余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
カラデシュの新カードの中でも特にエネルギーカウンターを使うものが紹介された週だったもよう。TCGとエネルギーということでふとポケモンカードゲームを思い出した。年の離れた下の弟妹が集めてたのでたまに相手をしてあげてた。エネルギー1個で20点ダメージを出せる《ヒトデマン》が強かった記憶がある。
しかしもともとトークンやカウンターが必要だったとはいえ、こういう形でルール上必要な付属品がどんどんマジックにも増えていくんだろうか。デッキさえあれば遊べるという謳い文句もそろそろ過去のものになろうとしているのかもしれない。
余談2:月曜日 《霊気拠点/Aether Hub》
考えてみたらエネルギーカウンターがある限り、好きな色のマナを出せるんだな。《氷の橋、天戸/Tendo Ice Bridge》を例に出されるせいで、なぜか1回こっきりなイメージがあった。
あと、このカードに限った話ではないけど無色マナ1点がひし形で表されることにまだちょっと違和感というか抵抗感がある。時代の流れに取り残されそう。
余談3:火曜日 《領事の盾護員/Consul’s Shieldguard》
領事メンバーなどのお偉いさんをお守りする役なのかと思いきや、肩を並べて攻撃してくれるような「自ら前に出る、勇猛かつ現場肌な人」しか守るつもりがないらしい。頑固者め。
冒頭の「Fittingly」を意訳した。本来の意味では「しっくりくる、ハマる」というような意味で、ここでは「能力の制限がフレイバーどおりハマっている」ということと思われた。
ただそう訳そうとすると「カードから想定されるフレイバーどおり」というような文を足す必要があり、それで冗長になると元の文章のシンプルさが失われる気がした。
余談4:水曜日 《逆毛ハイドラ/Bristling Hydra》
イラストが言うほど「逆毛」でもないなあ、と思ってしまった。むしろたてがみとか後ろに流れてるから順毛な気もしないでもない、という重箱の隅はさておき訳の話。
「呪禁」ともかかっているであろう「Dont’t touch me」をどう訳すか、という問題。色々悩んで「触れるな、危険」とかも試してみたけど、ちょっと意味が違うかなあ、と迷った。こんな感じ。
<没案1>
エネルギーが満ち満ちた巨大ハイドラほど触れちゃヤバそうなものは~
<没案2>
エネルギーが満ち満ちた巨大ハイドラほど「触れるな。危険」なものは~
<採用>
エネルギーが満ち満ちた巨大ハイドラほど「触れてはならない」ものは~
余談5:木曜日 《改革派の霊気砲手/Aethertorch Renegade》
こういうシンボルマークがたくさん並ぶのを見るのは好き。壮観だ。大量の同一マナシンボルが並ぶカードの一番古い記憶は思い出せる限りだとおそらく第4版の《大地の怒り/Force of Nature》。懐古主義はさておき訳の話。
改革派を象徴するアイテムということで、背景世界の用語だからどこかに公式訳があるだろう、と軽く考えてたら全然見つからなくて苦労した。
ってか、いまあらためて見たらこれ「アイテム」じゃなくて「行動」の話をしてるのか。あかん、誤訳だ。えーと、訳すとしたら……
という感じだろうか。文章の末尾にある「it」が何を指しているのか、ちょっと自信がない。一応は「ガス」を指しているものとして訳してみたけど「改革派」のことを指している可能性もちょっとある(元々の訳はそうしている)。
いずれにせよ訳は差し替えておくか。
余談6:金曜日 《霊気烈風の古きもの/Aethersquall Ancient》
名前がカッコいい。もうちょっと画数の多い漢字が多ければさらにカッコよかった。イラストは文句なく美しい。手前に飛んでる小さい機体はなんだろう。何も抱えていない《捕獲飛行機械/Snare Thopter》かな。
イラスト:霊気烈風の古きもの/Aethersquall Ancient
http://media.wizards.com/2016/WPN/W37/aethersquallancient.png
イラスト:捕獲飛行機械/Snare Thopter
http://magic.wizards.com/sites/mtg/files/images/hero/BB20160927_icon.jpg
訳の話。
冒頭の「Sure」もさることながら、後半部分の「we all know」と「code」のあたりをどうするかのほうが迷った。
<没案1>
~ が実際は「空飛ぶ巨大クジラ」を指してるってことはみんなもう分かってる
<没案2>
~ が実際は「空飛ぶ巨大クジラ」を指してることなんて誰でも分かってる
<没案3>
~ が実際は「空飛ぶ巨大クジラ」を指してるなんてみんな知ってる
最終的には「みんなもう分かってる」としつつ「隠語」という単語を使い、「Sure」については「実際は」とつけつつ併せて文頭に「確かに」もつけてみた。
余談7:宣伝
最近、ちまたで流行しているオンラインMMO「Tree of Savior(ツリーオブセイヴァー)」の「ライマ」サーバで遊ばれている方で、もしどのギルドに属するかお悩み中の方がいたら「ギルド名:Dobble(読み:どぶる)」がギルドメンバーを募集中なのでぜひ御一考のほど、宜しくお願い致します。
ギルドの掟はただ1つ。「ディルゲレを収穫した際はギルドチャットで宣言ののち欲しい人たちで均等に分けること(使用する用途については制限なし)」だそうです。ちなみにTOSやってないので書いてて意味を分かっていません。
以上。
カラデシュの新カードの中でも特にエネルギーカウンターを使うものが紹介された週だったもよう。TCGとエネルギーということでふとポケモンカードゲームを思い出した。年の離れた下の弟妹が集めてたのでたまに相手をしてあげてた。エネルギー1個で20点ダメージを出せる《ヒトデマン》が強かった記憶がある。
しかしもともとトークンやカウンターが必要だったとはいえ、こういう形でルール上必要な付属品がどんどんマジックにも増えていくんだろうか。デッキさえあれば遊べるという謳い文句もそろそろ過去のものになろうとしているのかもしれない。
余談2:月曜日 《霊気拠点/Aether Hub》
考えてみたらエネルギーカウンターがある限り、好きな色のマナを出せるんだな。《氷の橋、天戸/Tendo Ice Bridge》を例に出されるせいで、なぜか1回こっきりなイメージがあった。
あと、このカードに限った話ではないけど無色マナ1点がひし形で表されることにまだちょっと違和感というか抵抗感がある。時代の流れに取り残されそう。
余談3:火曜日 《領事の盾護員/Consul’s Shieldguard》
領事メンバーなどのお偉いさんをお守りする役なのかと思いきや、肩を並べて攻撃してくれるような「自ら前に出る、勇猛かつ現場肌な人」しか守るつもりがないらしい。頑固者め。
原文:
Fittingly, this creature cannot protect itself. Otherwise, who would it be guarding?
拙訳:
ある意味当然だが、このクリーチャーは自身を守ることはできないようになっている。もし自分の身を守ってたら護衛対象は誰が守るんだい?
冒頭の「Fittingly」を意訳した。本来の意味では「しっくりくる、ハマる」というような意味で、ここでは「能力の制限がフレイバーどおりハマっている」ということと思われた。
ただそう訳そうとすると「カードから想定されるフレイバーどおり」というような文を足す必要があり、それで冗長になると元の文章のシンプルさが失われる気がした。
余談4:水曜日 《逆毛ハイドラ/Bristling Hydra》
イラストが言うほど「逆毛」でもないなあ、と思ってしまった。むしろたてがみとか後ろに流れてるから順毛な気もしないでもない、という重箱の隅はさておき訳の話。
原文:
Nothing says “don’t touch me” like a massive Hydra imbued with energy.
拙訳:
エネルギーが満ち満ちた巨大ハイドラほど「触れてはならない」ものはそうそうないね。
「呪禁」ともかかっているであろう「Dont’t touch me」をどう訳すか、という問題。色々悩んで「触れるな、危険」とかも試してみたけど、ちょっと意味が違うかなあ、と迷った。こんな感じ。
<没案1>
エネルギーが満ち満ちた巨大ハイドラほど触れちゃヤバそうなものは~
<没案2>
エネルギーが満ち満ちた巨大ハイドラほど「触れるな。危険」なものは~
<採用>
エネルギーが満ち満ちた巨大ハイドラほど「触れてはならない」ものは~
余談5:木曜日 《改革派の霊気砲手/Aethertorch Renegade》
こういうシンボルマークがたくさん並ぶのを見るのは好き。壮観だ。大量の同一マナシンボルが並ぶカードの一番古い記憶は思い出せる限りだとおそらく第4版の《大地の怒り/Force of Nature》。懐古主義はさておき訳の話。
原文:
Turns out Kaladesh’s renegades rebel by basically syphoning gas. But, you know, a lot of it.
拙訳:
カラデシュの改革派は基本的に漏斗状のガス吸収器を持っているかどうかで見分けられる……まあ、全員ではないが、大体は。
改革派を象徴するアイテムということで、背景世界の用語だからどこかに公式訳があるだろう、と軽く考えてたら全然見つからなくて苦労した。
ってか、いまあらためて見たらこれ「アイテム」じゃなくて「行動」の話をしてるのか。あかん、誤訳だ。えーと、訳すとしたら……
訂正訳:
基本的にガスを吸い出そうとしてるやつらをみたらカラデシュの改革派と思っていい。ただその量が半端じゃない。
という感じだろうか。文章の末尾にある「it」が何を指しているのか、ちょっと自信がない。一応は「ガス」を指しているものとして訳してみたけど「改革派」のことを指している可能性もちょっとある(元々の訳はそうしている)。
いずれにせよ訳は差し替えておくか。
余談6:金曜日 《霊気烈風の古きもの/Aethersquall Ancient》
名前がカッコいい。もうちょっと画数の多い漢字が多ければさらにカッコよかった。イラストは文句なく美しい。手前に飛んでる小さい機体はなんだろう。何も抱えていない《捕獲飛行機械/Snare Thopter》かな。
イラスト:霊気烈風の古きもの/Aethersquall Ancient
http://media.wizards.com/2016/WPN/W37/aethersquallancient.png
イラスト:捕獲飛行機械/Snare Thopter
http://magic.wizards.com/sites/mtg/files/images/hero/BB20160927_icon.jpg
訳の話。
原文:
Sure, the creature type is Leviathan, but we all know that’s just code for “big skywhale.
拙訳:
確かにクリーチャータイプは「リバイアサン」だけど、実際はそれが「空飛ぶ巨大クジラ」を指す隠語だってことはみんなもう分かってるさ。
冒頭の「Sure」もさることながら、後半部分の「we all know」と「code」のあたりをどうするかのほうが迷った。
<没案1>
~ が実際は「空飛ぶ巨大クジラ」を指してるってことはみんなもう分かってる
<没案2>
~ が実際は「空飛ぶ巨大クジラ」を指してることなんて誰でも分かってる
<没案3>
~ が実際は「空飛ぶ巨大クジラ」を指してるなんてみんな知ってる
最終的には「みんなもう分かってる」としつつ「隠語」という単語を使い、「Sure」については「実際は」とつけつつ併せて文頭に「確かに」もつけてみた。
余談7:宣伝
最近、ちまたで流行しているオンラインMMO「Tree of Savior(ツリーオブセイヴァー)」の「ライマ」サーバで遊ばれている方で、もしどのギルドに属するかお悩み中の方がいたら「ギルド名:Dobble(読み:どぶる)」がギルドメンバーを募集中なのでぜひ御一考のほど、宜しくお願い致します。
ギルドの掟はただ1つ。「ディルゲレを収穫した際はギルドチャットで宣言ののち欲しい人たちで均等に分けること(使用する用途については制限なし)」だそうです。ちなみにTOSやってないので書いてて意味を分かっていません。
以上。
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