーダ・スケイルベイン/Rashida Scalebane》
《呪文散らしのケンタウルス/Spellbane Centaur》
《墓いらずのゾンビ/Gravebane Zombie》
《影封じ/Shadowbane》
《斧折りの守護者/Axebane Guardian》
《斧折りの雄鹿/Axebane Stag》
《精霊の敵/Spiritbane》
《魔女封じの宝珠/Witchbane Orb》
《魔道士封じの鎧/Magebane Armor》
そんなわけで《生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie》以外にも《呪文散らしのケンタウルス/Spellbane Centaur》という「散らし」仲間がちゃんといました、という話。
余談5:木曜日 《精神灼き/Mindsparker》
先制攻撃持ってるってことは素早いか、もしくは非常にとらえづらい動きをしているか。イメージ的には「不規則な動きで飛び回る雷球。反発する魔法力(対抗色)を感じると反射的に電撃を放つ」、そんな精霊。
以下、余談。あまりにも見慣れ過ぎてて逆にど忘れしてたのが「先制攻撃」の英語名。「Fastだっけ? First?」とか「1単語だっけ、2単語だっけ? キーワード能力って基本的に1単語だったような……」と混乱した。
余談6:金曜日 《魔女跡追い/Witchstalker》
そこら中でネタにされてたけど顔デカいよね、とかはさておき訳の話。
原文:
Which Witch does the Witchstalker stalk?
拙訳:
どの魔女の跡を《魔女跡追い/Witchstalker》は追っているのだろうか?
原文の「ウィッチ ウィッチ does ウィッチ ストーク ストーク」というリズミカルな文章を日本語に置き換えるのは速攻で諦めた。なんの根拠もないけど、真木孝一郎さんだったらなんとかできるかもしれない。
コメント