余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
新セットの「破滅の刻」の新カードたち。特にそれ以上のテーマはなかったようで、カードタイプが全部違うこともなく、カード名に必ず固有名詞が入ることもなく。
余談2:月曜日 《削剥/Abrade》
訳の話。
和文が原文に比べてすっごい長くなってしまってるけど、原文にない単語はそれほど補ってない。それでもなぜかシンプルでリズム感のある原文の「ネタ」が失われてしまっている気がする。残念。
ところで原文にある「erode」という単語を見て、第4版まであった青のオーラ呪文《浸食/Erosion》を連想してしまう人はまだいるのだろうか。ちなみに《浸食/Erosion》は本当に弱い呪文なので、ぜひその目で効果をチェックして欲しいところ。
浸食/Erosionのカードデータ
http://whisper.wisdom-guild.net/card/Erosion/
余談3:火曜日 《厳粛/Solemnity》
「Snek」で「Snake」の砕けた言い方になるというのは初めて知った。あれかな。「Wanna」で「Want to」を意味するような、口語体なのかな、たぶん。
英語で2文なのに日本語で1文にまとめた、という珍しいパターン。ただ原文も「But」で文を始めてるから、実質1文だよな、これ。高校か大学の授業で「Butで文を始めないこと。カンマでつないで1文とすべし」みたいに習った記憶がある(英語としてそれが正しいのかどうかは知らない)
単語単位で一番迷ったのは「pro–Marit Lage」。日本語の「アンチ~」の対義語って意外と見つからない。「反米 vs 親米」で考えて「親~」かなあ、とも思ったけど、ここじゃ使えない気がした。
ああ、そうそう。仮に「親~」を使うとして、続ける単語が漢字だとそれもまた使うのをためらう理由になる。なんか合わさって1つの熟語みたくなってしまうのが耐えられない(今回はカタカナの「マリット・レイジ」だから関係ないけど)
余談4:水曜日 《ジェイスの敗北/Jace’s Defeat》
打ち消した呪文が「それがジェイス(Jace)・プレインズウォーカー呪文であるなら」っていくらなんでも条件が狭すぎないか、これ……滅多に出くわさないあまりに、いざというときも占術するの忘れそう。
関係ないけど、こういう「特定の色にだけ強いカード」を見ると第4版にあった《臨機応変/Sleight of Mind》という古代のカードとのコンボが浮かんで……あれ? いや、このカードだとコンボできないか。青の呪文しか対象にとれないんだった。
余談5:木曜日 《野火の永遠衆/Wildfire Eternal》
マジックのカード名で「野火」というと訳語は「Flashfire」だよなあ、とついつい考えてしまう第4版脳。でも今あらためてチェックしてみたら「Flashfire」じゃなくて「Flashfires」が正式なカード名だった。なんか悔しい、ということはさておき訳の話。
いかにもな翻訳文と化しており、もうちょっとうまく訳せたような気もする。特に後半部分。そう思って色々試してみた中の一例が以下。
没案:
どうみてもコンボには使えないね。試してみる必要すらない。
ただ、どうしてもってんなら止めないけどさ。
さすがにやり過ぎか。難しい。
08月19日追記:
コメントでの指摘を受けて、訳を修正
http://regiant.diarynote.jp/201708081238491650/
余談6:金曜日 《死者の砂丘/Dunes of the Dead》
こういう、そこそこのカードパワーと分かりやすいフレイバーを両立してるカードすごい好き。砂丘の下にはゾンビが埋まっており、砂が取り除かれると(砂漠カードが破壊されると)解放されたゾンビが動き出す。いいね。
それはそうと訳の話……というか誤訳の話かな。
最初に訳したときは「he always runs out too quickly」を「すぐ腹ペコになってしまうんだ」と訳してた。ただ続く文章が「土地を補充する」ことに主眼が置かれているから、ここは「土地が尽きてしまうこと」を強調すべきかな、と。
まあ、そもそも「he runs out」の意味が分からなかったのが大きい。「his food runs out」とかなら分かるんだけど「he」自身が「runs out」する、という意味がよく分からなかった。
とはいえ文章の流れ的にこれ以外の意味はなかろう、と訳したのが前述の拙訳。
新セットの「破滅の刻」の新カードたち。特にそれ以上のテーマはなかったようで、カードタイプが全部違うこともなく、カード名に必ず固有名詞が入ることもなく。
余談2:月曜日 《削剥/Abrade》
訳の話。
原文:
Considering that ”abrade” essentially means ”erode,” the damage aspect of this card hardly sounds instantaneous.
But it definitely sounds horrifying.
拙訳:
「削剥」は聞きなれない言葉かもしれないね。意味は「浸食」のほぼ同義語だ。そう考えると、このカードによって与えられるダメージはイマイチ即効性に欠ける印象を持つかもしれない。
ただ、このカードによって与えられるダメージを表現していると考えると少なくとも恐ろしさには欠けていないね。
和文が原文に比べてすっごい長くなってしまってるけど、原文にない単語はそれほど補ってない。それでもなぜかシンプルでリズム感のある原文の「ネタ」が失われてしまっている気がする。残念。
ところで原文にある「erode」という単語を見て、第4版まであった青のオーラ呪文《浸食/Erosion》を連想してしまう人はまだいるのだろうか。ちなみに《浸食/Erosion》は本当に弱い呪文なので、ぜひその目で効果をチェックして欲しいところ。
浸食/Erosionのカードデータ
http://whisper.wisdom-guild.net/card/Erosion/
余談3:火曜日 《厳粛/Solemnity》
「Snek」で「Snake」の砕けた言い方になるというのは初めて知った。あれかな。「Wanna」で「Want to」を意味するような、口語体なのかな、たぶん。
原文:
Also anti-infect, anti-snek, and anti–Arcbound Ravager. But definitely pro–Marit Lage.
拙訳:
これは同時に感染対策でもあり、巻きつき対策でもあり、電結する荒廃の対策でもあるが、間違いなくマリット・レイジ援護用カードだ。
英語で2文なのに日本語で1文にまとめた、という珍しいパターン。ただ原文も「But」で文を始めてるから、実質1文だよな、これ。高校か大学の授業で「Butで文を始めないこと。カンマでつないで1文とすべし」みたいに習った記憶がある(英語としてそれが正しいのかどうかは知らない)
単語単位で一番迷ったのは「pro–Marit Lage」。日本語の「アンチ~」の対義語って意外と見つからない。「反米 vs 親米」で考えて「親~」かなあ、とも思ったけど、ここじゃ使えない気がした。
ああ、そうそう。仮に「親~」を使うとして、続ける単語が漢字だとそれもまた使うのをためらう理由になる。なんか合わさって1つの熟語みたくなってしまうのが耐えられない(今回はカタカナの「マリット・レイジ」だから関係ないけど)
余談4:水曜日 《ジェイスの敗北/Jace’s Defeat》
打ち消した呪文が「それがジェイス(Jace)・プレインズウォーカー呪文であるなら」っていくらなんでも条件が狭すぎないか、これ……滅多に出くわさないあまりに、いざというときも占術するの忘れそう。
関係ないけど、こういう「特定の色にだけ強いカード」を見ると第4版にあった《臨機応変/Sleight of Mind》という古代のカードとのコンボが浮かんで……あれ? いや、このカードだとコンボできないか。青の呪文しか対象にとれないんだった。
余談5:木曜日 《野火の永遠衆/Wildfire Eternal》
マジックのカード名で「野火」というと訳語は「Flashfire」だよなあ、とついつい考えてしまう第4版脳。でも今あらためてチェックしてみたら「Flashfire」じゃなくて「Flashfires」が正式なカード名だった。なんか悔しい、ということはさておき訳の話。
原文:
There’s clearly no combo here, so don’t even try.
拙訳:
どうみてもコンボには使えないね。試してみる必要すらない。
いかにもな翻訳文と化しており、もうちょっとうまく訳せたような気もする。特に後半部分。そう思って色々試してみた中の一例が以下。
没案:
どうみてもコンボには使えないね。試してみる必要すらない。
ただ、どうしてもってんなら止めないけどさ。
さすがにやり過ぎか。難しい。
08月19日追記:
コメントでの指摘を受けて、訳を修正
http://regiant.diarynote.jp/201708081238491650/
余談6:金曜日 《死者の砂丘/Dunes of the Dead》
こういう、そこそこのカードパワーと分かりやすいフレイバーを両立してるカードすごい好き。砂丘の下にはゾンビが埋まっており、砂が取り除かれると(砂漠カードが破壊されると)解放されたゾンビが動き出す。いいね。
それはそうと訳の話……というか誤訳の話かな。
原文:
Deserts are among The Gitrog Monster’s favorite foods, but he always runs out too quickly.
拙訳:
砂漠は《ギトラグの怪物/The Gitrog Monster》の好物の1つだけど、あまりに大喰らいなせいですぐ食い尽くしてしまうんだ。
最初に訳したときは「he always runs out too quickly」を「すぐ腹ペコになってしまうんだ」と訳してた。ただ続く文章が「土地を補充する」ことに主眼が置かれているから、ここは「土地が尽きてしまうこと」を強調すべきかな、と。
まあ、そもそも「he runs out」の意味が分からなかったのが大きい。「his food runs out」とかなら分かるんだけど「he」自身が「runs out」する、という意味がよく分からなかった。
とはいえ文章の流れ的にこれ以外の意味はなかろう、と訳したのが前述の拙訳。
コメント
ただそれを踏まえても「どうみてもコンボには使えない」の理由がよく分からない。