余談1:今週のCard of the Dayのテーマ

 何か一貫したテーマがありそうなカード名が並んでいるけれど、結局何も思いつかなかった。カード名に含まれる単語していは、月曜日から順に「God, Sea」「War, Zone」「Crash, Wave」「Tower, Champion」「Scream, Sea, Hawk」などがある。

 映画名とかビデオゲームとか、何かありそうなんだけど、それっぽいものは発見できず。

 あとは、タッサとキオーラがいるので背景ストーリーに関する話題かと思えば、この2人以外には特に関係はなさそうだし……あえて類似点を探すとすれば、全てにおいて公式コラムへのリンクが張られていることが挙げられるかな。公式コラムを言及している Card of the Day の記事は多いようで実はそれほどもない。

余談2:月曜日 《海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea》

 訳の話。
原文:
 Kiora should be careful, though, because, "Thassa is slow to anger but implacable once roused."

拙訳:
 しかしキオーラもあまり調子に乗らないほうがいい。何しろ「タッサはなかなか怒ることはないが、一度激昂したなら鎮めることはできない」らしいのだから。

 引用部分はコピー&ペーストなのでどうでもいいとして、その前の部分。「Should be careful」は、真面目に訳すなら「気を付けたほうがよい、注意深くあるべき」などと訳すところなんだろうけど、どうもしっくり来なかった。イメージ的に「キオーラはタッサの存在を軽視している」ように感じられるので、面白めに訳してみた。

余談3:火曜日 《激戦の戦域/Contested War Zone》

 訳の話と老人の昔話。
原文:
 If you like fun combos and enjoy the idea of an entire board full of Contested War Zones, get some ideas with From the Lab’s "No Contest" article.

拙訳:
 もし君がコンボ好きで戦場にこのカードが大量に並ぶのを楽しみたいなら、この From the Lab の「No Contest」という記事の情報が役に立つだろう。

 後半の「Get some ideas with」を「役に立つだろう」としたのは間違いだったかなあ、という後悔はさておき、前半部分の「enjoy the idea of an entire board full of」を訳した際のこと。

 「Enjoy the idea of」はどう訳そうかと迷ったけど「Entire board full of」はあまり悩まかった。ボードコントロールのような形で「ボード」という単語もたまに日本語の記事に登場するとはいえあまり一般的ではない気がするし、おとなしく「戦場」でいいよな、と考えて「戦場にこのカードが大量に並ぶ」としてみた。

 そして「場」のことを「戦場」と呼ぶことに違和感を覚えなくなってきている自分に気づいて、「人は何にでも慣れる生き物だな」と思った。いや「戦場(Battlefield)」は呼び慣れないだろうなあ、と変更された当時は思っていたので。

余談4:水曜日 《荒ぶる波濤、キオーラ/Kiora, the Crashing Wave》

 特に背景ストーリーや世界設定については公式訳があるのは非常にありがたいこと。ルールは公式の対訳が逐一すでに用意されているし、戦術はカード名やら一般名詞やらさえ押さえておけば基本的にそんな苦労はしないけど、世界設定となるとキャラや地名や儀式や術や……個人の努力と辞書ではどうにもならない。遠くDiarynoteから公式訳に感謝を捧げてみる。

余談5:木曜日 《王者の塔/Tower of Champions》

 狙ってやっているんだろうけどとにかく原文が読みづらかった訳の話。
原文:
 This card was originally part of a cycle that wasn’t actually a cycle that then became an actual cycle with Scars of Mirrodin.

拙訳:
 このカードはサイクルのようでいて実際にはサイクルではないサイクルの1枚だったが、そのサイクルはのちにミラディンの傷跡で実際にサイクルになった。

 最初に訳したときは盛大に間違えてしまった。てっきり「最初に収録されたセットでは一部欠けたままのサイクルとして世に出て、あとから残りを出した」という話かと思った(最初から5枚のサイクルとして開発されていたが、1つのセットに全部入れなかった、という話かと)。リンクが張られていた Mark Rosewater の記事を読んで間違いに気づいた次第。

 確かにあのサイクルは友人との間でも話題になって「こっちが緑だろ、こっちが白だろ……削るのは青だよね?」「でもカードを引くのはどうみても青だろ」「じゃあ黒か」という会話をしたような気がする。色の役割の認識は万国共通なんだなあ、とあらためて思った。

余談6:金曜日 《鳴き叫ぶウミタカ/Screaming Seahawk》

 同じようなクリーチャーを手札に加えることが出来る効果、という話からマスクスブロックへとつながったので、てっきり《Lin Sivvi, Defiant Hero / 果敢な勇士リン・シヴィー》に代表されるレベル(Rebel)の話かと思いきや、全然違った。

 考えてみたら「マナを払う必要がなくなったのはメルカディアンマスクス」とあるんだから、レベル(Rebel)や傭兵(Mercenary)のわけがないじゃないか。まったく。

コメント

高潮の
2014年4月12日1:59

これ、木金が champion と seahawk なので絶対スーパーボウル絡みだと思ったのですが前の3つに全然それらしい部分がなくしかも1週遅れなのでやっぱり関係ないかなーとか思ってるうちにひと月以上経ってしまいました。ウィザーズ社はシアトルですし、関係あると思うんですけどね。

re-giant
2014年4月12日12:01

 おお、本当ですね、スーパーボウルでシアトルの「Seahawks」が「Champion」になってたのか。面白い。でもその他の単語が「Crashing」とか「Zone」とか……関係あると言えばあるけど、こじつけと言われるとこじつけっぽい感じで難しい。いずれにせよ情報ありがとうございました。

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