余談1:今週のCard of the Dayのテーマ

 月曜日を除いて、普通に「破滅の刻」のカード紹介。月曜日のカードが選定された理由がよく分からない。まあいいか。それより問題なのは、非常に解釈が難しい記事が多かったということ……火曜日は意味自体が分からず、水曜日と木曜日は意味は分かっても日本語にできず……難易度高かった。

余談2:月曜日 《死に微笑むもの、アリーシャ/Alesha, Who Smiles at Death》

 週末に何かイベントがあったらしい(マジックオンライン限定のシールドかな)。それを皆が楽しんでくれたらしいことを喜ぶ記事……だと思うんだけど、なぜこのカードが選ばれたのかが良く分からない。微笑んでるから? でも死に対してだぞ……

 あと訳の話としては「Pride」という単語が「満足、充足」を意味するということを初めて知った、ということくらいかな。ちなみに原文は「We have a lot of pride in our community.」。

余談3:火曜日 《王神の贈り物/God-Pharaoh’s Gift》

 火曜日から普通に「破滅の刻」の新カード紹介。

 ところでこのカード、墓地からクリーチャーが(ゾンビとなって)蘇るという効果なので、最初にカード名と効果を読んだときは「なるほど、しもべを1体プレゼントしてくれるのね」と思ってたんだけど、違った。

 この日の記事によると「不死のしもべとなって永遠に王神のために奉仕し続けられるようになる」のが贈り物らしい。なんつう上から目線。さすがボーラス様。

 ……という意味でいいんだよね、以下の文章(不安)
原文:
 Finally, after months of staring at Gate to the Afterlife, we finally know what gift awaits the worthy of Amonkhet: eternal servitude to the God-Pharaoh Nicol Bolas!

拙訳:
 さて《来世への門/Gate to the Afterlife》の向こうに何があるのか知るまで何ヶ月も待たされたわけだが、ようやくアモンケットの向こうに眠る恩恵が明らかになった……王神ニコル・ボーラスの永遠のしもべとなって働き続けるという栄誉がそれだ!

 とにかく分からなかったのが「gift awaits the worthy of Amonkhet」の箇所。「Worthy of Amonkhet」の向こうか先かは分からないけど、とにかく待ってるのが「永遠にボーラスのしもべとして働き続けるというギフト」らしい。

 なんだよ……「Worthy of Amonkhet」って……。

 今も分かってない。

余談4:水曜日 《ほころびミイラ/Unraveling Mummy》

 まずは拙訳を見てくれ。
原文:
 Mummy psychologists will tell you that dreams about unraveling at mummy school are very common.
 Unfortunately for this mummy, it isn’t a dream.
 How embarrassing.

拙訳:
 心理学者のミイラが言うには、学校で新たな謎を解きほぐそうと夢見るミイラは結構多いらしい。
 そういう意味ではこのミイラはすでに夢を叶えているわけだ。
 すでに解きほぐされてしまっているわけだからね。

 間違いなく間違ってる。

 何よりのポイントは「dream about ~」。これが「~という夢を見る」なのか「~を夢見る」なのか、それを見極めないことには先に進めない。

 前者と思われる一番大きな理由は「psychologist(心理学者)」という単語が使われていること。心理学者をわざわざネタに使っておいて夢分析しないなんて考えづらい。

 後者と思われる理由は、そのほうが普通だと思ったからで、ほら、学校で「将来~することを夢見る」のは至って普通の流れじゃない?

 どっちをとるかでまず悩み、それぞれの場合でどうやって後半を訳すかでまた悩んだ。えーと「学校で包帯をUnravelingする夢を見るミイラは多い。だがこのカードのミイラはすでにUnravelingされてしまっている。非常に残念だ」みたいなことか……

 日本語のカード名では「ほころび」となっている単語なので、じゃあ「学校で包帯がほころんでしまう夢を見るミイラは多い。だけどこいつはすでにほころびがある。非常に残念だ」もしくは「学校で包帯をほころばせたいと夢見るミイラは多い。しかしこのミイラはすでに包帯にほころびがある。残念だ」って……どっちも意味分からない。

 何かを根本的に勘違いしてるんだろうなあ……

余談5:木曜日 《冠毛の陽馬/Crested Sunmare》

 水曜日に引き続きダジャレネタ。
原文:
 You may be wondering if there are enough Horses to support a Standard tribal deck with this around, but the answer is neigh.

拙訳:
 「こんなカード出されても、スタンダードで馬デッキを作るのに十分なだけの馬がいないだろ?」って? まあ、そこはウマくやってくれよ。

 「neigh」は、馬のいななきを表す単語。同時に、「N」で始まる音の響き自体は否定を(遠回しに)表現している。

 なので、馬と関連する言葉をもじりつつ「無理・出来ない・いない」などを表現できれば、ネタを訳せたことになると思った……思ったんだけどさ。

  ・いななき
  ・ほーす
  ・うま
  ・ひひーん

 上記の言葉に近い響きにしつつ以下を埋めよ。

  君はこう聞きたいかもしれない。
  こんなカード出されても馬デッキ作れるだけの馬がスタンダードにいないだろ、と
  その問いに対する回答は(    )だ。


 うーん。

 ねえ?(何がだ)

余談6:金曜日 《破滅の刻/Hour of Devastation》

 久しぶりに「セット名」と同じ名前のカードが出たよ、というネタ。でもこのカード以外は、日本語だと別に同じじゃないんだよね。

 カード名を(今までこのブログでずっとそうしてきたみたいに)日英両表記にしないで、英語のみにしたほうがネタとしては伝わるかなあ、とかも考えたけど、なんか不自然な気もして、いつも通りにしてしまった。

 あとは……ああ、そうそう「five-color theme deck」は「5色のテーマデッキ」ではなくて、ファンデッキと訳した。なんかテーマデッキって言うと日本語だと市販の構築済みデッキっぽい気がして。

コメント

M中
2017年7月31日22:57

 Worthyは大文字なのでストーリー用語の蓋世の英雄だと思います。ネヘブの記事を翻訳されていた時にご自身でも言及されていたような…?

re-giant
2017年7月31日23:34

(´・ω・`) おうふ(訳:めっちゃ恥ずかしい)

高潮の
2017年8月5日1:13

「学校で包帯がほころんでしまう夢を見るミイラは多い。だけどこいつはすでにほころびがある。非常に残念だ」
……でいいんじゃないでしょうか。「dreams about unraveling at mummy school」は、「学校で包帯がほどけちゃうことについての夢(夜見る方)」ですよね。それは「ミイラの心理学者によると非常にありふれているとのことだ」。つまり、そういう恐怖というか、強迫というか、ってのはミイラの子供たち(?)にはよくあることだよ、というジョークなわけです。で、「こいつの場合は夢じゃなくてほんとにほどけちゃってるんだよ、恥ずかしい〜!」みたいな感じなんじゃないかなーと思います。正直大して面白いジョークでもないので、そういうの訳すの結構きついですよね。(確信もないのにディスる)

re-giant
2017年8月9日12:34

やっぱそれでいいんですかねー、とらえ方。正直なところ、「あまり面白くないし、小学生のあるあるネタというほど共感もできないし、違うのかなあ」という迷いだったので、同じように感じられた人が1人でもいたらスッキリしました。

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