余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
これといった統一感はなかったもよう。月曜 ~ 火曜が土地ネタ、水曜 ~ 金曜がイラストネタ。こうやって分けると、月ごとにテーマがあったみたいにも見える(水曜から4月)。
ただ最初の2日もカードタイプが一致したというだけで内容はまったく違うことだし、残りの3日間もイラストに触れているだけで、別段イラストネタがメインというわけでもない。
あれ? カード名かな、もしかして……(確認中)……ああ、そうかも。あらためて見るとすべて物を収める場所や容器を指す単語が入っている気がする。
月曜日:《Reliquary Tower》
要素:Reliquary(聖廟)
火曜日:《Tomb of Urami》
要素:Tomb(墳墓)
水曜日:《Souls of the Faultless》
要素: Fault Vault(地下墓所)
木曜日:《Jhoira’s Toolbox》
要素:Box(箱)
金曜日:《Magus of the Coffers》
要素:Coffer(貴重品箱)
金曜日の「Coffer」って「Coffin(棺)」に響きが似てるから墓所的な意味があるのかと思ったら、まったくないみたいだな。
余談2:月曜日 《聖遺の塔/Reliquary Tower》
ここで触れられている「バリーの土地」については、版図(Domain)というメカニズムに絡めて Mark Rosewater がコラムを1本書いている。いつか機会があったら訳したいと思いながらもなかなか手がつけられない。
訳の話。
2つほど意図的に手を入れた箇所がある。1つ目は括弧内の文章、2つ目は2文に分けたこと。
括弧内の文章(which would count as a new type of Basic Land for Domain purposes)は、訳したというよりも意味を説明した感じになっている。例えば「第6の」に当たる単語は原文にない。「Domain purpose」とか「New type of Basic Land」をそのまま訳して本当に意味が分かるんだろうか、という気がしたため。
2文に分けたのも分かりやすさ重視。仕事で英文を書くときもよくやっていることで、無理に一文に収めて読む側に苦労させるくらいなら、意味的に独立した箇所は1つの短文として独立させてしまったほうがいい気がする(感じ方には個人差があります)。
余談3:火曜日 《烏羅未の墳墓/Tomb of Urami》
ここまで見事に誤訳をやらかしたのは久しぶりだ。コメントでの指摘に感謝
確かに誤訳版の形ととるには「naturally enough」のある括弧の位置がおかしいことには訳しているときから気づいてた。ただ、そこで「他にないよね」と思考停止したのが敗因。良くないぞ。
あともう1箇所。
最初に訳したときは以下のような感じだった。
確かに英文の3つのパートがそれぞれ対応して訳されている。それでも読んでみると日本語として違和感を覚える。どうしてかな、と思って、その違和感の生じる箇所を分かりやすくするため、以下のように文を簡略化してみた。
ああ、分かった。後半の文に主語がないんだ。何が被害を受けるのか、が頭になくて、いきなり「Bだけでなく」とあとから登場するから気持ち悪さがあるのか。
というわけでそれを補う形に変えてみた、という次第。
余談4:水曜日 《完全無欠の魂/Souls of the Faultless》
「Fault」と「Vault」が似ているのを日本語側におとしきれなかったのが悔しい。「完全」と「安眠」とか考えてみたけど、無理だった。掛け言葉は難しい。逆に綺麗にハマったときの快感は何事にも代えがたいのだけれど。
ところでこの記事のネタは要するに「イラストレーターが単語を見間違えた」ということなんだろうか。なんか不思議だ。
余談5:木曜日 《ジョイラの道具箱/Jhoira’s Toolbox》
機能性と芸術性(= the aesthetic and the utilitarian)に優れた作品とあるけどそれだけでなくルールテキストとフレイバーに優れたカードでもある。
自ら動き回りアーティファクトを修理して回る、小さなクリーチャー。自分を修理することもできる。あえて言えば、イラストを見ると「こいつ飛べるんじゃね?」と一瞬思ってしまうことのが難点なくらいかな。蓋の手前に開いている部分が羽根に見えない?
余談6:金曜日 《貴重品室の大魔術師/Magus of the Coffers》
大魔術師シリーズは紹介されたときがピークだったな……。
余談7:Hearthstone
アリーナで11勝した。11勝1敗からの2連敗は悔しいものがある(負けたのは6戦目に Druid、13戦目に Paladin、14戦目に Mage)。自分のクラスは Priest で、レジェンダリーはないけどマナバランスも良く、かつ主要なクラスカード(以下の青文字)が全てとれた非常に強いデッキ。
・1マナ
1 《Holy Smite》
1 《Light of the Naaru》
2 《Northshire Cleric》
・2マナ
1 《Amani Berseker》
1 《Dire Wolf Alpha》
1 《Mechwarper》
1 《Micro Machine》
1 《Nerub’ar Weblord》
2 《Shadow Word: Pain》
1 《Shrinkmeister》
1 《Stonesplinter Trogg》
・3マナ
1 《Dark Cultist》
1 《Shadow Word: Death》
1 《Tinkertown Tchnician》
1 《Velen’s Chosen》
・4マナ
1 《Auchenai Soulpriest》
1 《Burly Rockjaw Trogg》
1 《Dark Iron Dwarf》
1 《Mechanical Yeti》
1 《Shadow Madness》
・5マナ
1 《Holy Nova》
1 《Sludge Belchaer》
1 《Stranglethorn Tiger》
・6マナ
1 《Gadgetzan Auctioneer》
1 《Lightbomb》
1 《Sunwalker》
・7マナ
1 《Ravenholdt Assassin》
・10マナ
1 《Mind Control》
とにかくシナジーに富んだデッキ。
あえて言えば Mech が少ない中で Mech の依存カードが複数枚あることかな。ただ幸いにしてそれら《Mechwarper》と《Tinkertown Tchnician》も、最低限の単体性能は持っている。このデッキで本当に「ただ弱い」と呼べるカードがあるとしたら《Nerub’ar Weblord》だけだと思う。
《Auchenai Soulpriest》と《Light of the Naaru》のコンボは1回か2回しか発動しなかったけど本当に強かった。1マナ3点火力にクリーチャーがついてくるってどういうことだ。
《Gadgetzan Auctioneer》の能力もそこそこ発動できた。4枚の2マナ以下スペルに加えて、Spare Parts を生み出せるクリーチャーが《Tinkertown Tchnician》と《Mechanical Yeti》と複数枚あったおかげ(前者は不確定だけど)。
《Shadow Word: Pain》と《Shadow Word: Death》に対して、《Dark Iron Dwarf》と《Shrinkmeister》が確保できていることも詐欺くさい。攻撃力4点の敵ミニオンが除去できるのは非常に美味しい。
そもそも除去が豊富すぎた。3枚の《Shadow Word》、余裕の2対1交換できる4マナ《Shadow Madness》、《Velen’s Chosen》や《Northshire Cleric》とも相性の良い《Holy Nova》、比較的タフネス偏重の多いこのデッキと相性の良い《Lightbomb》、一発逆転の可能性を常に秘めた《Mind Control》。
これで12勝できなかったのはプレイングの問題なんだろうな。あからさまなプレイングミスは思い出せないけど、複数の選択肢がある状況で時間に追われて多少投げやりに決めてしまった瞬間は何度かあったし。
あ、そうそう。
ちょっと面白かったのは、敵の《Burly Rockjaw Trogg》に向かって《Shadow Word: Pain》を撃ったら除去できたこと。
《Burly Rockjaw Trogg》というのは「3/5 対戦相手がスペルを唱えるたびに攻撃力が2点上がる」というミニオンで、《Shadow Word: Pain》は「攻撃力が3点以下のミニオンを破壊する」というスペル。
マジックと違って、解決時に再チェックは走らないんだな。気づかずに撃って、相手の攻撃力が上昇したときは「しまった!」と思ったけど、普通に破壊できてびっくりした。
どうでもいいこと。
《Deathlord》(3マナ 2/8 Taunt と高いスペックのかわりに破壊されると対戦相手のデッキからミニオンがランダムで対戦相手の場に出るというデメリット持ち)を2回出してきた対戦相手がいて、破壊時に出てきたのが《Sunwalker》と《Mechanical Yeti》。
相手に押されていた場だったので出して来なかったら負けてた気がする。相手も「ミスった」と呟いてた。こういうランダム要素が強めなところが良くも悪くも Hearthstone だな、と思う。
これといった統一感はなかったもよう。月曜 ~ 火曜が土地ネタ、水曜 ~ 金曜がイラストネタ。こうやって分けると、月ごとにテーマがあったみたいにも見える(水曜から4月)。
ただ最初の2日もカードタイプが一致したというだけで内容はまったく違うことだし、残りの3日間もイラストに触れているだけで、別段イラストネタがメインというわけでもない。
あれ? カード名かな、もしかして……(確認中)……ああ、そうかも。あらためて見るとすべて物を収める場所や容器を指す単語が入っている気がする。
月曜日:《Reliquary Tower》
要素:Reliquary(聖廟)
火曜日:《Tomb of Urami》
要素:Tomb(墳墓)
水曜日:《Souls of the Faultless》
要素:
木曜日:《Jhoira’s Toolbox》
要素:Box(箱)
金曜日:《Magus of the Coffers》
要素:Coffer(貴重品箱)
金曜日の「Coffer」って「Coffin(棺)」に響きが似てるから墓所的な意味があるのかと思ったら、まったくないみたいだな。
余談2:月曜日 《聖遺の塔/Reliquary Tower》
ここで触れられている「バリーの土地」については、版図(Domain)というメカニズムに絡めて Mark Rosewater がコラムを1本書いている。いつか機会があったら訳したいと思いながらもなかなか手がつけられない。
訳の話。
原文:
Through Conflux development, this was the slot reserved for versions of "Barry’s Land" (which would count as a new type of Basic Land for Domain purposes).
拙訳:
コンフラックスの開発中、「バリーの土地(版図/Domain の効果を強化するための第6の基本地形)」というカードのために土地のスロットを1枚分確保していた。
そのスロットを埋めたのがこのカードだ。
2つほど意図的に手を入れた箇所がある。1つ目は括弧内の文章、2つ目は2文に分けたこと。
括弧内の文章(which would count as a new type of Basic Land for Domain purposes)は、訳したというよりも意味を説明した感じになっている。例えば「第6の」に当たる単語は原文にない。「Domain purpose」とか「New type of Basic Land」をそのまま訳して本当に意味が分かるんだろうか、という気がしたため。
2文に分けたのも分かりやすさ重視。仕事で英文を書くときもよくやっていることで、無理に一文に収めて読む側に苦労させるくらいなら、意味的に独立した箇所は1つの短文として独立させてしまったほうがいい気がする(感じ方には個人差があります)。
余談3:火曜日 《烏羅未の墳墓/Tomb of Urami》
ここまで見事に誤訳をやらかしたのは久しぶりだ。コメントでの指摘に感謝
原文:
The Tomb of Urami is the long-sealed resting place of (naturally enough) the demon Urami.
拙訳(誤訳):
《烏羅未の墳墓/Tomb of Urami》は烏羅未という名の悪魔が(十分すぎるほど)永い休眠についている封印の地だ。
拙訳(訂正):
《烏羅未の墳墓/Tomb of Urami》は(当たり前と言えばそれまでだが)烏羅未という名の悪魔が永い休眠についている封印の地だ。
確かに誤訳版の形ととるには「naturally enough」のある括弧の位置がおかしいことには訳しているときから気づいてた。ただ、そこで「他にないよね」と思考停止したのが敗因。良くないぞ。
あともう1箇所。
原文:
When he bursts free, he lays waste not only to the enemy, but also all the land around him.
拙訳:
この悪魔が勢いよく解き放たれる瞬間には、敵だけでなく彼の周囲を取り巻く土地全ても被害を被ってしまう。
最初に訳したときは以下のような感じだった。
この悪魔が勢いよく解き放たれる瞬間には、
害を被るのは敵だけでなく
彼の周囲を取り巻く土地全ても巻き込まれる。
確かに英文の3つのパートがそれぞれ対応して訳されている。それでも読んでみると日本語として違和感を覚える。どうしてかな、と思って、その違和感の生じる箇所を分かりやすくするため、以下のように文を簡略化してみた。
Aが解き放たれた瞬間、
被害を受けるのはBだけでなく
Cも巻き込まれる。
ああ、分かった。後半の文に主語がないんだ。何が被害を受けるのか、が頭になくて、いきなり「Bだけでなく」とあとから登場するから気持ち悪さがあるのか。
というわけでそれを補う形に変えてみた、という次第。
余談4:水曜日 《完全無欠の魂/Souls of the Faultless》
「Fault」と「Vault」が似ているのを日本語側におとしきれなかったのが悔しい。「完全」と「安眠」とか考えてみたけど、無理だった。掛け言葉は難しい。逆に綺麗にハマったときの快感は何事にも代えがたいのだけれど。
ところでこの記事のネタは要するに「イラストレーターが単語を見間違えた」ということなんだろうか。なんか不思議だ。
余談5:木曜日 《ジョイラの道具箱/Jhoira’s Toolbox》
機能性と芸術性(= the aesthetic and the utilitarian)に優れた作品とあるけどそれだけでなくルールテキストとフレイバーに優れたカードでもある。
自ら動き回りアーティファクトを修理して回る、小さなクリーチャー。自分を修理することもできる。あえて言えば、イラストを見ると「こいつ飛べるんじゃね?」と一瞬思ってしまうことのが難点なくらいかな。蓋の手前に開いている部分が羽根に見えない?
余談6:金曜日 《貴重品室の大魔術師/Magus of the Coffers》
大魔術師シリーズは紹介されたときがピークだったな……。
余談7:Hearthstone
アリーナで11勝した。11勝1敗からの2連敗は悔しいものがある(負けたのは6戦目に Druid、13戦目に Paladin、14戦目に Mage)。自分のクラスは Priest で、レジェンダリーはないけどマナバランスも良く、かつ主要なクラスカード(以下の青文字)が全てとれた非常に強いデッキ。
・1マナ
1 《Holy Smite》
1 《Light of the Naaru》
2 《Northshire Cleric》
・2マナ
1 《Amani Berseker》
1 《Dire Wolf Alpha》
1 《Mechwarper》
1 《Micro Machine》
1 《Nerub’ar Weblord》
2 《Shadow Word: Pain》
1 《Shrinkmeister》
1 《Stonesplinter Trogg》
・3マナ
1 《Dark Cultist》
1 《Shadow Word: Death》
1 《Tinkertown Tchnician》
1 《Velen’s Chosen》
・4マナ
1 《Auchenai Soulpriest》
1 《Burly Rockjaw Trogg》
1 《Dark Iron Dwarf》
1 《Mechanical Yeti》
1 《Shadow Madness》
・5マナ
1 《Holy Nova》
1 《Sludge Belchaer》
1 《Stranglethorn Tiger》
・6マナ
1 《Gadgetzan Auctioneer》
1 《Lightbomb》
1 《Sunwalker》
・7マナ
1 《Ravenholdt Assassin》
・10マナ
1 《Mind Control》
とにかくシナジーに富んだデッキ。
あえて言えば Mech が少ない中で Mech の依存カードが複数枚あることかな。ただ幸いにしてそれら《Mechwarper》と《Tinkertown Tchnician》も、最低限の単体性能は持っている。このデッキで本当に「ただ弱い」と呼べるカードがあるとしたら《Nerub’ar Weblord》だけだと思う。
《Auchenai Soulpriest》と《Light of the Naaru》のコンボは1回か2回しか発動しなかったけど本当に強かった。1マナ3点火力にクリーチャーがついてくるってどういうことだ。
《Gadgetzan Auctioneer》の能力もそこそこ発動できた。4枚の2マナ以下スペルに加えて、Spare Parts を生み出せるクリーチャーが《Tinkertown Tchnician》と《Mechanical Yeti》と複数枚あったおかげ(前者は不確定だけど)。
《Shadow Word: Pain》と《Shadow Word: Death》に対して、《Dark Iron Dwarf》と《Shrinkmeister》が確保できていることも詐欺くさい。攻撃力4点の敵ミニオンが除去できるのは非常に美味しい。
そもそも除去が豊富すぎた。3枚の《Shadow Word》、余裕の2対1交換できる4マナ《Shadow Madness》、《Velen’s Chosen》や《Northshire Cleric》とも相性の良い《Holy Nova》、比較的タフネス偏重の多いこのデッキと相性の良い《Lightbomb》、一発逆転の可能性を常に秘めた《Mind Control》。
これで12勝できなかったのはプレイングの問題なんだろうな。あからさまなプレイングミスは思い出せないけど、複数の選択肢がある状況で時間に追われて多少投げやりに決めてしまった瞬間は何度かあったし。
あ、そうそう。
ちょっと面白かったのは、敵の《Burly Rockjaw Trogg》に向かって《Shadow Word: Pain》を撃ったら除去できたこと。
《Burly Rockjaw Trogg》というのは「3/5 対戦相手がスペルを唱えるたびに攻撃力が2点上がる」というミニオンで、《Shadow Word: Pain》は「攻撃力が3点以下のミニオンを破壊する」というスペル。
マジックと違って、解決時に再チェックは走らないんだな。気づかずに撃って、相手の攻撃力が上昇したときは「しまった!」と思ったけど、普通に破壊できてびっくりした。
どうでもいいこと。
《Deathlord》(3マナ 2/8 Taunt と高いスペックのかわりに破壊されると対戦相手のデッキからミニオンがランダムで対戦相手の場に出るというデメリット持ち)を2回出してきた対戦相手がいて、破壊時に出てきたのが《Sunwalker》と《Mechanical Yeti》。
相手に押されていた場だったので出して来なかったら負けてた気がする。相手も「ミスった」と呟いてた。こういうランダム要素が強めなところが良くも悪くも Hearthstone だな、と思う。
コメント