今週のCard of the Day (2013年11月 第3週) とか
2013年11月17日 週のまとめ コメント (2)余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
怪物化(Monstrosity)週間だったらしく、Card of the Day も怪物化の能力を持つクリーチャーたち……と思いきや、金曜日だけ「名前に Monstrosity(大怪物)が含まれるカード」というオチがついた。
ちなみに Monstrosity(大怪物)が名前につくカードは意外と多く、刻まれているもの以外にも《黴墓の大怪物/Moldgraf Monstrosity》、《灰燼の大怪物/Ashen Monstrosity》、《走り回る大怪物/Skittering Monstrosity》、《呪われた大怪物/Cursed Monstrosity》などがいる。
余談2:月曜日 《船壊しのクラーケン/Shipbreaker Kraken》
巨大ダコが怪物化するとクリーチャーたちを締め上げて身動きとれなくさせる。分かりやすいんだけど名前との関連性は薄いな。いや、だからといって「Destroy target ship」なんて用途の狭い能力があっても困るか。
ところでこの手の「触手が絡みついて相手の動きをとめる」といえばやっぱり《潮汐を作るもの、ロートス/Lorthos, the Tidemaker》が代表格のイメージ。タコだけあって、ちゃんと8本の触手で絡みつくし。
余談3:火曜日 《羊毛鬣のライオン/Fleecemane Lion》
2マナ 3/3というだけで驚いていた時代もあったな、と《番狼/Watchwolf》を懐かしく思いだした。しかし本当にクリーチャーの性能率上昇は留まるところを知らない。あの《悪斬の天使/Baneslayer Angel》がかわいく見えて……いや、それはないな。
モチーフはギリシャ神話に出てくるネメアーの獅子という怪物らしい。矢も通さぬ固い体だったけど、ヘラクレスに絞め殺されたそうな。なるほど。破壊不能であっても窒息死はするのか。
揚げ足とり(?)はさておき訳の話。
元の文章が短すぎてどういう意図があるのか想像するしかないのが難しい、というのが1つ。もう1つは顔文字の「笑顔」をどれにしようか迷ったという話。
余談4:水曜日 《アクロスの巨像/Colossus of Akros》
ギリシャ神話を元にしているだけあって実世界の神話や逸話をモチーフにしたカードが多いテーロス。この巨像はロードス島から持ってきたものらしい。
記事からは英語版Wikipediaの記事へリンクが張られていたので日本語版をチェックしてみた。Card of the Dayの記事には倒壊の時期が「fifty-six years after its completion(完成してから56年後のことだ)」と書いてあるけど、日本語版Wikipediaだと「58年後の紀元前226年にロドスで地震が発生、巨像は膝から折れて倒壊した」となっている。
まあ、数千年も前のことだもんなあ。2年の差なんて確かめようもないか。
ここで全然関係ない話をしてみる。ロードス島戦記にハマッていた中学生くらいのとき、親が「これ、あなたが興味のあるファンタジー小説でしょう?」と文庫本を買って来てくれた。
タイトルは「ロードス島攻防記」で著者は塩野七生さん。読み始めてすぐ全然関係ないことが分かったけど、予想外に面白かった。ロードス島という島が実在することも興味深かったし、初めて読んだ塩野七生さんの著書がこれだった。
そんだけ。
余談5:木曜日 《残酷なハイソニア/Hythonia the Cruel》
カード名を見たとき「『わたし、残酷ですわよ』が決めゼリフのお嬢様キャラが何かでいたなあ」とふと思った。それはさておき能力の話。
彼女の能力は「ゴルゴン(Gorgon)でないクリーチャーを破壊する」。無差別に、近くにいる生物は全て巻き込まれる。気に入った動物とか好きな人間とかが近くにいたら我に返ったときに絶望するのか、残酷なだけあって歯牙にもかけないのか。ゴルゴンだから後者だろうな(偏見)。
ところで記事では最後に「そしてもちろん忘れちゃいけない《見えざる者、ヴラスカ/Vraska the Unseen》の存在」とあるけど、彼女はゴルゴンではないんだよね。プレインズウォーカーは種族を超越した存在なのかな。
その昔、種族を一種類しか持てなかった頃のレジェンドクリーチャーみたいに「(カード名)は、(クリーチャータイプ)として扱う」と付記するわけにはいかないんだろうか。まあこれも決してスマートな方法ではないけど。
余談6:金曜日 《刻まれた大怪物/Etched Monstrosity》
刻まれたシリーズのトリ。ここで言う「刻まれた」は「切り刻まれた」よりも「刻印された、彫り込まれた、刻み込んだ」という意味合いがあるはず。
……なんだけどシリーズ1枚目の《刻まれた巫女/Etched Oracle》のイラストに描かれているキャラクターが、体がバラバラになりかけているように見えたせいで「切り刻まれた」のイメージで覚えてしまった。
刻まれた巫女/Etched Oracle
http://magiccards.info/mma/en/206.html
あらためて見ると確かに体の表面に細かい文様が彫り込まれているのが見える。
イラストの話のあとに訳の話。
最後の「compleat」は直訳すると確かに「完全な」なんだけど、ミラディンやファイレクシアの世界ではまた世界設定的に特別な意味合いが込められていたような気もする。うーん。
怪物化(Monstrosity)週間だったらしく、Card of the Day も怪物化の能力を持つクリーチャーたち……と思いきや、金曜日だけ「名前に Monstrosity(大怪物)が含まれるカード」というオチがついた。
ちなみに Monstrosity(大怪物)が名前につくカードは意外と多く、刻まれているもの以外にも《黴墓の大怪物/Moldgraf Monstrosity》、《灰燼の大怪物/Ashen Monstrosity》、《走り回る大怪物/Skittering Monstrosity》、《呪われた大怪物/Cursed Monstrosity》などがいる。
余談2:月曜日 《船壊しのクラーケン/Shipbreaker Kraken》
巨大ダコが怪物化するとクリーチャーたちを締め上げて身動きとれなくさせる。分かりやすいんだけど名前との関連性は薄いな。いや、だからといって「Destroy target ship」なんて用途の狭い能力があっても困るか。
ところでこの手の「触手が絡みついて相手の動きをとめる」といえばやっぱり《潮汐を作るもの、ロートス/Lorthos, the Tidemaker》が代表格のイメージ。タコだけあって、ちゃんと8本の触手で絡みつくし。
余談3:火曜日 《羊毛鬣のライオン/Fleecemane Lion》
2マナ 3/3というだけで驚いていた時代もあったな、と《番狼/Watchwolf》を懐かしく思いだした。しかし本当にクリーチャーの性能率上昇は留まるところを知らない。あの《悪斬の天使/Baneslayer Angel》がかわいく見えて……いや、それはないな。
モチーフはギリシャ神話に出てくるネメアーの獅子という怪物らしい。矢も通さぬ固い体だったけど、ヘラクレスに絞め殺されたそうな。なるほど。破壊不能であっても窒息死はするのか。
揚げ足とり(?)はさておき訳の話。
原文:
"Erik likes GW 3/3s. :)"
拙訳:
「Erikは緑白で3/3が好きだね ( ´ー`)」
元の文章が短すぎてどういう意図があるのか想像するしかないのが難しい、というのが1つ。もう1つは顔文字の「笑顔」をどれにしようか迷ったという話。
余談4:水曜日 《アクロスの巨像/Colossus of Akros》
ギリシャ神話を元にしているだけあって実世界の神話や逸話をモチーフにしたカードが多いテーロス。この巨像はロードス島から持ってきたものらしい。
記事からは英語版Wikipediaの記事へリンクが張られていたので日本語版をチェックしてみた。Card of the Dayの記事には倒壊の時期が「fifty-six years after its completion(完成してから56年後のことだ)」と書いてあるけど、日本語版Wikipediaだと「58年後の紀元前226年にロドスで地震が発生、巨像は膝から折れて倒壊した」となっている。
まあ、数千年も前のことだもんなあ。2年の差なんて確かめようもないか。
ここで全然関係ない話をしてみる。ロードス島戦記にハマッていた中学生くらいのとき、親が「これ、あなたが興味のあるファンタジー小説でしょう?」と文庫本を買って来てくれた。
タイトルは「ロードス島攻防記」で著者は塩野七生さん。読み始めてすぐ全然関係ないことが分かったけど、予想外に面白かった。ロードス島という島が実在することも興味深かったし、初めて読んだ塩野七生さんの著書がこれだった。
そんだけ。
余談5:木曜日 《残酷なハイソニア/Hythonia the Cruel》
カード名を見たとき「『わたし、残酷ですわよ』が決めゼリフのお嬢様キャラが何かでいたなあ」とふと思った。それはさておき能力の話。
彼女の能力は「ゴルゴン(Gorgon)でないクリーチャーを破壊する」。無差別に、近くにいる生物は全て巻き込まれる。気に入った動物とか好きな人間とかが近くにいたら我に返ったときに絶望するのか、残酷なだけあって歯牙にもかけないのか。ゴルゴンだから後者だろうな(偏見)。
ところで記事では最後に「そしてもちろん忘れちゃいけない《見えざる者、ヴラスカ/Vraska the Unseen》の存在」とあるけど、彼女はゴルゴンではないんだよね。プレインズウォーカーは種族を超越した存在なのかな。
その昔、種族を一種類しか持てなかった頃のレジェンドクリーチャーみたいに「(カード名)は、(クリーチャータイプ)として扱う」と付記するわけにはいかないんだろうか。まあこれも決してスマートな方法ではないけど。
余談6:金曜日 《刻まれた大怪物/Etched Monstrosity》
刻まれたシリーズのトリ。ここで言う「刻まれた」は「切り刻まれた」よりも「刻印された、彫り込まれた、刻み込んだ」という意味合いがあるはず。
……なんだけどシリーズ1枚目の《刻まれた巫女/Etched Oracle》のイラストに描かれているキャラクターが、体がバラバラになりかけているように見えたせいで「切り刻まれた」のイメージで覚えてしまった。
刻まれた巫女/Etched Oracle
http://magiccards.info/mma/en/206.html
あらためて見ると確かに体の表面に細かい文様が彫り込まれているのが見える。
イラストの話のあとに訳の話。
原文:
showing a progression on that plane from one of relative peace, to one of outright war, to one that is compleat
拙訳:
ミラディンの次元に進行する変化を表現している。1枚目が相対的な平和、2枚目は徹底抗戦、3枚目は完全なる姿だ。
最後の「compleat」は直訳すると確かに「完全な」なんだけど、ミラディンやファイレクシアの世界ではまた世界設定的に特別な意味合いが込められていたような気もする。うーん。
コメント
>>「Compleation」とはファイレクシアの言葉で肉体の機械強化による完全性への到達のこと。
>>動詞は「Compleat」で、生身の者を侮蔑する言葉が「Incompleat」。
Wikiの「ダヴォール」の項目にありました。ファイレクシア絡みの単語のようですね。
あらためてカード見るとフレイバーテキストも「今や刻まれているのはファイレクシア化の傷跡のみだ」でファイレクシア完了的な雰囲気を醸し出してた。