余談1:今週のCard of the Dayのテーマ

 一応、イニストラードを覆う影 関連のカードがテーマだったと言えなくもないかな。新セットのカード3枚と、イニストラードを覆う影 の《呪われた魔女/Accursed Witch》と相性の良いカードが2枚。

余談2:月曜日 《乗馬術/Equestrian Skill》

 MTG Wikiを見に行ったら、案の定「馬術を付与するわけではない」の解説があった。考えることはみんな同じ……いや、そうでもないか。現役MTGプレイヤー集めたら「馬術」知らん人が4割くらいいそう(適当計算)
原文:
 Humans get an extra boost from this enchantment, but don’t let that box you in!
 A Wolf can ride a horse. A Slug Horror can ride a horse. Ormendahl can ride a horse. Follow your dreams.

拙訳:
 人間であれば追加のボーナスを得られるのがこのエンチャントの特徴だ。しかしそれにとらわれてるようじゃダメだ!
 狼だって馬に乗れる。ナメクジ・ホラーだって馬に乗れる。オーメンダールだって馬に乗れる。夢は無限大だ!

 訳しがいがあったのは、前半の「box you in」と最後の「Follow your dreams」の2つ。前半はあまり語ることもないとして、最後の部分は「夢を追いかけろ」「夢を追い求めろ」のほうが適訳かもしれない。それでも、なお今回選んだ言葉のほうがしっくりくるんだ。

余談3:火曜日 《処刑者の板金鎧/Slayer’s Plate》

 そういうフレイバーだったのか、と思った。
原文:
 You might think freaky armor that traps the user’s soul, forcing them to linger as a ghost if they die while wearing it, would be a bad thing. On Innistrad, you would be wrong.

拙訳:
 もしかしたら君はこのカードを見てこう思うかもしれないね。
 この気味の悪い鎧は着用者の魂を閉じ込めてしまうんだ、そして着用したまま死んだらその魂は成仏できずに幽霊としてさまようんだ、と。
 そしてそれはあまりに悲しいことだと、そう思うかもしれないね。
 しかしここはイニストラードだ。君の常識は通用しない。

 基本的に原文の順番に訳していった。具体的には以下のような英文を……

  (1) You might think freaky armor that traps the user’s soul,
  (2) forcing them to linger as a ghost if they die while wearing it,
  (3) would be a bad thing.
  (4) On Innistrad, you would be wrong.

 ……以下のとおり、訳している。

  (1) もしかしたら君はこのカードを見てこう思うかもしれないね。
     この気味の悪い鎧は着用者の魂を閉じ込めてしまうんだ、
  (2) 着用したまま死んだらその魂は成仏できずに幽霊としてさまようんだ、と。
  (3) そしてそれはあまりに悲しいことだと、そう思うかもしれないね。
  (4) しかしここはイニストラードだ。君の常識は通用しない。

 日本語の流れで考えると「~と考えるかもしれない」は文章の最後にくるものなので「この気味の悪い鎧は + (2) + (3)」で良いんだけど、それだと「着用者の魂を閉じ込める」「魂は成仏できない」「悲しいことである」という内容が「君が思うかもしれないこと」だと知りながら頭に入らない。

 英語だと、まず「You might think」から始まるので「ふむふむ、何について思ってしまうんだろう」という心構えをしつつ読める、というか、そう読んで欲しい文章だと思ったので、まず頭に結論というか述語を置いてしまった。さらに、一文としては長すぎるので、語り口調であることも鑑みて「~と。 そして ~ と。」ぶつ切りにしてみた。

 個人的には気に入ってる。

余談4:水曜日 《フェリダーの仔/Felidar Cub》

 ほんっとうにマジック関係ない話でなんだけど、フェリダーという言葉を聞くと「ソリター」という地名が浮かぶ。これはナムコ(現在はバンダイナムコ)から出た「プロップサイクル」というゲームの最終ステージ。

  Prop Cycle/プロップサイクル (1996年)
  https://bandainamcoent.co.jp/am/vg/propcycle/

 いわゆる大型体感ゲームで、ペダルのついた筐体を漕ぐことで「ラペロプター」と呼ばれる飛行機械を前に進めることができる。さらにハンドルで上下左右にも移動できる。前から吹き付ける風と相まって、本当に空を自在に飛んでるような感覚だった。

 好きに順番を選べる3ステージ(コースは一定だが後ろに回すほど難易度が上がる)をすべてクリアすると、最終ステージである「浮遊大地ソリター」に挑戦することができる。

 見かけるたびに挑戦し、マップも頭に叩き込み、足が痛くなるほどペダルを漕いだ。それでもソリターへは2回しか到達できず、クリアすることもかなわなかった。そしてゲーセンから「プロップサイクル」は姿を消した。

 ネットを探せばエンディングの動画もあるんだろうな、と思いつつも、見る勇気は今もない。死ぬまでには、一度見るかもしれないけど。

余談5:木曜日 《骨の粉砕/Bone Splinters》

 2日続けて、《呪われた魔女/Accursed Witch》関連のネタ。
原文:
 Effectively trading your least favorite creature for your opponent’s favorite creature is fantastic and really makes people like you.
 Sacrifice an Accursed Witch for guaranteed bonus friendship!

拙訳:
 君のもっとも不要なクリーチャーを相手のもっとも大事なクリーチャーと効果的に交換できる。なんて素晴らしい。みんなも拍手喝采だ。
 さらに生け贄に捧げるクリーチャーが《呪われた魔女/Accursed Witch》ならスタンディングオベーションもついてくること間違いなしだ。

 一文目の最後にある「really makes people like you」がなんかどうとらえて良いか迷った。「人々は本当に君のことを好きになる」ととらえたんだけど、合ってるかなあ……。

 二文目は「さらに友好的になってくれる」というのを、一文目のラストの表現を借りて「拍手喝采に加えてさらに」ということで「スタンディングオベーション」としてみた。たぶん、大丈夫。

余談6:金曜日 《偉大なる師の指令/Great Teacher’s Decree》

 訳の話。
原文:
 Teachers make all kinds of decrees, like "No bathroom breaks" and "Hall passes are for winners," ~

拙訳:
 先生は色々と指示を出してくるものだ。「トイレ休憩なし」とか「自習中に出歩くべからず」とかね。

 原文全体の「意味」を訳して、個々の単語は無視する。そんな意訳。具体的には2つ目の「Hall passes are for winners」という言葉。

 この「Hall pass」は、あえて訳すなら「外出許可証」で、実際には「授業中に(トイレなどの理由で)教室の外に出たいときに先生からもらう許可(の紙)」を指すらしい。学生からすれば「免罪符」のようなもので、優等生でなければもらえない。

 ただ、正直なところ日本でこんな「外出許可証」を先生からもらうなんて制度聞いたことないので、訳しようがない。そうなると、この文章が本来言いたいことを訳すしかない。

 んで、この文章のネタはつまるところ「学校の先生とはこういう感じの ~べからず を命令してくるよね」という話なので、まあ、そう訳してみたという次第。一応は元の文章(外出許可)に合わせた「~べからず」にはしてある。一応はね。

余談7:ハースストーンの話 その1

 ダイアリーノートで紹介されてたレノメイジ(テンポメイジとフリーズメイジとレノを足したようなビックリ箱みたいなデッキ)を使ってたときのこと。

 残りライフ数点だけど、《アイス・ブロック/Ice Block》と適当に3マナミニオンを2体ほど出して、手札には《レノ・ジャクソン/Reno Jackson》と盤石の体制で相手にターンを返した。

 そしてら相手のパラディンが《照明弾/Flare》を唱えてきて、表になった《アイス・ブロック/Ice Block》がキラキラと宙に消えていった。

 なんや、それ。

 ああ、そうか。さっき場に出した3マナミニオンのうちの1体、《スペルスリンガー/Spellslinger》のせいか。なるほど。道理で「Thank you」言われたわけだ。

 こういうとき出しちゃダメと学んだ(遅い)

余談8:ハースストーンの話 その2

 今週の闘技場(ヒーロー子が曲がり角でぶつかってたいへーん)で、パラディン(サブ:メイジ)を選んだときに起きたこと。

 相手の《ガーズリラ/Gahz’rilla》がどんどん育っていて、1回は《アイス・ブロック/Ice Block》でしのいだもののあとがない状況で《ローニン/Rhonin》を引いた(死んだときに《魔力の矢/Arcane Missiles》が3枚手に入る7/7のメイジ固有レジェンド)。

 幸いすでに手札には挑発(Taunt)を付与できるスペア・パーツ、《ラスティ・ホーン/Rusty Horn》があったので、とりあえず《ローニン/Rhonin》を盾にして1ターンしのぐことにする。

 相手も打開策はなかったらしく《ローニン/Rhonin》と《ガーズリラ/Gahz’rilla》を相打ちにしてから何体かミニオンを出しただけでターン終了。

 とはいえターンを相手に回せばゲームオーバー、というピンチは変わらず……というそんな状況でこっちが引いたのは《聖なる怒り/Holy Wrath》(対象を1体選ぶ。カードを1枚引く。そのマナコスト分のダメージ)。

 これは1発逆転あるかもしれん、と思いつつ、まずは手札の《魔力の矢/Arcane Missiles》を全弾射出。これが相手のミニオンを全滅させつつ、相手のライフを9点まで落とす。

 んで残りライフ9点の相手の顔面に叩きつけた《聖なる怒り/Holy Wrath》で引いたのは……7マナのカードだった。普通なら足りないところだけど、それが《フレイム・リバイアサン/Flame Leviathan》だったら?
フレイム・リバイアサン/Flame Leviathan (7マナ)
 あなたがこのカードを引いた時、
 全てのミニオンとヒーローに2点のダメージ
を与える。
 7/7

 というわけで勝利した。最後まで諦めてはいけない(戒め)。

コメント

TZW@LABO
2016年6月5日19:39

プロップサイクル懐かしい!
昔やってたクイズ番組で、これの2人乗りに乗って操作して、風船割るたびにクイズが出題されるっていうコーナーを見てました。
壁に激突すると電流が流れるって仕掛けがあった記憶がありますが、なんという番組だったか。
あれ見てやりたいと思ったけど、結局プレイせずでしたが。

re-giant
2016年6月6日0:31

そういえば確かに何かのクイズ番組で見たような気がします。実際のゲームでは壁にぶつかると単に速度ダウンです(時間制限がきついので十分デメリットですが)。

10年前に海外で見かけたときは驚きましたが(そして当然のように遊びましたが)さすがにもう世界のどこにもなさそうです…… (´・ω・`) さみしい

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