今週のCard of the Day (2017年09月 第5週) とか
2017年10月1日 週のまとめ余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
ジェイスとか三葉虫とか恐竜とか海賊とか、イクサランの背景世界に触れたネタが満載だった週。全然関係ないけど三葉虫と恐竜って同じ時代の生物なのね。なんとなく三葉虫のほうがずっと古いイメージがあった。
余談2:月曜日 《島/Island》
青マナなしでは場に出れないジェイスが「役立たずの島め!」と叫ぶのはなかなか皮肉が効いててよろしい。ちなみに原文は "Useless island!" 。
余談3:火曜日 《巣荒らし/Nest Robber》
訳の話。
原文の英文法が気になってしょうがない。何か勘違いしてるかな。
【原文】
If (A) could be as happy as (B) is when (A) has an egg.
(A)が(B)と同じくらい幸せになるためには(A)にも卵が必要だ、っていう文章なのかなあ、と思ったんだけど、実際は最初の(A)は複数形(We)で、2つ目の(A)は単数形(it)なのであり得ない。そもそも(B)の直後に来ているのが「is」の時点で、なんかもう良く分からない。
ここで切れてるなら話は簡単なんだよなあ。
【原文】
If only we could all be as happy as this little dino ...
僕らもこの小さな恐竜と同じくらい幸せだったらなあ、と訳しておしまい。でも実際はこのあとに「is」が来る。なんか特別な言い回しなのかなあ……「He wouldn’t be here if it wasn’t for you.」みたいに直観的にスッと入ってこないタイプの。
余談4:水曜日 《岸の守り手/Shore Keeper》
記事を読んで「へえ、珍しいクリーチャータイプなんだ。どれどれ……」とWhisperの日本語訳をチェックしたらクリーチャータイプの日本語名が載ってなくて「???」となった。なんというか……タイムリーな(?)誤記だなあ。
しかし、岸に流れ着いた腐った死骸にしか見えないコイツ(参考:https://magiccards.info/xln/en/77.html)がどうして3枚ものカードに変わるんだろう、と不思議に思ってたら、フレイバーテキストにその答えが用意されてた。
以下、フレイバーテキスト。
【原文】
Over their long life spans, the larger trilobites
accumulate vast treasure troves in their guts.
【日本語訳】
その長い寿命の間、大型の三葉虫は
大量の宝物を体内に溜め込む。
生物を捕食する際に海底に沈んだ宝物も取り込んでしまって、その中でも体内で腐食しない貴金属の類がずっと残ったまま長い寿命を終えて岸に流れ着き……みたいな話なのかな。
全然関係ないけどコイツ(参考:https://magiccards.info/xln/en/77.html)が《巨大化/Giant Growth》して殴ってきたら肝をつぶすこと間違いなし。
余談5:木曜日 《風雲船長ラネリー/Captain Lannery Storm》
船長の名前が「ラナリー・ストーム」というわけではないらしい。あえて文章にすると「Lannery the Storm is a captain」みたいな感じなのかな。うん。ついでに訳の話。
持ち上げて落とすタイプのオチなので、まずはまっすぐな冒険小説っぽく訳して、そこからギャグっぽく締める。言うのは簡単、さて上手くいったかどうかは……うーん?
特にオチに当たる部分の「maybe she’s just thinking about Treasure」については「単に宝のことを考えているのかもしれない」がより原文に沿った訳なのは分かってるんだけど、なーんか日本語にすると唐突感が否めなくて、色々付け加えてしまった。
余談6:金曜日 《怒り狂う長剣歯/Raging Swordtooth》
サーベルトゥース(Sabertooth)かと思ったらソードトゥース(Swordtooth)だった。
ちなみにマジックだと前者の訳には《剣歯虎/Sabretooth Tiger》や《野良剣歯猫/Sabertooth Alley Cat》などがある……つまりマジック世界では「サーベル = 剣」であり「ソード = 長剣」である(短絡的)。
さらに余談として、ソートゥース(Sawtooth)なんてのもいる。日本語訳は「鋸歯」。聞き覚えがないから最近のカード名かと思ったらウェザーライト(1997年)やプレーンシフト(2001年)のカードだった。それぞれ《鋸歯のオーガ/Sawtooth Ogre》と《鋸歯のアビ/Sawtooth Loon》。
余談7:宣伝
先日、ここで宣伝した短編の続きが現在進行中。
カクヨム:女騎士と四畳半と行方知れずの大賢者・前日譚
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884212302
前日譚というより別視点からの同じ話と言ったほうが正しい。元となってる短編を先に読まないと意味が分からない(はず)なのであらためてリンクを張っておく。
カクヨム:女騎士と四畳半と行方知れずの大賢者
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884139680
ジェイスとか三葉虫とか恐竜とか海賊とか、イクサランの背景世界に触れたネタが満載だった週。全然関係ないけど三葉虫と恐竜って同じ時代の生物なのね。なんとなく三葉虫のほうがずっと古いイメージがあった。
余談2:月曜日 《島/Island》
青マナなしでは場に出れないジェイスが「役立たずの島め!」と叫ぶのはなかなか皮肉が効いててよろしい。ちなみに原文は "Useless island!" 。
余談3:火曜日 《巣荒らし/Nest Robber》
訳の話。
原文:
If only we could all be as happy as this little dino is when it has an egg.
拙訳:
この恐竜と同じくらい幸せそうになるのに必要なもの? 卵だね。
原文の英文法が気になってしょうがない。何か勘違いしてるかな。
【原文】
If (A) could be as happy as (B) is when (A) has an egg.
(A)が(B)と同じくらい幸せになるためには(A)にも卵が必要だ、っていう文章なのかなあ、と思ったんだけど、実際は最初の(A)は複数形(We)で、2つ目の(A)は単数形(it)なのであり得ない。そもそも(B)の直後に来ているのが「is」の時点で、なんかもう良く分からない。
ここで切れてるなら話は簡単なんだよなあ。
【原文】
If only we could all be as happy as this little dino ...
僕らもこの小さな恐竜と同じくらい幸せだったらなあ、と訳しておしまい。でも実際はこのあとに「is」が来る。なんか特別な言い回しなのかなあ……「He wouldn’t be here if it wasn’t for you.」みたいに直観的にスッと入ってこないタイプの。
余談4:水曜日 《岸の守り手/Shore Keeper》
記事を読んで「へえ、珍しいクリーチャータイプなんだ。どれどれ……」とWhisperの日本語訳をチェックしたらクリーチャータイプの日本語名が載ってなくて「???」となった。なんというか……タイムリーな(?)誤記だなあ。
しかし、岸に流れ着いた腐った死骸にしか見えないコイツ(参考:https://magiccards.info/xln/en/77.html)がどうして3枚ものカードに変わるんだろう、と不思議に思ってたら、フレイバーテキストにその答えが用意されてた。
以下、フレイバーテキスト。
【原文】
Over their long life spans, the larger trilobites
accumulate vast treasure troves in their guts.
【日本語訳】
その長い寿命の間、大型の三葉虫は
大量の宝物を体内に溜め込む。
生物を捕食する際に海底に沈んだ宝物も取り込んでしまって、その中でも体内で腐食しない貴金属の類がずっと残ったまま長い寿命を終えて岸に流れ着き……みたいな話なのかな。
全然関係ないけどコイツ(参考:https://magiccards.info/xln/en/77.html)が《巨大化/Giant Growth》して殴ってきたら肝をつぶすこと間違いなし。
余談5:木曜日 《風雲船長ラネリー/Captain Lannery Storm》
船長の名前が「ラナリー・ストーム」というわけではないらしい。あえて文章にすると「Lannery the Storm is a captain」みたいな感じなのかな。うん。ついでに訳の話。
原文:
Here is a Pirate with a true, unbridled love of sailing.
The freedom and adventure of the open seas, new frontiers waiting beyond every horizon. Or maybe she’s just thinking about Treasure.
拙訳:
これぞ何者にも縛られることなく海と航海を愛する真の海賊だ。
その心を占めるのは、どこまでも自由に広がる海とそこで繰り広げられる冒険の数々、水平線の先に広がる未開拓の世界、……いや、もしくは単にまだ見ぬ宝物で頭がいっぱいなだけの可能性もあるけどね。
持ち上げて落とすタイプのオチなので、まずはまっすぐな冒険小説っぽく訳して、そこからギャグっぽく締める。言うのは簡単、さて上手くいったかどうかは……うーん?
特にオチに当たる部分の「maybe she’s just thinking about Treasure」については「単に宝のことを考えているのかもしれない」がより原文に沿った訳なのは分かってるんだけど、なーんか日本語にすると唐突感が否めなくて、色々付け加えてしまった。
余談6:金曜日 《怒り狂う長剣歯/Raging Swordtooth》
サーベルトゥース(Sabertooth)かと思ったらソードトゥース(Swordtooth)だった。
ちなみにマジックだと前者の訳には《剣歯虎/Sabretooth Tiger》や《野良剣歯猫/Sabertooth Alley Cat》などがある……つまりマジック世界では「サーベル = 剣」であり「ソード = 長剣」である(短絡的)。
さらに余談として、ソートゥース(Sawtooth)なんてのもいる。日本語訳は「鋸歯」。聞き覚えがないから最近のカード名かと思ったらウェザーライト(1997年)やプレーンシフト(2001年)のカードだった。それぞれ《鋸歯のオーガ/Sawtooth Ogre》と《鋸歯のアビ/Sawtooth Loon》。
余談7:宣伝
先日、ここで宣伝した短編の続きが現在進行中。
カクヨム:女騎士と四畳半と行方知れずの大賢者・前日譚
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884212302
前日譚というより別視点からの同じ話と言ったほうが正しい。元となってる短編を先に読まないと意味が分からない(はず)なのであらためてリンクを張っておく。
カクヨム:女騎士と四畳半と行方知れずの大賢者
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884139680
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