余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
ニコル・ボーラス週間だったもよう。マジックで最もプッシュされてる悪役だよなあ。初登場時のイラスト(月曜日)は隠居してるおじいちゃんにしか見えなかったのに、プレインズウォーカー時のあの勇壮な御姿(金曜日)ときたら、もう。
おじいちゃん
http://magiccards.info/lg/en/286.html
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
本気モード
http://magiccards.info/cfx/en/120.html
余談2:月曜日 《ニコル・ボーラス/Nicol Bolas》
クロニクルとミラージュが出た頃に、《浅すぎる墓穴/Shallow Grave》からの特攻(通称:ニコル・シュート)が流行った。ただこれ、自分のリソースもほぼ使い切るのでそのままトップデッキ勝負に移行して、相手が持ち直すこともよくあったんだよな。「派手で強いこと」と「勝つこと」のあいだには大きな違いあるのを教えてくれたコンボ。
かといって安易なリアニメイトを許してくれないそのアップキープコストは(当時にしては)本当に良いバランスだったと思う、という昔話はさておき訳の話。
普通に訳すと英語と日本語の語順が逆になるのに対し、出される情報順は英語に準拠しないと筋が通らない、という場合にどうするか、という訳例。ぎりぎり日本語になってはいる、と思う(末尾が怪しいけど)。
余談3:火曜日 《インプの悪戯/Imp’s Mischief》
「Mischief」なんて単語を使ってるカード名はこれくらいだろう、と思って検索してみたら4枚もあって意外だった。ちなみにマジック世界で悪戯(Mischief)を働いているのはインプ以外に「プーカ」と「プレインズウォーカー(含むゼナゴス)」がいる。
それはさておき訳の話。
「Nicol Bolas’s reach」の訳は、やっぱり「魔の手」以外にないな、と。
余談4:水曜日 《残酷な根本原理/Cruel Ultimatum》
訳の話。
迷ったポイントは2つあって、1つ目は冒頭の「obvious assumption」、2つ目は末尾の「already known to be a planeswalker」。それぞれ違った方向に困った。
前者は「誰でも推測可能である」ということと理解したんだけど、それをどう日本語にするかで迷った。「明らかに推測可能」とか日本語とは呼べない気がするし。
後者は単に意味をとれなかっただけ。どういう意味なんだろう。
そのまま訳すと「【"higher power" alluded to in the flavor text】は、すでにプレインズウォーカーであることが明らかである伝説の青黒赤のキャラクターを指している」になる気がする……でもそれだとよく意味が分からないので、禁断の必殺技「なんとなくこうだろう訳」を発動した。
余談5:木曜日 《古老の熟達/Elder Mastery》
このカードは全然関係ない話でなんだけど「古老(Elder)」というカード名を見ると《上座ドルイド/Elder Druid》を思い出す。イラストレーターの Richard Kane Ferguson にサインもらったアイスエイジ版のカードが家のどこかにある。
今になってみると、なんで《Force of Will》にしなかったんだろう、と思わないでもない、という守銭奴な考えはさておき訳の話。
大した話ではなくて、単に「averse」が分からなかった、という話。「~するのを嫌悪する、避ける」みたいな意味らしい。反語なので「~するのを嫌がらない」という感じか。
そのままだとなんか変だし、ニコル様の傲慢さが感じられないので、ちょっと偉そうな「労苦を惜しむことはない」にしてみた。……あらためて見るとあまり偉そうでもないな。まあいいか。
余談6:金曜日 《プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Planeswalker》
書いてあることが隅から隅まで強い。さすがニコル様。3色のマナコストのうち、うっすら黒が濃いあたりもフレイバーに沿っていて良い。しかしなんか「悪いことは大体こいつのせい」みたいな扱いになってて、それも可哀そうだなあ、と思わないでもない。
訳の話。
前半を最初は「丸1週間というもの、彼について語ってきたが」としたけど、それだと「devoted」を訳せていないことに気づいて修正。
あと後半の「scratched the surface」は選択肢が多くて迷った。表面をなでたような、表面をひっかいたような、上っ面をなぜたような、などなど……考え過ぎてわけ分からなくなる前に、無難なところに落ちつけておいた。
余談7:ゲームマーケット
幕張までゲームマーケットに行って来た。目当てだった「ひとひら」と「ひつじとどろぼう拡張 黄金のひつじ」は無事入手。「ひとひら」のコンポーネントが想像以上に素晴らしくて、まだ遊んでないけど8割方満足し終えてる(それもどうかと思うが)。
卓上遊戯捜索処 桜遊庵:ひとひら
http://ouyuuan.cloud-line.com/sakuhin/hitohira/
Power9Games:ひつじとどろぼう
http://powernine.blog.fc2.com/blog-entry-65.html
帰宅してからツイッターでゲームマーケット関連のツイートをチェックしていてら「ひとひら」のアートに長谷川登鯉さんが関わっていると知った。「ヴォーパルス 第2版」のアートを担当された方、かつ「ドワーフの城塞」のグラフィックデザインも手掛けられた方。両方ともこのブログで二次創作短編を書いてしまったほど好きな作品。道理で「ひとひら」も素晴らしいデザインなわけだ。
長谷川登鯉:Twitterアカウント
https://twitter.com/bodogedama
ゲームマーケットで残念だったのは、最初に通り過ぎたときはスルーしたタンサンファブリークの「ゲームマーケット2015限定ステッカー」を閉場間際に買いに行ったら売り切れてたこと。ちなみに放課後さいころ倶楽部のキャラのステッカー(作者公認)。即売会の商品は一期一会だな、とあらためて思い知った。
タンサンファブリーク:Twitter画像
https://twitter.com/TANSANFABRIK/status/591483272535748608/photo/1
あと買おうかどうや迷ってるうちに売り切れてて、むしろ諦めがついたのは「アムステルダムの運河」。これも長谷川登鯉さんがアートに関わっているということで興味があった。
ボードゲームランド:アムステルダムの運河・新版
http://boardgameland.blog31.fc2.com/blog-entry-1251.html
帰宅してツイッターチェックするまで完全に忘れていたのは「BiTANSAN」のチラシをもらいそびれたこと。前に参加したゲームマーケットでもらったチラシが面白かったので、次回参加することがあったら探そう、と思ってたのをド忘れしてた。残念。
タンサンアンドカンパニー:微炭酸バックナンバー
http://www.tansan.co/bitansan
たくさん試遊も出来たし、買いたいものは大体買えたし、買ってきたものをこれから遊ぶ期待感も抱えているし、今回のゲームマーケットも大満足だった。今年か来年かはさておき、また行きたい。
ニコル・ボーラス週間だったもよう。マジックで最もプッシュされてる悪役だよなあ。初登場時のイラスト(月曜日)は隠居してるおじいちゃんにしか見えなかったのに、プレインズウォーカー時のあの勇壮な御姿(金曜日)ときたら、もう。
おじいちゃん
http://magiccards.info/lg/en/286.html
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
本気モード
http://magiccards.info/cfx/en/120.html
余談2:月曜日 《ニコル・ボーラス/Nicol Bolas》
クロニクルとミラージュが出た頃に、《浅すぎる墓穴/Shallow Grave》からの特攻(通称:ニコル・シュート)が流行った。ただこれ、自分のリソースもほぼ使い切るのでそのままトップデッキ勝負に移行して、相手が持ち直すこともよくあったんだよな。「派手で強いこと」と「勝つこと」のあいだには大きな違いあるのを教えてくれたコンボ。
かといって安易なリアニメイトを許してくれないそのアップキープコストは(当時にしては)本当に良いバランスだったと思う、という昔話はさておき訳の話。
原文:
since its original appearance in Legends was followed by Chronicles and the Time Spiral timeshifted cards
拙訳:
最古の登場はレジェンドで、続けてクロニクルにも顔を出し、その後も時のらせんでタイムシフトカードとして登場しているのだから。
普通に訳すと英語と日本語の語順が逆になるのに対し、出される情報順は英語に準拠しないと筋が通らない、という場合にどうするか、という訳例。ぎりぎり日本語になってはいる、と思う(末尾が怪しいけど)。
余談3:火曜日 《インプの悪戯/Imp’s Mischief》
「Mischief」なんて単語を使ってるカード名はこれくらいだろう、と思って検索してみたら4枚もあって意外だった。ちなみにマジック世界で悪戯(Mischief)を働いているのはインプ以外に「プーカ」と「プレインズウォーカー(含むゼナゴス)」がいる。
それはさておき訳の話。
原文:
Nicol Bolas’s reach spans the multiverse and he shows up in the most unlikely places.
拙訳:
ニコル・ボーラスの魔の手は並行宇宙にまで伸びており、彼は皆が予想だにしない場所にも姿を現す。
「Nicol Bolas’s reach」の訳は、やっぱり「魔の手」以外にないな、と。
余談4:水曜日 《残酷な根本原理/Cruel Ultimatum》
訳の話。
原文:
The obvious assumption was that there was a missing black-aligned planeswalker, but the "higher power" alluded to in the flavor text turned out to mean the legendary blue-black-red character already known to be a planeswalker!
拙訳:
このカードから読みとれること。それは黒を含むプレインズウォーカーがサイクルに欠けていること、しかしフレイバーテキストの「上がいる」という言葉が暗に示すように伝説の青黒赤カードのプレインズウォーカーがすでに登場済みであることだ。
迷ったポイントは2つあって、1つ目は冒頭の「obvious assumption」、2つ目は末尾の「already known to be a planeswalker」。それぞれ違った方向に困った。
前者は「誰でも推測可能である」ということと理解したんだけど、それをどう日本語にするかで迷った。「明らかに推測可能」とか日本語とは呼べない気がするし。
後者は単に意味をとれなかっただけ。どういう意味なんだろう。
そのまま訳すと「【"higher power" alluded to in the flavor text】は、すでにプレインズウォーカーであることが明らかである伝説の青黒赤のキャラクターを指している」になる気がする……でもそれだとよく意味が分からないので、禁断の必殺技「なんとなくこうだろう訳」を発動した。
余談5:木曜日 《古老の熟達/Elder Mastery》
このカードは全然関係ない話でなんだけど「古老(Elder)」というカード名を見ると《上座ドルイド/Elder Druid》を思い出す。イラストレーターの Richard Kane Ferguson にサインもらったアイスエイジ版のカードが家のどこかにある。
今になってみると、なんで《Force of Will》にしなかったんだろう、と思わないでもない、という守銭奴な考えはさておき訳の話。
原文:
Nicol Bolas is not averse to giving his minions a small amount of power so that they can serve him better.
拙訳:
ニコル・ボーラスは、そうすることで部下がより良い働きを見せてくれるのであれば、彼らに多少の力を分け与える程度の労苦を惜しむことはない。
大した話ではなくて、単に「averse」が分からなかった、という話。「~するのを嫌悪する、避ける」みたいな意味らしい。反語なので「~するのを嫌がらない」という感じか。
そのままだとなんか変だし、ニコル様の傲慢さが感じられないので、ちょっと偉そうな「労苦を惜しむことはない」にしてみた。……あらためて見るとあまり偉そうでもないな。まあいいか。
余談6:金曜日 《プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Planeswalker》
書いてあることが隅から隅まで強い。さすがニコル様。3色のマナコストのうち、うっすら黒が濃いあたりもフレイバーに沿っていて良い。しかしなんか「悪いことは大体こいつのせい」みたいな扱いになってて、それも可哀そうだなあ、と思わないでもない。
訳の話。
原文:
After an entire week devoted to him, we’ve barely scratched the surface.
拙訳:
彼のために丸一週間を捧げてきたが、それでも表面をわずかにさらったようなものだ。
前半を最初は「丸1週間というもの、彼について語ってきたが」としたけど、それだと「devoted」を訳せていないことに気づいて修正。
あと後半の「scratched the surface」は選択肢が多くて迷った。表面をなでたような、表面をひっかいたような、上っ面をなぜたような、などなど……考え過ぎてわけ分からなくなる前に、無難なところに落ちつけておいた。
余談7:ゲームマーケット
幕張までゲームマーケットに行って来た。目当てだった「ひとひら」と「ひつじとどろぼう拡張 黄金のひつじ」は無事入手。「ひとひら」のコンポーネントが想像以上に素晴らしくて、まだ遊んでないけど8割方満足し終えてる(それもどうかと思うが)。
卓上遊戯捜索処 桜遊庵:ひとひら
http://ouyuuan.cloud-line.com/sakuhin/hitohira/
Power9Games:ひつじとどろぼう
http://powernine.blog.fc2.com/blog-entry-65.html
帰宅してからツイッターでゲームマーケット関連のツイートをチェックしていてら「ひとひら」のアートに長谷川登鯉さんが関わっていると知った。「ヴォーパルス 第2版」のアートを担当された方、かつ「ドワーフの城塞」のグラフィックデザインも手掛けられた方。両方ともこのブログで二次創作短編を書いてしまったほど好きな作品。道理で「ひとひら」も素晴らしいデザインなわけだ。
長谷川登鯉:Twitterアカウント
https://twitter.com/bodogedama
ゲームマーケットで残念だったのは、最初に通り過ぎたときはスルーしたタンサンファブリークの「ゲームマーケット2015限定ステッカー」を閉場間際に買いに行ったら売り切れてたこと。ちなみに放課後さいころ倶楽部のキャラのステッカー(作者公認)。即売会の商品は一期一会だな、とあらためて思い知った。
タンサンファブリーク:Twitter画像
https://twitter.com/TANSANFABRIK/status/591483272535748608/photo/1
あと買おうかどうや迷ってるうちに売り切れてて、むしろ諦めがついたのは「アムステルダムの運河」。これも長谷川登鯉さんがアートに関わっているということで興味があった。
ボードゲームランド:アムステルダムの運河・新版
http://boardgameland.blog31.fc2.com/blog-entry-1251.html
帰宅してツイッターチェックするまで完全に忘れていたのは「BiTANSAN」のチラシをもらいそびれたこと。前に参加したゲームマーケットでもらったチラシが面白かったので、次回参加することがあったら探そう、と思ってたのをド忘れしてた。残念。
タンサンアンドカンパニー:微炭酸バックナンバー
http://www.tansan.co/bitansan
たくさん試遊も出来たし、買いたいものは大体買えたし、買ってきたものをこれから遊ぶ期待感も抱えているし、今回のゲームマーケットも大満足だった。今年か来年かはさておき、また行きたい。
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