今週のCard of the Day (2015年12月 第4週) とか
2015年12月27日 週のまとめ余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
冬休み直前ということで引き続きホリデーギフトカードの紹介。先週のコメントで情報いただいたおかげで実在するカードだということが分かった。良かった良かった(?)
余談2:月曜日 《Yule Ooze》
訳の話。
ポイントは「feature」と「memorable」の2つ。
1つ目の「feature」はいつもいつも本当に手こずる。今回の訳の場合は「存在」としてある。ほぼ無視したに近い扱いかもしれない。あえて原語を使って訳すなら「ウーズを取り扱ってきた」「ウーズをネタにしてきた」「ウーズに焦点を当ててきた」などかしら。
2つ目の「memorable」は「記憶に残る」がもっとも原語に忠実な訳だと思う。もしくは「忘れがたい」かな。じゃあなんで「目立つ」にしたのかというと……なんだろ、ウーズってどこかギャグっぽいというか「面白クリーチャー」的なイメージがあるので、あまり硬い表現を使いたくなかった。
余談3:火曜日 《Naughty+Nice》
分割カードと言えばそれぞれのカード名を「and」でつなぐと成句や言い回しになることで有名(な気がする)。今回の「Naughty」と「Nice」は別段そうでもなさそう。なお「Naughty or Nice」という映画があるらしい(だからどうした)。
ところで公式サイトの画像が縦につぶれてしまっている。普段、縦長の通常カードを表示するスペースに無理やり横長の分割カードを表示しているのが原因。せっかくなのでここに通常サイズの画像が見られるようリンクを張っておく。
カード画像:《Naughty+Nice》
http://media.wizards.com/2015/1124_tt3shho8lj_w.jpg
あらためて見て気づいたけど、これ、2コマ漫画になっているのか。《Naughty(悪事)》の側に口元を鮮血に染めた悪人の画像がある……と思いきや、実はその口元のシミはただのフルーツパイのソースだったことが《Nice(善行)》側で明かされている。
余談4:水曜日 《Stocking Tiger》
訳の話。
オチに当たる2つ目の文章をどうすればいいのか。いやホントにどうすればいいのか。「freakin’ adorable」らしい。なるほどね。どうとでも訳せるし、どれもこれも間違ってる気もする。
・パターン1:めっちゃ + 怖 + カワイイ
・パターン2:すごい + 狂おしいほどに + 可愛い
・パターン3:すっげー + くっそ + 愛らしい
個人的に「freaking」は「怖い」というイメージが強いので、それにした。前後は、なんかもうどうでもよくなって適当に決めた(おい)
余談5:木曜日 《Mishra’s Toy Workshop》
訳の話。
そのまま訳すなら「みんなにおもちゃだ!」となる(気がする)。言ってみれば、おもちゃが全員分あるよ、という意味なので、意訳してみた。
余談6:金曜日 《Goblin Sleigh Ride》
訳の話。
順番に書いてみる。まず「Happy Christmas Day」なんだけど、まあ「メリークリスマス」だよな。まさか「楽しいクリスマスの日だ!」とはしないだろ。むしろなんで原文が「Merry Christmas」でないのか。
次が「feature」。今週の月曜日にも言及したけど、日本語に対になる単語がない。しかも今回「feature」されているのが「ゴブリン」「ツリーフォーク」「たくさんの休暇期間の楽しみ」なので、まとめて修飾しようとするとどうしても言葉に制約がかかる。
ゴブリンとツリーフォークだけなら色々と楽なんだよな。「ゴブリンとツリーフォークを主役に」とか「ゴブリンとツリーフォークが ~ を楽しんでいる様子を取り上げた」とか……まあ、それが楽なので結局はその手法を使って訳したんだけど。
そもそも、なんだよ「plenty of holiday cheer」って……雰囲気とか空気とか色味とかは伝わってくるんだけど、具体的な輪郭がまったく浮かばない表現だなあ。「楽しい たくさん 休暇 お休み 遊び とっても」みたいな単語たちがふわふわ浮いてるイメージ。
でも訳してて楽しかった。
冬休み直前ということで引き続きホリデーギフトカードの紹介。先週のコメントで情報いただいたおかげで実在するカードだということが分かった。良かった良かった(?)
余談2:月曜日 《Yule Ooze》
訳の話。
原文:
Magic has featured many Ooze creatures over the years. The 2011 Holiday card, Yule Ooze, is certainly a powerful (and memorable) one.
拙訳:
長い歴史を持つマジックにはたくさんのウーズが存在する。2011年のホリデーギフトカードである《Yule Ooze》はその中でも明らかに強い(そして目立つ)1枚だ。
ポイントは「feature」と「memorable」の2つ。
1つ目の「feature」はいつもいつも本当に手こずる。今回の訳の場合は「存在」としてある。ほぼ無視したに近い扱いかもしれない。あえて原語を使って訳すなら「ウーズを取り扱ってきた」「ウーズをネタにしてきた」「ウーズに焦点を当ててきた」などかしら。
2つ目の「memorable」は「記憶に残る」がもっとも原語に忠実な訳だと思う。もしくは「忘れがたい」かな。じゃあなんで「目立つ」にしたのかというと……なんだろ、ウーズってどこかギャグっぽいというか「面白クリーチャー」的なイメージがあるので、あまり硬い表現を使いたくなかった。
余談3:火曜日 《Naughty+Nice》
分割カードと言えばそれぞれのカード名を「and」でつなぐと成句や言い回しになることで有名(な気がする)。今回の「Naughty」と「Nice」は別段そうでもなさそう。なお「Naughty or Nice」という映画があるらしい(だからどうした)。
ところで公式サイトの画像が縦につぶれてしまっている。普段、縦長の通常カードを表示するスペースに無理やり横長の分割カードを表示しているのが原因。せっかくなのでここに通常サイズの画像が見られるようリンクを張っておく。
カード画像:《Naughty+Nice》
http://media.wizards.com/2015/1124_tt3shho8lj_w.jpg
あらためて見て気づいたけど、これ、2コマ漫画になっているのか。《Naughty(悪事)》の側に口元を鮮血に染めた悪人の画像がある……と思いきや、実はその口元のシミはただのフルーツパイのソースだったことが《Nice(善行)》側で明かされている。
余談4:水曜日 《Stocking Tiger》
訳の話。
原文:
Stocking Tiger, the 2013 Holiday card, is a powerful card that essentially allows a player to draw up to fifteen cards.
It’s also pretty freakin’ adorable!
拙訳:
2013年のホリデーギフトカードである《Stocking Tiger》は非常に強力なカードだ。何しろ実質15枚まで引くことのできるドローカードなのだからね。
あと、めっちゃ怖カワイイ。
オチに当たる2つ目の文章をどうすればいいのか。いやホントにどうすればいいのか。「freakin’ adorable」らしい。なるほどね。どうとでも訳せるし、どれもこれも間違ってる気もする。
・パターン1:めっちゃ + 怖 + カワイイ
・パターン2:すごい + 狂おしいほどに + 可愛い
・パターン3:すっげー + くっそ + 愛らしい
個人的に「freaking」は「怖い」というイメージが強いので、それにした。前後は、なんかもうどうでもよくなって適当に決めた(おい)
余談5:木曜日 《Mishra’s Toy Workshop》
訳の話。
原文:
Toys for everyone!
拙訳:
そーら、おもちゃを持っていきな!
そのまま訳すなら「みんなにおもちゃだ!」となる(気がする)。言ってみれば、おもちゃが全員分あるよ、という意味なので、意訳してみた。
余談6:金曜日 《Goblin Sleigh Ride》
訳の話。
原文:
Happy Christmas Day! This year’s Holiday card features a Goblin, a Treefolk, and plenty of holiday cheer.
拙訳:
メリークリスマス! 今年のホリデーギフトカードは、ゴブリンとツリーフォークと一緒に冬休みをたっぷり楽しんでもらうためにデザインしたものだ。
順番に書いてみる。まず「Happy Christmas Day」なんだけど、まあ「メリークリスマス」だよな。まさか「楽しいクリスマスの日だ!」とはしないだろ。むしろなんで原文が「Merry Christmas」でないのか。
次が「feature」。今週の月曜日にも言及したけど、日本語に対になる単語がない。しかも今回「feature」されているのが「ゴブリン」「ツリーフォーク」「たくさんの休暇期間の楽しみ」なので、まとめて修飾しようとするとどうしても言葉に制約がかかる。
ゴブリンとツリーフォークだけなら色々と楽なんだよな。「ゴブリンとツリーフォークを主役に」とか「ゴブリンとツリーフォークが ~ を楽しんでいる様子を取り上げた」とか……まあ、それが楽なので結局はその手法を使って訳したんだけど。
そもそも、なんだよ「plenty of holiday cheer」って……雰囲気とか空気とか色味とかは伝わってくるんだけど、具体的な輪郭がまったく浮かばない表現だなあ。「楽しい たくさん 休暇 お休み 遊び とっても」みたいな単語たちがふわふわ浮いてるイメージ。
でも訳してて楽しかった。
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