今週のCard of the Day (2017年10月 第4週) とか
2017年10月29日 週のまとめ コメント (4)余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
イクサランの新カードをフレイバー面から紹介。どちらかというとカード名とイラスト面を取り扱ったネタが多かったかな。こういうのも好き……あ、《大気の精霊/Air Elemental》は新カードじゃないや。再録だ。
余談2:月曜日 《焼熱の太陽の化身/Burning Sun’s Avatar》
訳の話と補足の話。
最後の一文を盛大に意訳したというのはさておくとして(いいのか?)、気になるのは原文であげている「《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》つきのリバイアサン」とか「《稲妻のらせん/Lightning Helix》つきの神様」が何を指しているのか……
もっとも前者はほぼ調べがついている。おそらくは《ケデレクトのリバイアサン/Kederekt Leviathan》で間違いないと思う。問題はそのつぎの「《稲妻のらせん/Lightning Helix》つきの神様」。
ちなみに《稲妻のらせん/Lightning Helix》は「対象に3点。あなたは3点回復する」という赤白呪文。個々の効果は赤と白の代表的なものなのに、結果として黒の生命吸収っぽい効果になってるのが面白い。
まあ、フレイバーはさておきこの《稲妻のらせん/Lightning Helix》を内蔵した神様がマジック界にいるらしい。ホントか? 調べたけど結局分からなかった。悔しい。
余談3:火曜日 《大気の精霊/Air Elemental》
可愛いとか綺麗とか強そうとか、そういう理屈を完全に抜きして、もうホント完全に思い出補正でしかないんだけど、一番好きな《大気の精霊/Air Elemental》は第4版。
第4版:《大気の精霊/Air Elemental》
https://magiccards.info/4e/en/59.html
上記のイラストはアルファ版、ベータ版、リバイズド、第4版まで全て同じで、第5版から以下のイラストになっている。多分、歴代で一番美人だと思う。
第5版:《大気の精霊/Air Elemental》
https://magiccards.info/5e/en/71.html
ただこの美人さんなイラストは第5版限りでお役御免で、第6版でまた変わっている。歴代の中で一番「鳥っぽい」気がする。飛行という能力を伝える上では間違いない。
第6版:《大気の精霊/Air Elemental》
https://magiccards.info/6e/en/56.html
でもこの「鳥バージョン」もまた一代限りで、続く第7版と第8版は以下のイラスト。これは歴代の中で一番「食い殺されそう」な怖さはあるけど、あまり「大気っぽさ」はないかなあ……なんか「鬼」とか「怨霊」っぽい気がする。
第7版:《大気の精霊/Air Elemental》
https://magiccards.info/7e/en/58.html
第9版では以下のリンク先のイラストになった。うーん。なんというか……大気というより海の軟体生物っぽいというか、海からグヌヌッと盛り上がってるみたいに見える。ホントに飛んでるのかな。いや、よく見ると風の流れを感じられるんだけどね。
第9版:《大気の精霊/Air Elemental》
https://magiccards.info/9e/en/58.html
9版のイラストもまたまた一代限りで終わり、第10版からは以下のイラスト。間違いなく飛んでるし、空の雲っぽさもある……と同時に煙っぽくもある。ところでジョジョの奇妙な冒険にこういうスタンドいなかったっけ。
第10版:《大気の精霊/Air Elemental》
https://magiccards.info/10e/en/64.html
上記のイラストが基本セット2010まで使われたところで、ついに基本セットの皆勤賞から脱落。その後、デュエルデッキやらマジックオンラインのマスターズエディションといった特殊セットに(既存のイラストで)顔を出していたが、ついにイクサランで復活。
イクサラン:《大気の精霊/Air Elemental》
https://magiccards.info/xln/en/45.html
……めっちゃデカい気がする。本当に4/4なのか? 5/6くらいありそう。
余談4:水曜日 《卑怯な行為/Skulduggery》
カード名の日本語訳、英語だと1単語だから「卑怯」とか「卑劣」とか名詞1つじゃダメなのかな。あれ、そういえばすでにそういうカード名があったような気もするな……(ネット検索中)……やっぱりあった。《卑怯/Cowardice》だ。でもこれMTG Wikiでもツッコミ入ってるけど、効果は「臆病」だよね(呪文や効果の対象になるだけでクリーチャーが手札に戻るようになってしまうエンチャントなので)。
ちなみに「卑劣」はすでに「Wretched」という英単語に割り当てられているみたい。《卑劣なアヌーリッド/Wretched Anurid》とか《卑劣なる者/The Wretched》とか。
訳の話。
原文だと単にカード名を叫ぶだけなんだけど、そのまま訳すと「卑怯な行為!」って叫ぶことになっちゃう。日本語のセリフじゃないよなあ……ああ、でも能力バトルものだったら吹き出しに「卑怯な行為!」と書かれながらもルビで「《スクルダグリィ》!」とか……まあいいや。
そんなわけで「極力は原文に近づけながら」「ネタとして面白くなる方向で」「自然な日本語を」と訳してみた次第で、上記の拙訳が完成。
余談5:木曜日 《弱者成敗/Vanquish the Weak》
パワー3以下しか除去できない呪文って「強気にへつらい、弱気をくじく」という感じでいかにも黒っぽいな。相対する白が「パワー4以上を問答無用と除去できる」呪文である《復仇/Reprisal》を持っているというのはなかなか対比が利いてる。
ついつい原文にない表現を足しこんでしまった……単にカード名を並べるだけで本当に「弱者成敗って名前怪しいよねえ」が伝わるのかという……うーん。
もっとも原文は各カードにカーソルを合わせるだけで自動的に「イラストとカードデータ」が見える仕様になっており、カードの持つ雰囲気が伝わるようになっている。それに比べて、このブログはそういった機能がないので……ほら……それを補うためにね。仕方なくね(誰に言い訳している)
余談6:金曜日 《猛竜の相棒/Raptor Companion》
どうにも平均マナコストが重くなってしまいがちな恐竜デッキにこの2マナというサイズが「シナジーを生むための相棒(Companion)」としてちょうどいい、というのも名前の由来なのかな、と思ったり思わなかったり。そんな憶測の話はさておき訳の話。
ネタとして綺麗にオトすためにラストをシンプルに訳してしまったけど、やっぱりちゃんと gruesomely(陰惨に)を入れるべきだったかなあ、と今更ながら葛藤している。
あとは、なんだろ。「Constantly」を「いつも」としたのは意訳だよなあ、とか、「smiley face」を「笑顔に見える表情」は間違ってないしむしろ正しいけど日本語でホントにそんな言い方するのかな、とか……まあ最初に挙げた点に比べると小さい小さい。
イクサランの新カードをフレイバー面から紹介。どちらかというとカード名とイラスト面を取り扱ったネタが多かったかな。こういうのも好き……あ、《大気の精霊/Air Elemental》は新カードじゃないや。再録だ。
余談2:月曜日 《焼熱の太陽の化身/Burning Sun’s Avatar》
訳の話と補足の話。
原文:
Someone stapled an unconditional Searing Blaze onto a big angry Dinosaur?
What’s next, Cyclonic Rift on a Leviathan? Lightning Helix on a God?
Where will this madness end?
拙訳:
おいおい、怒り狂う馬鹿でかい恐竜におまけで無条件の《焼尽の猛火/Searing Blaze》をつけてくれたのは誰だ?
次はなんだい、《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》つきのリバイアサンか? それとも《稲妻のらせん/Lightning Helix》つきの神様か?
まったく大盤振る舞い過ぎるぜ!
最後の一文を盛大に意訳したというのはさておくとして(いいのか?)、気になるのは原文であげている「《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》つきのリバイアサン」とか「《稲妻のらせん/Lightning Helix》つきの神様」が何を指しているのか……
もっとも前者はほぼ調べがついている。おそらくは《ケデレクトのリバイアサン/Kederekt Leviathan》で間違いないと思う。問題はそのつぎの「《稲妻のらせん/Lightning Helix》つきの神様」。
ちなみに《稲妻のらせん/Lightning Helix》は「対象に3点。あなたは3点回復する」という赤白呪文。個々の効果は赤と白の代表的なものなのに、結果として黒の生命吸収っぽい効果になってるのが面白い。
まあ、フレイバーはさておきこの《稲妻のらせん/Lightning Helix》を内蔵した神様がマジック界にいるらしい。ホントか? 調べたけど結局分からなかった。悔しい。
余談3:火曜日 《大気の精霊/Air Elemental》
可愛いとか綺麗とか強そうとか、そういう理屈を完全に抜きして、もうホント完全に思い出補正でしかないんだけど、一番好きな《大気の精霊/Air Elemental》は第4版。
第4版:《大気の精霊/Air Elemental》
https://magiccards.info/4e/en/59.html
上記のイラストはアルファ版、ベータ版、リバイズド、第4版まで全て同じで、第5版から以下のイラストになっている。多分、歴代で一番美人だと思う。
第5版:《大気の精霊/Air Elemental》
https://magiccards.info/5e/en/71.html
ただこの美人さんなイラストは第5版限りでお役御免で、第6版でまた変わっている。歴代の中で一番「鳥っぽい」気がする。飛行という能力を伝える上では間違いない。
第6版:《大気の精霊/Air Elemental》
https://magiccards.info/6e/en/56.html
でもこの「鳥バージョン」もまた一代限りで、続く第7版と第8版は以下のイラスト。これは歴代の中で一番「食い殺されそう」な怖さはあるけど、あまり「大気っぽさ」はないかなあ……なんか「鬼」とか「怨霊」っぽい気がする。
第7版:《大気の精霊/Air Elemental》
https://magiccards.info/7e/en/58.html
第9版では以下のリンク先のイラストになった。うーん。なんというか……大気というより海の軟体生物っぽいというか、海からグヌヌッと盛り上がってるみたいに見える。ホントに飛んでるのかな。いや、よく見ると風の流れを感じられるんだけどね。
第9版:《大気の精霊/Air Elemental》
https://magiccards.info/9e/en/58.html
9版のイラストもまたまた一代限りで終わり、第10版からは以下のイラスト。間違いなく飛んでるし、空の雲っぽさもある……と同時に煙っぽくもある。ところでジョジョの奇妙な冒険にこういうスタンドいなかったっけ。
第10版:《大気の精霊/Air Elemental》
https://magiccards.info/10e/en/64.html
上記のイラストが基本セット2010まで使われたところで、ついに基本セットの皆勤賞から脱落。その後、デュエルデッキやらマジックオンラインのマスターズエディションといった特殊セットに(既存のイラストで)顔を出していたが、ついにイクサランで復活。
イクサラン:《大気の精霊/Air Elemental》
https://magiccards.info/xln/en/45.html
……めっちゃデカい気がする。本当に4/4なのか? 5/6くらいありそう。
余談4:水曜日 《卑怯な行為/Skulduggery》
カード名の日本語訳、英語だと1単語だから「卑怯」とか「卑劣」とか名詞1つじゃダメなのかな。あれ、そういえばすでにそういうカード名があったような気もするな……(ネット検索中)……やっぱりあった。《卑怯/Cowardice》だ。でもこれMTG Wikiでもツッコミ入ってるけど、効果は「臆病」だよね(呪文や効果の対象になるだけでクリーチャーが手札に戻るようになってしまうエンチャントなので)。
ちなみに「卑劣」はすでに「Wretched」という英単語に割り当てられているみたい。《卑劣なアヌーリッド/Wretched Anurid》とか《卑劣なる者/The Wretched》とか。
訳の話。
原文:
It helps that this is a great one-mana trick that can swing a thorny combat in your favor, but honestly, we’d play it no matter what for the chance to yell “SKULDUGGERY!” in our best Pirate voice.
拙訳:
きわどい戦闘をものに出来る1マナのコンバットトリック、というだけでも十分に使う理由にはなるんだけど、そんなことよりも海賊っぽく「卑怯ぅ? 最高の褒め言葉だな!」って叫ぶために使うってのが一番の理由だよね。
原文だと単にカード名を叫ぶだけなんだけど、そのまま訳すと「卑怯な行為!」って叫ぶことになっちゃう。日本語のセリフじゃないよなあ……ああ、でも能力バトルものだったら吹き出しに「卑怯な行為!」と書かれながらもルビで「《スクルダグリィ》!」とか……まあいいや。
そんなわけで「極力は原文に近づけながら」「ネタとして面白くなる方向で」「自然な日本語を」と訳してみた次第で、上記の拙訳が完成。
余談5:木曜日 《弱者成敗/Vanquish the Weak》
パワー3以下しか除去できない呪文って「強気にへつらい、弱気をくじく」という感じでいかにも黒っぽいな。相対する白が「パワー4以上を問答無用と除去できる」呪文である《復仇/Reprisal》を持っているというのはなかなか対比が利いてる。
原文:
Given that this card can vanquish, among others, Admiral Beckett Brass, Goring Ceratops, and Sanctum Seeker, the ”Weak” part of the name is beginning to feel . . . inaccurate.
拙訳:
この呪文で成敗できるのは……えーと、全ての海賊を統率する《鉄面提督ベケット/Admiral Beckett Brass》、全ての恐竜を奮い立たせる《突き刺すケラトプス/Goring Ceratops》、全ての吸血鬼を束ねる《聖域探究者/Sanctum Seeker》……って、ねえ、これホントに「弱者」成敗なの? なーんか怪しいよね。
ついつい原文にない表現を足しこんでしまった……単にカード名を並べるだけで本当に「弱者成敗って名前怪しいよねえ」が伝わるのかという……うーん。
もっとも原文は各カードにカーソルを合わせるだけで自動的に「イラストとカードデータ」が見える仕様になっており、カードの持つ雰囲気が伝わるようになっている。それに比べて、このブログはそういった機能がないので……ほら……それを補うためにね。仕方なくね(誰に言い訳している)
余談6:金曜日 《猛竜の相棒/Raptor Companion》
どうにも平均マナコストが重くなってしまいがちな恐竜デッキにこの2マナというサイズが「シナジーを生むための相棒(Companion)」としてちょうどいい、というのも名前の由来なのかな、と思ったり思わなかったり。そんな憶測の話はさておき訳の話。
原文:
Reasons raptors are the best pets:
(1) Constantly dancing.
(2) Adorable smiley faces.
(3) You can use their feathers for both fashion and fletching.
(4) Will gruesomely murder your enemies.
拙訳:
猛竜がペットにふさわしい理由
(1) いつも踊ってるので見てて楽しい
(2) 笑顔にみえる表情が可愛い
(3) 羽根を服の飾りや矢羽に使える
(4) 嫌いな相手をすみやかに殺してくれる
ネタとして綺麗にオトすためにラストをシンプルに訳してしまったけど、やっぱりちゃんと gruesomely(陰惨に)を入れるべきだったかなあ、と今更ながら葛藤している。
あとは、なんだろ。「Constantly」を「いつも」としたのは意訳だよなあ、とか、「smiley face」を「笑顔に見える表情」は間違ってないしむしろ正しいけど日本語でホントにそんな言い方するのかな、とか……まあ最初に挙げた点に比べると小さい小さい。
コメント
クリーチャータイプに「God(神)」はないですが、神河時代は「スピリット = 神」ということになってた気がするので、もしかしたら?