余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
この週は基本的にイニストラードを覆う影 の新カードたちが紹介されてたけど、1枚だけ関係ないカード(トークン対策カード)が……もしかしてイニストラードを覆う影 でまた新しいトークンカードが出るのかしら。
あとこの週はなぜか水曜日(04月27日)に更新がなかった。理由は不明。
余談2:月曜日 《シルブールリンドのカミツキガメ/Silburlind Snapper》
訳の話。
最初は無視して普通に訳そうかと思ったけど、たまには正面から立ち向かってみるか、というわけで「韻を踏んで」みた。難しい。しかも1人で訳してると滑ってるかどうかがまったく分からない、この恐怖。
余談3:火曜日 《療養所の骸骨/Sanitarium Skeleton》
療養することで何度でも復活する骸骨。1マナのクリーチャーの能力としては結構強い気がする。そういえば昔、《ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob》っていたな。懐かしい。
色々補ってるけど、それよりも何よりも悩まされたのは「its face gets a little bit crazier」。なんだよ、「a little bit crazier」って。
いや、意味は分かる。よく分かる。ただ日本語でどうしようかな、という話。「イラストの顔が少しずつ狂っていく」という風に訳すと「イラストが狂う = デッサンや構図が不自然である」という日本語にとられてしまう可能性が……
結局、そう訳したけど。
余談4:水曜日 更新なし
なんで休みだったんだろ。祝祭日ではないもよう。ウィザーズの創立記念日かな。
余談5:木曜日 《悪性の疫病/Virulent Plague》
マジックで「疫病」というと基本的に恒久的なマイナス修整を指す。もう1つの特徴としては「特定の種類のクリーチャーだけに影響を及ぼす」。この《悪性の疫病/Virulent Plague》の場合はトークン、おそらくもっとも有名なのは《仕組まれた疫病/Engineered Plague》。
原文で「Eldrazi Scions」や「Kor Allies」と称されているトークンを正しく日本語訳するなら「エルドラージ・末裔」や「コー・同盟者」となる。ただそうするとイマイチ種族名っぽくないんだよな……(「マジックの種族名」ではなく「ファンタ―ジーの種族名」っぽくない、という話)。
こういうのも意訳と呼ぶのだろうか。
訳の話をもう1つ。
ちょっと迷ったのは「good plague」の訳。現実世界で疫病に命を奪われている人がいる中で「良い疫病」という訳を使ってよいのものか迷ってしまって「強い疫病」なら「カードが強い(=良い)」と同時に「致死率が高い疫病(=悪い)」を両方満たせるかな、と。
たぶん考えすぎなんだろうけど、何度でもこう訳すと思う。
ところで全然関係ない話。
MTG Wikiで「Plague」と名の付くカードを探していたら《壊死の疫病/Necrotic Plague》というカードがあった。効果は以下の通り。
んで、このカードに関する注意事項が箇条書きで何点か付記されており、そのうちの1つが以下。
え、つまり……なんだって?(混乱)
何度か読んでようやく理解した。要するに「次につけるクリーチャーを選ぶ人は毎回変わるけど、カードとその効果のコントローラはずっと同じ」ということか。
マジック語は時に難解ですね。
《生き写し/Dead Ringers》「せやな」
余談6:金曜日 《もう一人の自分/Altered Ego》
カードテキストの「もう一人の自分は打ち消されない」って、なんか「お前は打ち消されるけどな」と言われているようでちょっと怖い……という被害妄想はさておき訳の話。
原文にある「Wrecking ball」をまるっと削った。なんか「工事現場にある解体用の鉄球」という単語がジョーク口調に混じるとどうしてもそこだけ浮いてしまう。
例:
そう、自分とまったく同じ姿をした何かが工事現場にある鉄球よろしく
家の壁をぶち破ってきて眼前に現れる悪夢だよ!
うーん……ありかなあ……
余談7:タイトル組み合わせクイズ
ツイッターで見かけた「組み合わせが紛らわしいタイトル」というネタに2つほど足してみた。なおネタ元では「アニメのタイトル」としているけど実際はゲームタイトルも混ざっているので注意(新たに足したのもゲームネタ)
装鬼兵 ・
・ ディクセン
装甲騎兵 ・
・ メロウリンク
重装機兵 ・
・ ボトムズ
特装機兵 ・
・ 村正
機甲猟兵 ・
・ MDガイスト
特務機兵 ・
・ ドルバック
装甲悪鬼 ・
・ ヴァルケン
ネタ元は以下。
紛らわしいアニメのタイトル集めてみたよ
https://twitter.com/lillaloca2012/status/685089056196173824
ついでとばかりにさらにどうでもいいネタを付記しておくとディクセンの元ネタは架空のロボットアニメの主役ロボットたちが対戦する格闘ゲーム、その名も「超鋼戦紀キカイオー」。業務用とドリームキャスト版とがある。
戦うのは「魔法の国から来た女の子が操縦する巨大ロボ」とか「宇宙から飛来した生命体と合体して巨大化する地球防衛隊の隊員」とか「異次元に飛ばされてロボットで戦うことになった少年少女」とか、とにかくキャラの立ってる奴らばかり。
しかもそれぞれ独自ストーリーが用意されているだけでなく、会話の選択肢によるマルチエンディングあり、他キャラとの絡みもシリアスだったり笑えるものだったり、ライバル機は真っ赤なカラーリングで乗っているのはマスクをつけた謎の男(声は池田秀一)だったり、とにかく製作者の全力の愛を感じる。
そうそう。ゲームタイトルが「超鋼戦紀キカイオー」だけど、ゲーム内のキカイオーの「番組タイトル」は「鋼鉄巨神キカイオー」なので要注意(番組タイトルと書いたように、各キャラは「ロボットアニメ」の主役という設定なので、オープニングアニメーションでは右上に「7:30」と時間が表示されてる。ネタが細かい)
この週は基本的にイニストラードを覆う影 の新カードたちが紹介されてたけど、1枚だけ関係ないカード(トークン対策カード)が……もしかしてイニストラードを覆う影 でまた新しいトークンカードが出るのかしら。
あとこの週はなぜか水曜日(04月27日)に更新がなかった。理由は不明。
余談2:月曜日 《シルブールリンドのカミツキガメ/Silburlind Snapper》
訳の話。
原文:
It’s mighty, it’s grumpy, and it just might be ready to lead its humble tribe to victory (very slowly).
拙訳:
力強く、しかし気難しく、それでもイマイチぱっとしないその一族を栄光へと導く……かもしれないが、その歩みはのろく、ゴールは果てしなく遠く。
最初は無視して普通に訳そうかと思ったけど、たまには正面から立ち向かってみるか、というわけで「韻を踏んで」みた。難しい。しかも1人で訳してると滑ってるかどうかがまったく分からない、この恐怖。
余談3:火曜日 《療養所の骸骨/Sanitarium Skeleton》
療養することで何度でも復活する骸骨。1マナのクリーチャーの能力としては結構強い気がする。そういえば昔、《ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob》っていたな。懐かしい。
原文:
If you look closely, its face gets a little bit crazier every time it’s tossed into and yanked out of the graveyard.
拙訳:
そうそう、このカードを墓地に放り込んでは回収するのを繰り返すたび、イラストの骸骨の顔が少しずつ狂っていくことに気付いたかな。顔を近づけて、よーく見てごらん……
色々補ってるけど、それよりも何よりも悩まされたのは「its face gets a little bit crazier」。なんだよ、「a little bit crazier」って。
いや、意味は分かる。よく分かる。ただ日本語でどうしようかな、という話。「イラストの顔が少しずつ狂っていく」という風に訳すと「イラストが狂う = デッサンや構図が不自然である」という日本語にとられてしまう可能性が……
結局、そう訳したけど。
余談4:水曜日 更新なし
なんで休みだったんだろ。祝祭日ではないもよう。ウィザーズの創立記念日かな。
余談5:木曜日 《悪性の疫病/Virulent Plague》
マジックで「疫病」というと基本的に恒久的なマイナス修整を指す。もう1つの特徴としては「特定の種類のクリーチャーだけに影響を及ぼす」。この《悪性の疫病/Virulent Plague》の場合はトークン、おそらくもっとも有名なのは《仕組まれた疫病/Engineered Plague》。
原文:
Between Zombies, Humans, Spirits, Wolves, Eldrazi Scions, Kor Allies, and probably at least ten other varieties, creature tokens are just everywhere these days.
拙訳:
最近じゃクリーチャー・トークンの種類も随分と増えた。ゾンビ、人間、スピリット、エルドラージの末裔、コーの同盟者、その他にも少なくとも10種類はある。
原文で「Eldrazi Scions」や「Kor Allies」と称されているトークンを正しく日本語訳するなら「エルドラージ・末裔」や「コー・同盟者」となる。ただそうするとイマイチ種族名っぽくないんだよな……(「マジックの種族名」ではなく「ファンタ―ジーの種族名」っぽくない、という話)。
こういうのも意訳と呼ぶのだろうか。
訳の話をもう1つ。
原文:
A good plague ought to control the population a bit.
拙訳:
強い疫病が人口抑制に一役買ってることは間違いないね。
ちょっと迷ったのは「good plague」の訳。現実世界で疫病に命を奪われている人がいる中で「良い疫病」という訳を使ってよいのものか迷ってしまって「強い疫病」なら「カードが強い(=良い)」と同時に「致死率が高い疫病(=悪い)」を両方満たせるかな、と。
たぶん考えすぎなんだろうけど、何度でもこう訳すと思う。
ところで全然関係ない話。
MTG Wikiで「Plague」と名の付くカードを探していたら《壊死の疫病/Necrotic Plague》というカードがあった。効果は以下の通り。
Necrotic Plague / 壊死の疫病 (2)(黒)(黒)
エンチャント - オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは「あなたのアップキープの開始時に、このクリーチャーを生け贄に捧げる。」を持つ。
エンチャントされているクリーチャーが死亡したとき、それのコントローラーは自分の対戦相手のうち1人がコントロールするクリーチャー1体を対象とする。壊死の疫病をオーナーの墓地からそのクリーチャーにつけられた状態で戦場に戻す。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Necrotic+Plague/
んで、このカードに関する注意事項が箇条書きで何点か付記されており、そのうちの1つが以下。
墓地から戦場に戻す能力の対象を選ぶのはエンチャントされていたクリーチャーのコントローラーである。ただし、この能力のコントローラーは戦場にあった時点での壊死の疫病のコントローラーであり、戦場に戻った後に壊死の疫病をコントロールするのも同じプレイヤーである。
え、つまり……なんだって?(混乱)
何度か読んでようやく理解した。要するに「次につけるクリーチャーを選ぶ人は毎回変わるけど、カードとその効果のコントローラはずっと同じ」ということか。
マジック語は時に難解ですね。
《生き写し/Dead Ringers》「せやな」
余談6:金曜日 《もう一人の自分/Altered Ego》
カードテキストの「もう一人の自分は打ち消されない」って、なんか「お前は打ち消されるけどな」と言われているようでちょっと怖い……という被害妄想はさておき訳の話。
原文:
The one where a building-sized version of you comes bursting through your wall like a wrecking ball?
拙訳:
そう、自分とまったく同じ姿をした何かが巨大化して壁をぶちやぶってくる悪夢だよ
原文にある「Wrecking ball」をまるっと削った。なんか「工事現場にある解体用の鉄球」という単語がジョーク口調に混じるとどうしてもそこだけ浮いてしまう。
例:
そう、自分とまったく同じ姿をした何かが工事現場にある鉄球よろしく
家の壁をぶち破ってきて眼前に現れる悪夢だよ!
うーん……ありかなあ……
余談7:タイトル組み合わせクイズ
ツイッターで見かけた「組み合わせが紛らわしいタイトル」というネタに2つほど足してみた。なおネタ元では「アニメのタイトル」としているけど実際はゲームタイトルも混ざっているので注意(新たに足したのもゲームネタ)
装鬼兵 ・
・ ディクセン
装甲騎兵 ・
・ メロウリンク
重装機兵 ・
・ ボトムズ
特装機兵 ・
・ 村正
機甲猟兵 ・
・ MDガイスト
特務機兵 ・
・ ドルバック
装甲悪鬼 ・
・ ヴァルケン
ネタ元は以下。
紛らわしいアニメのタイトル集めてみたよ
https://twitter.com/lillaloca2012/status/685089056196173824
ついでとばかりにさらにどうでもいいネタを付記しておくとディクセンの元ネタは架空のロボットアニメの主役ロボットたちが対戦する格闘ゲーム、その名も「超鋼戦紀キカイオー」。業務用とドリームキャスト版とがある。
戦うのは「魔法の国から来た女の子が操縦する巨大ロボ」とか「宇宙から飛来した生命体と合体して巨大化する地球防衛隊の隊員」とか「異次元に飛ばされてロボットで戦うことになった少年少女」とか、とにかくキャラの立ってる奴らばかり。
しかもそれぞれ独自ストーリーが用意されているだけでなく、会話の選択肢によるマルチエンディングあり、他キャラとの絡みもシリアスだったり笑えるものだったり、ライバル機は真っ赤なカラーリングで乗っているのはマスクをつけた謎の男(声は池田秀一)だったり、とにかく製作者の全力の愛を感じる。
そうそう。ゲームタイトルが「超鋼戦紀キカイオー」だけど、ゲーム内のキカイオーの「番組タイトル」は「鋼鉄巨神キカイオー」なので要注意(番組タイトルと書いたように、各キャラは「ロボットアニメ」の主役という設定なので、オープニングアニメーションでは右上に「7:30」と時間が表示されてる。ネタが細かい)
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