余談1:今週のCard of the Dayのテーマ

 ゲートウォッチの誓いの新カード紹介の週だったもよう。それ以上のテーマはないかな。カードタイプも色々だし、「の仔」というカード名が記事内を含めると2回出てきているけど深い意味はなさそう。

 ああ、でも月曜日を「フェリダーという種族」の紹介ととらえると「ゼンディカーの様々な種族たち」がテーマだったのかもしれない。月曜日から順に「フェリダー」「カニ」「人間」「ヘリオン」「ベイロス」ということで。。

余談2:月曜日 《まばゆい反射/Dazzling Reflection》

 マジックのカード名で「Dazzling(まばゆい)」と聞くと真っ先に思い出すのはミラージュの《まばゆい美貌/Dazzling Beauty》。効果は本当にどうでもいい内容だったんだけど、イラストがそれまでのマジックのカードと若干異なる、不思議に幻想的でパステル調の人面イラストで印象に残っている。効果はどうでもいい。

  《まばゆい美貌/Dazzling Beauty》
  http://magiccards.info/mr/en/212.html

 訳の話。
原文:
 Felidars are beautiful and unique creatures of Zendikar, memorable as Sovereigns or Cubs.

拙訳:
 フェリダーはゼンディカー特有の美しい生物で、君主や仔などがよく知られている。

 前半の「beautiful and unique creatures」を「美しくユニークな生物」とするのになんか抵抗があった。日本語だと「ユニーク」というと「面白い、楽しい、笑える」という意味合いが強い。

 なので「Unique」を「他に類のない、特有な」という意味に訳そうとしたところ「美しく他に類のない生物である」とか「美しく特別な生物である」とかになってしまう。これはこれでイマイチ。

 色々考えた挙句に「ゼンディカー特有の + 美しい生物」と訳してみた。ギリギリセーフかもしれないし、アウトかもしれない。

余談3:火曜日 《古代ガニ/Ancient Crab》

 カニというと思い出すのはフォールンエンパイアというセットで登場し、そのまま歴史の闇に葬り去られたホマリッドという種族。ぶっちゃけ見た目はカニじゃなくてザリガニなんだけど、甲殻類つながりで思い出す。

 このホマリッドが本当に人気がなかったらしい。そもそも見た目はザリガニだし、種族に共通した特殊能力を持っているわけでもなく、そもそもフォールンエンパイア自体が弱かったことで有名なセット。しょうがない。

 ちなみにツイッターかタンブル経由でマーク・ローズウォーター氏に「今後、ホマリッドの伝説のクリーチャーが登場する可能性はありますか?」と聞いた人がいたけど、回答は「いや、伝説の前に、普通のホマリッドが1枚でも登場できるかを心配すべきだよ」だったらしい。

 参照:Blogatog Reference
 http://blogatogfaq.tumblr.com/post/99299078732/could-we-get-a-legendary-homarid

 訳の話。
原文:
 It may not be an Eldrazi titan or powerful Ally, but the stalwart Crab of Zendikar will (probably) outlive them all.

拙訳:
 これはエルドラージの巨人でもなければ強力な同盟者でもない。しかしこのたくましいゼンディカーのカニは(おそらく)それらより長生きするだろう。

 実はそれほど困らなかった。あえていえば「Stalwart」という英単語の意味が分からなかった、ということくらいかな。

 英語でカッコを使っての補足(修飾)をされると、日本語の語順にする際に困ることが多いけど、今回は一単語だったので楽だった。これが文章だったら間に突っ込むのが躊躇されるところ。

余談4:水曜日 《ズーラポートの鎖魔道士/Zulaport Chainmage》

 黒シングルシンボルの4/2の4マナクリーチャーというと思い出すのは……まあアレの話はいいか。訳の話。
原文:
 The humans of Zendikar have unique customs and magics. Some just study chain spells. (It’s a deep specialization.)

拙訳:
 ゼンディカーに生きる人間たちは他に見られない独特な風習と魔法を持っている。その中にはただ鎖魔法だけに特化して学ぶものもいる(この魔法の習得には他を捨てる覚悟が必要なのだ)

 かなり意訳した。前半も後半もそうだけど、特にラストのカッコ内は、直訳するのであれば「それは深い専門化だ」くらいにしかならないところを勝手に色々補っている。鎖魔法しか覚えられないということはつまり他の魔法を捨てる覚悟が必要ということではないかなと(勝手に)思ったので(勝手に)そう訳した。

 ところで「Specialization」というと思い出すには、ダンジョンズアンドドラゴンズ第3版に登場するファイタークラス専用の特技「Weapon Specialization」。すべての攻撃に「ダメージ+2」が上乗せされるようになるというファイター最大にしてほぼ唯一の強み。

 なお他のクラスの特殊能力は「4D6のファイアーボールをぶっ放す」とか「敵を挟み撃ちにすると2D6の追加ダメージを得られる」とか「回復魔法や防御力アップの魔法やアンデッド退散がおこなえる」とか……なんかだろ。これ、横に並べていい能力なのか。

余談5:木曜日 《溶滓のへリオン/Cinder Hellion》

 ヘリオンと聞くと、カプコンの対戦格闘ゲーム「サイバーボッツ」を思い出す。デビロット姫と言えば皆も知ってるはず(無茶いうな)。業務用だとエンディング見られなかったので家庭用を遊んでた記憶がうっすら蘇る。家庭用はオリジナルストーリーもあるのでおススメ。今遊べる機種があるかよく知らないけど。
原文:
 Some people just want to watch the world burn. Some giant slug-like creatures also just want to watch the world burn.

拙訳:
 世界が燃えるのを見たがる人もいる。なめくじみたいなこの巨大クリーチャーもまた世界が燃えるのを見たがっている。

 前半と後半で「want to watch the world burn」を同じ日本語訳にしたかったので、それに合わせて和訳を考えていった。でもその最中に「この文章って何か元ネタを前提にしてる雰囲気を感じる」と嫌な予感がしたのでチェックしてみたら、なんか曲名が見つかった。

 とはいえそれがどうネタに絡んでるか(そもそも本当にネタに絡んでるか)分からなかったので、註釈として一応紹介しておくにとどめた。もしかしたら単なる偶然かもしれないし。

余談6:金曜日 《ベイロスの仔/Baloth Pup》

 《Pup(仔)》というと思い出すのはなんといっても《ジャッカルの仔/Jackal Pup》。青白パーミッションの次に長く使った赤単スライの1マナの主力だった。当時は 1マナ 2/1 にはデメリットがつくのが当たり前じゃった……(老人の繰り言)

 しかしベイロスの仔ってタフネス低いのね。幼女2人がかりで相打ちとれるのか(ただ守ろうとした背後へは、幼女4人の命を奪うだけのダメージが突き抜けてるけど)
原文:
 A full-grown Baloth is fairly terrifying. Baloth Pups are terrifyingly adorable.

拙訳
 成長したベイロスは正直恐ろしい。ベイロスの仔は恐ろしいほどに可愛い。

 上手く訳せたというか、他に訳し用もないというか……あえていえば「Fairly」をどう扱うかとか、「Adorable」をどう訳すかとか、くらいはあるかもしれないけど。

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