余談1:今週のCard of the Dayのテーマ

 先週のカードの対となる王位争奪のカードたちがそれぞれ紹介されていた。左が先週の各曜日のカード、右が今週の各曜日のカード(ただし1つだけ例外)

 : 黒薔薇のマルチェッサ
                    > 王位争奪 : マルチェッサ女王
 : 永遠王、ブレイゴ
                    > 王位争奪 : 護衛隊長、アドリアナ
 : トレストの密偵長、エドリック
                    > 王位争奪 : トレストの使者、レオヴォルド
 : 地下牢の管理人、グレンゾ
                    > 王位争奪 : 騒乱の発端、グレンゾ
 : 帰還した探検者、セルヴァラ
                    > 王位争奪 : 野生の心、セルヴァラ

 どれが例外かというと火曜日。実は今週の火曜日はなぜか公式サイトの Card of the Day の更新がなかった。ただそれだとちょっとアドリアナさんが可哀相かなあ、と思って、自分で勝手に Card of the Day をデッチあげてみた(この記事と入れ替えに削除済み)

 いや、だってマルチェッサさんとかセルヴァラさんとかは先週も自身の名前が入ったカードが紹介されてたけど、アドリアナさんはカードとして登場がなかったし、今週も出してもらえなかったら、なんか不公平な気がして。

余談2:月曜日 《マルチェッサ女王/Queen Marchesa》

 攻撃は最大の防御とばかりに、みずから特攻隊長ばりに「接死、速攻」で攻め込むマルチェッサ女王。王位につくという存在はどちらかというと「じっとしている」「場にいるだけで」という能力が似合う気がするけど、こういうところでキャラクター性を出してくるのは好き。
原文:
 Whatever your feelings on how she got there, Marchesa looks right at home on the throne.

拙訳:
 彼女がどうやってその座を手にしたか君がどう考えているのかはさておき、玉座上のマルチェッサは自身が在るべき場所に収まったとしか感じていないだろう。

 いやー、難しかった。前半も後半も難しかった。まずは前半。

   ・Whatever your feelings on
   (~がなんであれ、君の感じ方、~に関する)
   ・how she got there
   (どうやって、彼女が、たどり着いたか、そこに)

 上記の通り、部分部分では何一つ分からないことはないし、文としての意味もよく分かる。でも上記のピースだけを並び替えたり言い換えたりして「日本語」を作ろうとすると途端にどうしていいか分からなくなる。

 例えば「どうやって彼女がそこに辿り着いたかに関して君の感じ方がなんであれ……」と訳したとして、日本語として自然と言えるのかどうか、という話。「そこ」は後半から持ってきて「玉座」と言い換えてもいいけど、それでもさあ。

 後半も全く同じで「玉座の上にいるマルチェッサはまさに我が家にいるように見える」と訳すことはできるし、意味は分かるし、原文にも沿ってる。でもなあ……なんかねえ。

 というフィーリングの部分の問題なのでさらに根が深い。

余談3:火曜日 《護衛隊長、アドリアナ/Adriana, Captain of the Guard》

 実際は公式サイトの Card of the Day は火曜日を飛ばして更新されていたわけだけど、先週の内容からここにはアドリアナさんが入るべきと考えてオリジナルを投稿してみた所存(削除済み)。

 過去に見てきた Card of the Day の文体や、今週のネタがカードデータをフレイバー的に(世界観から見た場合にどう見えるかで)紹介しているパターンに思えたので、それを念頭にまずは英文版(偽)を作製し、それを自分で和訳する作業。
原文(偽):
 Adriana, just in an opposite of Marchesa, is also contraversy in game itself.
 Unlike Marchesa only believes in herself and her men, Adriana never fight alone and never fight against one.

拙訳(偽):
 アドリアナはまさにマルチェッサに相対する存在だが、ゲーム的な意味でもそれは変わらない。
 マルチェッサが自分と自身の腹心の部下たちしか信じないのとは対照的に、アドリアナは決して一人では戦わず、多勢を相手にすることも恐れないのだ。

 楽しかった(反省の色はないもよう)

余談4:水曜日 《トレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trest》

 とりあえず原文のとおり訳してみたつもりなんだけど、この「3マナ 3/3」で「カードが2枚以上引けなくなって」「このエルフだけでなく対戦相手まで対象にするだけでカードを引かれる」ようになるこいつを指して「fancy and unthreatening 」って言い切るのはどうなんだろ。

 訳に関していうと「Pro Tip」で「アドバイス」を意味するということを学んだ、ということくらいかな。この場合の「Pro」って「プロフェッショナル(玄人)」って解釈でいいのかしら。

余談5:木曜日 《騒乱の発端、グレンゾ/Grenzo, Havoc Raiser》

 正直、まったく訳に自信がない。
原文:
 Grenzo was never the most scrupulous dungeon keeper, but now he’s gone from ”kind of lax at his job” to ”unemployed and full-on worshiping chaos.”
 Of course, like any good Goblin, he makes the chaos work to his advantage in a big way.

拙訳:
 もともとグレンゾは決して良心的な管理人ではなかったけれど、それでも「あまり真面目に仕事してないレベル」だったあの頃に比べて「仕事をやめて暇な時間をフルに騒乱と破壊活動につぎ込むレベル」になってしまったのが今だ。
 もちろん多くの「心得てる」ゴブリンたちと同じく、グレンゾも起こした騒乱が自分の手柄と分かるようど派手に事に及んでいる。

 困ったり難しかったりしたところを片っ端から挙げてくと「the most scrupulous」「kind of lax at」「worshiping chaos」「like any good Goblin」「makes the chaos work to his advantage」かな。ほとんど全部じゃないか、というツッコミは的確。

 この中でも一番は「makes the chaos work to his advantage」。まったく分からん。そもそもこの「Work」が動詞なのか名詞なのかすら分からない。

 動詞とすると「混乱が効果を発揮するのを~」みたいな感じで、名詞なら「混乱を生み出す仕事を~」みたいな感じになる(と思う(たぶん))。

 そこからさらに「work to his advantage」がかかってくる。「彼にとって有利になる、利益になるように」という意味だと思うけど、さらにさらにそこに「in a big way」がかかってくる。

 これは「派手に、大々的に」という意味で「混乱を生み出す仕事」にかかるなら分かるんだけど「有利になる、利益になる」にくっついてるんだよなあ……なんだよ「派手に利益になる」って。

 ほんっとうに難しかった。

余談6:金曜日 《帰還した探検者、セルヴァラ/Selvala, Explorer Returned》

 訳の話。
原文:
 Selvala’s time in Paliano has been...a mixed bag, you could say.

拙訳:
 セルヴァラがパリアノで過ごした日々は……色とりどりの万華鏡のようだったと言えるかもしれない。

 原文の「a mixed bag」は「様々なものが詰まった袋」であり、転じて「目まぐるしく移り変わる状況、色んな出来事があった過去」を指していると思うんだけど、それを指す言い回しが思いつかなかった。

 一応思いついたのは「ごちゃまぜのおもちゃ箱」とか「宝石箱」とかなんだけど、これらは「色んなものが詰まった容器(多種多様なものがある様子)」を指してはいるにしても、どうにもポジティブ過ぎる。

 「人種のるつぼ」みたいな表現が出来事にもあればいいんだけど、意外と見つからないんだよなあ、これが……うーん。なんかありそうなんだけど……のど元まで出かかってすらいない。

 悔しい。

余談7:漫画

 頼まれたわけでもないけど、宣伝しとく。

   マクロスΔ外伝 マクロスE(画:一文字 蛍、監修:河森 正治)
   https://twitter.com/k1monji/status/773899619319242752

 明るく前向きなアイドルオタクで、やるときはやる熱い男が主人公。ちゃんと(?)マクロスだから三角関係もあるよ。作者本人のツイートによると「重バルキリー・VF-171が主役で活躍する漫画はこの作品だけ」らしい。

 その売り文句が通用する相手が日本に何人いるのか気にならんでもない。

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