余談1:今週のCard of the Dayのテーマ

 引き続き、ゲートウォッチの誓いの新カード、その中でも特に伝説のクリーチャーたちが紹介された週だったもよう。

余談2:月曜日 《タズリ将軍/General Tazri》

 タズリって、なんとなく男性っぽいイメージの名前だったので「彼女」と知ったときはちょっと意外だった。まあ、いいけど。
原文:
 Tazri is ready to lead your five-color Ally Commander deck into battle!
 (As for the Angel halo around her neck, she doesn’t want to talk about it.)

拙訳:
 タズーリは君の5色統率者デッキを率いて戦う準備万端だぞ!
 (なお彼女の首を取り巻く光輪については触れられたくない模様)

 うーん。「君の5色統率者デッキを率いて戦う準備万端」というのが本当にイマイチな日本語だなあ、というか、「翻訳しました」としか言いようがないというか……うん。

 ただ後半の「does not want to talk about it」を「触れられたくない」としたのは、悪くないかな、と思ってる。「話題にあげて欲しくない」でもいいかもしれないけど、やっぱり日本語にするなら「触れられたくない」だろうな、と。

余談3:火曜日 《保護者、リンヴァーラ/Linvala, the Preserver》

 訳の話。
原文:
 If Linvala is trying to preserve Zendikar, she really hasn’t done a great job.

拙訳:
 もしリンヴァーラが保護してるのがゼンディカーだとすると、名前負けしてるとしか言いようがない。

 結構、気に入ってる訳。ただここに辿り着くまで二転三転したけど。

  ・she really hasn’t done a great job

  (案1):成功してるとは言いがたい
  (案2):いい仕事をしてるとはとても言えない
  (案3):名前負けしてるとしか言いようがない <採用>

余談4:水曜日 《ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet》

 ただの裏切者ではなく、相手のクリーチャーをも裏切らせる、というキャラの立った御仁。しかも裏切らせて仲間になったはずのクリーチャーを生け贄に捧げる。すごいゲスい。
原文:
 Kalitas turns your opponents’ creatures into Zombies for your team, then eats them to get stronger. What a charming fellow.

拙訳:
 カリタスは君の対戦相手のクリーチャーをゾンビに変えてしまうだけでなく、さらにそれを自分の配下にしてしまう。さらにはそれを喰らって己が力に変えてしまう。なんとまあ、楽しい御仁だ。

 「変えてしまうだけでなく ~ 配下にしてしまう」と、同じ言い回しを2回続けたのが若干気になってたけど、あらためて読んでみるとそれほどおかしくないな……じゃあいいか。

 とりあえずこの文章の肝はラストのオチの部分だと思われる。「What a charming fellow」だもんなあ……腕の見せどころだよね。今回は前半を固い言い回しにしたから、それに合わせてみた。

余談5:木曜日 《野生生まれのミーナとデーン/Mina and Denn, Wildborn》

 某所で「ミナデイン」と呼ばれてた。味方を生け贄に捧げたり、全体攻撃ダメージを放ったりすればさらにそれっぽいのに、残念だな。あと、名前は可愛いのにイラストは凶悪。

 ところでミナデインぽくないのはさておき、この能力はどういうフレイバーなんだろ。土地を追加で出せるのは「豊穣な大地」や「自然の成長力」というイメージがある。土地を戻すのは……なんだろ。成長を止める? 大地の力を吸収して別の力に変えるのかな。

 大地を豊かにすることで、その豊穣な地から力を引き出し、味方のクリーチャーを強化する……そんなイメージと考えればいいか。分からんでもない。解決した。
原文:
 In any team game, you want teammates who know how to party.
 Mina and Denn clearly know how to party.

拙訳:
 チーム戦となれば当然気心の知れた相手と組みたいものだ。
 ミーナとデーンはその点について何の心配もない。

 なんかもっと上手い言い回しというかなんというか……直訳気味だな。なんの感動も、気づきもない訳になってしまった。一応、両方の文ともに別の案があった。

  ・In any team game, you want teammates who know how to party.

  (案1):チーム戦となれば当然気心の知れた相手と組みたいものだ
  (案2):チーム戦となれば一緒にいて場が盛り上がる相手と組みたいものだ

  ・Mina and Denn clearly know how to party.

  (案1):ミーナとデーンはその点について何の心配もない
  (案2):ミーナとデーンは明らかに場の盛り上げ方を知っている

 結局のところ、原文が何を言いたいのか何を伝えたいのかを理解してないままに……言い換えると「どういうネタなのかを理解できないままに」訳してるせいで、思い切りの足りない訳になってる、という話。良くない。

余談6:金曜日 《永代巡礼者、アイリ/Ayli, Eternal Pilgrim》

 伝説のクレリックで巡礼者ときたからてっきり善人かと思ってたので、記事読んでびっくりした。ゼンディカー人を捕えては生け贄に捧げるのが趣味のダメな人だった。まあ彼女の趣味嗜好はさておき、「Eternal Pilgirm」で「永代巡礼者」という訳は素晴らしいし、アイリって名前も可愛い(だからどうした)。
原文:
 Ayli captures other Zendikari and offers them as sacrifices to Ulamog.
 She also likes long walks on blighted beaches.

拙訳:
 アイリはゼンディカー人を捕えてはウラモグへ生け贄として捧げている。
 あと彼女は生命がすっかり死に絶えた砂浜を太陽の下で散歩することも好きだ。

 前半でかなりひどいこと言ってるのに、後半でさらっとキラキラで健康的な描写に走るというギャグ……ってことでいいんだよな、これ。

 さらに普通なら「Brighted Beach(太陽に照らされた砂浜)」であるところを「Blighted Bearch(しおれ果てた砂浜)」にしてあったりと細かいネタがいっぱい。難易度が高かった。

余談7:映画

 「俺たちは天使じゃない」という映画を見た。すごい面白かった……面白かったんだけど……うーん? あのラストは……どういうことだ。あれだとダメじゃないのか。逃げないとまずくないのか。うーん。

 それはさておき、色々と有名な役者さんを見ることができて良かった。デミ・ムーアとかロバート・デ・ニーロとか、名前は知ってても出演作を1つもあげられなかったけど、今後は1つはあげられるようになった。

 あと、すごい印象的な顔してたのが通訳をしていた禿頭のおっちゃん。この人、絶対どこかで見たことあるな、と思って検索してみた。役者さんの名前は「Wallace Shawn」で、案の定、有名な方だった。「Wallace Sh」でもう予測検索に出てくれた。なんか知ってる作品あるかな……

 ああ、そうか! 「プリンセス・ブライド・ストーリー」で口癖が「Inconceivable!」だった、あの小男か! うわー、懐かしい……あの映画すっごい好きだった。西洋ファンタジーなのに魔法の要素がほとんどないという世界観で面白い作品は大抵の場合、群を抜いて面白い。また見たいな。

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