今週のCard of the Day (2016年01月 第2週) とか
2016年1月10日 週のまとめ余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
新セット発売に合わせての新カードの紹介で、前週に1枚だけ紹介されていた「~ の誓い」サイクルの残り3枚とその他2枚だった。あとなんか妙にギャグタッチな週で、訳すのが楽しかった。
余談2:月曜日 《ニッサの誓い/Oath of Nissa》
訳の話。長いので2つに分ける。
原文の「pledged an oath」はそのまま訳そうとすると、どうしても「誓いを誓った」にしかならなくて困る。でも「誓った」とか「誓いを立てた」にすると「pledge」か「oath」のどちらかを訳したことにしかならない……けど、まあ、そうせざるを得ないよな、これ。
はい、次。
まず「Tacky」が分からなかった。意味はどうやら「ダサい」でいいらしい。
ふむ。それでは「Tacky Christmas Party」とはなんぞや、ということで調べてみたらなかなか面白いことが分かったので、これはぜひ皆と共有しよう、というわけで註釈として記事に説明文を付け加えておいた。確かにクリスマスっぽさを全面に出してるセーターってダサいな。一周して安らぎを感じなくもないが。
あと最後の「but it should」のたった3単語がなぜか「戦うべき脅威の中に含まれていないようだが、ぜひ含めて欲しいを私は願っている」という長文に化けているのは完全に趣味。楽しかった。
余談3:火曜日 《ギデオンの誓い/Oath of Gideon》
訳の話
最後の「shtick」の意味が分からなかったので調べてみたところ、どうやら最もメジャーな訳は「十八番(おはこ)」みたい。うーん……古めかしい。固い文章なら逆にしっくりくるんだけど、ギャグ調なんだよな。
色々考えて、これは「持ちネタ」ではないかと思った次第。ところで、いまだに「shtick」の読みが分からない。「シック」でいいのかしら。それとも「シュティック」?(調べろよ)
さて前半。
「Like ~?」で「~ とでも思ったかい?」という意味になるはず。かなりの口語体。さらにその後の「Dude」もすごい砕けた口調で、少なくとも仕事で聞いたことはない。
つまり普通に訳しては原文の良さが伝わらないということであり、好き勝手に訳していいということなので「love」が「三度の飯より好き」になった次第(?)。
余談4:水曜日 《チャンドラの誓い/Oath of Chandra》
訳の話。
多分だけど「watch」の持つ2つの意味が両方使われていて「私は watch (見張り) し続ける!」「え! 見てる (watch) だけですか!? ないわー」というノリなんだろうな、と思ったけど、まあ、日本語にするにはハードルが高すぎる。
あと「casual」は、一番日本で有名な訳としては「カジュアル」になるんだろうけど、間違いなくネタが伝わらないので却下。最後の呼びかけは直前の語尾とセットになるものなので、お好みで変えていいと思う。
余談5:木曜日 《巨人の陥落/Fall of the Titans》
訳の話。
2つあって、1つ目は「looks like」の訳と位置。
訳の選択肢は「どうやら」「見たところ」のどちらにしようか、という悩みがまずあって、次に置く場所を文頭にするかどうかで悩んだ。……そうだよ、どっちでもいいんだよ。だから悩むんだよ。
2つ目は「oath」を訳すかどうか。文章全体の意味は「みんなで力を合わせた結果、敵を倒すことが出来ました」という内容なので、ここに「誓い」という単語を入れようとすると「敵を倒そうとする誓いを立てた。敵を倒せて良かった」という流れがブツリと切れてしまう。仕方ない(?)ので無視した。
あとは「 ~ thing」を「 ~ 作戦」としたのはちょっと面白かったな、とか。
余談6:金曜日 《ゼンディカーの復興者/Zendikar Resurgent》
訳の話。
分かってるよ、分かってる。君たちが何を言いたいのかよーく分かってる。でも考えてみてくれ。どうすればよかったんだ。「そおおおおおおしいいいいいいてえええええええ」とか書いて、読めるかい?
とか思ってたんだけど、ふと「かーらーのー」ならありだったかもしれない、と後日思った。「勝利のポーズ! かーらーのー、スタッフロール!」とかどうかな。うん。ダメだ。しっくり来ないわ。
原文尊重型か、日本語尊重型か、どっちを選ぶの、という話やね。
余談7:映画
ようやく「アナと雪の女王」を見た。すっごい面白かった! 特にあの主題歌が本当に素晴らしかった。
あ、ここからネタバレ含む感想なので未見の方は注意
日本語訳の内容がこれでもかとポジティブなのでてっきり「終盤で事態が好転する逆転シーン」で歌われるのかと思いきや「エルサが人の世界に背を向けて閉じこもるシーン」で、まさに転がり落ちていくところだった。
ってかよくよく原語の歌詞を聞いてみたら結構やけっぱちというか、投げやりというか、ネガティブな歌詞なのね、これ。ラストの「cold never bothered me anyway」って「そもそも化け物の私は人間みたいに寒さで困ったことなんてないし」って聞こえた。
雪だるまのオラフがすっごい楽しかったし、クリストフとスヴェンもいいコンビだったし、ハンス王子も悪人なりに実に首尾一貫してたし、ラストでどっか行ってた王冠という伏線も物理的に拾われてたし、歌うシーンは多すぎず少なすぎずでちょうど良かったし。
でもこれだけの内容の割に主題歌しか話題になってない気がするのもなんか不思議だ。ネタバレを恐れて避けまくっていた、というほどでもないのにな。でも見て良かった。色々どんでん返しも素で楽しめたし。
新セット発売に合わせての新カードの紹介で、前週に1枚だけ紹介されていた「~ の誓い」サイクルの残り3枚とその他2枚だった。あとなんか妙にギャグタッチな週で、訳すのが楽しかった。
余談2:月曜日 《ニッサの誓い/Oath of Nissa》
訳の話。長いので2つに分ける。
原文1:
Nissa has pledged an oath to fight threats to the Multiverse.
拙訳1:
ニッサは多次元を危機に陥れるあらゆる脅威と戦う誓いを立てた。
原文の「pledged an oath」はそのまま訳そうとすると、どうしても「誓いを誓った」にしかならなくて困る。でも「誓った」とか「誓いを立てた」にすると「pledge」か「oath」のどちらかを訳したことにしかならない……けど、まあ、そうせざるを得ないよな、これ。
はい、次。
原文2:
That does not include tacky Christmas sweater parties, but it should.
拙訳:
クリスマスにあえてダサいセーターを着てパーティをするという下らない流行はその戦うべき脅威の中に含まれていないようだが、ぜひ含めて欲しいを私は願っている。
まず「Tacky」が分からなかった。意味はどうやら「ダサい」でいいらしい。
ふむ。それでは「Tacky Christmas Party」とはなんぞや、ということで調べてみたらなかなか面白いことが分かったので、これはぜひ皆と共有しよう、というわけで註釈として記事に説明文を付け加えておいた。確かにクリスマスっぽさを全面に出してるセーターってダサいな。一周して安らぎを感じなくもないが。
あと最後の「but it should」のたった3単語がなぜか「戦うべき脅威の中に含まれていないようだが、ぜひ含めて欲しいを私は願っている」という長文に化けているのは完全に趣味。楽しかった。
余談3:火曜日 《ギデオンの誓い/Oath of Gideon》
訳の話
原文:
Like Gideon was going to not take an oath? Dude loves taking oaths to protect things.
It’s his shtick.
拙訳:
ギデオンは誓いを立てないかもしれない、と思ってたかい? おいおい、そんなわけないだろ、こいつは誰かを守るために誓いを立てるのが三度の飯より好きなんだ。
ってかもう持ちネタだよ、持ちネタ。
最後の「shtick」の意味が分からなかったので調べてみたところ、どうやら最もメジャーな訳は「十八番(おはこ)」みたい。うーん……古めかしい。固い文章なら逆にしっくりくるんだけど、ギャグ調なんだよな。
色々考えて、これは「持ちネタ」ではないかと思った次第。ところで、いまだに「shtick」の読みが分からない。「シック」でいいのかしら。それとも「シュティック」?(調べろよ)
さて前半。
「Like ~?」で「~ とでも思ったかい?」という意味になるはず。かなりの口語体。さらにその後の「Dude」もすごい砕けた口調で、少なくとも仕事で聞いたことはない。
つまり普通に訳しては原文の良さが伝わらないということであり、好き勝手に訳していいということなので「love」が「三度の飯より好き」になった次第(?)。
余談4:水曜日 《チャンドラの誓い/Oath of Chandra》
訳の話。
原文:
"Yeah, I’ll keep watch."
That’s a pretty casual oath there, Chandra.
拙訳:
「じゃあ私は見張り続けるわ」
って、その誓いはちょっと簡単すぎませんか、チャンドラさん
多分だけど「watch」の持つ2つの意味が両方使われていて「私は watch (見張り) し続ける!」「え! 見てる (watch) だけですか!? ないわー」というノリなんだろうな、と思ったけど、まあ、日本語にするにはハードルが高すぎる。
あと「casual」は、一番日本で有名な訳としては「カジュアル」になるんだろうけど、間違いなくネタが伝わらないので却下。最後の呼びかけは直前の語尾とセットになるものなので、お好みで変えていいと思う。
余談5:木曜日 《巨人の陥落/Fall of the Titans》
訳の話。
原文:
Looks like that whole "take an oath to fight for the Multiverse" thing worked out okay for our intrepid team.
拙訳:
我らが勇敢なる英雄たちの「多次元宇宙のために力を合わせましょう」作戦はどうやら上手くいったみたいだね。
2つあって、1つ目は「looks like」の訳と位置。
訳の選択肢は「どうやら」「見たところ」のどちらにしようか、という悩みがまずあって、次に置く場所を文頭にするかどうかで悩んだ。……そうだよ、どっちでもいいんだよ。だから悩むんだよ。
2つ目は「oath」を訳すかどうか。文章全体の意味は「みんなで力を合わせた結果、敵を倒すことが出来ました」という内容なので、ここに「誓い」という単語を入れようとすると「敵を倒そうとする誓いを立てた。敵を倒せて良かった」という流れがブツリと切れてしまう。仕方ない(?)ので無視した。
あとは「 ~ thing」を「 ~ 作戦」としたのはちょっと面白かったな、とか。
余談6:金曜日 《ゼンディカーの復興者/Zendikar Resurgent》
訳の話。
原文:
Victory pose, aaaaaaaaand, roll credits.
拙訳:
勝利のポーズで決め!(そしてスタッフロールへ)
分かってるよ、分かってる。君たちが何を言いたいのかよーく分かってる。でも考えてみてくれ。どうすればよかったんだ。「そおおおおおおしいいいいいいてえええええええ」とか書いて、読めるかい?
とか思ってたんだけど、ふと「かーらーのー」ならありだったかもしれない、と後日思った。「勝利のポーズ! かーらーのー、スタッフロール!」とかどうかな。うん。ダメだ。しっくり来ないわ。
原文尊重型か、日本語尊重型か、どっちを選ぶの、という話やね。
余談7:映画
ようやく「アナと雪の女王」を見た。すっごい面白かった! 特にあの主題歌が本当に素晴らしかった。
あ、ここからネタバレ含む感想なので未見の方は注意
日本語訳の内容がこれでもかとポジティブなのでてっきり「終盤で事態が好転する逆転シーン」で歌われるのかと思いきや「エルサが人の世界に背を向けて閉じこもるシーン」で、まさに転がり落ちていくところだった。
ってかよくよく原語の歌詞を聞いてみたら結構やけっぱちというか、投げやりというか、ネガティブな歌詞なのね、これ。ラストの「cold never bothered me anyway」って「そもそも化け物の私は人間みたいに寒さで困ったことなんてないし」って聞こえた。
雪だるまのオラフがすっごい楽しかったし、クリストフとスヴェンもいいコンビだったし、ハンス王子も悪人なりに実に首尾一貫してたし、ラストでどっか行ってた王冠という伏線も物理的に拾われてたし、歌うシーンは多すぎず少なすぎずでちょうど良かったし。
でもこれだけの内容の割に主題歌しか話題になってない気がするのもなんか不思議だ。ネタバレを恐れて避けまくっていた、というほどでもないのにな。でも見て良かった。色々どんでん返しも素で楽しめたし。
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