最後に何かを書こうと思って、何を書こうか迷った挙句、フォローしている方々についての思い出というか感想というかを書いてみることにする。その中で、このDiarynoteとの出会いとかも語れそうな気がする(たぶん)

 本題に入る前に、念のため。Diarynoteを始めたのがすでに10年以上前(!)だし、もう更新されてない方も多いし、そんなわけで皆さんの印象はかなりぼんやりしている。

 なんでフォローしたか思い出せない方も多い(すいません)。なので、まあ「たぶん」「気がする」が多い思い出話になりそうだけどそれで良ければお付き合いください。

■ ペンティーノさん
 Diarynoteの翻訳勢、その中でも四天王クラス、かつベガ。早い、読みやすい、かつタイムリーな記事を訳されていたイメージが強い。

 ペンティーノさんが攻略や環境に沿ったタイムリーな記事で耳目を集めてらしたので、こっちは逆に開き直ってフレイバー寄りなものや古い記事を訳していたところはある(たぶん。自分のことだけど10年前となるとさすがに記憶があやふや)

■ ライラックさん
 自分で Diarynote を始める前から定期的に日記を巡回していた方の1人。更新頻度が高くて内容も面白かった。Diarynote始めてから相互リンクもらえたときは嬉しかった。

■ 関東の遅刻魔さん
 野球ネタに楽しませてもらっていた方。広島ファン。友人に1人広島ファンがいるので内容もそこそこ理解できた。Diarynote始めたときに喜んでくださったのが嬉しかった。とあるユーザにコメント欄で異様に粘着されてて可哀想だったけど割って入るのもなんか違う気がして、あえて普通のコメント残すようにしてた。少しでも精神衛生上のプラスになってたなら幸いなんだけど。

■ testingさん
 自分で Diarynote を始める前から日記を巡回していた方の1人。そもそもこの方の Friday Magic Quiz を定期的にチェックしていて「なんか色々名前が左に並んでるな」と気づいたところでやっとDiarynoteというSNSという存在を知ったはず。

 そんなわけでなんか眺める対象というか、こう見上げる位置にいる存在なイメージだったので相互リンクになったときは「Diarynoteでもうそんな長く活動したかあ」と感慨深かった。あと確か一度だけ翻訳記事にコメントもらえて嬉しかった。

■ ストライクさん
 お気に入り日記の管理ページにある名前の一覧を見ながらこの記事を書いているんだけど、いま「あれ? ストライクさんがいない? すでにユーザアカウント消されてる?」と気づいたのでここに書いておく。

 自分で Diarynote を始める前から日記を巡回していた方の1人。ただ確か最初はライザさんという方のアカウントで、その方が身内をモデルにしたMtG小説、ゴッドライザを書いてらした日記だったはず。

 そして(明確にそうとは書いてなかったと思うけど)その方と付き合ってらっしゃったとおぼしきストライクさんがたまに代理(?)で更新されてて、ある時期から全面的にストライクさんの日記になってた。ほぼ毎日更新されてて分量も決まってて、巡回向きな日記だった。

 若干関係ない話。MtGネットウォッチ板というスレが2ちゃんねるにかつて存在してて、そこの信憑性が本当に当てにならないと判断する助けになったのが、ストライクさんを男扱いしてたこと。

■ nosさん
 自分で Diarynote を始める前から日記を巡回していた方の1人。翻訳してる人だっけ、と思ってあらためて日記をチェックしたら実戦派の人(主にプレイ日記)の人だった。あと今読み返してて、たまに更新されるポエムというかSS(死語?)が楽しかったな、と思い出した。

■ DBAさん
 自分で Diarynote を始める前から定期的に日記を巡回していた方の1人。パチスロ日記がメイン。あくまで日記上ではの話なので真偽は不明だけどどうやらトータルで勝ってる方らしい。カードショップの店員さんである灰猫さんの日記をチェックしていて、そこから知ったはず。

■ 灰猫さん
 自分で Diarynote を始める前から日記を巡回していた方の1人。前述のとおりカードショップの店員さん……だった。確か4~5年くらい前に閉店していたような気がする。カードショップ目線の日記が面白かった(売れ筋商品の話や問屋さんとの駆け引き(?)の話など)。あとゲームと読書を精力的に消化されてるイメージがある。こうありたい。

■ listenerさん
 自分で Diarynote を始める前から日記を巡回していた方の1人。限定構築環境に関する考察がメインの日記を書かれていて、その考察に対して多くのコメントが毎回ついててそれを読むのも楽しみだった。リミテッドに関わる記事(確率やシャッフル)によく反応していただいた印象が強い。

■ マエストロさん
 Diarynote の面白下ネタ日記担当。更新頻度は低かったけど1発1発がホームラン級の記事だった。フォントいじりも多かったので職場で読むには向いてない日記だった(そもそも職場で Dairynote をチェックするな)。

■ Takuさん
 Diarynote の翻訳勢の1人。主にLSVのカード評価を訳されていた方。

 Diarynoteの翻訳勢はこうやってなんとなく自分の担当分野を決めてのんびり翻訳していたのが懐かしい(とはいえ勝手に翻訳する行為自体は若干グレーゾーンなので、その分野を「自分のシマ」みたいな捉え方してる人はいなかっただろうと思うけど)

 あと Takuさんはあまり原文に拘泥しないで自由にネタ的な部分で自分の訳のカラーを出されていた印象がある。そういうところでも Diarynote の翻訳勢それぞれの特色があって楽しかった。

■ 高潮のさん
 Diarynote の翻訳勢の1人、かつ Diarynote を始める前から知ってた方。知っていたとはいえ、もちろん面識があったわけではない。高潮のさんの話をするとなると、そもそもなぜMtGの翻訳に興味を持ったか、自分でもしようと思ったか、という話から始めることになる。

 もう20年くらい前(!)のこと。ネットでMtGの記事を探しているときに面白い記事がいっぱい載ってるサイトが見つかった。今は無きそのサイトの名前は Braingeyser。

  Braingeyser(web.archive版)
  http://web.archive.org/web/20080511182042/http://braingeyser.at.infoseek.co.jp/index.html

 このサイトの生まれた経緯もなかなか面白いもので、それを説明しようとすると、これまた今は無きサイトから話を始めることになる。

 まず Sideboard Online というマジックの公式サイトがあった。言語は英語。人気があったので日本語版が作られたが、本家の更新に全く追いついておらず、それに対する意見などを書き込むための「MTGサイドボードオンライン日本語版スレ」が2ちゃんねるに立てられた(2001年12月)。

 スレのかなり初期で「(公式が訳してくれないなら)有志が翻訳をのせるのはどう?」という名無しによる意見が出て、それに翻訳勢が「ちょっといいかも?」と同調したことで、スレに有志による翻訳が貼り付けられるようになっていった。

 ただこの経緯には裏があって、どうやら最初に「有志が翻訳すれば?」と言い出した名無しと「いいかも」と乗っかった人物は実は同一人物(つまり自作自演)だったらしい。

 何にせよこの流れで Sideboard Online の英語記事を勝手に翻訳して勝手にスレに貼り付ける人たちが増えていき、そのうち Sideboard Online 以外のサイトの記事も訳されるようになっていった。

 そして、それらの翻訳を見やすくまとめたサイト、Braingeyser が作られた次第(余談: Braingeyser という名前はマジックの最初のセットに収録されていたカードの1つからとられている。効果は「(X)(青)(青) ソーサリー プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードをX枚引く」)

 話が長くなったけど、高潮のさんは上記スレの有志の翻訳者の1人。スレでは「高潮の翻訳者」と名乗られていたもよう(余談:「高潮の ~」というのはマジックのカード名で登場する名称。英語カード名が「Tidal ~」で始まると日本語版は「高潮の ~」になる)。

 さらに余談。上記の「MTGサイドボードオンライン日本語版スレ」はその後も一応は存続してた。2009年の頃、スレの主な話題は「The Top 50 Artifacts of All Time」のまだ訳されてないところを埋める作業だった。自分もなんとなく参加させてもらった。初めて regiant を名乗ったのもそのとき。

 当時、作業していたテキストファイルの更新日付を見ると、残ってる限りで一番古いものが 2009年02月01日だった。まだ中東にいた頃だ(まあ、そもそも娯楽に乏しい中東に住んでたからこそ、翻訳に熱中できたというのはある)。その頃のスレをまとめてくれたものが以下のサイト。

  MTG Sideboard Online 日本語版スレまとめ
  http://blog.livedoor.jp/sideboard_online/

 そしてこのスレで半年から1年くらい過ごして和訳に慣れてきたかな、と思い始めてから Diarynote に移った、という次第。

 脇道にそれまくったので最後に高潮のさんの話に戻すと、この方は唯一 Diarynote 外でもやり取りがある方でもある。

■ しょっとこさん
 Diarynote の翻訳勢の1人。ざっくり翻訳という方法で、必要な情報だけタイムリーに伝える訳のスタイル。逆にうちは前文とか記事途中の画像とか、とりあえず1から10まで全部訳す方法をとってる。

 どっちがいい悪いではなくて、こっちで訳してる記事は主にかなり過去の記事を扱っており賞味期限がない。のんびりと訳したいように訳してていい。かつ翻訳の練習というか、訳に苦労することを楽しむ的な面もあるので、前文や人物紹介のような本筋に絡まない(あまり楽しくない)箇所もとりあえず全部訳してる。

 正直、このサイトを続けたおかげで仕事でたまに発生する翻訳作業もそこそこ質が上がった気がする。職場のアメリカ人にも英訳した文章を「読みやすい」と言ってもらえたし。

■ rainさん
 Diarynote の翻訳勢の1人。実戦系の記事を主に訳されていた。あと実際にプレイされている勢でもある。Diarynoteを始めた時点ですでに実戦からは遠く離れていた身なので、実際に遊んでる方々の日記はスポーツ観戦的な楽しみもあった。

■ ラッチさん
 拡張アートを含めたMtG関連のイラストを描かれる方。あとMtG関連のお買い物の話も興味深かった(海外への発注など)。それと(おそらく本人は覚えてないと思うけど)数少ない面と向かって言葉を交わしたことがあるDiarynote勢の1人。

■ まみさん
 サムネが可愛い。

■ マンダム/闇の腹心さん
 長文で充実したMtG日記および日常日記を投稿される方。読み応えある日記なので更新あると嬉しかった(気がする)

■ bunさん
 たまにコメントくれてた方。食が細い方でみんなに心配されてた。ある日を境にぷっつり日記が途絶えてみんな心配してるので、もしこれ見たら Diarynote が更新できなくなる前に日記書いて欲しい。

 あと bunさんからもらったコメントの中で一番印象に残っているのは以下の翻訳(リンク先は前編で、後編のほうにコメントをもらっている。余談。この翻訳記事はこのブログで訳してきた文章の中でもかなり気に入っている訳の1つ)

  老魔法使いフェルドンの物語:ロランの微笑み/Loran’s Smile
  https://regiant.diarynote.jp/201411270317089927/

■ おんたいさん
 ものを送り届ける仕事をしてる方っぽい。業種が異なる方の仕事に関する日記は色々発見があって楽しい。あと、なんというか、趣味やネタなど日記の端々から世代が近そうな感じが伝わってくる。

■ レオの飼い主@大佐☆さん
 猫。最近、入院されてたようだけど無事退院されたようでめでたい。それはそれとして、猫日記を始めとしたストレスフリーな短い日記が多い(気がする(個人の感想です))ので構えず気楽に巡回できるフォロー先だった(はず)。


 というわけでとりあえず書けたところまででアップしておく。全員分を書き終えるまでアップしないとすると「03月31日までに書き終わらずアップできないまま終わるリスク」と「ブログの文字数限界を超えるリスク」があるので。

 これが最後の日記になるかもしれないので、ここで Diarynote という場を提供してくれた管理者の方へと、コメントをくれたり反応をくれたりしてくれた皆さんへ感謝の意を伝えておく。ありがとうございました。本当にとてもとても楽しかった。

コメント

高潮の
2022年3月22日18:50

おつかれさまでした。言及ありがとうございます。やりとりあるのおれだけなんですか、と思いましたが、おれも今でも続いてるのはre-giantさんぐらいでした。サイドボードオンライン日本語版については我々古老が語らないといけないと思うので、こういう記載は大変意義のあることと思います。自作自演のくだりとか、まあいずれは失われる記憶でしょうが、当時を知らないとほぼ書けないでしょうし。あれniraさんでしたよね。どうされてるのかな……。
このエントリも、次のエントリも、懐かしい人がたくさん登場して大変楽しかったです。卒業アルバム見返した時みたいな感じでした。狭く小さな世界の中でとはいえ、確かにひとつの時代が終わったのだな、と感じました。

re-giant
2022年3月23日15:34

2010年末頃から始めて約10年。本当に、1つの世界の1つの時代が終わったな、という思いです。中東へ赴任してるときにあまりに娯楽が少なくて始めた翻訳がここまで続くとは思ってなかったですし、コメントをもらえて嬉しかったり、訳に悩んだり、と色々ありました。なんだかんだ、始めて良かったし、楽しかった、という感じです。この日記に限らず、コメントありがとうございました。

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