余談1:今週のCard of the Dayのテーマ

 カラデシュの新カードたちなのは分かる。それ以上の共通点はあるかなあ。あえて言えば「アーティファクト・クリーチャー」かもしれない。木曜日のピア・ナラーだけ「人間・工匠」だけど、一応「アーティファクト・クリーチャー・トークン」を生み出せるし。

余談2:月曜日 《新緑の機械巨人/Verdurous Gearhulk》

 訳の話。
原文:
 Don’t be surprised if you see this beautiful monstrosity stomping through every green deck at the Pro Tour this weekend.

拙訳:
 もし君が今週末のプロツアーで、この畏怖すべき美を感じさせる巨像を足音を響かせながら戦場に現れるのを対戦することになった全ての緑デッキ相手に見ることになったとしても驚きには値しないね。

 無理くり原文の言葉を逐一カッコよく訳そうとして失敗した例。冗談抜きに読みづらい。過去に訳してきた中でもトップクラスに読みづらい訳になった気がする。端的に「美しい巨像が緑デッキから地響きと共に現れる」くらいに留めておくべきだったかもしれない。もしくは……

 <シンプル訳>
    今週末のプロツアーで出会う全ての緑デッキから
    この美しい巨像が地響きとともに現れたとしても
    驚くに値しないね。

 これで良かったか。反省。

余談3:火曜日 《高速警備車/Fleetwheel Cruiser》

 訳の話。
原文:
 ”Pilots? Where we’re going, we don’t need Pilots.”

拙訳:
 「パイロットだって? 僕らの向かう先は、パイロットなんていらないところなんだよ」

 原文の意味を分かってないかもしれない。「Where we are going」で指しているのが「カラデシュ」なのか「どこに向かうんであろうと」って意味なのか……結局どっちか自信がなかったのでフワフワした訳にしといた(逃げ)

 そもそもカラデシュの「機体(Vehicle)」って、搭乗者が必要だからなあ……あ、もしかしてそういうことか? 搭乗者(Crew)は必要だけど操縦者(Pilot)は必要ないってネタなのか? それを全力でプッシュするなら……

 <改訂訳>
   「操縦者だって? 僕らがこれから向かう先じゃ、
    搭乗者は必要でも操縦者なんて必要ないんだぜ?」

余談4:水曜日 《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger》

 訳の話。
原文:
 Expect this guy to be hitting the table multiple times at Pro Tour Kaladesh this weekend-even if it’s just the same copy every time.

拙訳:
 おそらく今週末のプロツアーではこのクリーチャーを何度も戦場で見かけることになるだろうね……相手のデッキに1枚しか入ってなかったとしてもね。

 ネタとしてはすんなり理解できた。迷ったのはいくつかの単語、具体的には「Guy」「Table」「Same Copy」のあたり。

 「this guy」は「このクリーチャー」と訳してしまったけど「こいつ」とか「このたかり屋」とか、もう少し砕けた表現にすべきだったかもしれない。

 「Table」は無難に「戦場」とした。あえて忠実に訳すなら「卓」かもしれないけど、文章にしづらいなあ。「何度も卓に叩きつけられることに~」とか? うーん。

 「Same Copy」は日本語の外来語版の「コピー」が違う意味なのでそのままは訳せない。「同じカード」が正しい訳かもしれないけど、ちょっと意訳してみた。正直、上手くいったと思ってる。

余談5:木曜日 《ピア・ナラー/Pia Nalaar》

 訳の話。
原文:
 Chandra’s mom is back, and she’s still slinging artifacts around like Chandra slings fire!

拙訳:
 チャンドラのお母さんが帰ってきた! そしてどうやら彼女はいまだにアーティファクトを振りかざしているようだね……娘のチャンドラが炎を振りかざしているようにね!

 うーん、「投げつけてる」のほうが良かったかもしれない。何かというと「Sling」の訳。……いや、むしろなんで「振りかざしている」にしたんだ、これ。なんか他の単語と見間違えたまである。

余談6:金曜日 《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk》

 訳の話。
原文:
 One of the only things scarier than a Gearhulk is a surprise Gearhulk! Also, I’m countering your spell.

拙訳:
 機械巨人よりも怖いものってなーんだ? 突然出てくる機械巨人だよ! あ、ついでに君の呪文を打ち消しとくね。

 原文は「Aより怖いものはA’である」という文章だけど内容がジョーク風なので訳も砕けた口調にしてみた。あとはなんとなくなぞなぞ口調にしてみた。意外とハマった気がしてる(自画自賛)

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