余談1:今週のCard of the Dayのテーマ

 異界月のカードのイラストネタ。再録を含む。そういえば最近、新セット直前のFAQネタがなくなったな。昔はリリースノートをそのままコピペした記事もあれば、具体例を出してFAQを紹介してくれた記事もあった。

余談2:月曜日 《溺墓のビヒモス/Drownyard Behemoth》

 《~のビヒモス》という名前だけどクリーチャータイプは「エルドラージ(Eldrazi) カニ(Crab)」。そういえば「ビヒモス」ってクリーチャータイプはなかったんだっけ。過去の「ビヒモス」たちはどんなクリーチャータイプだったんだろ。

  ・《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》
                         :ビースト(Beast)
  ・《包囲ビヒモス/Siege Behemoth》
                         :ビースト(Beast)
  ・《スカイシュラウドのビヒモス/Skyshroud Behemoth》
                         :ビースト(Beast)
  ・《菌類ビヒモス/Fungal Behemoth》
                         :ファンガス(Fungus)
  ・《不死のビヒモス/Deathless Behemoth》
                         :エルドラージ(Eldrazi)
  ・《カル・シスマのビヒモス/Qal Sisma Behemoth》
                         :オーガ(Ogre) 戦士(Warrior)
  ・《ラノワールのビヒモス/Llanowar Behemoth》
                         :エレメンタル(Elemental)

 おや? MTG Wiki の《ラノワールのビヒモス/Llanowar Behemoth》の項目によると「初出時はビヒモス/Behemothという特有のクリーチャー・タイプを持っていた」ってあった。そっか。マジックではビヒモスは絶滅したクリーチャータイプだったのか……。

余談3:火曜日 《書庫の霊/Geist of the Archives》

 訳の話その1
原文:
 What a cruel fate, to spend your afterlife locked in a library with a big dumb sheet covering your eyes!

拙訳:
 なんと無慈悲な運命だろう。死後に魂を図書館に縛り付けられなんて……しかもデカいベッドシーツで目隠しされた間抜けな状態で。

 色々と難しいところはあれど一番めんどうだったのは「a big dumb sheet covering your eyes」の箇所。なんだよ、「dumb sheet」って……。

 最初は「デカい馬鹿げたシーツ」「大きな間の抜けたシーツ」のような訳を試みてたけど、どうしても「大きい+馬鹿っぽい+シーツ」という2つの形容詞を重ねることの難しさもあって、違った角度からの訳に切り替えることにした。

 そういえば「!」をつけ忘れてたな。付けるなら「間抜けな状態で……!」かな

 続けて訳の話その2
原文:
 And yet, this Spirit has made peace with its situation, and will calmly sit there filtering your draws without complaint.

拙訳:
 でも本人は意外と居心地よさそうだね。落ち着いた様子で文句ひとつなく君のドローを整理し続けてくれてるんだから。

 後半はちょっと原文に沿わない役になっている。拙訳では「黙ってドローを整理している。つまり居心地いいらしい」という意味になっているけど、原文は「この幽霊は自身の境遇に満足している。そして君のドローを黙って整理し続けてくれる」が近い。

 でも、まあ、こっちのほうが日本語の文章として自然かな、と思ったので。

余談4:水曜日 《安らぎ/Peace of Mind》

 懐かしいな。友人が使っていた墓地活用の白黒デッキのこのカードが入っていたのを思い出す。それ以外では《グールの誓い/Oath of Ghouls》や《吸血犬/Vampire Hounds》が入ってたはず。

 古いカードなので補足しておくと、《グールの誓い/Oath of Ghouls》は、《ドルイドの誓い/Oath of Druids》で有名な「誓いサイクル」の1つで、墓地に落ちているクリーチャーの数が相手より多ければ1枚回収できるカード。《吸血犬/Vampire Hounds》は「クリーチャー・カードを1枚捨てる:吸血犬はターン終了時まで+2/+2の修整を受ける」という能力を持っているカード。

 あと《精神蛆/Mind Maggots》も入ってたかな。場に出るとき「クリーチャー・カードを捨てる。捨てたカード1枚につき、+1/+1カウンターを2個置く」という能力を持っていて、簡単に「6/6」や「8/8」になってた。当時は(今も?)黒のデカブツを除去するのはなかなか面倒だった。

余談5:木曜日 《捕食/Prey Upon》

 元記事で収録カードセットが「デュエルデッキ:英雄vs怪物」となっていたけど、これ、異界月のカードも同じイラストなのね。なんでわざわざデュエルデッキのほうを選んだのか不思議だ。

余談6:金曜日 《稲妻織り/Weaver of Lightning》

 訳の話。
原文:
 ...but it could also be the face of someone who just realized that Eldritch Moon is coming out today!

拙訳:
 だけどそれだけじゃなく、異界月の発売がついに明日だと気付いた人もこんな顔かもね!

 訳としては間違ってない(と思う)けど、イマイチ訳がふるわない。そもそも原文のネタがどうなんだ、という思いがあるせいだと思う……やっぱり自分でも面白いと思ったネタのが訳しがいある。

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