気に入った奴を紹介していこうと思ってたけどもう最後だし片っ端から紹介というか感想を書いていくことにする。需要があるかないかはもう知らない。

■2011年03月05日
【翻訳】ヴァンパイアに聞いてみよう!/Interview With Some Vampires【Daily MTG】
 日記リンク:https://regiant.diarynote.jp/201103050019455223/

 1つ前のゾンビの記事に続いて種族ネタ。マジック界にその名を知られたヴァンパイアたちによる座談会形式なので、ヴァンパイアそれぞれの個性が出るように一人称や口調を変えてみたり、カードテキスト紹介や太字処理などを入れてたら文字数制限をオーバーしたり、色々大変なことが多くて楽しかった。

 内容としては、ヴァンパイアという種族カードの作ることの難しさ、競合する黒の種族であるデーモンの特徴、ヴァンパイアの未来について。

 ちなみにこれが書かれたのは2006年なので、小粒のヴァンパイアがわんさか登場するイニストラードの世界は想定されていない。そこら辺のギャップも今読むと面白いかもしれない。


■2011年03月12日
【翻訳】ガンスリンガーじゃない、スペルスリンガーさ/Spellslinging【Daily MTG】
 日記リンク:https://regiant.diarynote.jp/201103130139077253/

 大会などのサイドイベントなどで主催者側のメンバーが来場者と次々と対戦するイベントについて紹介している記事。この1人のプレイヤーが次々と相手を変えて対戦し続ける形式を元々は「ガンスリンガー」と呼んでいたらしい。

 そういうとき主催者側としてどんなデッキを使うべきか。Tier1のガチデッキを使うと初心者が楽しめないし、観客も楽しめない。じゃあどんなデッキが適切か……みたいな話。


■2011年03月19日
【翻訳】史上初の大乱闘戦について/Lost in the Shuffle: Grand Melee【Daily MTG】
 日記リンク:https://regiant.diarynote.jp/201103220228564336/

 マジックにいくつかある多人数対戦ヴァリアントルールの1つ、大乱闘戦に関する記事。プレイヤーたちは輪になって座り、自分からみて左側にのみ攻撃できる。呪文や効果は2席離れたプレイヤーにまでしか届かない。そんなフォーマット。

 また多人数戦フォーマットを作るときに気を付けるべき点についても触れられている(生き延びることを主体にしたデッキばかりになるとつまらない、とか)

 余談。Richard Garfield氏のメタゲームに関する記事がそこそこ反響あったので、それと同じく過去に Richard Garfield氏が過去に訳した記事を(2匹目のドジョウを狙って)訳した記事だった気がする。そして全然読まれなかった記憶がある。


■2011年03月26日
【翻訳】カードアドバンテージとは?:初級編/Card Advantage: A Brief Overview【Daily MTG】
 日記リンク:https://regiant.diarynote.jp/201103292002351011/

 カードアドバンテージについて書かれた記事。かなり初級編だけど個人的にはかなり勉強になった。そもそもカードアドバンテージとはなんぞや、から始まって、カードの質(Card Quality)によるアドバンテージと、カードアドバンテージ(Card Advantage)の違いやゲーム開始前に得られるカードアドバンテージについても触れられている。

 マジックに限定されない内容なので他TCGプレイヤーの人でも楽しめるのでは、と思う……けど、そういう人がこの文章を読む可能性は限りなくゼロに近いので書いてもしょうがない気もする(でも書く)。


■2011年04月02日
【翻訳】ミラディン軍、おせっかいを焼かれるの巻/Mirran Meddling【Daily MTG】
 日記リンク:https://regiant.diarynote.jp/201104152100134979/

 ミラディン包囲戦の開発が4分の3ほど過ぎていたにも関わらずセットがイマイチ魅力的でないと開発リーダーが感じており、それを打破するべくどんな手がとられたか、という記事。

 こんな風に上手く改善できたよ、という内容ばかりなので開発部の自画自賛を読まされているような気分にならないとも限らないけど、簡潔に書かれているのでそうでもない。

 余談。今見ても記事のレイアウトにかなり苦心惨憺(くしんさんたん)したあとが見られる。引用ボックスと青文字と斜体と……などなど大量にフォントをいじってる。

 あとひみつ日記によると「本命はこの次」とある。どうやらこの次の記事が本当は訳したかった記事で、ただそれを紹介するためにはこっちも訳さないといけない、ってことだった……のかな。たぶん。

 さらに余談。この頃は公式サイトで週に一度更新される「Latest Development」(担当者:Tom LaPille)を毎週すぐに訳してた(元記事がアップされたのが02月25日で、拙訳のアップが04月02日)。なんでそんなこと始めたのかはよく覚えてない。本当にすることが無かったのかもしれない。


■2011年04月09日
【翻訳】戦乱の舞台裏へ/The Multiverse at War【Daily MTG】
 日記リンク:https://regiant.diarynote.jp/201104100753293540/

 「Multiverse」と呼ばれるマジックのセットを制作するのに用いられている意見交換用のデータベース(コメント交わすチャットのようなもので、今でいうSlack的なもの?)に残されたコメントをネタにした、定期的に書かれるタイプの記事。

 今回はミラディン包囲戦の開発時に残されたコメントの中から筆者(Tom LaPille)が面白いと感じたものを紹介している。

 余談。ひみつ日記によると、03月18日の記事を04月09日に訳し終えたのでは時間をかけすぎ、とか、レイアウトに凝り過ぎて逆に読みづらくなっている気がする、とか当時の感想が色々書いてある。自分でもすっかり忘れてるので、もっとこういう感想を残しておいて欲しかったよ、過去の自分。

 さらに余談。コメント欄の自分の書き込みによると「十字軍のバランス調整のくだりが面白かったので訳したくなった」らしい。なるほど。そしてこの記事を訳すなら1つ前のも訳しておいたほうがよい、と思ったのかな。たぶん。


■2011年04月16日
【翻訳】ファイレクシア化は道半ば/Halfway Compleated【Daily MTG】
 日記リンク:https://regiant.diarynote.jp/201104210641077594/

 2つ前の記事で、ミラディン包囲戦のミラディン陣営のカード開発に関する裏話が紹介されていた。そしてこれがファイレクシア陣営のカード開発の裏話。

 こういう「このカードはこういう経緯で生まれた、こういう背景があってこの効果になった」という解説を読むのは好きなので、訳すのも楽しかった(気がする)。

 余談。ひみつ日記によると「訳してたら、ミラディン陣営の記事へのリンクがあったので、まあ、仕方ないかとそっちも訳してみた。もっと言うとボール・ライトニングのくだりが紹介したかっただけ」とある。なるほどねえ(すっかり忘れてる)


■2011年04月23日
【翻訳】新セットの情報流出元について/New Phyrexia Leaks【DailyMTG】
 日記リンク:https://regiant.diarynote.jp/201104291459494870/

 新セットの情報がリークされ、そのリーク元が明らかになった(そしてリークしたプレイヤーに処罰が与えられた)、という記事。マジック界隈でそこそこ話題になってたので(短いこともあり)すぐ訳してみた。そしたら、公式サイトにも邦訳があがってたので、こっちの拙訳は取り下げた(コメントで気づいた)

 そしてこの日記で気づいたけど、そういえば「日記として上げた日付」と実際にアップした日付って違うんだった。当時は「平日は Card of the Day」「日曜日は週のまとめ」として使ってたので、土曜日を翻訳記事アップ用の曜日にしてた。何かを訳したら直近の土曜日に上げる、という感じ。

 今調べたら、この記事の原文は04月28日にあがってて、04月29日に自分があげて、同日にもう日本語公式サイトにも邦訳があがってた。


■2011年04月30日
【翻訳】吸血いっとく?/Care for a Bite?【Daily MTG】
 日記リンク:https://regiant.diarynote.jp/201105011719012769/

 2回目のヴァンパイア週間 (註)ということで書かれたヴァンパイア種族ネタのコラム(2回目)。コラム内でも「前に1回、ヴァンパイアネタやったね」とリンクが張ってある。Mark Rosewater による種族ネタの記事はハズレがないので訳してきた記事の中でも比較的おススメ。
(註) ヴァンパイア週間
 公式サイトでは(今はどうか知らないけど)毎週テーマを決めて、それにそった週間コラムが各曜日にあがってた(各曜日ごとにフレイバーに関するコラムとか開発部に関するコラムとか決まってた)。

 ちなみに2回目のヴァンパイア週間が開催された理由は、新セットのゼンディカー(2009年)でヴァンパイアという種族がまた取り上げられることになったため。

 余談。MTG Wikiでゼンディカーのヴィンテージカード(宝物カード)(註)について触れられてて、そんなことあったなあ、と懐かしく思い出した。この「過去に出たカードを詰め直しただけで刷り直したわけではない(だから再録禁止に引っかからない)」というウルトラC(死語?)な手段は本当に驚いた。
(註) ヴィンテージカード(宝物カード)
 絶版カードの中でも特に貴重なカード(パワー9など)をそのまま最新セットであるゼンディカーのパックに放り込んであるもの。ゼンディカーが冒険の世界であり遺跡発掘などで宝物を獲得する世界観なのでそれを表現したかったらしい。普通に《Black Lotus》を引いた人とかいる、というとんでもない話。夢がある。


■2011年05月14日
【翻訳】マイク・フローレスのカード4段階評価
 日記リンク:https://regiant.diarynote.jp/201105301242053537/

 なぜ訳したのかの理由が冒頭で説明されてるけど、正直なんでわざわざ訳したのかよく分からない。正直それほど需要がある(あった)とも思えない。もしかしたら他の方がフローレスのカード評価を訳してて、そこで使われてる「4段階評価」について解説しようと思ったのかもしれない。

コメント

シグマ@dj-SIGMA
2022年3月30日23:52

長い間お疲れさまでした。自分もかつては翻訳勢を目指していましたが、紙のMTGに触れることが今の職業柄難しくなってから一気に他の方向に舵を切ってしまいました。
ここで濃い翻訳を続けてきた皆様、本当に凄すぎです。

re-giant
2022年3月31日6:17

コメントありがとうございます。今までみたいにあとでゆっくりコメント返そうと思ってたら今日が最後の日ですね。あぶない。
同じく紙のマジックに触れなくなってからそれでもなんとなくマジックが好きで情報を追ってて、こういうブログになりました。読んでくれる人がいたから楽しかったですね。あらためてありがとうございました。

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