余談1:今週のCard of the Dayのテーマ

 新キーワードである星座(Constellation)を持つクリーチャーたちがテーマ。あれ? ちょっと違うか。ニクスへの旅で「星座能力を持ち、クリーチャータイプがニンフであるクリーチャー・エンチャント」のサイクルのカードたち、が正解か。

 ところでなんで「星座」が「エンチャント」なんだろう。星々とエンチャントと何か関係があるのかしら。まあ、マジックのエンチャントってなんかキラキラ光る粒子状の何かというイメージはあるから、星々っぽいと言われればそんな感じもする(感じ方には個人差があります)。

 さらに余談。この週のニンフサイクルは名前がカッコいい。リアルロボットアニメの主人公機に使えそうなレベル。個人的に一番それっぽいのは黒の「戦慄運びのランパード」。二つ名がいいよね。もちろん「戦慄運び」と書いて、読みは「ドレッドブリンガー」。

 最初は黒の機体だけが敵方にいるんだけど、火力重視の赤い機体オリアードとの戦闘で傷ついたあとに、白い機体の主人公機アルセイドの言葉で洗脳が解けるの。

 最後は5体のパーツが1つになって、5色のマナを必要とする最終兵器「レガシーウェポン」が完成。なお兵器発動の時間を稼ぐために緑が撃墜される。緑ってなんかそういう不遇なイメージがある(主にウィクロスのせいで)。

余談2:月曜日 《収穫守りのアルセイド/Harvestguard Alseids》

 新たな収穫が芽生えたとき(=戦場にエンチャントが生じたとき)に、クリーチャーの命を守る。カード名と色と効果が綺麗に結びついてる良いカードだと思う。

 強いかどうかと聞かれると困る。効果はインスタント速度を欲するものなのに、エンチャントはそう簡単にはインスタント速度で場に出たりしないからなあ。

 あとイラストはとんでもない量の虫が群れを成してるように見える。

余談3:火曜日 《急流のナイアード/Whitewater Naiads》

 水を操り急流を生み出す。流れに乗ったクリーチャーは敵のブロックをかいくぐり、敵本隊へと苦もなく到達する。これもカード名と色と効果が綺麗に組み合わさってる。良い。

 ところでこの日の記事を訳すために調べてて知ったこと。ニンフはギリシャ神話の精霊の総称であり、その中に様々な種類がいる。それらがドライアドであり、ナイアードであるらしい。なるほど。

 勉強ついでに訳の話。
原文:
 Local cults worshipped naiads and some coming-of-age rites incorporated them.

拙訳:
 ナイアードを信仰している土着の宗教もあり、その中には成人の儀式にナイアードが関係しているものもある。

 「Coming-of-age rites」が「成人の儀式」なのは調べたらすぐ分かることなのでよしとして、そのあとの「incorporated」が難しかった。関連性があるらしい、ってどう訳せばいいんだ。

 地元の宗教集団はナイアードを信仰している。それはいい。いくつかの成人の儀式は彼らと関連性がある。分かるような分からんような……このままで訳したと言っていいのか。

 最後はいつもの「目をつぶってエイヤッ」の訳。すまん。なお記事前半の「there was some overlap with their saltwater kin」も同じように処理されたもよう。

余談4:水曜日 《戦慄運びのランパード/Dreadbringer Lampads》

 小さい頃、雑誌で見かけたファミコンの「ランパート(RAMPART)」という砲台設置ゲームがとても面白そうで、一度遊んでみたいと思いつつ、結局一度も触ったことがない(どうでもいい)。

 訳の話。
原文:
 It’s hard to see the interesting details in the art at card size

没案:
 イラストは細かい点で色々と面白い点があるのだが、それをカードに掲載されているサイズでチェックするのは難しい。

採用案:
 イラストの興味深いディテールをカードに掲載されているサイズで確認するのはなかなか難しい。

 特にコメントする点もないかな。ついでにもう1つ。
原文:
 Shrieking, ghostly shapes are following them, streaming from what would be their hair into a single trailing vapor.

拙訳:
 金切り声を上げるぼんやりとした影が彼女らのあとに漂っている。それは一筋の煙のように生じている彼女らの髪の毛が宙に引きずられているのだ。

 めっちゃ大変だった。パソコン画面に映る小さいイラストをひたすら仔細に検分しつつ、多分こういうことだろう、と考えながら訳した。この週の中で一番達成感のあった訳(優れた訳とは言ってない)。

余談5:木曜日 《炉生まれのオリアード/Forgeborn Oreads》

 この日の記事と全然関係のない話になってしまうのだけど、このカードの記事が更新された05月01日からしばらくの間、4月の Card of the Day のページが丸ごと消えてた。

 正しくは「4月の Card of the Day のURLが5月のデータで上書きされてた」。ファイルを置く場所を間違えたのかな、と思ってたら、05月02日の更新が4月のURL側にも適用されてて驚いた。

 今はもう直ってる。良かった良かった。

余談6:金曜日 《樫心のドライアド/Oakheart Dryads》

 訳の話。
原文:
 Setessa has not been spared in the war between mortals and their gods, but its well-trained warriors have acquitted themselves well.

拙訳:
 セテッサもまた定命の者たちと神々のあいだに始まった戦争から逃れることはできなかったが、よく鍛えられたセテッサの戦士たちは上手いこと立ち回っている。

 リンク先のストーリーを確認したうえで、こういう意味かなあ、と訳してみた。お気付きかもしれないが、困ったのは「well-trained warriors have acquitted themselves well」。

 「acquitted」が「無罪になる」ことらしい。罪に問われないように上手く立ち回った? いや、戦争に巻き込まれるかどうか、という話だから、それだと意味が通らない……よね? そんなこんなで上記の訳と相成ったわけだけど、どーだろーね。

コメント

竜英傑、蛹
2014年6月4日0:25

acquit oneselfで「(責務など)を果たす」になるので、acquitted themselves wellは「彼らの責務を立派に果たしている」って感じだと思うのです

re-giant
2014年6月4日12:05

おや? ……あらためて調べてみたらちゃんと載ってますね。
なんで気づかなかったんだろう……調べ方が下手なのかなあ (´・ω・`)
いずれにせよ情報ありがとうございました。嬉しいです。

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