余談1:今週のCard of the Dayのテーマ

 どうやら「統率者アンソロジー」という新商品に合わせて、それに再録されるカードが紹介されていたもよう。過去の統率者セットを1つにまとめて売り出されたらしい。なお英語版のみ。

余談2:月曜日 《ネル・トース族のメーレン/Meren of Clan Nel Toth》

 訳の話。
原文:
 For some reason, Meren just wasn’t content to stay at rest and made us revive her deck into Commander Anthology (coming this Friday!).

拙訳:
 理由は不明だけど、どうやら屍術師のメーレンは長き眠りについたままではいられなかったらしく、今週末の統率者アンソロジーで開発部に蘇らせてもらうことにしたらしい。

 なかなか難しかった。「content to stay at rest」というのが「ずっと出番なかったけど」だけのことなのか、屍術師という肩書きに合わせて「死んでたけど蘇った」というネタなのか……どっちか悩んだ。

 どう訳そうか悩んだ経過を書き出してみる。

  没案1:
    理由は不明だけど
    どうやらメーレンは満足に寝ていられなかったらしく

  没案2:
    理由は不明だけど
    どうやらメーレンは熟睡できなかったようで

  没案3:
    理由は不明だけど
    どうやらメーレンの眠りは妨げられ

  没案4:
    理由は不明だけど
    どうやらメーレンは寝てられなくなってらしい。
    開発部に働きかけて、
    今週末の統率者アンソロジーで復活することに

  没案5:
    理由は不明だけど
    どうやらメーレンは寝てられなくなってらしい。
    開発部に働きかけて、
    今週末の統率者アンソロジーで自身を統率者として復活させた


 というわけで途中までは「熟睡」「寝てた」「眠り」としていたのを、最終的には死をほうふつとさせる「長き眠り」にしてみて、さらに「屍術師」も原文にはなかったけど追加してみた。

余談3:火曜日 《ラノワールの憤激、フレイアリーズ/Freyalise, Llanowar’s Fury》

 ラノワールの憤激か。怖いなあ。ラノワールの一族はすぐ骨を折ってくるイメージがある。その原因は《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》フレイバーテキスト。
 小枝を踏み折れば、骨を折ってあがないとする。
 ―― ラノワールのエルフの、侵入者への処罰

 それはさておき、この日の記事の中でフェルドンという名前について言及されていた。墓地を全てライブラリに戻せる《フェルドンの杖/Feldon’s Cane》の持ち主。この人に関する背景ストーリーを前に訳したことがある。個人的にも気に入っている文章なので紹介。

  老魔法使いフェルドンの物語:ロランの微笑み/Loran’s Smile
  http://regiant.diarynote.jp/201411270317089927

余談4:水曜日 《魂を数える者、タリエル/Tariel, Reckoner of Souls》

 この日の記事からリンクが張られていた先の短編、英語版はちゃんと読めるんだけど、同短編の日本語版がなぜかリンク切れになってる。不思議なのはリンク切れになっている記事の(更新順で)前後のページはちゃんと残っていること。1つ前のページが以下。

  翻訳記事:楔にて
  http://mtg-jp.com/reading/translated/001705/

 でもこのページの一番下にある「次の記事: タリエルの作り方」のリンク先は「ご指定のページは存在しないか、現在ご利用いただけません」となってしまっている。

余談5:木曜日 《浄火の戦術家、デリーヴィー/Derevi, Empyrial Tactician》

 英語ではハンドスピナーを「fidget spinner」と呼ぶらしい。1回くらい触ってみたいけど、買いたいとは思わない。誰かプレゼントしてくれないかな(他力本願)
原文:
 Derevi can probably keep you occupied for at least a few hours.

拙訳:
 デリーヴィーなら少なくとも数時間は手を忙しくさせてくれること間違いなしだ。

 1人回しに向いてるコンボデッキにピッタリなカードというネタでいいのかな。それとも統率者戦って楽しいから数時間なんて簡単に経ってしまうよね、という話なのか。とりあえず前者ととらえつつも一応後者ともとれるような訳にしてみた。

 全然関係ないけど学生時代にデッキを一人回ししているところをクラスメートに見られて「何やってるの? 占い?」と聞かれた。「うん」と答えておいた。嘘はついてない(ついてるよ)

余談6:金曜日 《巨大なるカーリア/Kaalia of the Vast》

 「カーリア・ザ・バスト」で「巨大なるカーリア」になるのか。つまりバストが巨大ってことか(違います)。でも実際何が巨大なんだろう。サイズは2/2だし、MTG Wikiに書かれていた背景ストーリーの概要を読んでも名前の由来はなかった気がする。ちゃんと Uncharted Realm の短編を読めば分かるのかな……でもなんか悲しそうな話なんだよなあ。
原文:
 Kaalia has returned, and the only thing more vast than her homeland is her potential!

拙訳:
 カーリアが帰ってきたぞ! 彼女の故郷は実に巨大な地だったが、それよりも大きいものがある……カーリアに秘められた力の大きさだ!

 正直「巨大な地」という訳し方はちょっと抵抗がある。「広大な」「広漠たる」「果てしない」とかもっと土地に向いた表現はあるんだけど、カード名とかけてるからしょうがない。

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