余談1:今週のCard of the Dayのテーマ

 今週のテーマは「蛇」。こんなに分かりやすいのは久しぶりだな、と一瞬だけ思ったけど、2週間前の「Hero」週間も明らかに分かりやすかったよな。あれは気づかないほうがおかしい(すいません)。

余談2:月曜日 《蛇術師/Ophiomancer》

 クリーチャータイプを書き換えたりしない限り、常に1体しか蛇を使役できない蛇使いさん。これは「飼っている蛇は不死身である。何度でも蘇るさ」なのか「ツテがあってすぐに次を手に入れることができる」なのか「蛇が沸いて出てくる不思議な何かを持っている」なのか。

 魔法の世界だから不死身か沸いて出てくるかがありそう。

 ところで特定のクリーチャータイプのトークンを1体ずつしか生み出せないというと思いだされるのは《霊の鏡/Spirit Mirror》というエンチャント。こんなカード。
Spirit Mirror / 霊の鏡 (2)(白)(白)
エンチャント
あなたのアップキープの開始時に、反射(Reflection)トークンが戦場に存在しない場合、白の2/2の反射クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
(0):反射1つを対象とし、それを破壊する。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Spirit+Mirror/

 恒久的にトークンを生み出すカードは強いという常識をくつがえしてくれたカード。ちなみに Mark Rosewater がこのカードの開発時のエピソードについてコラムで語っている。

  (原文) Enchantment For Better Things, Part One
  http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/mr285

  (拙訳) より良いエンチャントのために
  http://regiant.diarynote.jp/201106220720372950/

 初代「エンチャントかつクリーチャー」の話はさておき訳の話。
原文:
 a fancy New Latin word that means "snake"

拙訳:
 近代ラテン語で「蛇」を意味するしゃれた単語だ

 お分かりのとおり「Fancy」をどうしようかな、という話。それと、忠実に訳すなら「しゃれた近代ラテン語の言葉」という語順なんだろうけど、そうするとどうにも日本語にしづらくて諦めた。

 なおこの記事でちょうど3年分のCard of the Dayの更新完了。

余談3:火曜日 《ネシアンのアスプ/Nessian Asp》

 なんとなく紹介されてた動画も翻訳してみたけど、やっぱりコントを文字に書き起こしても面白さは伝わらないかな。日本語の意味をつかんでいただいたらリンク先も見てみて欲しいところ。

 動画の話はさておき訳の話。
原文:
 As if being a huge snake wasn’t enough by itself,

拙訳:
 巨大であるというだけではキャラが立たないと思ったのか、

 個人的に気に入っている訳。こういう意味だよね?

 あと動画内の会話で訳に……というか聞きとりに困った箇所。
原文:
 A : That seems to me quite a 【ハイドラアスティック】 trait to me
 B : First, its 【ハイドラスク】. Second, if an asp gets that big ...

 多分、日本語で言う「ハイドラ的な」「ハイドラな」「ハイドラっぽい」みたいな造語なんだろうけど、スペルが分からない。ネイティブなら分かるんだろうな。

余談4:水曜日 《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》

 神河物語の世界特有の種族である擬人化された蛇こと「大蛇(Orochi)」の名前の元ネタが「八岐大蛇」である、というネタ。どうでもいいけど「やまたのおろち」って、なぜか変換できる。

 さらにどうでもいい話。ずっと前にドラえもんの漫画を読んでいたら、のび太が「おかしいじゃないか。頭が8つだったら、マタの数は7つのはずだ。なんで『ヤマタのおろち』なんだよ」みたいなことを言ってた記憶がある。

 当時は「たしかにそうだ」と思ったけど、あらためて考えると「八岐」の意味を取り違えているのかもしれない。「岐」は分岐を意味するわけだから「8つに分かれている」という意味での「八岐」なのかもしれない。

 せっかくだから Wikipedia でもチェックしてみるか。……よく分からなかった。

余談5:木曜日 《定命の者の宿敵/Nemesis of Mortals》

 ラドンという怪獣が日本の映画でいたな。元ネタはギリシャ神話だったのか……と思ったのだけど、Wikipediaによると違うらしい。プテラノドンか。なるほど。確かにギリシャ神話のラドンには羽も生えてないしな。

 見たことない映画の話はさておき訳の話。
原文:
 Ladon coiled around a tree bearing golden apples that granted immortality, acting as a sleepless guardian.

拙訳:
 不死を授ける黄金のリンゴが生るという木に巻き付き、眠らぬ番人としてリンゴを守っていたという点だ。

 単語それぞれは難しくないのだけど、日本語の文に直すのが意外と手間だった。「ラドンは 巻きついて の周りを 黄金のリンゴが生っている木 不死を授ける、としての役目 眠ることのない 番人」という単語を並び替えて日本語にする作業。

余談6:金曜日 《翼のコアトル/Winged Coatl》

 瞬速で接死で飛行で1/1のクリーチャー。「毒の矢」という表現が実にしっくりくるスペックだな。青だから「飛行」で「瞬速」、緑だから「接死」。分かりやすい。あと「蛇」というと緑のイメージがあるけど、《知恵の蛇/Ophidian》もいるし、確かに青もありだな。

 ところで統率者のデッキは、統率者に選んだレジェンド・クリーチャーと色が一致していないカードは入れられないというルールだったはずだけど、多色カードってかなり条件せばめられるんじゃないかな……ああ、でも3色以上のレジェンド・クリーチャーもいるか。

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