ネシアンのアスプ/Nessian Asp - テーロス
Nessian Asp / ネシアンのアスプ (4)(緑)
クリーチャー — 蛇(Snake)
到達
(6)(緑):怪物化4を行う。(このクリーチャーが怪物的でない場合、これの上に+1/+1カウンターを4個置く。これは怪物的になる。)
4/5
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Nessian+Asp/

 巨大であるというだけではキャラが立たないと思ったのか、《ネシアンのアスプ/Nessian Asp》は Polycephalic でもある(これは多頭であることを意味する言葉だ)。
 多頭なクリーチャーは神話の世界ではそれほど珍しいことではなく、古代ギリシャの神話にもいくつか例が見受けられる(註1)。さらに《ネシアンのアスプ/Nessian Asp》のユニークな外見とその複数ある頭について面白い話を聞きたければ、この LoadingReadyRun のビデオ「The Trial」(註2)がおススメだよ。

(註1) 古代ギリシャの神話にもいくつか例が見受けられる
 原文では以下のURLへリンクが張られている。WikipediaのPolycephalyの項目内でも特にギリシャ神話に登場する多頭のクリーチャーについて触れている箇所。
 http://en.wikipedia.org/wiki/Polycephaly#Greek_mythology

 上記では「ケルベロス(Cerberus)」「ラドン(Ladon)」「キメラ(Chimera)」「ヒドラ(Hydra)」「オルトロス(Orthrus)」「ヤヌス(Janus)」などが紹介されている。

(註2) LoadingReadyRun のビデオ「The Trial」
 原文では以下のURLへリンクが張られている。LoadingReadyRunという団体が作成した動画(註3)の紹介。
 http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/269

(註3) LoadingReadyRunという団体が作成した動画
 実際の動画のURLは以下のとおり。
 http://www.youtube.com/watch?v=tTyL108Vf1Y
 今回のカードである《ネシアンのアスプ/Nessian Asp》に関する動画部分だけ訳してみる。動画では2人のおっさんがソファに座っているところから始まる。

 「これなによ?」
 と《ネシアンのアスプ/Nessian Asp》のカードを示す。

 「それはアスプだよ」
 めんどくさそうに一瞥して答える。

 「いや、そうじゃなくて、頭が2つもあるよ?」
 「そういうこともあるだろ」
 話を終わらせようとする。
 「そんなわけないだろ」
 と、相手が話を終わらせようとするのを食い下がる。

 「頭が2つ以上ある蛇だっているんだから別にいいじゃないか」
 「それじゃハイドラだろ。全然違うよ。あいつらはいくつあったっていいんだ」

 熱弁を振るう相手に、メガネを外してゆっくりと答える。
 「カードをよく見てごらんよ。そいつは家よりデカいんだぜ?」
 「ますますハイドランな感じじゃないか」

 食い下がる相手に、再びメガネをかけてから答える。
 「まず、それを言うならハイドラ的と言うべきだ。
  それとそんだけデカくなったアスプなら頭が2つあったっていいじゃないか。
  どっちにしても蛇なのは間違いない」
 手にしたペンでカードのクリーチャータイプ欄を指し示す。
 「ほら。蛇って書いてある」

 話は終わりとばかりに本を読み始める相手になおも噛みつく。
 「クリーチャータイプなんて当てにならないよ。後から変わったりするじゃん。
  《イシュトヴァーンおじ》は種族名もイシュトヴァーンおじだったのに、
  今じゃ単なるクソつまらない人間だぜ?」

 本を閉じて相手に向き直る。
 「それが今回の話に何か関係あるのか?」
 「僕がイシュトヴァーンおじだったらキレるね」

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/1113

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