余談1:今週のCard of the Dayのテーマ

 イクサランの新カードたちの紹介。月曜日と水曜日が恐竜、火曜日が宝物トークン、木曜日がマーフォーク、金曜日が吸血鬼。どれもイクサランを代表する存在。

余談2:月曜日 《太陽の化身、ギシャス/Gishath, Sun’s Avatar》

 アバターと言うといまだに《現し身/Personal Incarnation》が浮かんでしまう古参、という昔話はさておき訳の話。
原文:
 When you’re looking for some jolly Dinosaur cooperation, it’s time to praise the Sun’s Avatar.

拙訳:
 心躍る恐竜シナジーを求めているって? どうやら太陽の化身を崇めるタイミングが来たようだね!

 「Jolly」ってあまり仕事では使わない英語だなあ、とか思いながら訳してた。まあ、それより難しかったのは「it’s time to」だけど。

 <没案1>
   心躍る恐竜シナジーを求めているって?
   じゃあ、今こそ太陽の化身を崇めよう!


 <没案2>
   心躍る恐竜シナジーを求め始めたなら、
   それすなわち太陽の化身を崇め始めるべきときさ!


 なんとでも訳せる……そしてどれもしっくりこない気がしてしまう。そんな袋小路にはまりかけた。英語で「Timing」を使ってないのに「タイミング」という訳を使うのはちょっと抵抗あったけど、まあいいか。

余談3:火曜日 《富の享楽/Revel in Riches》

 このカードの公式リリースノート(旧名 FAQ)が面白かったので紹介。なお実際は4つくらい箇条書きで紹介されてる中の4つ目の部分。こういう「遊び」が公式FAQに混ざってしまうの個人的にはすごい好き。
原文:
 If the second ability of Revel in Riches causes you to win the game, please refrain from throwing your Treasure tokens into the air as this may distract or injure other players.

日本語訳:
 《富の享楽》の2つ目の能力によってあなたがゲームに勝利したとしても、宝物・トークンを撒き散らさないこと。他のプレイヤーの迷惑であり、怪我につながる恐れもある。
引用元:http://mtg-jp.com/rules/docs/faq_xln_j.html

余談4:水曜日 《突き刺すケラトプス/Goring Ceratops》

 7マナ 3/3 と聞くと、いくら能力が強くてもそりゃないよ、と思ってしまう。でもよく考えてみたら攻撃時は二段攻撃だから実質的に 7マナ 6/3 か。それなら……うーん?

 どうでもいいけど「ケラトプス」という名を見て、本当にいまさらながら「トリケラトプスの名前は3本角だから Tri- のケラトプスなのか」と気づいた。
原文:
 If you’ve got Regisaur Alpha on the board before this comes goring into battle, it’s probably safe to call it ”game over.”

拙訳:
 コイツが相手を突き刺そうと登場したとき《レギサウルスの頭目/Regisaur Alpha》がすでに場に出てたなら、そりゃもう「詰み」って言っていいと思うよ。

 この訳を読んだら「なるほど、原文ではチェックメイトって言葉が使われてるのか」って思われそう。大人しく「ゲームオーバー」って訳すべきだったかなあ。

 でも自分が両方の恐竜をそろえる側(勝つ側)なのに「ゲームオーバー」はちょっと違うかなあ、と思った。日本語の「ゲームオーバー」は「全滅、失敗、負け」の意味合いが強いと思う……たぶん。

余談5:木曜日 《轟く声、ティシャーナ/Tishana, Voice of Thunder》

 カード名の「Thunder」は「かみなり」とは訳さないんだな、と思った。「雷鳴」とか使っちゃいそう。

 ところでこのころはまだMTG Wikiにカードデータがなくて手打ちで書いてたんだけど「轟く声、ティシャーナのパワーとタフネスは、それぞれあなたの手札にあるカードの枚数に人惜しい。」ってなってた(修正済み)。

 訳の話。
原文:
 While Kruphix and Tishana definitely don’t know each other, it’s safe to assume they would get along well if they ever met.

拙訳:
 クルフィックスとティシャーナは間違いなく互いに面識ないだろうけど、会わせたらきっと意気投合するだろうなあ。

 後半の「safe to」の部分をバッサリ切った。「~と考えても間違いじゃないよね」とか「~と考えても問題ないはずだ」とか訳せばいいかな、と試してはみたんだけど、しっくりこなくて……無いほうがシンプルにまとまる気がした。

余談6:金曜日 《薄暮の使徒、マーブレン・フェイン/Mavren Fein, Dusk Apostle》

 これ、攻撃するだけで仲間が増えてくのか。なんか……違和感あるな。相手にダメージを与えたら、とか、ブロックしたりされたりしたら、というと「戦闘があってその最中に眷属を増やす機会があったのかな」と思うんだけど。

 出陣するとどこからともなく志を同じくする仲間が現れて「俺も参戦するぜ」とそのまま戦闘に合流する……というのは、義勇軍っぽい気がする。個人的にはあまり吸血鬼の増え方っぽくないというか。

 まあいいや。そのほうが強いし。訳の話。
原文:
 Here he is: the legendary face of mono-white Vampires, a first for Magic after almost 25 years.

拙訳:
 こいつが、そう、25年近くに及ぶマジックの歴史で初の、白単色の吸血鬼の顔となる伝説のクリーチャーだ!

 自然な日本語に訳せなかった。でも意味は合ってると思う。

 とにかく「the legendary face of mono-white Vampires」が難しかった。かつこれに「初めての」をくっつけないといけない。結局はほぼそのまま訳して、語順を整えて……でもイマイチ自然な日本語じゃないような。

 あと「顔となる伝説のクリーチャー」であり「白単色の吸血鬼たちの顔となる存在」なんだけど、これ「初めて」がどこにかかってるのかよく分からない。多分「白単色 かつ 伝説 かつ 吸血鬼 のクリーチャー」が初ということでいいんだよね……「顔となる」は関係ないよね……

余談7:宣伝

 カクヨムの「日帰りファンタジー」短編コンテストの作品を宣伝する。

  女騎士と四畳半と行方知れずの大賢者
  https://kakuyomu.jp/works/1177354054884139680

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