今週のCard of the Day (2017年04月 第3週) とか
2017年4月23日 週のまとめ余談0:先週のCard of the Dayとか
休みで時間がとれるようになってから、まとめて訳したり、まとめてアップしたりしているので、ついでに先週のほうへもリンクを張っておく。
今週のCard of the Day (2017年04月 第2週) とか
http://regiant.diarynote.jp/201704300918522040/
歴代ニッサのイラストランキングとかある。なお主観。
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
5つの記事のうち、種族ネタが3つ、プレリリースネタが2つ。特に隠されたテーマなどはなく、アモンケットの新カードたちということのそれ以上でも以下でもなさそう。
なお今週でこのブログの「週のまとめ」カテゴリがちょうど300件目。
余談2:月曜日 《威厳あるカラカル/Regal Caracal》
へえ。猫のロードって今までいなかったのか
色々とツッコミどころというか、あるだろうけど、とりあえず始めから。
冒頭の「Cat tribal, meet Standard.」は、最初に見たとき「Boy meets girl」みたいな文章かと思って「キャットミーツスタンダード」と訳してた。そのまま後半を訳し始めて、上手くいかなくて一旦前に戻るか、とあらためてこの冒頭をチェックしてて勘違いに気づいた。
まずコンマがある、それと「meet」に三単現の S がない。よって、この「Meet」は文頭にきている動詞(原形)であり、つまりは命令形だ。そう気づいてから、やっと理解できないでいた後半部分を理解した。
最初、理解できずにいた後半部分は以下の通り。
We’ve been meaning to introduce you two for a while,
and we thought the Cat-loving plane of Amonkhet
was the perfect place to rendezvous.
困っていたのは赤字の「two」が何を指すのか。
冒頭を読み間違えて「猫デッキがスタンダードでも作れるようになりました、というネタだよね」と勘違いしていたときは「じゃあこの Two はスタンダードに2枚の猫ロードを登場させることかな?」と解釈してしまった。
― We’ve been meaning to introduce you two for a while,
(私たちは長いことプレイヤーたちへ 2枚 提供しようと思ってました)
― and we thought the Cat-loving plane of Amonkhet
(そして猫が愛されているアモンケットこそ ~ と考えたのです)
― was the perfect place to rendezvous.
(2枚を出会わせるのにもっと適した場であると)
アモンケットのカードリストをチェックしに行って、スタンダードのカードをチェックしに行って、分かんないなー、というところで冒頭に戻って、間違いに気づいて、やっと、どう訳せばいいのか分かった。
冒頭の本当の意味は「猫デッキさん、スタンダードさんに挨拶して下さい」という意味だから、要は 両者を擬人化している ということ。だから次の文の「introduce you two」は「君たち2人を引き合わせる」という意味なのか。
そこさえわかればあとは楽だった……んだけど、なんか今度は逆にそのまま訳すとつまらない気がしてしまって、様々な紆余曲折を経たあとになぜか会話文になってた。後悔はない。
余談3:火曜日 《検閲/Censor》
過去の色んなカードを足して2で割った感じ。じゃあ具体的にどんなカードを足しているのかというと……どれだろ。とりあえず連想されたカードたちを上げてみるか。
1マナ追加で支払わないと打ち消されるという意味では《Forced Spike》と《Daze》だな。日本語名なんだっけ……あれ? 名前間違えて覚えてるかな、検索にヒットしないぞ……ああ《魔力の乱れ/Force Spike》か。本当に間違えて覚えてた。もう片方は《目くらまし/Daze》。
サイクリングつきのカウンターといえば……あれ? カード名が出てこない。なんだっけ。確か(1)(青)(青)でサイクリング付きの確定カウンターなかったっけ? あれ? あとそれ以外にも異常に重たいかわりにサイクリングしつつもカウンターできる奴がいたような……
(検索中)
全然違った。とりあえずサイクリング付きのカウンターという意味では以下のカードを見つけたけど、前述の条件とは似ても似つかないカードたちばかりだった。
記憶力の低下が怖い。
余談4:水曜日 《呪われた者の王/Lord of the Accursed》
《呪われたスピリット》「ついに私たちの王が現れてくださったか!」
待て待て。お前はただのスピリット(Spirit)だから強化されないぞ。
《呪われたケンタウルス》「ふっ、ゾンビじゃねえ奴はお呼びじゃねえよ」
そうだな。お前もデッキにお呼びじゃないけどな。
《呪われた魔女》(そわそわ)
玉の輿を期待するな。
(クルッ) 《感染性の呪い》「想い叶わぬならいっそ」
呪うな。
参考文献:
呪われたスピリット(http://magiccards.info/m15/jp/85.html)
呪われたケンタウルス(http://magiccards.info/on/en/123.html)
呪われた魔女(http://magiccards.info/soi/jp/97a.html)
感染性の呪い(http://magiccards.info/soi/jp/97b.html)
余談5:木曜日 《名誉あるハイドラ/Honored Hydra》
イラストの階段部分が日本家屋の屋根に見えて「金のしゃちほこっぽい」と思った。えーと、それ以外に何かあったかな……ああ、そうそう。マジックだと「ハイドラ」だけど、ハースストーンだと「ヒドラ」なんだよね。
なんとなく日本の「西洋ファンタジー」だとヒドラのほうが主流だった気がするけどマジックは違うんだよな(そんなことない?)。訳のテンプレが始まるときにどう決めたんだろ。
そもそもマジックの「ハイドラ」って初出いつ頃だっけ……ああ、リバイズドにはもういたのね。でもこの《Rock Hydra》は和訳が存在しないから……次に古いのはどれだ? 《残忍なハイドラ/Feral Hydra》は2008年だからまだ新しいほうかな……2000年のネメシスに《古代のハイドラ/Ancient Hydra》がいるけど、まだいそうだな……
これかな。1998年のストロングホールドにいた《毒吐きハイドラ/Spitting Hydra》。ストロングホールドかあ……この頃はまだテンプレート化が定まり切ってなかったような気がする。
余談6:金曜日 《枕戈+待旦/Prepare+Fight》
訳の話。
とりあえずカード名をそのまま使うネタなので「枕戈待旦」という単語を使って訳してみた。ただあまりに古風な言葉なのでそのままだと浮いてしまう……ので、「木を隠すなら森の中」という言葉に従って、文体も古風にしてみた。楽しい。
しかしこういう使ったことも聞いたこともない言葉を使って文章を作るのは難しいな。述語が何をとるのか、とか不明点が多い。でも新しい言葉を学ぶ機会(というか学ぼうとする機会)が最近あまりないから、なんか楽しくもある。本当だよ。
休みで時間がとれるようになってから、まとめて訳したり、まとめてアップしたりしているので、ついでに先週のほうへもリンクを張っておく。
今週のCard of the Day (2017年04月 第2週) とか
http://regiant.diarynote.jp/201704300918522040/
歴代ニッサのイラストランキングとかある。なお主観。
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
5つの記事のうち、種族ネタが3つ、プレリリースネタが2つ。特に隠されたテーマなどはなく、アモンケットの新カードたちということのそれ以上でも以下でもなさそう。
なお今週でこのブログの「週のまとめ」カテゴリがちょうど300件目。
余談2:月曜日 《威厳あるカラカル/Regal Caracal》
へえ。猫のロードって今までいなかったのか
原文:
Cat tribal, meet Standard.
We’ve been meaning to introduce you two for a while, and we thought the Cat-loving plane of Amonkhet was the perfect place to rendezvous.
拙訳:
猫デッキ「ども、こんちは」
スタンダード「あ、はじめまして」
開発部「いやー、ずっと君らを会わせたいと思ってたんだよね。それを考えたらやっぱり猫大好きなこの次元がふさわしいと思ってさ」
色々とツッコミどころというか、あるだろうけど、とりあえず始めから。
冒頭の「Cat tribal, meet Standard.」は、最初に見たとき「Boy meets girl」みたいな文章かと思って「キャットミーツスタンダード」と訳してた。そのまま後半を訳し始めて、上手くいかなくて一旦前に戻るか、とあらためてこの冒頭をチェックしてて勘違いに気づいた。
まずコンマがある、それと「meet」に三単現の S がない。よって、この「Meet」は文頭にきている動詞(原形)であり、つまりは命令形だ。そう気づいてから、やっと理解できないでいた後半部分を理解した。
最初、理解できずにいた後半部分は以下の通り。
We’ve been meaning to introduce you two for a while,
and we thought the Cat-loving plane of Amonkhet
was the perfect place to rendezvous.
困っていたのは赤字の「two」が何を指すのか。
冒頭を読み間違えて「猫デッキがスタンダードでも作れるようになりました、というネタだよね」と勘違いしていたときは「じゃあこの Two はスタンダードに2枚の猫ロードを登場させることかな?」と解釈してしまった。
― We’ve been meaning to introduce you two for a while,
(私たちは長いことプレイヤーたちへ 2枚 提供しようと思ってました)
― and we thought the Cat-loving plane of Amonkhet
(そして猫が愛されているアモンケットこそ ~ と考えたのです)
― was the perfect place to rendezvous.
(2枚を出会わせるのにもっと適した場であると)
アモンケットのカードリストをチェックしに行って、スタンダードのカードをチェックしに行って、分かんないなー、というところで冒頭に戻って、間違いに気づいて、やっと、どう訳せばいいのか分かった。
冒頭の本当の意味は「猫デッキさん、スタンダードさんに挨拶して下さい」という意味だから、要は 両者を擬人化している ということ。だから次の文の「introduce you two」は「君たち2人を引き合わせる」という意味なのか。
そこさえわかればあとは楽だった……んだけど、なんか今度は逆にそのまま訳すとつまらない気がしてしまって、様々な紆余曲折を経たあとになぜか会話文になってた。後悔はない。
余談3:火曜日 《検閲/Censor》
過去の色んなカードを足して2で割った感じ。じゃあ具体的にどんなカードを足しているのかというと……どれだろ。とりあえず連想されたカードたちを上げてみるか。
1マナ追加で支払わないと打ち消されるという意味では《Forced Spike》と《Daze》だな。日本語名なんだっけ……あれ? 名前間違えて覚えてるかな、検索にヒットしないぞ……ああ《魔力の乱れ/Force Spike》か。本当に間違えて覚えてた。もう片方は《目くらまし/Daze》。
サイクリングつきのカウンターといえば……あれ? カード名が出てこない。なんだっけ。確か(1)(青)(青)でサイクリング付きの確定カウンターなかったっけ? あれ? あとそれ以外にも異常に重たいかわりにサイクリングしつつもカウンターできる奴がいたような……
(検索中)
全然違った。とりあえずサイクリング付きのカウンターという意味では以下のカードを見つけたけど、前述の条件とは似ても似つかないカードたちばかりだった。
Complicate / 紛糾 (2)(青)
インスタント
呪文1つを対象とする。それのコントローラーが(3)を支払わないかぎり、それを打ち消す。
サイクリング(2)(青)((2)(青),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
あなたが紛糾をサイクリングしたとき、あなたは呪文1つを対象とし「それのコントローラーが(1)を支払わないかぎり、それを打ち消す」ことを選んでもよい。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Complicate/
Miscalculation / 誤算 (1)(青)
インスタント
呪文1つを対象とし、それをそれのコントローラーが(2)を支払わないかぎり、打ち消す。
サイクリング(2)((2),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Miscalculation/
記憶力の低下が怖い。
余談4:水曜日 《呪われた者の王/Lord of the Accursed》
《呪われたスピリット》「ついに私たちの王が現れてくださったか!」
待て待て。お前はただのスピリット(Spirit)だから強化されないぞ。
《呪われたケンタウルス》「ふっ、ゾンビじゃねえ奴はお呼びじゃねえよ」
そうだな。お前もデッキにお呼びじゃないけどな。
《呪われた魔女》(そわそわ)
玉の輿を期待するな。
(クルッ) 《感染性の呪い》「想い叶わぬならいっそ」
呪うな。
参考文献:
呪われたスピリット(http://magiccards.info/m15/jp/85.html)
呪われたケンタウルス(http://magiccards.info/on/en/123.html)
呪われた魔女(http://magiccards.info/soi/jp/97a.html)
感染性の呪い(http://magiccards.info/soi/jp/97b.html)
余談5:木曜日 《名誉あるハイドラ/Honored Hydra》
イラストの階段部分が日本家屋の屋根に見えて「金のしゃちほこっぽい」と思った。えーと、それ以外に何かあったかな……ああ、そうそう。マジックだと「ハイドラ」だけど、ハースストーンだと「ヒドラ」なんだよね。
なんとなく日本の「西洋ファンタジー」だとヒドラのほうが主流だった気がするけどマジックは違うんだよな(そんなことない?)。訳のテンプレが始まるときにどう決めたんだろ。
そもそもマジックの「ハイドラ」って初出いつ頃だっけ……ああ、リバイズドにはもういたのね。でもこの《Rock Hydra》は和訳が存在しないから……次に古いのはどれだ? 《残忍なハイドラ/Feral Hydra》は2008年だからまだ新しいほうかな……2000年のネメシスに《古代のハイドラ/Ancient Hydra》がいるけど、まだいそうだな……
これかな。1998年のストロングホールドにいた《毒吐きハイドラ/Spitting Hydra》。ストロングホールドかあ……この頃はまだテンプレート化が定まり切ってなかったような気がする。
余談6:金曜日 《枕戈+待旦/Prepare+Fight》
訳の話。
原文:
Make sure you [autocard mvid="426922"]Prepare to Fight[/autocard] it out at an Amonkhet Prerelease this weekend!
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拙訳:
アモンケットのプレリリースは今週末にあり。
我がウィザーズ社の用意した店舗検索ツールを用いて戦場を特定したあとは枕戈待旦の兵となるべし。
とりあえずカード名をそのまま使うネタなので「枕戈待旦」という単語を使って訳してみた。ただあまりに古風な言葉なのでそのままだと浮いてしまう……ので、「木を隠すなら森の中」という言葉に従って、文体も古風にしてみた。楽しい。
しかしこういう使ったことも聞いたこともない言葉を使って文章を作るのは難しいな。述語が何をとるのか、とか不明点が多い。でも新しい言葉を学ぶ機会(というか学ぼうとする機会)が最近あまりないから、なんか楽しくもある。本当だよ。
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