余談1:今週のCard of the Dayのテーマ

 新セットの発売ということで霊気紛争の新カードたち。Whisperも更新されてカードデータの引用ができるようになった。ありがたい。

 今週のカードは5枚のうち1枚だけ固有名詞を含まない(火曜日の《弾圧する構築物/Crackdown Construct》のみ)。テーマとかではなく、本当に単なる「新カードたち」だったっぽいな。

余談2:月曜日 《不撓のアジャニ/Ajani Unyielding》

 毎回、日本語カード名を「ふぎょうの~」と読んでしまう。正解は「ふとうの~」。

 訳の話。
原文:
 Ajani is back to support his new cohorts in the Gatewatch!
 And Superfriends fans are already drooling at the thought of unleashing that ultimate.

拙訳:
 ゲートウォッチの新たな仲間たちを助けるためにアジャニが帰ってきたぞ!
 そしてゲートウォッチの英雄たちが大好きなプレイヤーたちは、今からもう彼の奥義を解き放ったときのことを考えただけでよだれが出そうになってるに違いない。

 原文そのままだと分かりづらいかな、と思ったところに色々(勝手に)書き足してたら長くなってしまった。でも正直最初に(原文を)読んだときは混乱したんだ。

 「Superfrieds」が何を指しているのか、「unleashing ultimate」の意味がなんなのか。それぞれストーリー用語かと思って調べてしまった。

 おそらく「Superfriends」の元ネタは、昔アメリカで放映されていたアニメ番組で、これはスーパーマンなどの有名ヒーローたちがチームを組んで大活躍するというもの。それとゲートウォッチの面々をかけたもの。そこまでは分かったあと、じゃあどう訳すか、ってのがまた次の難題。

 最後の「unleashing ultimate」は分かってしまえば簡単な話で、プレインズウォーカー能力の「大マイナス」のこと。つまり日本語では通称「奥義」と呼ばれているアレ。

 前にも調べたような気がしてきた。たまにしか出てこない単語だから毎回調べ直してるのかもしれない。

余談3:火曜日 《弾圧する構築物/Crackdown Construct》

 カード名の「Crackdown」って、てっきり「崩壊する、破壊される、粉々になる」という意味があると思い込んでたので、日本語カード名は意訳だと思ってた。

 でも一応調べてみたら「Crackdown」で本当に「弾圧する、締め付ける、取り締まる」という意味の単語だった。

 どうやら「Crush」やら「Breakdown」などの言葉とごっちゃになってたっぽい。あぶない、あぶない。

 原文の話。
原文:
 Will [autocard]Crackdown Construct[/autocard] dethrone [autocard]Electrostatic Pummeler[/autocard] as the massive artifact creature of the season? We’ll find out soon after this Friday’s release!

 最近、Card of the Day の記事にこの [autocard] のタグ(?)みたいなのが散見される。多分、本来の意図は Gatherer(公式のカード検索エンジン)へのリンクを張ることなんだろうけど、きちんと動作してない。

 それとも他の人のブラウザでは正常にリンクが表示されてるんだろうか……

余談4:水曜日 《ギラプールの希望/Hope of Ghirapur》

 能力は、戦闘ダメージを相手に与えたあと生け贄に捧げることで「あなたの次のターンまで、そのプレイヤーはクリーチャーでない呪文を唱えられない」というもの。ちなみにリリースノート(旧来のFAQ)によると……
・あなたがターンを飛ばしたなら、影響を受けているプレイヤーは、あなたが実際にターンを始めるときまでクリーチャーでない呪文を唱えられない。
引用元:http://mtg-jp.com/rules/docs/faq_aer_j.html

 ……とある。つまり実際にターンが来る(実際にターンが始まる)までは永続するということ……かと思いきや、多人数プレイの場合では(以下の通り)挙動が変わる。
・多人数戦でプレイヤーがゲームから除外されたときには、そのプレイヤーの次のターンまで続く継続的効果は、そのターンが始まるはずだった時点まで続く。その種の効果は、ただちに消滅するわけでも永続するわけでもない。
引用元:http://mtg-jp.com/rules/docs/faq_aer_j.html

 ずっと唱えられないのはつらすぎるし可哀想すぎる、という「感情的な理屈」は分かるけど「直観的な分かりやすさ」には反してるなあ、と思った。でも前者も大事。

余談5:木曜日 《バラルの巧技/Baral’s Expertise》

 「Expertise」という英単語を見ると「ダンジョンズアンドドラゴンズ第3版」を思い出す。日本語版が出る前に、仲間内で英語版を読み解きながら遊んでた頃で、Feat (特技) の1つに「Expertise (攻防一体)」というものがあったから。

 この特技、第3.5版にアップデートされた際に英語名は「Comabt Expertise」に変更されてるけど日本語名はそのまま変わらずに「攻防一体」だった(どうでもいい)

 ちなみに「ダンジョンズアンドドラゴンズ第3.5版」と「「ダンジョンズアンドドラゴンズ第5版」はコアルールがネットで無償公開されているので、英語を読む気力のある方は以下を参照するよろし。

  The Hypertext d20 SRD
  http://www.d20srd.org/

 マジックアイテムデータもモンスターデータもコアルール分は全て載ってるし、第3.5版のほうは上級職も載ってるから、冗談抜きで一生遊べるだけのデータ量がある。

 ただ、権利関係のためかモンスターのイラストは載ってなかったり(訂正:載ってた。モンスター名の横にリンクがあった)、なぜか(基本ルールブックには載ってる)一部のモンスターデータ(例:ビホルダー)が除外されていたりする。それでも十分なデータ量ではあるけど。

余談6:金曜日 《不死の援護者、ヤヘンニ/Yahenni, Undying Partisan》

 訳の話。
原文:
 ”Undying Party-san” is here to lead the festivities of today’s release! Get out there and enjoy the new set, darling!

拙訳:
 霊気紛争の成功を手助けするべく《屈指の援護者》が来てくれたぞ!? さあ、みんなも新セットを手に入れて楽しもうぜ!

 「パルチザン(Partisan)」が「Parti (≒ Party)」を含むというネタ。こういう言葉の響きを用いたネタ(ありていに言えば「ダジャレ」)は翻訳するのが難しいけど楽しい。けど難しい。

余談7:ハースストーン

 今週のハースストーンの「酒場の乱闘」は「10枚のカードを選ぶ。毎ターン引くカードはかわりにその10枚から「発見」する」というルール。

 実際遊んでみないと分からなかった点としては「デッキ枚数は常に10枚(「発見」したからといって減らない。よって Fatigue ダメージは発生しない)」とか「カードを引く効果はかわりに「デッキのカードを発見する1マナ呪文」を引くことになる」とか。

 前に「3枚のカードでデッキを組む」で試した以下のコンボを使ってみた。

  《魔法使いの弟子/Sorcerer’s Apprentice》
  《魔力なる知性/Arcane Intellect》
  《忘れられた松明/Forgotten Torch》

 3体の弟子がいることで「延々とカードを引いて、延々と3点もしくは6点ダメージを撃ち続けられたらいいなあ」という若干運任せのコンボ。ただ今回は10枚入れないといけないので、更に追加の火力としての《フレイムウェイカー/Flamewaker》や《フロストボルト/Frostbolt》、弟子を増殖させるための《複製/Duplicate》なども入れてみた。

 最終的にはなんとか1勝できて1パックゲットしたけど、正直、失敗だった。カードドローを《魔力なる知性/Arcane Intellect》に頼り切ってるせいでまったく安定しない。発見で3枚まで見られるからそこそこ引けるかと思ったけどすぐコンボが止まる(手順をミスった試合もたくさんあったけど)

 発見は同じカードが含まれないから、10枚中に1枚しかない《魔力なる知性/Arcane Intellect》を「引かない確率」は「90% × 90% × 90% = 73%」となる。

 なので、2枚引いてきてもその中に《魔力なる知性/Arcane Intellect》が含まれない確率は 53% なので、そりゃ簡単に止まるよね(実際はこれに6点ダメージ松明もノイズとして加わるので、引けない確率は 56.4% まで上がる)。

 ただ《フレイムウェイカー/Flamewaker》は相性がとても良かった。《魔力なる知性/Arcane Intellect》から「1マナ呪文 × 2枚」が弟子で全部無料になるので火球が乱れ飛ぶ。とても楽しい。問題はリーサルにまったく足りないこと。

 こういうので効果的なデッキを思い付ける人は本当にカードゲームが強い人だよなあ、と思う。八十岡さんとかに組ませるとどんなん出来るんだろ。

 実際に見かけたのは「ウォリアー:軽量タウントを並べて武器や《アップグレード!/Upgrade》で殴るデッキ」とか「プリースト:タフネス偏重ミニオンを並べ、さらにタフネスを上昇させ、隙をついて《内なる炎/Inner Fire》」とか「ハンター:《野良猫/Alleycat》、《森林オオカミ/Timber Wolf》 、《腐肉食いのハイエナ/Scavenging Hyena》、《猟犬使い/Houndmaster》 、《ツンドラサイ/Tundra Rhino》 など」とか。

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