余談1:今週のCard of the Dayのテーマ

 破滅の刻の紹介キャンペーンも終了し、次は統率者戦カードの紹介が始まったもよう。EDH(Elder Dragon Highlander)という通称だったこのフォーマットもそろそろ統率者戦という正式(?)名称が根付いてきた気がする(とエアプレイヤーが申しております)

余談2:月曜日 《統率の塔/Command Tower》

 これ伝説の土地じゃないのか、と思ったけど、統率者戦でしか使われないんだから実質伝説の土地だよね。統率者戦以外でこのカードを4枚使う状況ってあり得るかな。思いつかない。

 ところでネットのEDHデッキリスト見ると、これが入ってないデッキいっぱいあるんだけど手に入れづらいのかしら。なんか(この日の記事じゃないけど)マルチカラーの統率者デッキでこれを入れない理由ってあまりない気がする。

 それともフェッチしてこれないとかそういうことから意外と使いづらいのかな……ああ、コモンだから店頭での取り扱いが逆に無いとかそういうパターン?

余談3:火曜日 《太陽の指輪/Sol Ring》

 枚数はさておき、刷られた回数(再録された回数)はかなり多い。

  ・アンリミテッド
  ・リバイズド
  ・ジャッジギフトプロモ
  ・カラデシュインベンション
  ・統率者セット2013
  ・統率者セット2014
  ・統率者セット2015
  ・統率者セット2016
  ・統率者セット2017
  ・From the Vault: Relics
  ・Vintage Masters(オンライン)
  ・Masters Edition IV(オンライン)

 あらためて見るとすごいな。さすが公式の記事で一番人気と称されるだけのことはある。これでもまだ見落としがありそうな気がする。

 それはさておき訳の話。
原文:
 This is still (and likely always will be) the undisputed champion of mana-rocking. Thran Dynamo only wishes it could rock this hard!

拙訳:

 マナを生み出してくれるアーティファクトの中で一番人気はいまだに(そしておそらくはこれからもずっと)《太陽の指輪/Sol Ring》だろうね。議論の余地はない。《スランの発電機/Thran Dynamo》の発電力を持ってしてもこの順位は変わらなさそうだ。

 色々難しかったけど、とりあえず一番の難所は「mana-rocking」かな。

 マナアーティファクトってほとんど例外なく何らかの「石」なので、マナアーティファクトの俗称が「mana-rock」なのは分かる。じゃあ「mana-rocking」って何よ。

 なんなのよ。

 念のため。2文目の「rock」が「rock-n-roll」とかかってることは分かる。ただ、まあ、それをどう訳していいかは分からなかったけど。

余談4:水曜日 《不安定なオベリスク/Unstable Obelisk》

 なんかすごい安定してそうな効果なんだけど、どう不安定なんだろう、と不思議になったので、フレイバーテキストを読んでみた。
原文:
 Its collapse is like the lashing out of a long-dead civilization that resents being forgotten.

 ああ、ダメだ。英語力の限界で全然読めない。しょうがない。日本語訳を見よう。
日本語訳:
 その崩壊は、遠い昔に死に絶えた文明が忘れ去られることへの不満を表す足掻きのようであった。

 おお、なんかカッコいい。でも、結局のところ7マナも費やさないと崩壊させられないんだから、相当安定してるよね。

余談5:木曜日 《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》

 訳の話。
原文:
 Long ago, some wizard decided to stick lightning-infused shin armor onto what appears to be a pair of clogs.
 Today, almost every commander has donned a pair to dodge removal as they dash into battle.

拙訳:
 昔々、何人かの魔法使いたちが、ただのスリッパ同然の履物に稲妻の力を付与したすね当てをくっ付けてみた。
 現在、ほぼすべての統率者たちが除去呪文を避けるため、この防具を身につけてから戦場へと駆けだしていくのだ。

 根本的な問題として「この訳で合ってるんだろうか?」という不安が。

 本当に素直にそのまま訳すだけでいいのか……前半は別のカードの話をしてるのか、してないのか……映画や小説など何か元ネタがあるのか、ないのか。

 特に原文も外部記事へのリンクなど張っていなかったので、過去のカードとの関連や何かしらの元ネタはないものとして訳してしまった。ちょっと不安。

余談6:金曜日 《混沌のねじれ/Chaos Warp》

 なぜか最初、カード名だけ見て「あれだっけ、全てのパーマネントを一度追放したあと、ドラフトみたいに互いに1個ずつコントロールを得てくソーサリーだっけ」と勘違いした。

 確かそんな感じの赤のソーサリー呪文があった気がしたんだけど……(ネット検索中)……あれ? 無いな。誰かのオリジナルカードか何かを勘違いしたのか。あった気がするんだけどなあ。

 それはさておき訳の話。
原文:
 It’s no surprise that red’s most versatile removal spell finds its way into almost every Commander deck that can host it.
 Plus it offers some of the most hilarious flavor plays the game has ever seen.

拙訳:
 赤の除去呪文の中で最も汎用性に富んだこの呪文が赤を含むほぼ全ての統率者デッキに居場所を見つけていることは当然といえば当然のことかもしれない。
 その使い勝手の良さに加えて、この呪文はマジックではなかなか見られないような笑える展開も提供してくれる。

 まずは修飾語がたくさんついた語の修飾部分の「訳」と「順番」をどうするかで悩んだ。なんかどれも大して変わらないというか、一長一短というか……1人で考えてるとどれが読みやすいのか分からなくなってくる。

 <その1>
  red’s most versatile removal spell


  ・最も汎用性に富んだ赤の除去呪文
  ・赤の最も汎用性に富んだ除去呪文
  ・最も赤の除去呪文の中で汎用性に富んだこの呪文
  ・赤の除去呪文の中で最も汎用性に富んだこの呪文(※採用)

 <その2>
  almost every Commander deck that can host it


  ・これを入れ得るほぼ全ての統率者デッキに入っている
  ・ほぼ全てのこれを入れ得る統率者デッキに入っている
  ・ほぼ全ての赤を含む統率者デッキに居場所を見つけている
  ・赤を含むほぼ全ての統率者デッキに居場所を見つけている(※採用)

 その次に難しかったのが「the most hilarious flavor plays」。この「Hilarious」は本当に難しい。正直、一番しっくりくるのは「クッソ笑える展開」なんだけど、なんか……抵抗感がある。

 全然マジック関係ない話。この「Hilarious」という単語を聞くと思い出すのは《Hideous Laughter》という呪文。これは、昔、仲間内ですっごいハマったTRPG「ダンジョンズアンドドラゴンズ3.5版」の呪文で、効果は「呪文をかけられた対象はとんでもない笑いに襲われて立っていられず、何もできなくなる(呪文も唱えられないし、攻撃も出来ない)」というもの。

 面白いのはこの呪文「知性が低すぎる生物には効かない」とか「詠唱者と種族が異なる生物の場合(ユーモアを共有できないため)抵抗にボーナスを得る」などの注釈がついてる。細かい。

コメント

nophoto
いつもお疲れ様です
2017年9月3日13:44

「あれだっけ、全てのパーマネントを一度追放したあと、ドラフトみたいに互いに1個ずつコントロールを得てくソーサリーだっけ」は《泥棒の競り/Thieves’ Auction》のことですかね。

re-giant
2017年9月3日14:08

おおお、そうそう、これです、これです! そっかー、カード名にChaosが付いてた気がする、という勘違いをしたまま探してたから見つからなかったのか……ありがとうございました。

( ´ω` ) <スッキリした

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索