余談1:今週のCard of the Dayのテーマ

 今週のテーマは統率者(2013年版)のカード。当初はまだEDHという名前が主流だったけど、最近は統率者戦という呼称も随分と市民権を得ている様子。せっかくなので公式の統率者(2013年版)のサイトを見に行ってみた。

  マジック:ザ・ギャザリング 統率者(2013年版)
  http://mtg-jp.com/products/individual/023736/

 広告文の「5種類のカード100枚入りシングルトン(カード1枚制限)デッキです」という文章が一瞬理解できなかった。「5種類のカードが100枚入り? 5種類しか入ってない? そんなバカな」とか頭の悪いことを考えてしまった。「5種類の『100枚入りデッキ』」ね。

 同じサイトの英語版を見たら「Commander (2013 Edition) release consists of five different game packs」となっていた。こっちのほうが分かりやすいな。

余談2:月曜日 《野生の意志、マラス/Marath, Will of the Wild》

 公式の画像検索エンジンであるGathererからカードを検索すると、カード画像のテキストはオラクル準拠に修正されてる……と思っていたんだけど、そんなことなかったか。ちゃんと製品版の画像(文面)なんだな。あれ、なんでそんな勘違いしてたんだろう。

 訳の話。
原文:
 FYI, Marath has errata. "X can’t be 0" was left off the card, so his second ability should read:

拙訳:
 参考までに告げておくと《野生の意志、マラス/Marath, Will of the Wild》にはエラッタが出ている。「Xは0にはできない」の文言が漏れているのだ。彼の2つ目の能力は本来こう書かれるはずだった。

 冒頭の「FYI」は「For your information」で、ご参考までに、みたいな意味がある。仕事でよく使う。これ以外に使うのは「TBA」とか「NA」とかかな。前者が「To be announced」で、後者が「Not Applicable」。

余談3:火曜日 《浄火の戦術家、デリーヴィー/Derevi, Empyrial Tactician》

 見た目が本当に単なる鳥なのか、実は腕が生えてるのかが分からない。槍を持った右腕が生えているようにも見えるんだけど、それだと頭のすぐ横から腕が生えていることになるんだよな……。

 と、思ったらこっちにサイズの大きい画像があった。腕生えてるね。「鳥・ウィザード」のクリーチャータイプでありつつ、見た目が完全に「鳥」そのものというクリーチャーも面白そうだと思ったのに、残念。

  《浄火の戦術家、デリーヴィー》の画像
  http://magiccards.info/c13/en/186.html

余談4:水曜日 《老いざる苦行者、アローロ/Oloro, Ageless Ascetic》

 日本語カード名を見て「ああ、老いてるんだな」と思って、英語名を見たら「Ageless」ってあって「え? じゃあ、老いてないじゃん?」と混乱して、あらためて日本語カード名見たらちゃんと「老いざる」となってた。

 記事に登場したクリス・クルーウィは有名フットボール選手であるだけでなく、本当に自他共に認めるゲーム好きらしく、ツイッターのアカウント名も「ChrisWarcraft」。プロスポーツ選手でマジック好きというといまだに佐竹雅昭が浮かぶ、と言うと年がばれる。

余談5:木曜日 《カーの空奪い、プローシュ/Prossh, Skyraider of Kher》

 日本語名の「空奪い」はまるで「空を奪う」ような感じを受ける。元の英語名は「Skyraider」で、どちらかというと「空を主戦場にしている盗賊団」という意味な気がする。《Erg Raiders》の日本語名が《アーグの盗賊団》だったように。

 ところでカー(Kher)というと真っ先に浮かぶのは0コストのコボルドだけど、アルファ版にも《Roc of Kher Ridges》というカー(Kher)関連のカードがあったとは知らなかった。

余談6:金曜日 《ネファリアの災い、ジェリーヴァ/Jeleva, Nephalia’s Scourge》

 訳の話。
原文:
 Back before Avacyn was restored (yay Avacyn!),

拙訳:
 《希望の天使アヴァシン/Avacyn, Angel of Hope》がご帰還(やったぜ!)される前まで

 括弧内の「Yay」は日本語で「イエーイ」であるわけで、直訳するなら「イエーイ、アヴァシン!」であり、もうちょっと日本語にするなら「アヴァシン、万歳!」なわけだけど、文章のど真ん中にこれを挟むことに抵抗があって、上記の訳にした。
原文:
 the good folk of Nephalia often served as lunch for the not-so-good folk of Nephalia

拙訳:
 ネファリアの善良な人々はネファリアのそれほど善良ではない連中に食いものにされていた

 原文「often served as lunch」からリンクが張られていた先のコラムを読んでも、直接的にどう「食べていたのか」が描写されていなかったので、間接的な表現として「食い物にする」を使ってみた。

 吸血鬼がいるという情報があったのでそのことだとすれば文字通り「食われている」と言えなくもないけど、屍術師たちがゾンビを作っている地域でもあるらしいので、材料にされるという意味であれば間接的な「食い物にされる(搾取される)」のほうになる。

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