余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
イニストラードを覆う影という新セットの紹介週間だったもよう。発売前なのでカードデータがなかなかテキスト化されてないのが困りもの。手打ちするとそれだけミスの発生率が上がる。今回もアップしたあとにいくつも間違いを見つけて、都度修正してる。あかん。
余談2:月曜日 《大天使アヴァシン/Archangel Avacyn》
また天使が1人、暗黒面に落ちるらしい。なむなむ。
この月曜日に持ち上げて、次の火曜日に落とすスタイルなので、とにかく手放しで賛美するのが「正しい訳」ということになる。それを考えるとわざとらしいほどに丁寧な口調にしたほうがそれっぽいかな、と。
細かいことを言うと「Save the day!」とあるけど「the day」にこだわって「今日を、この日を」を入れる必要はないかな、とか、「Good old Avacyn」の「Good = 守ってくださる / Old = 昔からずっと」と意訳した、とか、色々悩んだり考えたりしたところがあるけど割愛。
余談3:火曜日 《浄化の天使、アヴァシン/Avacyn, the Purifier》
裏面の出番。このカードの裏と表の能力の違い、変身する条件など、実にフレイバーにあふれており、LSVのリミテッドレビューでもフレイバー部門で優勝してる(参考:リミテッドレビュー http://misdirection.diarynote.jp/201603292323544033/)
原文では「changed hair」となっているのを「changed hair style」とみなして「髪型を変えた」に意訳したり、原文では「pointing ~ at my eyeball」となっているのを「私の目玉」でも「私の眼前」でもなく「私の顔に狙いを ~」と意訳したり、原文にはない「どちらだろう?」を末尾に追加したり。
余談4:水曜日 《ゲラルフの傑作/Geralf’s Masterpiece》
ゲラルフさんはイニストラードでよく名前を聞くわりには、実際にカード化されているのは統率者セットだったりする。ちなみに同じくイニストラードの主要な悪役であり、ゲラルフさんの宿敵でもあるギサの姉御も統率者でカード化されてる。仲がいいんだか、悪いんだか。
幸か不幸か、カード名という「縛り」があるので「Masterpiece」の訳は「傑作」で決まり。その「傑作」という言葉が自然に感じられるような文章に訳しつつ、オチで笑いをとる、という狙い。
そのオチがなかなか難しかった。そもそも最初ネタに気付かなかった。いや、今の解釈が正しいかどうか、ということもあるんだけど。
全部大文字は強調を表現しているはず。これは間違いない。「こんな外見なんだよ。近くにいたらヤバいじゃないか! 逃げろ!」という臨場感あふれるネタかな、と。
ただ末尾が「!!」じゃないのよね。それがちょっと気になってる
余談5:木曜日 《拡大鏡/Magnifying Glass》
拡大鏡と訳されてるけど、どうしても「虫眼鏡」と呼びたくなる。もしかしてこれ、ジェネレーションギャップ的な何かなのかな。さみしい。
それはさておきフレイバー的にはとても好き。これ自体が直接カードを引いてくるわけではなくて「あくまで虫眼鏡で得られるのは情報の手掛かりであり、その手掛かりからアドバンテージが生まれる」。
多分、訳が間違ってる。
どこが問題かというと「clues that can’t be unseen」の部分。いや、どうすればいいんだ、この「can’t be unseen」は……「unseen(見えない)」が「cannot be(できない)」って、どういうことだ。「cannot be seen」ならいくらでもやりようがあるんだけど……まあ「Unseenにできない」だから「見えなかったことにはできない」ということでいいのかなあ……ということでそう訳した。いまいちスッキリしてない。
ついでなのでフレイバーテキストも紹介しておく。
<原文>
Knight-Inquisitors of Saint Raban
delve deep into mysteries best left unexplored.
<日本語訳>
聖ラバンの騎士審問官は、
触れない方がいい謎を徹底的に追及する。
余談6:金曜日 《タミヨウの日誌/Tamiyo’s Journal》
そういえばシッセイも日誌を書いてたような気がするな、と思って調べてみたら「タミヨウの日誌」以外は「ヴェンセールの日誌」しかなかった。「日記」かな、と思って調べたけど、意外なことに「~の日記」というカード名はマジックに存在しなかった。おや。
なお過去に《Yawgmoth’s Agenda / ヨーグモスの行動計画》というカードがあって、マロ―の裏話によると「The first Japanese translation of this card (in early translation, not in print) was Yawgmoth’s Day Planner.」とある。
どういうことかというと「実際のカード名には用いられなかったけど、このカードの日本語名は最初「Yawgmoth’s Day Agenda」みたいな意味に訳されてたんだよね」とのこと。なんだったんだろ。「日記帳」だったのかもしれない。
余談7:過去のまとめ
2月第3週の週のまとめを書いてなかったことを思い出したので今更ながら更新。過去からまとめて読んでる人がいるかもしれないし、むしろそういう人のためにコツコツ続けている面もあるこのブログ。
今週のCard of the Day (2016年02月 第3週) とか
http://regiant.diarynote.jp/201603222306075560/
余談8:ハースストーン
ヒロイックを除いたアドベンチャーモードを全クリア。リーグ・オブ・エクスプローラーは特殊ルールも楽しかったけど、キャラたちの掛け合いも面白かった。メガネの似合うエリーズさんの冷静なコメント(ツッコミ)が好き。彼女は変わった耳の形と肌の色をしてるけど、種族なんなんだろ。エルフかな。
あ、英語版でクリアしたけど日本語版もあるのか。気が向いたらプレイしてみよう
問題はなぜかハースストーンが起動できなくなってること。起動しようとすると一瞬ゲーム画面が出たあと、ローディングに入り、ゲージが満タンになると同時に「Blizzard Error: The application encountered an unexpeted error」が表示されて落ちる。今週もまた闘技場の無料パックがもらえなくて悔しい。
とはいえ無課金勢なので次のアドベンチャーが登場するまで基本的にすることもないし、ネットで動画でも見てればいいかな、という気もしてる。泥棒される時間が減るわけだし、どうしてもまた遊びたくなるまでは放置かな。
イニストラードを覆う影という新セットの紹介週間だったもよう。発売前なのでカードデータがなかなかテキスト化されてないのが困りもの。手打ちするとそれだけミスの発生率が上がる。今回もアップしたあとにいくつも間違いを見つけて、都度修正してる。あかん。
余談2:月曜日 《大天使アヴァシン/Archangel Avacyn》
また天使が1人、暗黒面に落ちるらしい。なむなむ。
原文:
Here comes Avacyn, to save the day!
Good old Avacyn, embodiment of justice and balance, always working for the greater good
She’ll probably transform into the perfect solution to all our problems.
拙訳:
アヴァシンが私たちを救いにいらっしゃったぞ!
昔からずっと私たちを見守ってくださる正義と平等の化身は、常に世界をよりよくするために戦ってくださるのだ。
彼女が変身してくれたらきっと何もかも上手く解決してくださるに違いない。
この月曜日に持ち上げて、次の火曜日に落とすスタイルなので、とにかく手放しで賛美するのが「正しい訳」ということになる。それを考えるとわざとらしいほどに丁寧な口調にしたほうがそれっぽいかな、と。
細かいことを言うと「Save the day!」とあるけど「the day」にこだわって「今日を、この日を」を入れる必要はないかな、とか、「Good old Avacyn」の「Good = 守ってくださる / Old = 昔からずっと」と意訳した、とか、色々悩んだり考えたりしたところがあるけど割愛。
余談3:火曜日 《浄化の天使、アヴァシン/Avacyn, the Purifier》
裏面の出番。このカードの裏と表の能力の違い、変身する条件など、実にフレイバーにあふれており、LSVのリミテッドレビューでもフレイバー部門で優勝してる(参考:リミテッドレビュー http://misdirection.diarynote.jp/201603292323544033/)
原文:
I think she might have changed her hair, or maybe it’s the way she’s pointing that giant spear right at my eyeball.
拙訳:
髪型を変えたからそう見えるのか……それともそのデカい槍が私の顔に狙いを定めてるせいか……どちらだろうね。
原文では「changed hair」となっているのを「changed hair style」とみなして「髪型を変えた」に意訳したり、原文では「pointing ~ at my eyeball」となっているのを「私の目玉」でも「私の眼前」でもなく「私の顔に狙いを ~」と意訳したり、原文にはない「どちらだろう?」を末尾に追加したり。
余談4:水曜日 《ゲラルフの傑作/Geralf’s Masterpiece》
ゲラルフさんはイニストラードでよく名前を聞くわりには、実際にカード化されているのは統率者セットだったりする。ちなみに同じくイニストラードの主要な悪役であり、ゲラルフさんの宿敵でもあるギサの姉御も統率者でカード化されてる。仲がいいんだか、悪いんだか。
原文:
Sure, symphonies and oil paintings can be masterpieces.
But so can a gigantic flying monster with fifteen robotic blade-limbs and a bear trap for a face and magic leaking out its eyes and MAYBE WE SHOULD JUST RUN.
拙訳:
そりゃもちろん交響曲や油絵にたくさんの傑作があることは認めるさ。
だけど傑作ってのはそういうんだけじゃないだろ? 例えば、馬鹿デカくて飛んでる怪物で、こんなふうに顔にトラばさみがくっついてたり、目ん玉から魔法の汁がしみだしてたり、メカっぽくて刃のついたあばらが15本も生えて……って、ちょっと待て、やばいぞ、逃げろ!!
幸か不幸か、カード名という「縛り」があるので「Masterpiece」の訳は「傑作」で決まり。その「傑作」という言葉が自然に感じられるような文章に訳しつつ、オチで笑いをとる、という狙い。
そのオチがなかなか難しかった。そもそも最初ネタに気付かなかった。いや、今の解釈が正しいかどうか、ということもあるんだけど。
全部大文字は強調を表現しているはず。これは間違いない。「こんな外見なんだよ。近くにいたらヤバいじゃないか! 逃げろ!」という臨場感あふれるネタかな、と。
ただ末尾が「!!」じゃないのよね。それがちょっと気になってる
余談5:木曜日 《拡大鏡/Magnifying Glass》
拡大鏡と訳されてるけど、どうしても「虫眼鏡」と呼びたくなる。もしかしてこれ、ジェネレーションギャップ的な何かなのかな。さみしい。
それはさておきフレイバー的にはとても好き。これ自体が直接カードを引いてくるわけではなくて「あくまで虫眼鏡で得られるのは情報の手掛かりであり、その手掛かりからアドバンテージが生まれる」。
原文:
This one helps Knight-Inquisitors get a better look at clues that can’t be unseen.
拙訳:
ここでは審問官を務める騎士の1人が、見なかったことにはできない手掛かりを発見するのに役立っている。
多分、訳が間違ってる。
どこが問題かというと「clues that can’t be unseen」の部分。いや、どうすればいいんだ、この「can’t be unseen」は……「unseen(見えない)」が「cannot be(できない)」って、どういうことだ。「cannot be seen」ならいくらでもやりようがあるんだけど……まあ「Unseenにできない」だから「見えなかったことにはできない」ということでいいのかなあ……ということでそう訳した。いまいちスッキリしてない。
ついでなのでフレイバーテキストも紹介しておく。
<原文>
Knight-Inquisitors of Saint Raban
delve deep into mysteries best left unexplored.
<日本語訳>
聖ラバンの騎士審問官は、
触れない方がいい謎を徹底的に追及する。
余談6:金曜日 《タミヨウの日誌/Tamiyo’s Journal》
そういえばシッセイも日誌を書いてたような気がするな、と思って調べてみたら「タミヨウの日誌」以外は「ヴェンセールの日誌」しかなかった。「日記」かな、と思って調べたけど、意外なことに「~の日記」というカード名はマジックに存在しなかった。おや。
なお過去に《Yawgmoth’s Agenda / ヨーグモスの行動計画》というカードがあって、マロ―の裏話によると「The first Japanese translation of this card (in early translation, not in print) was Yawgmoth’s Day Planner.」とある。
どういうことかというと「実際のカード名には用いられなかったけど、このカードの日本語名は最初「Yawgmoth’s Day Agenda」みたいな意味に訳されてたんだよね」とのこと。なんだったんだろ。「日記帳」だったのかもしれない。
余談7:過去のまとめ
2月第3週の週のまとめを書いてなかったことを思い出したので今更ながら更新。過去からまとめて読んでる人がいるかもしれないし、むしろそういう人のためにコツコツ続けている面もあるこのブログ。
今週のCard of the Day (2016年02月 第3週) とか
http://regiant.diarynote.jp/201603222306075560/
余談8:ハースストーン
ヒロイックを除いたアドベンチャーモードを全クリア。リーグ・オブ・エクスプローラーは特殊ルールも楽しかったけど、キャラたちの掛け合いも面白かった。メガネの似合うエリーズさんの冷静なコメント(ツッコミ)が好き。彼女は変わった耳の形と肌の色をしてるけど、種族なんなんだろ。エルフかな。
あ、英語版でクリアしたけど日本語版もあるのか。気が向いたらプレイしてみよう
問題はなぜかハースストーンが起動できなくなってること。起動しようとすると一瞬ゲーム画面が出たあと、ローディングに入り、ゲージが満タンになると同時に「Blizzard Error: The application encountered an unexpeted error」が表示されて落ちる。今週もまた闘技場の無料パックがもらえなくて悔しい。
とはいえ無課金勢なので次のアドベンチャーが登場するまで基本的にすることもないし、ネットで動画でも見てればいいかな、という気もしてる。泥棒される時間が減るわけだし、どうしてもまた遊びたくなるまでは放置かな。
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