余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
ネタの内容は月曜日から順に「クリーチャータイプ」「背景ストーリー(ファイレクシア)」「背景ストーリー(ザ・ダーク)」「カード名」「クリーチャータイプ」。バラエティに富んだ内容になっており、特に統一されたテーマがあったという感じは受けない。
それより気になったのは8月からレアリティ表記がなくなった件。エキスパンションによって異なることを新規のプレイヤーに知られたくないのかな、とか、古いカードは特殊なレアリティ区分(アンコモン1、アンコモン2)があって現状の区分にそぐわないからかな、とか、色々思いつくけど真相は闇の中。
余談2:月曜日 《運命の扉/Door of Destinies》
マジックの世界には様々な扉があって開くと不思議なことが起きる。たとえば開くのに膨大な魔力を必要とする空虚への扉は、開いてしまえば敵を問答無用で虚無へと葬り去る。裂け岩に開いた扉からは粗悪なマナしか生み出されないけど、なぜか扉を破壊すると以降は緑と白のマナが生み出されるようになる。
そんな中、運命の扉は戦場に設置する際に「人間用」とか「ゴブリン用」とか決めるらしい。そして新たに陣営に加わるクリーチャーは自分の種族用の扉へと案内される。
係員「こっちの扉を通れ」
新兵「あっちじゃないんですか?」
係員「あれはゴブリン用だ」
新兵「こっちの扉、なんか2って書いてありますけど」
係員「いいからとっとと通れ」
新兵「はい」
(ピロリーン)
係員「よし、3になったな」
新兵「なんですか、今の音」
係員「お前が3人目の人間ということだ。よし、次は視力検査だ。あっちへ向かえ」
新兵「了解で……な、なんだ!? 力がわいてくる……具体的には+3/+3くらいの力が!」
係員「いいから行け」
多相の方々は入隊検査時に回る場所が増えて大変そう。あとこれさえあれば吸血鬼が人間に化けて侵入してきてもすぐに分かって便利かもしれない。変身前の狼男の識別には使えないけど(人間のクリーチャータイプ持ってるから)。
さらに余談。「扉」と訳されるカード名は「Door」以外に「Portal」もあるけど、「Portal」は「門」と訳されることもある(「門」とも「扉」とも訳されなかった「Portal」もあるけどここには挙げない)。さらに「門」といえば当然「Gate」もある。
扉 - Door
《運命の扉/Door of Destinies》
《空虚への扉/Door to Nothingness》
《地下室の扉/Cellar Door》
扉 - Portal
《裂け岩の扉/Riftstone Portal》
《試作品の扉/Prototype Portal》
《取り憑かれた扉/Possessed Portal》
門 - Portal
《移ろいの門/Erratic Portal》
《次元の門/Planar Portal》
《ベルベイの門/Belbe’s Portal》など
門 - Gate
《秘教の門/Mystic Gate》
《上天への門/Gate to the AEther》
《ラクドスのギルド門/Rakdos Guildgate》など
最後のちょっとだけ訳の話。
末尾の「whose list is still up to date」を最初は「いまだに更新され続けてるぞ」と訳しそうになって、記事を見に行って、間違いに気づいた。まあ、そう簡単にはクリーチャータイプが増えることはない、ってことか。
あと「obviously more than we can list here」は「ここに記すには余白が足りない」にしようかな、と少しだけ思った。そしてすぐにやめた。
余談3:火曜日 《ファイレクシアへの貢ぎ物/Phyrexian Tribute》
ファイレクシアは本当にアーティファクト破壊が下手で、1つのアーティファクトを壊すのに「3マナのソーサリー(追加コスト:クリーチャー2体)」とか「2マナのエンチャント(追加コスト:クリーチャー1体)」とか、非効率にもほどがある。そこまでして壊したいのか。
なお、英語に「ish」という英単語があることをこの記事で初めて知った。
余談4:水曜日 《瘴気/Marsh Gas》
元カード名が2単語《Marsh Gas》なのに対して日本語名が1単語《瘴気》となっている珍しい例。それも当然で日本語訳黎明期の第4版の時代に訳されたカードの1つ。今だったら「湿地のガス」もしくは「湿地帯のガス」になるのかな。やっぱり《瘴気》のほうがそれらしい。黒だし。
なお同じ第4版の《Marsh Viper》は《マーシュ・バイパー》と訳されている模様。
余談5:木曜日 《黒騎士/Black Knight》
青白パーミッションデッキを使ってたとき、なかなか《神の怒り/Wrath of God》を引けず、2ターン目に出てきた《黒騎士/Black Knight》に20点のライフを削りきられたことを思い出す。
それはさておき、記事では「Black Knight」の名を冠されたことのある歴史上の人物たちが紹介されている。それらの人物について書かれた英語版Wikipediaへのリンクがいくつも張られていた。ただ、これら人物は日本ではあまり知られていないらしく、日本語版Wikipediaには記事がなかった。
イギリスのエドワード王子が入ってないな、と思ったら、彼の異名は「エドワード黒太子(Edward, the Black Prince)」だった。騎士じゃなかった。ちなみに英語版Wikipediaによると、初めて「Black Prince」の名が用いられたのは死後150年経ってからで、彼の生きている時代にその二つ名が用いられた資料は存在しないらしい。
(英語版Wikipedia) Edward, the Black Princeの項目
http://en.wikipedia.org/wiki/Edward,_the_Black_Prince
余談6:金曜日 《執拗な死者/Tenacious Dead》
マジックにおいて初めて白骨化したのは戦士(Warrior)で、その次に白骨化したのは鳥(Bird)だったらしい。ただ、さすがに船(Ship)は(いくら骨組みがあるとはいえ)白骨化しないらしく《Skeleton Ship》のクリーチャータイプはスケルトン(Skeleton)のみとなっている。
マジックを始めた頃、この《Skeleton Ship》のイラストがとても好きで、「強いから」ではなく「使いたいから」使っていた。弱かったけど、嫌いにはなれなかった。今でも好き。しかしこれが入っていたということは青黒デッキだったはずだけど、他に何を入れてたか、さっぱり思い出せない。
ネタの内容は月曜日から順に「クリーチャータイプ」「背景ストーリー(ファイレクシア)」「背景ストーリー(ザ・ダーク)」「カード名」「クリーチャータイプ」。バラエティに富んだ内容になっており、特に統一されたテーマがあったという感じは受けない。
それより気になったのは8月からレアリティ表記がなくなった件。エキスパンションによって異なることを新規のプレイヤーに知られたくないのかな、とか、古いカードは特殊なレアリティ区分(アンコモン1、アンコモン2)があって現状の区分にそぐわないからかな、とか、色々思いつくけど真相は闇の中。
余談2:月曜日 《運命の扉/Door of Destinies》
マジックの世界には様々な扉があって開くと不思議なことが起きる。たとえば開くのに膨大な魔力を必要とする空虚への扉は、開いてしまえば敵を問答無用で虚無へと葬り去る。裂け岩に開いた扉からは粗悪なマナしか生み出されないけど、なぜか扉を破壊すると以降は緑と白のマナが生み出されるようになる。
そんな中、運命の扉は戦場に設置する際に「人間用」とか「ゴブリン用」とか決めるらしい。そして新たに陣営に加わるクリーチャーは自分の種族用の扉へと案内される。
係員「こっちの扉を通れ」
新兵「あっちじゃないんですか?」
係員「あれはゴブリン用だ」
新兵「こっちの扉、なんか2って書いてありますけど」
係員「いいからとっとと通れ」
新兵「はい」
(ピロリーン)
係員「よし、3になったな」
新兵「なんですか、今の音」
係員「お前が3人目の人間ということだ。よし、次は視力検査だ。あっちへ向かえ」
新兵「了解で……な、なんだ!? 力がわいてくる……具体的には+3/+3くらいの力が!」
係員「いいから行け」
多相の方々は入隊検査時に回る場所が増えて大変そう。あとこれさえあれば吸血鬼が人間に化けて侵入してきてもすぐに分かって便利かもしれない。変身前の狼男の識別には使えないけど(人間のクリーチャータイプ持ってるから)。
さらに余談。「扉」と訳されるカード名は「Door」以外に「Portal」もあるけど、「Portal」は「門」と訳されることもある(「門」とも「扉」とも訳されなかった「Portal」もあるけどここには挙げない)。さらに「門」といえば当然「Gate」もある。
扉 - Door
《運命の扉/Door of Destinies》
《空虚への扉/Door to Nothingness》
《地下室の扉/Cellar Door》
扉 - Portal
《裂け岩の扉/Riftstone Portal》
《試作品の扉/Prototype Portal》
《取り憑かれた扉/Possessed Portal》
門 - Portal
《移ろいの門/Erratic Portal》
《次元の門/Planar Portal》
《ベルベイの門/Belbe’s Portal》など
門 - Gate
《秘教の門/Mystic Gate》
《上天への門/Gate to the AEther》
《ラクドスのギルド門/Rakdos Guildgate》など
最後のちょっとだけ訳の話。
原文:
That is obviously more than we can list here, so go check out this Arcana from last year, whose list is still up to date!
拙訳:
ここに全てリストアップするには明らかにスペースが足りないので、昨年のこのコラムに載っているリストを参照してくれ。今現在もこれが最新のリストだ!
末尾の「whose list is still up to date」を最初は「いまだに更新され続けてるぞ」と訳しそうになって、記事を見に行って、間違いに気づいた。まあ、そう簡単にはクリーチャータイプが増えることはない、ってことか。
あと「obviously more than we can list here」は「ここに記すには余白が足りない」にしようかな、と少しだけ思った。そしてすぐにやめた。
余談3:火曜日 《ファイレクシアへの貢ぎ物/Phyrexian Tribute》
ファイレクシアは本当にアーティファクト破壊が下手で、1つのアーティファクトを壊すのに「3マナのソーサリー(追加コスト:クリーチャー2体)」とか「2マナのエンチャント(追加コスト:クリーチャー1体)」とか、非効率にもほどがある。そこまでして壊したいのか。
なお、英語に「ish」という英単語があることをこの記事で初めて知った。
余談4:水曜日 《瘴気/Marsh Gas》
元カード名が2単語《Marsh Gas》なのに対して日本語名が1単語《瘴気》となっている珍しい例。それも当然で日本語訳黎明期の第4版の時代に訳されたカードの1つ。今だったら「湿地のガス」もしくは「湿地帯のガス」になるのかな。やっぱり《瘴気》のほうがそれらしい。黒だし。
なお同じ第4版の《Marsh Viper》は《マーシュ・バイパー》と訳されている模様。
余談5:木曜日 《黒騎士/Black Knight》
青白パーミッションデッキを使ってたとき、なかなか《神の怒り/Wrath of God》を引けず、2ターン目に出てきた《黒騎士/Black Knight》に20点のライフを削りきられたことを思い出す。
それはさておき、記事では「Black Knight」の名を冠されたことのある歴史上の人物たちが紹介されている。それらの人物について書かれた英語版Wikipediaへのリンクがいくつも張られていた。ただ、これら人物は日本ではあまり知られていないらしく、日本語版Wikipediaには記事がなかった。
イギリスのエドワード王子が入ってないな、と思ったら、彼の異名は「エドワード黒太子(Edward, the Black Prince)」だった。騎士じゃなかった。ちなみに英語版Wikipediaによると、初めて「Black Prince」の名が用いられたのは死後150年経ってからで、彼の生きている時代にその二つ名が用いられた資料は存在しないらしい。
(英語版Wikipedia) Edward, the Black Princeの項目
http://en.wikipedia.org/wiki/Edward,_the_Black_Prince
余談6:金曜日 《執拗な死者/Tenacious Dead》
マジックにおいて初めて白骨化したのは戦士(Warrior)で、その次に白骨化したのは鳥(Bird)だったらしい。ただ、さすがに船(Ship)は(いくら骨組みがあるとはいえ)白骨化しないらしく《Skeleton Ship》のクリーチャータイプはスケルトン(Skeleton)のみとなっている。
マジックを始めた頃、この《Skeleton Ship》のイラストがとても好きで、「強いから」ではなく「使いたいから」使っていた。弱かったけど、嫌いにはなれなかった。今でも好き。しかしこれが入っていたということは青黒デッキだったはずだけど、他に何を入れてたか、さっぱり思い出せない。
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