余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
引き続きカラデシュのカードの紹介。ちゃんと確認してないけど、多分プレビューカードとして紹介されたカードたちだと思う。
余談2:月曜日 《密輸人の回転翼機/Smuggler’s Copter》
カード名は英語で「Copter」が日本語では「回転翼機」。要はヘリコプターなんだけどファンタジー世界であることを考えるとさすがにそうは呼べないよなあ。
そうそう。ヘリコプターでちょっと思い出したのは昔 Mark Rosewater がコラムの中でおっしゃっていたこと。
カラデシュの機械類は、ファンタジーっぽさを表現しつつもあからさまな「メカ」なので、Mark Rosewater がどう感じているのか気になるところ。
ところでこのカードイラストを大きめサイズで見たい人は以下を参照のこと
公式コラム:密輸人の回転翼機
http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0017556/
余談3:火曜日 《激変の機械巨人/Cataclysmic Gearhulk》
こういう能力を見るたびに「2マナのソーサリーだった《天秤/Balance》は本当におかしいカードだったんだな」ということ。効果もマナもおかしい。そんな懐古主義はさておき訳の話。
これ合ってるのかなあ。「messing around」で「邪魔をする、(部屋などを)汚い状態にする」という意味がある。じゃあ「not messing around」ってどういうことだ。お行儀よくする? しかも「Whoa!」と驚いてしまうような「行儀の良さ」?
優れている、ということでいいかな、と思ってそう訳した。正直、自信はない。言い回しか何かかもしれない。うーん。
余談4:水曜日 《ドビン・バーン/Dovin Baan》
名前で散々ネタにされている。確かに日本語の響きや音からすると「擬態語、擬音語」っぽく感じられてしまうのは分からないでもないし、「どびん」は「土瓶」に通じるし、……まあ、どうしようもない。うん。フォロー失敗しつつ、訳の話。
分かりやすくするために2文へ分けた。その前半部分が難しかった。
英語の文節を日本語でつなぐと「Suppressing the opponent を bolstering your resources しながらやってくれるなんて certainly fits the bill だね」という感じ。なので実は拙訳は「語順が正しく、意味は違ってる」( A しながら B をしてくれるなんて、の A と B が逆になってる)。原文が「リソースの充実」を後半に回したかった意図を汲んで、語順を尊重してみた。
次に英語を訳す作業。「Suppressing the opponent」は「対戦相手を( )する」で、このカッコを何で埋めるか。候補としては「圧倒する、押しとどめる、威圧する、睨みをきかせる」などがある。英単語の意味としては「圧倒する、威圧する」という強めの意味があるけど、実際の能力は「押しとどめる」もの。あいだをとって「睨みをきかせる」かな、と(前半の「謎めいたクールなキャラ」と合わせる意味も含めて)
そのあとの「bolstering your resources」が一番難しかった。「bolster」をどう訳すか。実際の能力としては「ライフ+2、カード+1」という渋いもので、着実にリソースを積み上げる感じなんだけど、それにしっくり来る日本語がなかなか見つからなかった。
さらに、それに加えて前後に合わせないといけないので「対戦相手に睨みをきかせつつ、君のリソースを( )してくれるなんて完璧だね」のカッコにピタリとハマらないといけない。「増強して、豊かにして、増加させて、富ませて、稼いでくれて、補強してくれて」などの候補も上がりつつ、最後は「充実させてくれる」ことになった。
余談5:木曜日 《造命の賢者、オビア・パースリー/Oviya Pashiri, Sage Lifecrafter》
最初に英語名を見たときは「パセリ」と読んでしまったけど、これ、「パシリ」だな。でもどちらかというと本人がパシリを生成する能力持ちだな。読みの話はさておき訳の話。
これに対して、最初は原文に忠実に訳してみた。
オビア・パースリーは発明家の中でも特に卓越した存在である。
彼女の「命を造る」能力は見事なまでに再現されている
ただ、これだとなんとなく2つの関係ない文を並べているような……ブツ切り感があったので、以下のように修正してみた。
オビア・パースリーは発明家の中でも特に卓越した存在である。
そんな彼女の「命を造る」能力は見事なまでに再現されている
これでも後半部分がなんか浮いて見えるというか、唐突に感じられる。「どこに再現されているのか」がよく分からない。原文はカード画像とセットなので「カードで再現されている」ことが視覚的に一目瞭然なんだけど、このブログにはそれが弱い。訳部分で補強する必要があると思った。
オビア・パースリーは発明家の中でも特に卓越した存在である。
そんな彼女の「命を造る」能力はここに見事なまでに再現されている
考え過ぎと言われればそれまで。
余談6:金曜日 《燻蒸/Fumigate》
イラストネタだからカードイラストが見られるようにリンクを紹介しておけばよかったかもしれない、と今更ながら思った。訳に関して何か話すとしたら「My, という感嘆詞で始まっていて、美しいとほめてるから女性っぽい口調にしてみようかな」と思った、ということくらいか。あとは「Yikes」を「げげ、げっ、げげっ」のどれにするか迷ったとか……(至極どうでもいい)
余談7:宣伝
最近、ちまたで流行しているオンラインMMO「Tree of Savior(ツリーオブセイヴァー)」の「ライマ」サーバで遊ばれている方で、もしどのギルドに属するかお悩み中の方がいたら「ギルド名:Dobble(読み:どぶる)」がギルドメンバーを募集中なのでぜひ御一考のほど、宜しくお願い致します。
ギルドの掟はただ1つ。「ディルゲレを収穫した際はギルドチャットで宣言ののち欲しい人たちで均等に分けること(使用する用途については制限なし)」だそうです。
引き続きカラデシュのカードの紹介。ちゃんと確認してないけど、多分プレビューカードとして紹介されたカードたちだと思う。
余談2:月曜日 《密輸人の回転翼機/Smuggler’s Copter》
カード名は英語で「Copter」が日本語では「回転翼機」。要はヘリコプターなんだけどファンタジー世界であることを考えるとさすがにそうは呼べないよなあ。
そうそう。ヘリコプターでちょっと思い出したのは昔 Mark Rosewater がコラムの中でおっしゃっていたこと。
原文:
For the record, I hated the mechs. Hated them!
The only thing in the history of Magic I despised more in the creative was the guns in Portal: Second Age.
拙訳:
はっきり言っておくが私はメカが嫌いだ。大嫌いだ!
クリテイティブチームの分野でこれよりも嫌いなものがあるとすればたった1つだけで、それはポータルセカンドエイジの銃器だ。
引用元:http://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/body-snatchers-invasion-2005-08-08
カラデシュの機械類は、ファンタジーっぽさを表現しつつもあからさまな「メカ」なので、Mark Rosewater がどう感じているのか気になるところ。
ところでこのカードイラストを大きめサイズで見たい人は以下を参照のこと
公式コラム:密輸人の回転翼機
http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0017556/
余談3:火曜日 《激変の機械巨人/Cataclysmic Gearhulk》
こういう能力を見るたびに「2マナのソーサリーだった《天秤/Balance》は本当におかしいカードだったんだな」ということ。効果もマナもおかしい。そんな懐古主義はさておき訳の話。
原文:
Whoa, these robots are not messing around!
拙訳:
うーん、カラデシュのロボットたちときたら優秀きわまりないね。
これ合ってるのかなあ。「messing around」で「邪魔をする、(部屋などを)汚い状態にする」という意味がある。じゃあ「not messing around」ってどういうことだ。お行儀よくする? しかも「Whoa!」と驚いてしまうような「行儀の良さ」?
優れている、ということでいいかな、と思ってそう訳した。正直、自信はない。言い回しか何かかもしれない。うーん。
余談4:水曜日 《ドビン・バーン/Dovin Baan》
名前で散々ネタにされている。確かに日本語の響きや音からすると「擬態語、擬音語」っぽく感じられてしまうのは分からないでもないし、「どびん」は「土瓶」に通じるし、……まあ、どうしようもない。うん。フォロー失敗しつつ、訳の話。
原文:
Suppressing the opponent while bolstering your resources certainly fits the bill, and this planeswalker is going to make control decks very happy.
拙訳:
対戦相手に睨みをきかせつつ、君のリソースを充実させてくれるとくれば完璧だ。このプレインズウォーカーはきっとコントロールデッキ使いを喜ばせてくれるに違いない。
分かりやすくするために2文へ分けた。その前半部分が難しかった。
英語の文節を日本語でつなぐと「Suppressing the opponent を bolstering your resources しながらやってくれるなんて certainly fits the bill だね」という感じ。なので実は拙訳は「語順が正しく、意味は違ってる」( A しながら B をしてくれるなんて、の A と B が逆になってる)。原文が「リソースの充実」を後半に回したかった意図を汲んで、語順を尊重してみた。
次に英語を訳す作業。「Suppressing the opponent」は「対戦相手を( )する」で、このカッコを何で埋めるか。候補としては「圧倒する、押しとどめる、威圧する、睨みをきかせる」などがある。英単語の意味としては「圧倒する、威圧する」という強めの意味があるけど、実際の能力は「押しとどめる」もの。あいだをとって「睨みをきかせる」かな、と(前半の「謎めいたクールなキャラ」と合わせる意味も含めて)
そのあとの「bolstering your resources」が一番難しかった。「bolster」をどう訳すか。実際の能力としては「ライフ+2、カード+1」という渋いもので、着実にリソースを積み上げる感じなんだけど、それにしっくり来る日本語がなかなか見つからなかった。
さらに、それに加えて前後に合わせないといけないので「対戦相手に睨みをきかせつつ、君のリソースを( )してくれるなんて完璧だね」のカッコにピタリとハマらないといけない。「増強して、豊かにして、増加させて、富ませて、稼いでくれて、補強してくれて」などの候補も上がりつつ、最後は「充実させてくれる」ことになった。
余談5:木曜日 《造命の賢者、オビア・パースリー/Oviya Pashiri, Sage Lifecrafter》
最初に英語名を見たときは「パセリ」と読んでしまったけど、これ、「パシリ」だな。でもどちらかというと本人がパシリを生成する能力持ちだな。読みの話はさておき訳の話。
原文:
Even by Kaladeshi standards, Oviya Pashiri is a genius among inventors.
Her life-generating power is well showcased here;
これに対して、最初は原文に忠実に訳してみた。
オビア・パースリーは発明家の中でも特に卓越した存在である。
彼女の「命を造る」能力は見事なまでに再現されている
ただ、これだとなんとなく2つの関係ない文を並べているような……ブツ切り感があったので、以下のように修正してみた。
オビア・パースリーは発明家の中でも特に卓越した存在である。
そんな彼女の「命を造る」能力は見事なまでに再現されている
これでも後半部分がなんか浮いて見えるというか、唐突に感じられる。「どこに再現されているのか」がよく分からない。原文はカード画像とセットなので「カードで再現されている」ことが視覚的に一目瞭然なんだけど、このブログにはそれが弱い。訳部分で補強する必要があると思った。
オビア・パースリーは発明家の中でも特に卓越した存在である。
そんな彼女の「命を造る」能力はここに見事なまでに再現されている
考え過ぎと言われればそれまで。
余談6:金曜日 《燻蒸/Fumigate》
イラストネタだからカードイラストが見られるようにリンクを紹介しておけばよかったかもしれない、と今更ながら思った。訳に関して何か話すとしたら「My, という感嘆詞で始まっていて、美しいとほめてるから女性っぽい口調にしてみようかな」と思った、ということくらいか。あとは「Yikes」を「げげ、げっ、げげっ」のどれにするか迷ったとか……(至極どうでもいい)
余談7:宣伝
最近、ちまたで流行しているオンラインMMO「Tree of Savior(ツリーオブセイヴァー)」の「ライマ」サーバで遊ばれている方で、もしどのギルドに属するかお悩み中の方がいたら「ギルド名:Dobble(読み:どぶる)」がギルドメンバーを募集中なのでぜひ御一考のほど、宜しくお願い致します。
ギルドの掟はただ1つ。「ディルゲレを収穫した際はギルドチャットで宣言ののち欲しい人たちで均等に分けること(使用する用途については制限なし)」だそうです。
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