余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
分からない。ブタとかサメとかになんらかの意図を感じるといえば感じるし、月曜日の Avalanche(雪崩)と金曜日の Wave(波)にも何か方向性が感じられるような気もする。しかし具体的に何かと言われると何もない。
ちなみにマジックには《なだれ乗り/Avalanche Riders》と《豚乗りゴブリン/Goblin Swine-Rider》と《炎駆の乗り手/Flamerush Rider》は存在するけど、《彫像乗り/Idol Rider》とか《鮫乗り/Shark Rider》は存在しない(もちろん《凶運乗り/Jinxed Rider》や《巨人乗り/Giant Rider》も存在しない)。
余談2:月曜日 《溶岩崩れ/Lavalanche》
溶岩を意味する「Lava」と、雪崩を意味する「Avalanche」を足した言葉。意外と本当にありそうな気もするな。「Smoke + Fog = Smog」のスモッグは一般名詞化したし。
訳したときに気になった箇所の話。
建物(複数形)となっていたので素直にそう訳したけど、イラストを見ると飲み込まれようとしているのは建物(複数形)というレベルではなく、むしろ丸ごとの「集落」というか「村」というか……。
一応「Buildings」にそういう意味がないかチェックしたけど、なさそうだった。
余談3:火曜日 《凶運の彫像/Jinxed Idol》
テンペストの《凶運の彫像/Jinxed Idol》の英語のフレイバーテキストは "Here" で、日本語訳は「あっ、これだ」となっている。この公式和訳がちょっと気になってる。
個人的に、この「Here」は、食卓で塩やコショウを回すときの「Here you are」の「Here」だと思っていて、彫像の持ち主が(自分がいらないそれを)相手に「Here, take it」と押しつける瞬間のセリフなんでないかなあ、と。
まあ、1単語しかないフレイバーテキストをどう訳すか、なんてもうホント訳す人の匙加減1つだから何が正解という話ではなくて、個人的にはこのほうがしっくりくる、という話。
そうそう。リンク先の英文記事が短かったのでついでに訳した。訳自体よりも、クイズの正答部分をどう隠すかが大変だった。記事の上だとそれほど大変に見えないけど、実際はタグが混ざるので妙に編集しづらい文になってる。
余談4:水曜日 《石炭運びの豚/Coalhauler Swine》
水曜日の記事の注釈に「大規模クリーチャータイプ更新でクリーチャータイプが増えたというのはむしろ珍しい」と書いたけど、よく考えたらそんなことなかった。
種族名と職業名の併記というポリシーが人型種族について生まれたので、それまで1つしかタイプを持たなかったクリーチャーが複数持つようになった例は非常に多い。
まあそんなどうでもいい勘違いの話はさておき訳の話。
"Boar Beast" をどう処理するか迷ったことに加えて、原文の Classy が道を阻む。どうしたものだろう。素直に(深く考えずに)そのまま訳すなら……
it became a much more classy "Boar Beast".
それはよりハイクラスな「猪・ビースト」になったのだ。
……となる。「よりハイクラスな」は「ずっと高級な」「さらに1ランク上の」でもいい。ただ出来ればジョークっぽく(ネタっぽく)訳したかったので、色々手を加えて、ああして、こうして、まあそうなった次第(?)。
余談5:木曜日 《Giant Shark》
みんな大好き、《大海蛇/Sea Serpent》の話。ある意味《大喰らいのワーム/Craw Wurm》と双璧を成すカードだよな(あえて《甲鱗のワーム/Scaled Wurm》とは言わない)。
でもただの生息条件(島)に終わらず、「血の臭いをかぎつけたサメは凶暴化する」というフレイバーがきちんとテキスト化されている点で好み。実際にこの効果が発揮され、しかも役に立つ、という場面が想像することすら難しいという欠点はあるけど(ダメじゃん)
いや、だってこの能力はそうそう効果発揮しないでしょ? 戦闘以外でダメージが入っていないといけないわけだし(先制攻撃持ちと一緒にブロックするか、先制攻撃持ちと一緒にバンドしつつ攻撃するかしない限り)。
それでもこのフレイバー豊かなテキストだけは評価したい。ほめてつかわす。
余談6:金曜日 《炎の波/Flame Wave》
訳すのが楽しかったのはどちらかというと追加のリンク先の記事。
オチはさておき、まずはその前の「hanging 10」について書いておく。これはサーフィンのテクニックの1つで、日本語だと「ハング10」と呼ばれているらしいことまでは確認した。
でもどれだけメジャーか分からないので、ざっくり削った。うーん、原文に忠実に「ハング10をかましてるぜ!」でも良かったかなあ……まあ、いいや。
そしてオチなんですが……「Duuuuuude!」ってどうすんよ。あえて忠実に訳すなら、二人称なんだし「おまえええええええ!?」が一番近いかなあ。でもなあ……
少なくとも否定的な響きではないはず、と判断して意訳してみた。個人的には気に入ってる。なお「え」の数はフィーリングで決めた。
余談7:無題
<第1回 ゴーグルの使い道を考えようの会>
「会議を始めます! 意見のある方は挙手をお願いします」
「はい! 《略奪/Pillage》で土地とマナアーティファクトを両方破壊!」
「5マナ出してからすることじゃないので却下! 次!」
「はい! 《ショック/Shock》が2マナで4点火力になる!」
「そこは《稲妻/Lightning Bolt》だろ! 却下! 次!」
「はい! 《抹消/Obliterate》が通りやすくなる!」
「打ち消されません! 却下! 次!」
「はい! 《アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifact》つけて殴る!」
「もうそれでいいや! 採用!」
(閉会)
分からない。ブタとかサメとかになんらかの意図を感じるといえば感じるし、月曜日の Avalanche(雪崩)と金曜日の Wave(波)にも何か方向性が感じられるような気もする。しかし具体的に何かと言われると何もない。
ちなみにマジックには《なだれ乗り/Avalanche Riders》と《豚乗りゴブリン/Goblin Swine-Rider》と《炎駆の乗り手/Flamerush Rider》は存在するけど、《彫像乗り/Idol Rider》とか《鮫乗り/Shark Rider》は存在しない(もちろん《凶運乗り/Jinxed Rider》や《巨人乗り/Giant Rider》も存在しない)。
余談2:月曜日 《溶岩崩れ/Lavalanche》
溶岩を意味する「Lava」と、雪崩を意味する「Avalanche」を足した言葉。意外と本当にありそうな気もするな。「Smoke + Fog = Smog」のスモッグは一般名詞化したし。
訳したときに気になった箇所の話。
原文:
The scale of Lavalanche is a little hard to pick up at first, but if you look closely, you’ll discover that the wave of lava is engulfing entire buildings!
拙訳:
よく見ると溶岩が飲み込もうとしているのが無数の建物だということが分かるはずだ!
建物(複数形)となっていたので素直にそう訳したけど、イラストを見ると飲み込まれようとしているのは建物(複数形)というレベルではなく、むしろ丸ごとの「集落」というか「村」というか……。
一応「Buildings」にそういう意味がないかチェックしたけど、なさそうだった。
余談3:火曜日 《凶運の彫像/Jinxed Idol》
テンペストの《凶運の彫像/Jinxed Idol》の英語のフレイバーテキストは "Here" で、日本語訳は「あっ、これだ」となっている。この公式和訳がちょっと気になってる。
個人的に、この「Here」は、食卓で塩やコショウを回すときの「Here you are」の「Here」だと思っていて、彫像の持ち主が(自分がいらないそれを)相手に「Here, take it」と押しつける瞬間のセリフなんでないかなあ、と。
まあ、1単語しかないフレイバーテキストをどう訳すか、なんてもうホント訳す人の匙加減1つだから何が正解という話ではなくて、個人的にはこのほうがしっくりくる、という話。
そうそう。リンク先の英文記事が短かったのでついでに訳した。訳自体よりも、クイズの正答部分をどう隠すかが大変だった。記事の上だとそれほど大変に見えないけど、実際はタグが混ざるので妙に編集しづらい文になってる。
余談4:水曜日 《石炭運びの豚/Coalhauler Swine》
水曜日の記事の注釈に「大規模クリーチャータイプ更新でクリーチャータイプが増えたというのはむしろ珍しい」と書いたけど、よく考えたらそんなことなかった。
種族名と職業名の併記というポリシーが人型種族について生まれたので、それまで1つしかタイプを持たなかったクリーチャーが複数持つようになった例は非常に多い。
まあそんなどうでもいい勘違いの話はさておき訳の話。
原文:
No longer a mere "Beast", it became a much more classy "Boar Beast".
拙訳:
ただの「獣(Beast)」ではなく「猪、かつ獣(Boar・Beast)」にレベルアップ(?)したのだ。
"Boar Beast" をどう処理するか迷ったことに加えて、原文の Classy が道を阻む。どうしたものだろう。素直に(深く考えずに)そのまま訳すなら……
it became a much more classy "Boar Beast".
それはよりハイクラスな「猪・ビースト」になったのだ。
……となる。「よりハイクラスな」は「ずっと高級な」「さらに1ランク上の」でもいい。ただ出来ればジョークっぽく(ネタっぽく)訳したかったので、色々手を加えて、ああして、こうして、まあそうなった次第(?)。
余談5:木曜日 《Giant Shark》
みんな大好き、《大海蛇/Sea Serpent》の話。ある意味《大喰らいのワーム/Craw Wurm》と双璧を成すカードだよな(あえて《甲鱗のワーム/Scaled Wurm》とは言わない)。
でもただの生息条件(島)に終わらず、「血の臭いをかぎつけたサメは凶暴化する」というフレイバーがきちんとテキスト化されている点で好み。実際にこの効果が発揮され、しかも役に立つ、という場面が想像することすら難しいという欠点はあるけど(ダメじゃん)
いや、だってこの能力はそうそう効果発揮しないでしょ? 戦闘以外でダメージが入っていないといけないわけだし(先制攻撃持ちと一緒にブロックするか、先制攻撃持ちと一緒にバンドしつつ攻撃するかしない限り)。
それでもこのフレイバー豊かなテキストだけは評価したい。ほめてつかわす。
余談6:金曜日 《炎の波/Flame Wave》
訳すのが楽しかったのはどちらかというと追加のリンク先の記事。
原文:
Hidden in the inferno is a lone surfer hanging 10 on the fire. Duuuuuude!
拙訳:
猛り狂う炎の中で孤独なサーファーがたった1人、そのサーフィンの技を見せつけているぜ! いっけえええええええええええええ!
オチはさておき、まずはその前の「hanging 10」について書いておく。これはサーフィンのテクニックの1つで、日本語だと「ハング10」と呼ばれているらしいことまでは確認した。
でもどれだけメジャーか分からないので、ざっくり削った。うーん、原文に忠実に「ハング10をかましてるぜ!」でも良かったかなあ……まあ、いいや。
そしてオチなんですが……「Duuuuuude!」ってどうすんよ。あえて忠実に訳すなら、二人称なんだし「おまえええええええ!?」が一番近いかなあ。でもなあ……
少なくとも否定的な響きではないはず、と判断して意訳してみた。個人的には気に入ってる。なお「え」の数はフィーリングで決めた。
余談7:無題
紅蓮術師のゴーグル(5)
伝説のアーティファクト
(T):あなたのマナ・プールに(赤)を加える。
このマナが赤のインスタント・呪文か赤のソーサリー・呪文を唱えるために支払われたとき、その呪文をコピーする。あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。
<第1回 ゴーグルの使い道を考えようの会>
「会議を始めます! 意見のある方は挙手をお願いします」
「はい! 《略奪/Pillage》で土地とマナアーティファクトを両方破壊!」
「5マナ出してからすることじゃないので却下! 次!」
「はい! 《ショック/Shock》が2マナで4点火力になる!」
「そこは《稲妻/Lightning Bolt》だろ! 却下! 次!」
「はい! 《抹消/Obliterate》が通りやすくなる!」
「打ち消されません! 却下! 次!」
「はい! 《アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifact》つけて殴る!」
「もうそれでいいや! 採用!」
(閉会)
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