余談0:ハースストーンの今週の酒場で使ったデッキ
今週の酒場で作った(使った)デッキリストは右の画像の通り。
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
新セットの発売ということで霊気紛争の新カードたち。ネタは「イラスト」「デッキ」「デッキ」「イラスト」「EDH」とバラエティに富んでて、一貫したテーマはなさそう。それとも何か最近の映画に絡めてたりするのかな……ないか。
余談2:月曜日 《霊気風浴び/Aetherwind Basker》
いや、これ神話レアなの? 個人的にはレアっぽく見える。大量にエネルギーカウンターが手に入る(可能性のある)効果のせいで神話レアなのかな。
それはさておき訳が難しかった。特に前半部分。
とにかく書き出しで試行錯誤した。
・我々は皆、幸せとなれるよう努力すべき
・我々はいつかこの馬鹿でかいトカゲのように
・我々は皆、幸せに過ごせる1日を求めるべき
・我々は誰でも幸せを求めて進むべき
・我々は幸せになるべく
・我々は皆、幸せな1日を目指して進んでいる
とにかく自然な日本語にならなくて困った。この部分の苦労に比べたら「soaking up aether(日向ぼっこならぬ霊気ぼっこ?)」とか「Pride Rock(大文字ってことは固有名詞?)」とかで悩んだ時間は微々たるものだった。
余談3:火曜日 《パラドックス装置/Paradox Engine》
あまり「パラドックス感」はないな。これに比べると《時の砂/Sands of Time》のほうが「パラドックス感」がある。いや、パラドックスに詳しいわけではないけど。
二重カッコの ”Infinite Combo Engine” は訳者ごとの味が出せる部分。
・無限コンボ製造機
・無限コンボパーツ
・無限コンボエンジン
・無限コンボの心臓部
なお「コンボ職人たちの朝は早い」みたいなネタも考えたけど速攻で諦めた。
余談4:水曜日 《機械化製法/Mechanized Production》
訳の話。
原文は、上記の通り「Clue」と「Servo」が大文字かつ斜体になってた。ただの強調表現だろう、と思って特別な対応はしなかったけど……どうなんだろう。
いずれにせよ「Servo」の訳は難しかった。ここでは「動力」みたいな意味なのかな。トークンが「飛行機械」であることとかけてるんだろう、とは思うんだけど、それを活かすような訳にはできなかった。
これが「回転翼機」だったら「デッキを回転させる」みたいな訳もできたのにな、と思わないでもない。
余談5:木曜日 《不屈の独創力/Indomitable Creativity》
たまにある「それ、本当に魔法か?」という呪文名。この呪文を唱えてもらうと、効果時間中は尽きることなく独創力が湧いてくる、ということなのかな……でも独創力が湧いてくるだけでアーティファクトを別のアーティファクトへと瞬時にして変化させられるものなのか……そこまで含めての魔法なのか。まあいいや。
誰だよ、ハロルドって……調べた限りでは、背景ストーリーとの関連はなさそう。カードのイラストレーターも当然関係なし(ちなみにイラストレーターは Deruchenko Alexander さんらしい)
週のテーマとか関係あるのかなあ……謎だ。
余談6:金曜日 《次元橋/Planar Bridge》
ちゃんと専用デッキを組んでいれば、無限マナとこれだけでも大抵の状況はひっくり返せそう。それはさておき、場に出すのに6マナで起動は8マナというギャップがちょっと気になる。出した次のターンには使わせないよ、という意志を感じる。
余談7:ハースストーン
今週の酒場は「ミニオンをプレイすることで、同じマナコストの呪文が手に入る。しかもタダで!」というもの。これ、てっきり「同コストの呪文が勝手に唱えられる(手札には入らない)」という意味かと思ったら「同コストの呪文がコスト0の状態で手札に入る」という意味だった。
ちなみに説明文の原文は「Magical creatures are escaping from Tol Barad! Play a minion and get random spell of the same cost, but for free!」なので、まあ、確かに言われてみればそうとれなくもない。
1試合目はそれを分かっていなくてデッキがかみ合わずに敗北。分かったあとにあらためて以下のようなカードをぶち込んだメイジデッキ(画像)を作って1勝できた。
・《マナ・ワーム/Mana Wyrm》
・《フレイムウェイカー/Flamewaker》
・《アジュア・ドレイク/Azure Drake》
・《ガジェッツァンの競売人/Gadgetzan Auctioneer》
カードをいっぱい引けるかな、と思ったら逆に予想以上に引け過ぎてどんどんカードが燃えてった。勝ったからいいけど、ホント、デッキデザインのセンスないなあ、と使い切れずに燃えてくカードを見てて思った。
余談8:翻訳
とあるマジックの記事を和訳しようと思ったら、その記事が別の記事を引用していた。ついでだからとその引用元の記事も翻訳してみることにした。
訳を始める前に「既に公式で訳しててもおかしくないくらいの面白い内容の記事だから、既訳がないか確認しよ」とネットを漁ってみたけど見つからず。
んで、半分以上訳し終えたところで、訳に困ったところをネットで検索してたら……いまさら既訳が見つかってしまったので、以下に紹介しておく。
原題:When Cards Go Bad - Why it has to be done
http://archive.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtgcom/daily/mr5
既訳:カードが駄目になるとき - そうならざるを得ない理由
http://imatoki.diarynote.jp/201510060954097629/
この内容だと、絶対に既訳があると思ったんだよな……案の定だった。
(´・ω・`) しゃあない
今週の酒場で作った(使った)デッキリストは右の画像の通り。
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
新セットの発売ということで霊気紛争の新カードたち。ネタは「イラスト」「デッキ」「デッキ」「イラスト」「EDH」とバラエティに富んでて、一貫したテーマはなさそう。それとも何か最近の映画に絡めてたりするのかな……ないか。
余談2:月曜日 《霊気風浴び/Aetherwind Basker》
いや、これ神話レアなの? 個人的にはレアっぽく見える。大量にエネルギーカウンターが手に入る(可能性のある)効果のせいで神話レアなのかな。
それはさておき訳が難しかった。特に前半部分。
原文:
We should all aspire to one day be as happy as this enormous Lizard soaking up aether on Pride Rock.
拙訳:
誰だっていつか幸せな時間過ごしたいと思って日々を歩んでいるはずさ。この馬鹿でかいトカゲが突き出た岩の上で日なたぼっこならぬ「霊気ぼっこ」をしてるときに浸っているような幸せな時間をね。
とにかく書き出しで試行錯誤した。
・我々は皆、幸せとなれるよう努力すべき
・我々はいつかこの馬鹿でかいトカゲのように
・我々は皆、幸せに過ごせる1日を求めるべき
・我々は誰でも幸せを求めて進むべき
・我々は幸せになるべく
・我々は皆、幸せな1日を目指して進んでいる
とにかく自然な日本語にならなくて困った。この部分の苦労に比べたら「soaking up aether(日向ぼっこならぬ霊気ぼっこ?)」とか「Pride Rock(大文字ってことは固有名詞?)」とかで悩んだ時間は微々たるものだった。
余談3:火曜日 《パラドックス装置/Paradox Engine》
あまり「パラドックス感」はないな。これに比べると《時の砂/Sands of Time》のほうが「パラドックス感」がある。いや、パラドックスに詳しいわけではないけど。
原文:
Known to many brewers as ”Infinite Combo Engine,” this card will surely be central to many Johnny decks in the future.
拙訳:
多くの職人たちに「無限コンボ製造機」として知られるこのカードは、間違いなく近い将来、多くのコンボ好きプレイヤーたちがデッキの中心に据えることだろう。
二重カッコの ”Infinite Combo Engine” は訳者ごとの味が出せる部分。
・無限コンボ製造機
・無限コンボパーツ
・無限コンボエンジン
・無限コンボの心臓部
なお「コンボ職人たちの朝は早い」みたいなネタも考えたけど速攻で諦めた。
余談4:水曜日 《機械化製法/Mechanized Production》
訳の話。
原文:
If you’re looking to build a deck around this card, here’s a Clue: Standard is home to a lot of artifact tokens that would Servo a deck with this card well. Thopter.
拙訳:
もし君がこのカードを使ってデッキを作ろうと考えているなら、ヒントをあげよう。
とあるアーティファクトトークンが今のスタンダードに飛び回っている。今日のカードとの相性も抜群で、きっとデッキをさらなる高みへいざなってくれるはずのそのトークンとは、そう、飛行機械だ。
原文は、上記の通り「Clue」と「Servo」が大文字かつ斜体になってた。ただの強調表現だろう、と思って特別な対応はしなかったけど……どうなんだろう。
いずれにせよ「Servo」の訳は難しかった。ここでは「動力」みたいな意味なのかな。トークンが「飛行機械」であることとかけてるんだろう、とは思うんだけど、それを活かすような訳にはできなかった。
これが「回転翼機」だったら「デッキを回転させる」みたいな訳もできたのにな、と思わないでもない。
余談5:木曜日 《不屈の独創力/Indomitable Creativity》
たまにある「それ、本当に魔法か?」という呪文名。この呪文を唱えてもらうと、効果時間中は尽きることなく独創力が湧いてくる、ということなのかな……でも独創力が湧いてくるだけでアーティファクトを別のアーティファクトへと瞬時にして変化させられるものなのか……そこまで含めての魔法なのか。まあいいや。
原文:
After Harold grew up, he traded his purple crayon for a can of aether spray paint and joined the Kaladesh revolution.
拙訳:
ハロルド少年は大人になってから大切にしていた紫のクレヨンを青空のペンキと取り替えてもらったんだ。そして彼はそれを携えてカラデシュの革命に加わったのさ。
誰だよ、ハロルドって……調べた限りでは、背景ストーリーとの関連はなさそう。カードのイラストレーターも当然関係なし(ちなみにイラストレーターは Deruchenko Alexander さんらしい)
週のテーマとか関係あるのかなあ……謎だ。
余談6:金曜日 《次元橋/Planar Bridge》
ちゃんと専用デッキを組んでいれば、無限マナとこれだけでも大抵の状況はひっくり返せそう。それはさておき、場に出すのに6マナで起動は8マナというギャップがちょっと気になる。出した次のターンには使わせないよ、という意志を感じる。
余談7:ハースストーン
今週の酒場は「ミニオンをプレイすることで、同じマナコストの呪文が手に入る。しかもタダで!」というもの。これ、てっきり「同コストの呪文が勝手に唱えられる(手札には入らない)」という意味かと思ったら「同コストの呪文がコスト0の状態で手札に入る」という意味だった。
ちなみに説明文の原文は「Magical creatures are escaping from Tol Barad! Play a minion and get random spell of the same cost, but for free!」なので、まあ、確かに言われてみればそうとれなくもない。
1試合目はそれを分かっていなくてデッキがかみ合わずに敗北。分かったあとにあらためて以下のようなカードをぶち込んだメイジデッキ(画像)を作って1勝できた。
・《マナ・ワーム/Mana Wyrm》
・《フレイムウェイカー/Flamewaker》
・《アジュア・ドレイク/Azure Drake》
・《ガジェッツァンの競売人/Gadgetzan Auctioneer》
カードをいっぱい引けるかな、と思ったら逆に予想以上に引け過ぎてどんどんカードが燃えてった。勝ったからいいけど、ホント、デッキデザインのセンスないなあ、と使い切れずに燃えてくカードを見てて思った。
余談8:翻訳
とあるマジックの記事を和訳しようと思ったら、その記事が別の記事を引用していた。ついでだからとその引用元の記事も翻訳してみることにした。
訳を始める前に「既に公式で訳しててもおかしくないくらいの面白い内容の記事だから、既訳がないか確認しよ」とネットを漁ってみたけど見つからず。
んで、半分以上訳し終えたところで、訳に困ったところをネットで検索してたら……いまさら既訳が見つかってしまったので、以下に紹介しておく。
原題:When Cards Go Bad - Why it has to be done
http://archive.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtgcom/daily/mr5
既訳:カードが駄目になるとき - そうならざるを得ない理由
http://imatoki.diarynote.jp/201510060954097629/
この内容だと、絶対に既訳があると思ったんだよな……案の定だった。
(´・ω・`) しゃあない
コメント
水曜の《機械化製法》の記事ですが、Clue・Servoと言えばそれぞれ「手掛かり」「霊気装置」であり、Thopter=飛行機械と合わせて今のスタンダードで見る可能性があるアーティファクト・トークンの名前に掛けているのだと思います。
Clueはそのまま手掛かりと訳しても問題なさそうですが、Servoは掛け言葉になっているようですので活かした訳にするのは難しいですね…
それでは、失礼いたします。
ああああ! そういうことだったのか! そっかー、「Servo/霊気装置」はなじみなかったけど「Clue/手がかり」は知ってたので、そこで引っ掛かりを覚えるべきでした……うーん。悔しい。
( ´ω` ) ありがとうございました
>M中さん
>servoがserveとかかっているのは確実にせよ
基本的に英語の掛詞系は本当に難易度高いですね。上手い人は訳したうえで似た響きの日本語を探して上手いことはめ込むんでしょうが……。
その点、ハースストーンの和訳の突き抜けっぷりというか開き直りっぷりはすがすがしいです(《超うざい調剤師/Mistress of Mixtures》とか)。絶対に真似できない。
相互させていただきました!
訳に関する記事を書かれていたのでリンクしました。
そんなこともありますね (´・ω・`)