今週のCard of the Day (2016年08月 第3週) とか
2016年8月21日 週のまとめ余談0:先週のCard of the Dayのテーマ
なぜか丸一週間のあいだ更新がお休みしてたもよう。夏休みだったのかな。
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
新セットの王位争奪で再登場したキャラクターたちかな。すべて全く同じキャラクターの再登場というわけではなくて、火曜日と水曜日はちょっと特殊で「関係者」と「同郷者」が紹介されてる。
月曜日:《黒薔薇のマルチェッサ》
> 王位争奪 : 《マルチェッサ女王》
火曜日:《永遠王、ブレイゴ》
> 王位争奪 : 《護衛隊長、アドリアナ》
水曜日:《トレストの密偵長、エドリック》
> 王位争奪 : 《トレストの使者、レオヴォルド》
木曜日:《地下牢の管理人、グレンゾ》
> 王位争奪 : 《騒乱の発端、グレンゾ》
金曜日:《帰還した探検者、セルヴァラ》
> 王位争奪 : 《野生の心、セルヴァラ》
余談2:月曜日 《黒薔薇のマルチェッサ/Marchesa, the Black Rose》
女王になったマルチェッサさんって「速攻」持ってるのね。女王が「私自らが出る!」って感じでカッコいい。それとまだ黒薔薇だった頃は「接死」を持ってなかったのに、女王になってからは身に付けてるというのもなんか面白い。
暗殺者A「あ! また女王が自ら出撃したぞ!」
暗殺者B「やめてください! 敵に3/4がいるんですよ!」
マルチ「大丈夫! 接死覚えたから大丈夫!」
暗殺者A「大丈夫じゃねえよ、あんた先制攻撃もってねえだろ!」
暗殺者B「よし、取り押さえた! ……ちょっ、暴れないで下さい!」
マルチ「(じたばた)接死あればタフネス関係なく殺せる! 殺せるから!」
暗殺者B「毒塗ったナイフを振り回さないで!? あぶないですってば!」
暗殺者A「あんた、まずルールを覚えろ!」
それはさておき訳の話。
最初に読んだときは「shift in color alignment」がさっぱり分からなくて困った。背景ストーリー的な用語なのか、カードデータ的な意味なのかで悩んで、おそらくは「色の変更によるカラーパイ的な変化に伴う能力の変更」かな、と捉えてみた。
あと「always be deadly dangerous」は「死にそうなほど危険、すぐ殺されそうなほど危険」みたいな直訳も考えたけど面白くなかったので思い切り意訳した。
余談3:火曜日 《永遠王、ブレイゴ/Brago, King Eternal》
思い切り誤訳というか間違いをしてしまった。コメントがありがたい。そこも含めて、訳の話。間違えた箇所だけでなく全編に渡って色々と難しかったので個別に。
色々訳し方ありそう。「that’s awkward」をどうするか、他にも「his name」を「二つ名」とあえて訳してみたけど他にも選択肢ありそうだし、文章の締めも他に表現方法ありそう。
この「Today we meet Adriana」ってどういうことだろ? Card of the Day で紹介されてるのは「ブレイゴ」なんだよな……この日にプレビューカードとして公開されたのかしら。
問題の箇所。最初は「tortured by her failure to protect Brago」を「警護に失敗したことにより拷問を受けた」と訳してしまった。本当に典型的な「文章の前後や背景を理解していないことによる誤訳」だ。
後半の「now attempting to rally」も意外と訳しづらくて手こずった。「けしかける」だとあまりに軽すぎるし「扇動する」だと悪い人っぽいし……いや、いい人と決まったわけでもないんだけどさ。
余談4:水曜日 《トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest》
出だしが「Remember the good old days ~」と、昔語りをする老人みたいな口ぶりだったので、ついつい興が乗って「典型的な老人の喋り口調」にしてしまった。楽しかった。
しかしこの文語体というか、もう実際には使われていない口調(老人、女性など)はいつまで残るんだろう。どこかで消えていくのか、小説の中で文化として生き残っていくのか。
余談5:木曜日 《地下牢の管理人、グレンゾ/Grenzo, Dungeon Warden》
グレンぞ、なのにグレてる不思議、という寒いギャグはさておき訳の話。
冒頭の「run dungeon」をどうしようかな、というのはジャブで、問題は「a perfect mix of duty and corruption」。どうしろと。
「duty」が「仕事を真面目にすること」で「curruption」が「汚職や収賄で私腹を肥やすこと」で、それらを実に見事なバランスでこなしてきた、と言いたいのだと思うのだけど……それを名詞1つずつで表現しろと言われるとなかなか厳しい。
厳しかったんだ(自分の訳を見ながら)。
余談6:金曜日 《帰還した探検者、セルヴァラ/Selvala, Explorer Returned》
再登場したからこの名前なのかと思いきや、初登場時が「帰還した、セルヴァラ」だったのね。ちなみに王偉争奪の再登場時は「野生の心、セルヴァラ」になってた。自然回帰したみたい。生肉そのまま食べてそう。
イマイチかなあ。ご推察のとおり「still attempting diplomacy」の部分のこと。「人間関係」「交渉術」「根回し」とか色々と並べて、最終的には素直に訳すことになった。
なぜか丸一週間のあいだ更新がお休みしてたもよう。夏休みだったのかな。
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
新セットの王位争奪で再登場したキャラクターたちかな。すべて全く同じキャラクターの再登場というわけではなくて、火曜日と水曜日はちょっと特殊で「関係者」と「同郷者」が紹介されてる。
月曜日:《黒薔薇のマルチェッサ》
> 王位争奪 : 《マルチェッサ女王》
火曜日:《永遠王、ブレイゴ》
> 王位争奪 : 《護衛隊長、アドリアナ》
水曜日:《トレストの密偵長、エドリック》
> 王位争奪 : 《トレストの使者、レオヴォルド》
木曜日:《地下牢の管理人、グレンゾ》
> 王位争奪 : 《騒乱の発端、グレンゾ》
金曜日:《帰還した探検者、セルヴァラ》
> 王位争奪 : 《野生の心、セルヴァラ》
余談2:月曜日 《黒薔薇のマルチェッサ/Marchesa, the Black Rose》
女王になったマルチェッサさんって「速攻」持ってるのね。女王が「私自らが出る!」って感じでカッコいい。それとまだ黒薔薇だった頃は「接死」を持ってなかったのに、女王になってからは身に付けてるというのもなんか面白い。
暗殺者A「あ! また女王が自ら出撃したぞ!」
暗殺者B「やめてください! 敵に3/4がいるんですよ!」
マルチ「大丈夫! 接死覚えたから大丈夫!」
暗殺者A「大丈夫じゃねえよ、あんた先制攻撃もってねえだろ!」
暗殺者B「よし、取り押さえた! ……ちょっ、暴れないで下さい!」
マルチ「(じたばた)接死あればタフネス関係なく殺せる! 殺せるから!」
暗殺者B「毒塗ったナイフを振り回さないで!? あぶないですってば!」
暗殺者A「あんた、まずルールを覚えろ!」
それはさておき訳の話。
原文:
She may have shifted in color alignment and tactics, but she’ll always be deadly dangerous.
拙訳:
今の彼女は色も戦い方も変えたとはいえ、依然として人の命を奪う技は錆びついていないのだから。
最初に読んだときは「shift in color alignment」がさっぱり分からなくて困った。背景ストーリー的な用語なのか、カードデータ的な意味なのかで悩んで、おそらくは「色の変更によるカラーパイ的な変化に伴う能力の変更」かな、と捉えてみた。
あと「always be deadly dangerous」は「死にそうなほど危険、すぐ殺されそうなほど危険」みたいな直訳も考えたけど面白くなかったので思い切り意訳した。
余談3:火曜日 《永遠王、ブレイゴ/Brago, King Eternal》
思い切り誤訳というか間違いをしてしまった。コメントがありがたい。そこも含めて、訳の話。間違えた箇所だけでなく全編に渡って色々と難しかったので個別に。
原文:
Well, that’s awkward-his name seems a little ironic now, doesn’t it?
拙訳:
なんというか言いづらいけど……今となっては実に皮肉な二つ名だね。そうは思わないかい?
色々訳し方ありそう。「that’s awkward」をどうするか、他にも「his name」を「二つ名」とあえて訳してみたけど他にも選択肢ありそうだし、文章の締めも他に表現方法ありそう。
原文:
Today we meet Adriana, former captain of his guard,
拙訳:
さて今日紹介したいのはアドリアナだ。彼女は以前はこのブレイゴの護衛隊長であったが、
この「Today we meet Adriana」ってどういうことだろ? Card of the Day で紹介されてるのは「ブレイゴ」なんだよな……この日にプレビューカードとして公開されたのかしら。
原文:
tortured by her failure to protect Brago, is now attempting to rally all those who might oppose Marchesa.
拙訳:
ブレイゴの護衛に失敗したことで己を責め苛んでいた。今ではマルチェッサに敵対する可能性のあるもの全てを鼓舞し、蜂起へと駆り立てようとしている。
問題の箇所。最初は「tortured by her failure to protect Brago」を「警護に失敗したことにより拷問を受けた」と訳してしまった。本当に典型的な「文章の前後や背景を理解していないことによる誤訳」だ。
後半の「now attempting to rally」も意外と訳しづらくて手こずった。「けしかける」だとあまりに軽すぎるし「扇動する」だと悪い人っぽいし……いや、いい人と決まったわけでもないんだけどさ。
余談4:水曜日 《トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest》
出だしが「Remember the good old days ~」と、昔語りをする老人みたいな口ぶりだったので、ついつい興が乗って「典型的な老人の喋り口調」にしてしまった。楽しかった。
しかしこの文語体というか、もう実際には使われていない口調(老人、女性など)はいつまで残るんだろう。どこかで消えていくのか、小説の中で文化として生き残っていくのか。
余談5:木曜日 《地下牢の管理人、グレンゾ/Grenzo, Dungeon Warden》
グレンぞ、なのにグレてる不思議、という寒いギャグはさておき訳の話。
原文:
For years, Grenzo happily ran Paliano’s dungeons, ruling over his underground domain with a perfect mix of duty and corruption.
拙訳:
何年ものあいだ、グレンゾはパリアノの地下牢を楽しく管理していた。彼の縄張りであるその地下世界を義務と悪徳の絶妙なバランスの元に支配していたのだ。
冒頭の「run dungeon」をどうしようかな、というのはジャブで、問題は「a perfect mix of duty and corruption」。どうしろと。
「duty」が「仕事を真面目にすること」で「curruption」が「汚職や収賄で私腹を肥やすこと」で、それらを実に見事なバランスでこなしてきた、と言いたいのだと思うのだけど……それを名詞1つずつで表現しろと言われるとなかなか厳しい。
厳しかったんだ(自分の訳を見ながら)。
余談6:金曜日 《帰還した探検者、セルヴァラ/Selvala, Explorer Returned》
再登場したからこの名前なのかと思いきや、初登場時が「帰還した、セルヴァラ」だったのね。ちなみに王偉争奪の再登場時は「野生の心、セルヴァラ」になってた。自然回帰したみたい。生肉そのまま食べてそう。
原文:
When we last saw her, she was still attempting diplomacy, but that...may have changed.
拙訳:
それでも私たちが最後に彼女を見たときはまだ外交的試みも見られたが、さて今では……そうでもないようだね。
イマイチかなあ。ご推察のとおり「still attempting diplomacy」の部分のこと。「人間関係」「交渉術」「根回し」とか色々と並べて、最終的には素直に訳すことになった。
コメント