今週のCard of the Day (2016年11月 第2週) とか
2016年11月13日 週のまとめ余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
多人数戦のネタをテーマにしつつ、カード名の単語をそれとなく文章に潜ませていた週だった。まあ、必ずしも紹介されているカード名の英単語というわけでもないけど。
<月曜日> カード名:Mirrorwing Dragon
文章:an infinity mirror
<火曜日> カード名:Counterspell
文章:uncounterable Counterspell
<水曜日> カード名:Sorin, Grim Nemesis
文章:he’s a grim
<木曜日> カード名:???
文章:???
<金曜日> カード名:Endbringer
文章:more ends to bring
あれ? 木曜日は特にないな。まあ、いいか
余談2:月曜日 《鏡翼のドラゴン/Mirrorwing Dragon》
これ、神話レアなのか。なんか個人的には「いかにもレア」な能力って感じる。適度に複雑、適度に強いようで実はメリットを得るには手腕を必要とされる、そんな辺りに。
細かすぎて伝わらないレアリティの話はさておき、細かすぎて伝わらない訳の話
直訳気味に訳すなら「コンボの可能性を無限鏡(合わせ鏡)に放り込んだかのよう」かな。それだけでもギリギリ伝わらなくもない気はする。それでももう少し伝わりやすくできるかな、というトライ。しかし、そんなことより何より、あらためて見たら「放り込む」が2回出てきてるね……ひどい訳だ、これ。あえてそのままにしとくけど。
余談3:火曜日 《圧倒的な否定/Overwhelming Denial》
訳の話。
訳の候補は2つあった。
<没案>
友人のちょいとした助けさえあれば、
打ち消されない《対抗呪文/Counterspell》が撃ち込めるのさ!
<採用案>
友人のちょいとした助けさえあれば、
打ち消されない《対抗呪文/Counterspell》が撃ち込めるって寸法さ!
ほとんど間違い探しのような差だけど、迷ったんだ。前者のほうがより原文に近いような気がする。ただ上手く言葉で説明できないフィーリングの部分で、後者のほうが「日本語っぽい」気がした。
学校の言語学の授業で、この「なんとなくそのほうが自然な気がするチェック」を「ネイティブチェック」と呼称していた(ような気がする)。これがあるかどうかで「ネイティブか否か」が決まるとかなんとか。
大事にしていきたいですね(雑なまとめ)
余談4:水曜日 《死の宿敵、ソリン/Sorin, Grim Nemesis》
これ、本体以外にしか撃てない6マナ6点ドレインライフとしても使えるのね(今更)
余談5:木曜日 《巨人の陥落/Fall of the Titans》
これ、通常のマナコストが「(X)(X)(赤)」で、怒濤のコストが「(X)(赤)」というカードなんだけど、MTG Wikiによると「怒濤の代替コストで唱えた場合でも、スタック上にある場合の点数で見たマナ・コストは2X+1である」とのこと。
えええっ!? そうなのぉ!?
そんなルールの話はさておき訳の話。
迷ったのは冒頭付近の「alley-oop」という単語で、これはバスケ用語の「アリウープ」。どれくらい一般的なのか分からない。バスケ好きは間違いなく知ってるとして……うーん。
さらに迷わされたのは、この単語が単なるバスケの言葉として使われているだけなのか、直後に来る「teammate(仲間)」と「ally(同盟者)」をかけたシャレになっているのかどうか。
もしかかっているのであれば「パス」や「アリウープ」ではなくて、なんとか「仲間、味方、チームメイト」と響きが似た単語に訳さないといけない。
結論としては「多分そういう意図はないし、あったとしても上手くシャレになるように訳すのは無理」。諦めた。
余談6:金曜日 《終末を招くもの/Endbringer》
実はマジックで「Endbrindger(終末を招くもの)」はこれが1枚目ではない。ミラージュ(20年前!)のレジェンド吸血鬼に《終末を招く者ショークー/Shauku, Endbringer》がいる(こっちは「もの」が漢字変換されてるので日本語で「終末を招くもの」を検索しても引っかからない)。
このショークーも含めたマジック歴代の吸血鬼が勢ぞろいして、ひたすら吸血鬼(というカードタイプ)の将来について議論する座談会コラムをその昔マローが書いてた。以下がその拙訳。訳してて楽しかった。
ヴァンパイアに聞いてみよう!/Interview With Some Vampires
http://regiant.diarynote.jp/201103050019455223/
訳したのは5年前、実際の記事は10年前、そして前述のとおりミラージュ発売は20年前。マジックの歴史はもう相当な長さになってきてるんだな……とあらためて実感する次第。
そんな懐古話はさておき訳の話。
この文には「those(それら)」が複数回現れて、それぞれ違うものを指している。
代名詞と元の語の関係を正しく当てはめると以下のようになる。
ただ最初に読んだときは2文目をちょっと勘違いをしてしまい……
……と訳したせいで続きが書けなくなった。どう訳しても意味が通らなくなってしまったためだ。それも当然、土台となる2文目の前半がすでに間違っているのだからどうしようもない。
うーん。勘違いを上手く説明できたか自信がない。伝わらないかもしれない。
多人数戦のネタをテーマにしつつ、カード名の単語をそれとなく文章に潜ませていた週だった。まあ、必ずしも紹介されているカード名の英単語というわけでもないけど。
<月曜日> カード名:Mirrorwing Dragon
文章:an infinity mirror
<火曜日> カード名:Counterspell
文章:uncounterable Counterspell
<水曜日> カード名:Sorin, Grim Nemesis
文章:he’s a grim
<木曜日> カード名:???
文章:???
<金曜日> カード名:Endbringer
文章:more ends to bring
あれ? 木曜日は特にないな。まあ、いいか
余談2:月曜日 《鏡翼のドラゴン/Mirrorwing Dragon》
これ、神話レアなのか。なんか個人的には「いかにもレア」な能力って感じる。適度に複雑、適度に強いようで実はメリットを得るには手腕を必要とされる、そんな辺りに。
細かすぎて伝わらないレアリティの話はさておき、細かすぎて伝わらない訳の話
原文:
This Dragon is a true beast on its own,
but when you drop it in a team game,
it’s like throwing the combo possibilities into an infinity mirror.
拙訳:
このドラゴンは単体でも十分に完成した面白さなのだが、
さらにチーム戦に放り込んだりしたら、
まるで合わせ鏡のあいだに無限コンボのパーツを放り込んだような事態となる。
直訳気味に訳すなら「コンボの可能性を無限鏡(合わせ鏡)に放り込んだかのよう」かな。それだけでもギリギリ伝わらなくもない気はする。それでももう少し伝わりやすくできるかな、というトライ。しかし、そんなことより何より、あらためて見たら「放り込む」が2回出てきてるね……ひどい訳だ、これ。あえてそのままにしとくけど。
余談3:火曜日 《圧倒的な否定/Overwhelming Denial》
訳の話。
原文:
With a little help from a friend,
you can drop an uncounterable Counterspell.
拙訳:
友人のちょいとした助けさえあれば、
打ち消されない《対抗呪文/Counterspell》が撃ち込めるって寸法さ!
訳の候補は2つあった。
<没案>
友人のちょいとした助けさえあれば、
打ち消されない《対抗呪文/Counterspell》が撃ち込めるのさ!
<採用案>
友人のちょいとした助けさえあれば、
打ち消されない《対抗呪文/Counterspell》が撃ち込めるって寸法さ!
ほとんど間違い探しのような差だけど、迷ったんだ。前者のほうがより原文に近いような気がする。ただ上手く言葉で説明できないフィーリングの部分で、後者のほうが「日本語っぽい」気がした。
学校の言語学の授業で、この「なんとなくそのほうが自然な気がするチェック」を「ネイティブチェック」と呼称していた(ような気がする)。これがあるかどうかで「ネイティブか否か」が決まるとかなんとか。
大事にしていきたいですね(雑なまとめ)
余談4:水曜日 《死の宿敵、ソリン/Sorin, Grim Nemesis》
これ、本体以外にしか撃てない6マナ6点ドレインライフとしても使えるのね(今更)
余談5:木曜日 《巨人の陥落/Fall of the Titans》
これ、通常のマナコストが「(X)(X)(赤)」で、怒濤のコストが「(X)(赤)」というカードなんだけど、MTG Wikiによると「怒濤の代替コストで唱えた場合でも、スタック上にある場合の点数で見たマナ・コストは2X+1である」とのこと。
えええっ!? そうなのぉ!?
そんなルールの話はさておき訳の話。
原文:
With an alley-oop from a teammate, you can slam dunk a Fireball into an opponent’s face at instant speed...and then another into your other opponent’s face.
拙訳:
親友からのパスさえあれば、敵の顔面にインスタント速度の《火の玉/Fireball》をぶち込むことが出来るんだ! ついでにもう1発、別に対戦相手にもぶち込んでおけ!
迷ったのは冒頭付近の「alley-oop」という単語で、これはバスケ用語の「アリウープ」。どれくらい一般的なのか分からない。バスケ好きは間違いなく知ってるとして……うーん。
さらに迷わされたのは、この単語が単なるバスケの言葉として使われているだけなのか、直後に来る「teammate(仲間)」と「ally(同盟者)」をかけたシャレになっているのかどうか。
もしかかっているのであれば「パス」や「アリウープ」ではなくて、なんとか「仲間、味方、チームメイト」と響きが似た単語に訳さないといけない。
結論としては「多分そういう意図はないし、あったとしても上手くシャレになるように訳すのは無理」。諦めた。
余談6:金曜日 《終末を招くもの/Endbringer》
実はマジックで「Endbrindger(終末を招くもの)」はこれが1枚目ではない。ミラージュ(20年前!)のレジェンド吸血鬼に《終末を招く者ショークー/Shauku, Endbringer》がいる(こっちは「もの」が漢字変換されてるので日本語で「終末を招くもの」を検索しても引っかからない)。
このショークーも含めたマジック歴代の吸血鬼が勢ぞろいして、ひたすら吸血鬼(というカードタイプ)の将来について議論する座談会コラムをその昔マローが書いてた。以下がその拙訳。訳してて楽しかった。
ヴァンパイアに聞いてみよう!/Interview With Some Vampires
http://regiant.diarynote.jp/201103050019455223/
訳したのは5年前、実際の記事は10年前、そして前述のとおりミラージュ発売は20年前。マジックの歴史はもう相当な長さになってきてるんだな……とあらためて実感する次第。
そんな懐古話はさておき訳の話。
原文:
More players means more ends to bring each game. When some of those players are friendly, those ends may seem a lot more frequent for your opponents.
拙訳:
多人数戦に参加しているプレイヤーが多ければ多いほど終末を招かれるプレイヤーが多いとも言える。もし君に協力的なプレイヤーが多ければ、終末は対戦相手たちにより早く訪れるだろうね。
この文には「those(それら)」が複数回現れて、それぞれ違うものを指している。
<1文目>
【たくさんのプレイヤー】がいるということは
【たくさんの終焉】がゲームにもたらされるということだ。
<2文目>
【それら】のうちのいくつかのプレイヤーが友好的であれば
【それら】はより対戦相手に多くあらわれる。
代名詞と元の語の関係を正しく当てはめると以下のようになる。
<1文目>
【たくさんのプレイヤー】がいるということは
【たくさんの終焉】がゲームにもたらされるということだ。
<2文目>
【たくさんのプレイヤー】のうちのいくつかのプレイヤーが友好的であれば
【たくさんの終焉】はより対戦相手に多くあらわれる。
ただ最初に読んだときは2文目をちょっと勘違いをしてしまい……
<1文目>
【たくさんのプレイヤー】がいるということは
【たくさんの終焉】がゲームにもたらされるということだ。
<2文目>
【たくさんの終焉】のうちのいくつかを迎えるプレイヤーが友好的であれば……
……と訳したせいで続きが書けなくなった。どう訳しても意味が通らなくなってしまったためだ。それも当然、土台となる2文目の前半がすでに間違っているのだからどうしようもない。
うーん。勘違いを上手く説明できたか自信がない。伝わらないかもしれない。
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