余談1:今週のCard of the Dayのテーマ

 新セットの「破滅の刻」の新カードたち。特にそれ以上のテーマはなかったようで、カードタイプが全部違うこともなく、カード名に必ず固有名詞が入ることもなく……という先週の説明を丸パクリしてみる。

 あえていえば8月に入ってからは2通りの使い方があるカードだった気もする。分割カードや複数モードを持つカード、それとクリーチャー化できるエンチャント。

余談2:月曜日 《地揺すりのケンラ/Earthshaker Khenra》

 訳の話。
原文:
 This Khenra shook the metagame up enough to make Mono-Red Aggro viable in Standard once again.

拙訳:
 このケンラの登場は大きくメタゲームを揺り動かした。その激動はスタンダードに今再び赤単色アグロの活躍する余地を生み出すほどのものだったのだ。

 難しかった。原文は短文でさらっと終えてるけど、そのまま訳して大丈夫なのか不安で、意味が伝わるようにと補足を入れたくなってしまって、どうしても訳が長くなってしまう

 そのまま極力シンプルに訳すならどうするかなあ……

  例:
   ケンラがメタゲームに与えた衝撃によって
   赤単アグロが再びスタンダードで活躍する余地が生まれた


 こうかな。

 あれ? これでもいい気がしてきた。

余談3:火曜日 《至高の意志/Supreme Will》

 カード名で「~ Will」というとどうしても《意志の力/Force of Will》が浮かぶ。そういえばこのあいだ押入れに放り込んでた古いカードをチェックしたらアライアンス版の《意志の力/Force of Will》が3枚出てきた。変だな……当時、必死に4枚そろえたはずなのに。
 関係ないカードの話はさておき訳の話。
原文:
 When your opponent plays a good spell, your first Impulse is probably to try to cause them to have a Mana Leak.

拙訳:
 対戦相手が脅威となる呪文を唱えてきたとき、君としてはまず衝動的に相手のマナを漏出させることを考えてしまうだろうね。

 注釈つけるの忘れた。ネタにしているカードが古すぎるので説明を付け加えないと意味が分からない可能性が高い。

 一応説明しておくと《至高の意志/Supreme Will》の2つのモードはそれぞれ過去の2マナのインスタント呪文の効果で、片方が《マナ漏出/Mana Leak》でもう片方が《衝動/Impulse》。

 それらのカード名を忍び込ませた文章というネタ(のはず)。ただ元の文章で、Impulseは自然な文章になってるけど、Mana Leakはイマイチ浮いてるような……と思いつつもそのまま訳す以外思いつかなかった(諦め)。

余談4:水曜日 《悪戦+苦闘/Driven+Despair》

 訳の話。
原文:
 Nuking your opponent’s hand while fortifying your own seems like a great way to have a blowout turn with a Cryptolith Rites deck.

拙訳:
 対戦相手の手札をズタズタにしつつ自身の手札を充実させられるこのカード、《謎の石の儀式/Cryptolith Rite》と組み合わせればどデカい花火みたいな1ターンを演出できそうな気がするよ。

 迷ったのは初っ端の「Nuking」と後半の「Blowout turn」。

 「Nuking」の意味は基本的に「Nuclear Bombをぶち込むような大打撃を与える」っぽいんだけど……それをそのままネタにしていいのかどうか。考えすぎと言われるとそうかもしれないし、当然の配慮と言われるとそうかもしれないし……。

 「Blowout turn」は、意味は分かるけど日本語にしづらいというタイプの英語。「ど派手な1ターンを演出する」みたいな感じ? それもなんか違うか。難しい。

余談5:木曜日 《謎変化/Riddleform》

 石像が動き出すガーゴイル的なモンスターに対して、場にかけられた魔力が呪文に反応して動き出すモンスター。なお動いてるときも動いてないときも占いはしてくれる。いいフレイバー。
原文:
 Riddle me this: if the future I foresee is scried away to never be, then what eventuality did my eyes receive?

拙訳:
なぞなぞ:
 もし私が垣間見た未来が占術によって決して起こらないとされた場合、私が見たものは一体なんだったのか?

 そういえば、なんの疑問もなく「Riddle me this」を「さあ、なぞなぞ出すよー」という意味にとらえたけど、今更ながら本当にあってるのか不安になってきた。

 まあいいや。それはさておき、なぞなぞの部分について。

 かなり直訳気味に訳すなら「もし 私が 予知した 未来が 占術で 決して起きないと 遠ざけられた。 その場合 何だったのだろう 実際に 私の目に 届いていたものは?」という感じ。

 まずこの解釈で合っているのか、という点で困って、次に「is scried away to never be」の訳で困った。結論は上記の拙訳のとおり。うーん……うーん。

余談6:金曜日 《機略+縦横/Refuse+Cooperate》

 「機略縦横」という熟語も「Refuse to cooperate」という成句も、どちらも知らなかった。そもそも「機略縦横」ってなんだろ……(ネット検索中)……なるほど、どうやら「機略(策略)を縦横無尽に張り巡らしたり実行したりすること」という意味らしい。まんまだった。

 「Refuse to cooperate」はどういう意味なんだ。推測だと「最終的には協力するけど有利な条件を引き出すためにあえて一度は拒否してみる」みたいな駆け引きを表現してる気がする。

 えーと実際はどういう意味の成句なんだろ……(ネット検索中)……あれ? もしかして特に熟語とか成句じゃないのかな。単に「協力するため拒否する」という、そのままの意味っぽい。

 まあいいや。本文の訳の話。
原文:
 Blue-Red Control may be the favored deck for this color combo, but that doesn’t mean Blue-Red Prowess isn’t always happy to have another tool in its back pocket!

拙訳:
 この色の組み合わせのカードといえばやっぱり赤青コントロールデッキが定番だけど、だからといって赤青の果敢デッキが奥の手としてこっそりしのばせちゃいけないってことはないだろ?

 最初にアップしたときの拙訳は以下の通り。

 没案:
  このカードの落ち着き先としてふさわしいのは
  やっぱり赤青コントロールデッキかもしれないけど、
  だからといって赤青の果敢デッキが奥の手として
  しのばせちゃいけないってことはないはずさ!


 なんか時間をおいてから見直したときにどうしてもしっくりこなかったので直した。一番のポイントは「this color combo」という部分。これをどうとらえるか。

 最初は無理に訳さずに「このカード」としたんだけど、さすがにそれは原文を無視しすぎでないかい、という内なる心の声に従って、もう少し努力してみた。

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