Card of the Day - 2011/07/21
2011年7月21日 Card of the Day炬火のチャンドラ/Chandra, the Firebrand - 基本セット2012 神話レアChandra, the Firebrand / 炬火のチャンドラ (3)(赤)
プレインズウォーカー - チャンドラ(Chandra)
[+1]:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。炬火のチャンドラはそれに1点のダメージを与える。
[-2]:このターン、あなたが次にインスタント呪文かソーサリー呪文を唱えたとき、その呪文をコピーする。あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。
[-6]:最大6つまでのクリーチャーやプレイヤーを対象とする。炬火のチャンドラはそれらにそれぞれ6点のダメージを与える。
3
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Chandra%2C+the+Firebrand/
巨大で予測不能の力の源であるこの強力な術師を制圧し支配しようと様々な権威ある人々がその術を探りましたが、そのことごとくが独り立ちと自由を求めるチャンドラと直に対立することとなりました。
チャンドラの内なる荒々しき炎が法則と縛りの様々な世界に触れたとき、そこに残るものは間違いなく破滅だけです。(註1)
(註1) 文章について
原文は公式サイトにあるプレインズウォーカー紹介記事からの抜粋で、上記の日本語訳はそれに対応している日本語公式訳からの引用。ちなみに、以下がそのプレインズウォーカー紹介ページ(註2)へのリンク。
http://www.wizards.com/Magic/Multiverse/planeswalkers.aspx
(註2) 言語について
ページの一番下にある「Select Language/Country」から日本語/英語の切り替えが可能。一応紹介しておくと、以下が言語と地域を選択するページへのリンク。
http://www.wizards.com/Magic/Languages.aspx
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0711
原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter - 基本セット2012 神話レアGarruk, Primal Hunter / 原初の狩人、ガラク (2)(緑)(緑)(緑)
プレインズウォーカー - ガラク(Garruk)
[+1]:緑の3/3のビースト(Beast)・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
[-3]:あなたがコントロールするクリーチャーの中で最大のパワーの値に等しい枚数のカードを引く。
[-6]:あなたがコントロールする土地1つにつき、緑の6/6のワーム(Wurm)・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
3
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Garruk%2C+Primal+Hunter/
ガラクは骨の髄からの狩人で、彼は次元を渡る捕食者であり、多元宇宙全ては彼の猟場です。 己の力への試練を求め、より大きな挑戦へと挑む彼にとって、あらゆる次元での最も凶暴で危険なものと戦う終わりなき狩りが、彼の人生そのものなのです。(註1)
(註1) 文章について
原文は公式サイトにあるプレインズウォーカー紹介記事からの抜粋で、上記の日本語訳はそれに対応している日本語公式訳からの引用。ちなみに、以下がそのプレインズウォーカー紹介ページ(註2)へのリンク。
http://www.wizards.com/Magic/Multiverse/planeswalkers.aspx
(註2) 言語について
ページの一番下にある「Select Language/Country」から日本語/英語の切り替えが可能。一応紹介しておくと、以下が言語と地域を選択するページへのリンク。
http://www.wizards.com/Magic/Languages.aspx
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0711
【翻訳】スケッチの世界:《瘡蓋族のやっかい者》/Sketches: Scab-Clan Mauler【Daily MTG】
2006年1月31日
元記事:http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtgcom/arcana/1004
新たなスケッチの物語へようこそ!
今週のMagicthegathering.comはグルール週間だ。そこでこの機会にアグレッシブな狂喜クリーチャーである《瘡蓋族のやっかい者/Scab-Clan Mauler》のダイナミックなイラストについて語ってみようか。おっと、その前にイラストレーターであるLiam Sharpの経歴を紹介しよう。
イラストレーターについて/Artist Portfolio
Liam Sharpがマジックのイラストを描き始めたのは最近の話で、ギルドパクトでは3枚のイラストを手掛けている。3枚は全てグルールに属するもので《瘡蓋族のやっかい者/Scab-Clan Mauler》と《スカルガンの穴潜み/Skarrgan Pit-Skulk》と《グルールの潰し屋/Gruul Scrapper》だ。
しかしLiamはコミックの世界では長いこと素晴らしいイラストを描いており、もし彼が今後もマジックのイラストに参与してくれるのであれば、今までよりもさらに優れた作品でマジックに貢献してくれることになる私たちは信じている。
イラストの描写/Art Description
カードのイラストを作成するにあたり、最初のステップはイラストの描写についてだ。イラストの描写はイラストレーターに「カードが何をするものか」「そのフレイバーはどのようなものか」「イラストの雰囲気はどのようにあるべきか」を伝えるものだ。《瘡蓋族のやっかい者/Scab-Clan Mauler》のイラストの為にLiamへ伝えられた指示はいかのとおりだ。
このカードが体現するものはグルールが最も得意とするところ。街中のそこかしこを食料と資源の為に襲撃し略奪する。さらにこの集団は最前線を担当する略奪隊でもある。彼らは粗暴でかつ激情に駆られているように見えなければいけない。
ここで用いられている「Morlock」というのは瘡蓋族のメンバーの中でも体に損傷を負っている者を指す言葉で、他の部族のたくらみなどによる怪我に苦しみ四肢さえも失ってしまったメンバーだ。こういったメンバーは当然他のメンバーよりも手柄に飢えている。
イラストレーターにとっての次のステップは、そのイラストの描写から自身が思い浮かべたスケッチを提出することだ。
スケッチ/Sketches
これがLiamが最初に提出した《瘡蓋族のやっかい者/Scab-Clan Mauler》のスケッチだ。
アートチームはスケッチAの続きをぜひにも見たかったので、Liamに次のスケッチを提出してもらった。
わお! 怒り狂う様子と押し寄せる力をこれでもかと感じるね! これぞまさにアートチームが見たかったものだ。そこで彼らはLiamにフルカラーの完成版を提出するよう依頼したんだ。
最終版について/Final Art
Liamは次のとおり最終版を出してくれた。
アートチームのメンバーはこのフルカラーの最終版には実のところスケッチのときに持っていた勢いが失われてしまったように感じられた。そこで信じられないことかもしれないが、カードに用いる完成版にはスケッチの段階に戻したイラストを用いることにしたんだ! 2つ目のスケッチがブラッシュアップされ、私たちが今日知っているカードに用いられたというわけだ。
完成したカード/Finished Card
これが最終段階のカードであり、君たちがギルドパクトのブースターパックで見ることになるイラストだ。来るリリーストーナメントで、この2マナの3/3トランプル持ちを使って殴りかかる準備をしといてくれ!(Liam Sharpの助けがあったことも忘れずに!)
2006年1月31日
元記事:http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtgcom/arcana/1004
新たなスケッチの物語へようこそ!
今週のMagicthegathering.comはグルール週間だ。そこでこの機会にアグレッシブな狂喜クリーチャーである《瘡蓋族のやっかい者/Scab-Clan Mauler》のダイナミックなイラストについて語ってみようか。おっと、その前にイラストレーターであるLiam Sharpの経歴を紹介しよう。
イラストレーターについて/Artist Portfolio
Liam Sharpがマジックのイラストを描き始めたのは最近の話で、ギルドパクトでは3枚のイラストを手掛けている。3枚は全てグルールに属するもので《瘡蓋族のやっかい者/Scab-Clan Mauler》と《スカルガンの穴潜み/Skarrgan Pit-Skulk》と《グルールの潰し屋/Gruul Scrapper》だ。
しかしLiamはコミックの世界では長いこと素晴らしいイラストを描いており、もし彼が今後もマジックのイラストに参与してくれるのであれば、今までよりもさらに優れた作品でマジックに貢献してくれることになる私たちは信じている。
イラストの描写/Art Description
カードのイラストを作成するにあたり、最初のステップはイラストの描写についてだ。イラストの描写はイラストレーターに「カードが何をするものか」「そのフレイバーはどのようなものか」「イラストの雰囲気はどのようにあるべきか」を伝えるものだ。《瘡蓋族のやっかい者/Scab-Clan Mauler》のイラストの為にLiamへ伝えられた指示はいかのとおりだ。
色:
赤/緑(赤/緑ギルド)
ロケーション:
身近で住みやすい場所であったが、遠からず煙くすぶる荒廃の地と化す場所
アクション:
突撃するMorlock乗りの集団 (盲目のデカい奴の上に足の無い小さい奴が乗っている)
焦点:
Morlockの狂戦士
雰囲気:
そちらの望むまま。とりあえず今のところは。
このカードが体現するものはグルールが最も得意とするところ。街中のそこかしこを食料と資源の為に襲撃し略奪する。さらにこの集団は最前線を担当する略奪隊でもある。彼らは粗暴でかつ激情に駆られているように見えなければいけない。
ここで用いられている「Morlock」というのは瘡蓋族のメンバーの中でも体に損傷を負っている者を指す言葉で、他の部族のたくらみなどによる怪我に苦しみ四肢さえも失ってしまったメンバーだ。こういったメンバーは当然他のメンバーよりも手柄に飢えている。
イラストレーターにとっての次のステップは、そのイラストの描写から自身が思い浮かべたスケッチを提出することだ。
スケッチ/Sketches
これがLiamが最初に提出した《瘡蓋族のやっかい者/Scab-Clan Mauler》のスケッチだ。
Liam Sharpが描いた《瘡蓋族のやっかい者/Scab-Clan Mauler》のスケッチ
http://www.wizards.com/global/images/mtgcom_arcana_1004_pic2_ja.jpg (リンク切れ)
アートチームはスケッチAの続きをぜひにも見たかったので、Liamに次のスケッチを提出してもらった。
Liam Sharpが描いた《瘡蓋族のやっかい者/Scab-Clan Mauler》のスケッチ
http://www.wizards.com/global/images/mtgcom_arcana_1004_pic3_ja.jpg (リンク切れ)
わお! 怒り狂う様子と押し寄せる力をこれでもかと感じるね! これぞまさにアートチームが見たかったものだ。そこで彼らはLiamにフルカラーの完成版を提出するよう依頼したんだ。
最終版について/Final Art
Liamは次のとおり最終版を出してくれた。
《瘡蓋族のやっかい者/Scab-Clan Mauler》の「最終」版
http://www.wizards.com/magic/images/mtgcom/arcana1000/1004_MaulerAlmostFinal.jpg
アートチームのメンバーはこのフルカラーの最終版には実のところスケッチのときに持っていた勢いが失われてしまったように感じられた。そこで信じられないことかもしれないが、カードに用いる完成版にはスケッチの段階に戻したイラストを用いることにしたんだ! 2つ目のスケッチがブラッシュアップされ、私たちが今日知っているカードに用いられたというわけだ。
《瘡蓋族のやっかい者/Scab-Clan Mauler》の最終(!)版
http://www.wizards.com/magic/images/mtgcom/arcana1000/1004_MaulerReallyFinal.jpg
完成したカード/Finished Card
これが最終段階のカードであり、君たちがギルドパクトのブースターパックで見ることになるイラストだ。来るリリーストーナメントで、この2マナの3/3トランプル持ちを使って殴りかかる準備をしといてくれ!(Liam Sharpの助けがあったことも忘れずに!)
《瘡蓋族のやっかい者/Scab-Clan Mauler》のカード画像が最後に置いてある
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
今週のテーマは基本セット2012で登場するプレインズウォーカーたちの紹介。キャラクターとしては全員既出、カードとしては一部が新規。なお月曜日にコメント欄で情報提供があったおかげで公式訳を無視しなくて済んだ。良かった。
余談2:月曜日 《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》
ギデオンさんの持っている奇妙な武具はスーラというもので、これがないと呪文が唱えられないらしい。この「呪文を唱えるために集中する際に必要となる道具」は英語では「Focus」と呼ばれており、公式の日本語訳では「集中の道具」となっている。
同じWizards社から出ているテーブルトークRPG「Dungeons & Dragons」では、呪文を唱える際に集中するのに用いる道具を同様に「Focus」と呼ぶけど、この用語の日本語訳は「焦点具」となってる。例えば英語名が「Divine Focus」の場合、日本語名は「信仰焦点具」。
念のために書いておくと、「訳が統一されてないぞ」という話をしたいわけではなくて、ギデオンさんの紹介のときくらいしか出てこないレアな単語のためだけに直感的に分かりづらい専門用語を使うのを避けたとすれば、正しい気遣いだなと思った次第。
余談3:火曜日 《記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept》
基本セット2012のプレインズウォーカーに関する情報がようやく出始めた頃、なぜか一部でスネ夫と呼ばれていた。不思議だったけど、イラストを見て納得した。
余談4:水曜日 《ソリン・マルコフ/Sorin Markov》
フレイバー的な観点から見ると、1つ目の能力と3つ目の能力はよく分かる。
1つ目はいわゆる吸血鬼の「吸血(ドレイン)」で、体力を吸い取る能力。3つ目はこれまた吸血鬼に備わっている「魅了(チャーム)」で見つめた相手を意のままに操る能力。分かりやすい。
ただ2つ目の能力が良く分からない。相手が元気いっぱいのときは衰弱させるけど、すでに弱っている相手の場合は気力を回復させる能力……って、なんか献血みたいだな。血の気の多い相手から抜いて、足りない相手に分けてあげる能力。
余談5:木曜日 《炬火のチャンドラ/Chandra, the Firebrand》
プレインズウォーカーカードとしては初のシングルシンボルらしい。確かに言われてみれば今まではダブルシンボルか多色かのいずれかだった。
それがチャンドラさんの気まぐれで激しやすい性質と何か関係あるのかと勘ぐってみたけど、何もなさそう。あえて言えば「気まぐれでどこにでも顔を出す」みたいな? ちょっとこじつけが過ぎるか。
余談6:金曜日 《原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter》
コメント欄で色々と示唆いただいた話について補足してみる。
元々は、公式訳の紹介文の末尾である「最近になって彼は新たな獲物を見つけました。他のプレインズウォーカーです。それこそがガラクにとって新たな領域でした。 かつてこれほどずる賢く、機知に富み、神出鬼没の敵はいませんでした。 ガラクの真の狩りは今始まったのです」がカッコいいやんけ、という話。
さらに、ここで挙げられている「他のプレインズウォーカー」って誰か特定のキャラクターを指しているのかな、という疑問についてあれやこれやと話した中で出た「プレイヤーもまたプレインズウォーカー」という根本的な設定は、正直すっかり忘れてた。最近はプレインズウォーカーと言えば「神話レアの高額カード」を指すのが当たり前だったから、なんか新鮮だった。
余談7:翻訳
気力が湧かない。でも趣味でやってることだから無理してどうこうというのもおかしな話で、また気が向いたらポコポコ訳してみようかな、くらいの軽い気持ちで。
余談8:EDH、もしくは統率者戦について
色々と議論やら何やらがダイアリーノートのそこかしこで盛り上がってる。もちろん一度も遊んだことない身としては特に発言できることはないにしても、とにかく本当にたくさんの人が楽しんでるフォーマットなんだな、ってことだけはすごい分かった。
一度くらいはそっと邪魔にならないように観戦してみたいと思ったりもするんだけど、日本に帰任する頃にはすっかり下火になっていそうな予感がして困る。
対戦動画は色々と上がっててもさすがにEDHの動画はないよなー、と思いつつ、一応、Youtubeで検索したら結構ヒットした。あるのか。ビックリだ。その中で大笑いしてしまったEDH動画を1つだけ紹介してみる。英語の動画だけど、多分そんなに難しくない。
Magic the Gathering - EDH Greatest Plays
http://www.youtube.com/watch?v=wVVbi5lFNco
今週のテーマは基本セット2012で登場するプレインズウォーカーたちの紹介。キャラクターとしては全員既出、カードとしては一部が新規。なお月曜日にコメント欄で情報提供があったおかげで公式訳を無視しなくて済んだ。良かった。
余談2:月曜日 《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》
ギデオンさんの持っている奇妙な武具はスーラというもので、これがないと呪文が唱えられないらしい。この「呪文を唱えるために集中する際に必要となる道具」は英語では「Focus」と呼ばれており、公式の日本語訳では「集中の道具」となっている。
同じWizards社から出ているテーブルトークRPG「Dungeons & Dragons」では、呪文を唱える際に集中するのに用いる道具を同様に「Focus」と呼ぶけど、この用語の日本語訳は「焦点具」となってる。例えば英語名が「Divine Focus」の場合、日本語名は「信仰焦点具」。
念のために書いておくと、「訳が統一されてないぞ」という話をしたいわけではなくて、ギデオンさんの紹介のときくらいしか出てこないレアな単語のためだけに直感的に分かりづらい専門用語を使うのを避けたとすれば、正しい気遣いだなと思った次第。
余談3:火曜日 《記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept》
基本セット2012のプレインズウォーカーに関する情報がようやく出始めた頃、なぜか一部でスネ夫と呼ばれていた。不思議だったけど、イラストを見て納得した。
余談4:水曜日 《ソリン・マルコフ/Sorin Markov》
フレイバー的な観点から見ると、1つ目の能力と3つ目の能力はよく分かる。
1つ目はいわゆる吸血鬼の「吸血(ドレイン)」で、体力を吸い取る能力。3つ目はこれまた吸血鬼に備わっている「魅了(チャーム)」で見つめた相手を意のままに操る能力。分かりやすい。
ただ2つ目の能力が良く分からない。相手が元気いっぱいのときは衰弱させるけど、すでに弱っている相手の場合は気力を回復させる能力……って、なんか献血みたいだな。血の気の多い相手から抜いて、足りない相手に分けてあげる能力。
余談5:木曜日 《炬火のチャンドラ/Chandra, the Firebrand》
プレインズウォーカーカードとしては初のシングルシンボルらしい。確かに言われてみれば今まではダブルシンボルか多色かのいずれかだった。
それがチャンドラさんの気まぐれで激しやすい性質と何か関係あるのかと勘ぐってみたけど、何もなさそう。あえて言えば「気まぐれでどこにでも顔を出す」みたいな? ちょっとこじつけが過ぎるか。
余談6:金曜日 《原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter》
コメント欄で色々と示唆いただいた話について補足してみる。
元々は、公式訳の紹介文の末尾である「最近になって彼は新たな獲物を見つけました。他のプレインズウォーカーです。それこそがガラクにとって新たな領域でした。 かつてこれほどずる賢く、機知に富み、神出鬼没の敵はいませんでした。 ガラクの真の狩りは今始まったのです」がカッコいいやんけ、という話。
さらに、ここで挙げられている「他のプレインズウォーカー」って誰か特定のキャラクターを指しているのかな、という疑問についてあれやこれやと話した中で出た「プレイヤーもまたプレインズウォーカー」という根本的な設定は、正直すっかり忘れてた。最近はプレインズウォーカーと言えば「神話レアの高額カード」を指すのが当たり前だったから、なんか新鮮だった。
余談7:翻訳
気力が湧かない。でも趣味でやってることだから無理してどうこうというのもおかしな話で、また気が向いたらポコポコ訳してみようかな、くらいの軽い気持ちで。
余談8:EDH、もしくは統率者戦について
色々と議論やら何やらがダイアリーノートのそこかしこで盛り上がってる。もちろん一度も遊んだことない身としては特に発言できることはないにしても、とにかく本当にたくさんの人が楽しんでるフォーマットなんだな、ってことだけはすごい分かった。
一度くらいはそっと邪魔にならないように観戦してみたいと思ったりもするんだけど、日本に帰任する頃にはすっかり下火になっていそうな予感がして困る。
対戦動画は色々と上がっててもさすがにEDHの動画はないよなー、と思いつつ、一応、Youtubeで検索したら結構ヒットした。あるのか。ビックリだ。その中で大笑いしてしまったEDH動画を1つだけ紹介してみる。英語の動画だけど、多分そんなに難しくない。
Magic the Gathering - EDH Greatest Plays
http://www.youtube.com/watch?v=wVVbi5lFNco
Card of the Day - 2011/07/25
2011年7月25日 Card of the Dayドルイドの物入れ/Druidic Satchel - 基本セット2012 レアDruidic Satchel / ドルイドの物入れ (3)
アーティファクト
(2),(T):あなたのライブラリーの一番上のカードを公開する。それがクリーチャー・カードである場合、緑の1/1の苗木(Saproling)クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。それが土地カードである場合、そのカードをあなたのコントロール下で戦場に出す。それがクリーチャーでも土地でもないカードである場合、あなたは2点のライフを得る。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Druidic+Satchel/
《ドルイドの物入れ/Druidic Satchel》の蓋の部分に顔が見える、ってのは誰でも思うところだよね。でも、もう少し近づいて見てもらうと分かるんだけど、留め金にはまってるストラップ部分の革はその顔の舌になってるんだ。(註1)
これはちょっとつらそうだね!
(註1) ストラップ部分の革はその顔の舌になってる
大きめの画像はこちらから。
http://magiccards.info/m12/en/207.html
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0711
Card of the Day - 2011/07/26
2011年7月26日 Card of the Dayマナ漏出/Mana Leak - 基本セット2012 コモンMana Leak / マナ漏出 (1)(青)
インスタント
呪文1つを対象とする。それのコントローラーが(3)を支払わない限り、それを打ち消す。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Mana+Leak/
《マナ漏出/Mana Leak》の初出は1998年のストロングホールドにまで遡る。これがコアセット入りを果たしたのは第8版で《対抗呪文/Counterspell》と入れ替えられた際だ。
その後、第10版および基本セット2010では両方ともに収録されなかったが、《マナ漏出/Mana Leak》は以降の基本セット2011および基本セット2012の両方に収録された。
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0711
死の印/Deathmark - 基本セット2012 アンコモンDeathmark / 死の印 (黒)
ソーサリー
緑か白のクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Deathmark/
《死の印/Deathmark》のイラスト(註1)に描かれている目は上下が逆になってる(註2)ということに気づいてたかい? 眉が目の下にあるからね。
視点をズームアウトしたならおそらくこの首だけがごろりと転がっている背後に首なしの死体が横たわっているのが見えるんだろう。
もっと怖くなってきた!
(註1) イラスト
大きめのイラストはこちらから。ちょっと怖いので注意。
http://magiccards.info/m12/en/90.html
(註2) 上下が逆になってる
このイラストは約2年前にもCard of the Dayでネタにされている。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0709
以下、2009年07月31日のCard of the Dayの拙訳。
Gatherer(註3)で《死の印/Deathmark》についていた Azr43lさんのコメント。
「自分、このイラストがすごい好きです。
死体が上向きに泣いてるんですよ。
もしかしたら彼が逆さになってるのかもしれないけど、
個人的には、最初のほうだといいな」
君も何か《死の印/Deathmark》について言いたいことがあれば、
今すぐGathererでコメントしてみよう!
(註3) Gatherer
公式サイトのカード検索機能。
個別のカードごとにコメントがつけられるようになっている。
http://magiccards.info/m12/en/90.html
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0711
Card of the Day - 2011/07/28
2011年7月28日 Card of the Day投げ飛ばし/Fling - 基本セット2012 コモンFling / 投げ飛ばし (1)(赤)
インスタント
投げ飛ばしを唱えるための追加コストとして、クリーチャーを1体生け贄に捧げる。
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。投げ飛ばしは、それに生け贄に捧げられたクリーチャーのパワーに等しい点数のダメージを与える。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Fling/
《投げ飛ばし/Fling》がコアセット入りしたのは《石巨人/Stone Giant》(註1)が最後に収録されていた基本セット2010の直後である基本セット2011からだ。
クリーチャーを思い切り対戦相手に向かって投げつけるカードのためのスペースはコアセットごとに1枚分しかないということなんだろうか。
(註1) 《石巨人/Stone Giant》
《投げ飛ばし/Fling》とはまったく違う効果なのに同じ場面を彷彿とさせる能力を持ったクリーチャー。カードテキストは以下の通り。
Stone Giant / 石巨人 (2)(赤)(赤)
クリーチャー - 巨人(Giant)
(T):あなたがコントロールする、石巨人のパワーより小さいタフネスを持つクリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで飛行を得る。次の終了ステップの開始時に、そのクリーチャーを破壊する。
3/4
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Stone+Giant/
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0711
Card of the Day - 2011/07/29
2011年7月29日 Card of the Dayマーフォークの物あさり/Merfolk Looter - 基本セット2012 コモンMerfolk Looter / マーフォークの物あさり (1)(青)
クリーチャー - マーフォーク(Merfolk) ならず者(Rogue)
(T):カードを1枚引き、その後カードを1枚捨てる。
1/1
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Merfolk+Looter/
《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter》は最古にして最新の「物あさり/Looter」である。「カードを1枚引き、その後カードを1枚捨てる」の能力をその名が紐づいたのはストロングホールドにおいてであり、その後、《セファリッドの物あさり/Cephalid Looter》(註1)、《Artful Looter》(註2)、そして《コー追われの物あさり/Looter il-Kor》(註3)が続いた。
コアセットでは、基本セット2010および基本セット2012(さらには第7版と第10版)において元祖「物あさり/Looter」がその能力を披露している。
(註1) 《セファリッドの物あさり/Cephalid Looter》
Cephalid Looter / セファリッドの物あさり (2)(青)
クリーチャー - セファリッド(Cephalid) ならず者(Rogue)
(T):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを1枚引き、その後カードを1枚捨てる。
2/1
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Cephalid+Looter/
(註2) 《Artful Looter》
Artful Looter (2)(青)
クリーチャー - 人間(Human) ウィザード(Wizard)
(T):カードを1枚引き、その後カードを1枚捨てる。
あなたがコントロールする他のパーマネントと共通のアーティストを持つパーマネントが戦場に出るたび、Artful Looterをアンタップする。
1/2
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Artful+Looter/
(註3) 《コー追われの物あさり/Looter il-Kor》
Looter il-Kor / コー追われの物あさり (1)(青)
クリーチャー - コー(Kor) ならず者(Rogue)
シャドー(このクリーチャーは、シャドーを持つクリーチャーのみブロックでき、シャドーを持つクリーチャーによってのみブロックされる。)コー追われの物あさりが対戦相手にダメージを与えるたび、カードを1枚引き、その後カードを1枚捨てる。
1/1
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Looter+il-Kor/
元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0711
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ
今週のテーマは基本セット2012で過去から再録されたカードたち……と思ったら、月曜日は新規カードの《ドルイドの物入れ/Druidic Satchel》だった。そうすると、イラストに関する話題、カード名に関する話題、再録に関する話題などなど、内容が多種にわたっているので、どうやら今週は基本セット2012のカードという以外に共通点はなさそう。
余談2:月曜日 《ドルイドの物入れ/Druidic Satchel》
記事にあるそのままに「カバンの蓋が顔に見えることには気づいてたけど、留め具の部分がその舌になっていることには気づいてなかった」ので、面白かった。ところでこのイラストを見ているとなぜかミラージュの頃を思い出す。色合いや絵の雰囲気がジャムーラ大陸のそれっぽいのかな……自分でもよく分からない。
余談3:火曜日 《マナ漏出/Mana Leak》
まさか《マナ漏出/Mana Leak》がコアセットにおける青の打消し呪文の代表となろうとは……と、今まで各所で散々語られてきたであろう感想をあらためてこぼしてみる。最近では3マナの確定カウンターすら珍しいような。
ただ最近のマジックは、《対抗呪文/Counterspell》がブイブイ言わせていた当時ほどに打ち消しが絶対的なものではなくなっている気がする(墓地から復活するクリーチャー、打ち消されない呪文、サイクリングの付加効果のように呪文でないもの、などなど)。
そう考えると今後もまさかの復活がないとは言い切れない気がする(《稲妻/Lightning Bolt》が復活する日がこようとは誰も想像すらしてなかったし)。
余談4:水曜日 《死の印/Deathmark》
第8版以降ほとんどマジックに触れていない身からするとあまり馴染みのないカードなんだけど、どうやら第10版からはずっと皆勤賞らしい。コアセットにおける「派手さはないけれど堅実な効果」を持つこういうカードは好き。野球の二番打者のような渋さがある。
ところでコメント欄でもあがったように《死の印/Deathmark》はイラスト違いのバージョンがコールドスナップに存在する。こちらは真っ赤な雪の結晶が白い雪面に描かれている美麗なもの。
……だと思ってたんだけど、あらためてよくよく見たらこっちも結構ホラーな気がしてきた。今までは、てっきり「雪の大地にポツンと赤い結晶の形をした小さな染み」があるのだと思っていたんだけど、あらためて大きなイラストを確認したら、これ、中央に全身血まみれの死体が倒れてた。つまりこの雪の結晶の直径は、大人の身長の3倍はあるってこと。
そりゃこれを発見したキイェルドーの巡回兵も「これと同じ物なんかもう見たくもない」という言葉を残すわけだ。
コールドスナップ版の《死の印/Deathmark》のイラストとフレイバーテキスト
参照:http://magiccards.info/cs/jp/54.html
余談5:木曜日 《投げ飛ばし/Fling》
呪文の効果とカード名とフレイバーが見事な調和を持つカード。デカいものほど当たると痛いのは当然の話。そして《石巨人/Stone Giant》だって自分の腕力では持ち上げられないほど重たいものは投げられないのも当然の話。
なお、小さいものを投げつけて大ダメージを与えたいなら、それなりの工夫が必要になる。基本セット2012版の《ゴブリンの手投げ弾/Goblin Grenade》みたいに。
基本セット2012版の《ゴブリンの手投げ弾/Goblin Grenade》のイラスト
参照:http://magiccards.info/m12/jp/140.html
余談6:金曜日 《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter》
あまりに使用率が高いカードは、その効果と名前が紐づいてしまって、それ以降の命名ルールにも影響を与えてしまう、というUnwritten Rule(暗黙の了解)の中でも最も代表的な例。
カードの命名に関する決まりごとは色々あり、これがなかなか面白いので機会があればぜひ以下のコラムを一度読んでみることをオススメする。「そんなん知ってるよ」というのもあれば「へえ、そうなんだ」と新鮮に感じるのもあるはず。多分。
Name Killers
元記事:http://www.wizards.com/magic/magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/db12
カード名が殺されるとき/Name Killers
拙訳:http://regiant.diarynote.jp/201101290607062000
余談7:基本セット2012の新カードあれこれ
公式の翻訳記事で基本セット2012のカードのよもやま話が色々と紹介されてた。この記事のおかげでフレイバーと効果の結びつきが素晴らしいカードを今まで見逃していたことが分かった。
カード名とテキストだけではそれほどでもないけれど、そのイラストも合わせて見ることで、どうして「あなたがコントロールするクリーチャー1体がターン終了時まで飛行を得る」のかが一目で分かる。
基本セット2012の《地割れのドレイク/Chasm Drake》のイラスト
参照:http://magiccards.info/m12/jp/48.html
恒久的に飛んでいられるわけではなくて「ターン終了時まで」しか効果がないのは、やっぱりその名の示す通り「地割れを飛び越えられる程度」が限度なんだろう、と考えるとカード名まで含めてフレイバーの一体感を感じ取れる(考えすぎとも言う)。
1つだけ気になるとすれば、イラストを見ると「飛行を得ている」とおぼしき女性が必死にかぎ爪にぶら下がっていること。ドレイクの腹の下にはちゃんと身を横たえるスペースが用意されているのに……もったいない。慌てていたのかな。
ああ、そうそう。最初に言及した基本セット2012に関する公式記事はこちら。
【原文】M12 from the Inside, Part 1
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/151
【日本語】基本セット2012の内部情報 その1
http://mtg-jp.com/reading/translated/001922/
今週のテーマは基本セット2012で過去から再録されたカードたち……と思ったら、月曜日は新規カードの《ドルイドの物入れ/Druidic Satchel》だった。そうすると、イラストに関する話題、カード名に関する話題、再録に関する話題などなど、内容が多種にわたっているので、どうやら今週は基本セット2012のカードという以外に共通点はなさそう。
余談2:月曜日 《ドルイドの物入れ/Druidic Satchel》
記事にあるそのままに「カバンの蓋が顔に見えることには気づいてたけど、留め具の部分がその舌になっていることには気づいてなかった」ので、面白かった。ところでこのイラストを見ているとなぜかミラージュの頃を思い出す。色合いや絵の雰囲気がジャムーラ大陸のそれっぽいのかな……自分でもよく分からない。
余談3:火曜日 《マナ漏出/Mana Leak》
まさか《マナ漏出/Mana Leak》がコアセットにおける青の打消し呪文の代表となろうとは……と、今まで各所で散々語られてきたであろう感想をあらためてこぼしてみる。最近では3マナの確定カウンターすら珍しいような。
ただ最近のマジックは、《対抗呪文/Counterspell》がブイブイ言わせていた当時ほどに打ち消しが絶対的なものではなくなっている気がする(墓地から復活するクリーチャー、打ち消されない呪文、サイクリングの付加効果のように呪文でないもの、などなど)。
そう考えると今後もまさかの復活がないとは言い切れない気がする(《稲妻/Lightning Bolt》が復活する日がこようとは誰も想像すらしてなかったし)。
余談4:水曜日 《死の印/Deathmark》
第8版以降ほとんどマジックに触れていない身からするとあまり馴染みのないカードなんだけど、どうやら第10版からはずっと皆勤賞らしい。コアセットにおける「派手さはないけれど堅実な効果」を持つこういうカードは好き。野球の二番打者のような渋さがある。
ところでコメント欄でもあがったように《死の印/Deathmark》はイラスト違いのバージョンがコールドスナップに存在する。こちらは真っ赤な雪の結晶が白い雪面に描かれている美麗なもの。
……だと思ってたんだけど、あらためてよくよく見たらこっちも結構ホラーな気がしてきた。今までは、てっきり「雪の大地にポツンと赤い結晶の形をした小さな染み」があるのだと思っていたんだけど、あらためて大きなイラストを確認したら、これ、中央に全身血まみれの死体が倒れてた。つまりこの雪の結晶の直径は、大人の身長の3倍はあるってこと。
そりゃこれを発見したキイェルドーの巡回兵も「これと同じ物なんかもう見たくもない」という言葉を残すわけだ。
コールドスナップ版の《死の印/Deathmark》のイラストとフレイバーテキスト
参照:http://magiccards.info/cs/jp/54.html
余談5:木曜日 《投げ飛ばし/Fling》
呪文の効果とカード名とフレイバーが見事な調和を持つカード。デカいものほど当たると痛いのは当然の話。そして《石巨人/Stone Giant》だって自分の腕力では持ち上げられないほど重たいものは投げられないのも当然の話。
なお、小さいものを投げつけて大ダメージを与えたいなら、それなりの工夫が必要になる。基本セット2012版の《ゴブリンの手投げ弾/Goblin Grenade》みたいに。
基本セット2012版の《ゴブリンの手投げ弾/Goblin Grenade》のイラスト
参照:http://magiccards.info/m12/jp/140.html
余談6:金曜日 《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter》
あまりに使用率が高いカードは、その効果と名前が紐づいてしまって、それ以降の命名ルールにも影響を与えてしまう、というUnwritten Rule(暗黙の了解)の中でも最も代表的な例。
カードの命名に関する決まりごとは色々あり、これがなかなか面白いので機会があればぜひ以下のコラムを一度読んでみることをオススメする。「そんなん知ってるよ」というのもあれば「へえ、そうなんだ」と新鮮に感じるのもあるはず。多分。
Name Killers
元記事:http://www.wizards.com/magic/magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/db12
カード名が殺されるとき/Name Killers
拙訳:http://regiant.diarynote.jp/201101290607062000
余談7:基本セット2012の新カードあれこれ
公式の翻訳記事で基本セット2012のカードのよもやま話が色々と紹介されてた。この記事のおかげでフレイバーと効果の結びつきが素晴らしいカードを今まで見逃していたことが分かった。
Chasm Drake / 地割れのドレイク (4)(青)
クリーチャー - ドレイク(Drake)
飛行
地割れのドレイクが攻撃するたび、あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで飛行を得る。
3/3
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Chasm+Drake/
カード名とテキストだけではそれほどでもないけれど、そのイラストも合わせて見ることで、どうして「あなたがコントロールするクリーチャー1体がターン終了時まで飛行を得る」のかが一目で分かる。
基本セット2012の《地割れのドレイク/Chasm Drake》のイラスト
参照:http://magiccards.info/m12/jp/48.html
恒久的に飛んでいられるわけではなくて「ターン終了時まで」しか効果がないのは、やっぱりその名の示す通り「地割れを飛び越えられる程度」が限度なんだろう、と考えるとカード名まで含めてフレイバーの一体感を感じ取れる(考えすぎとも言う)。
1つだけ気になるとすれば、イラストを見ると「飛行を得ている」とおぼしき女性が必死にかぎ爪にぶら下がっていること。ドレイクの腹の下にはちゃんと身を横たえるスペースが用意されているのに……もったいない。慌てていたのかな。
ああ、そうそう。最初に言及した基本セット2012に関する公式記事はこちら。
【原文】M12 from the Inside, Part 1
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/151
【日本語】基本セット2012の内部情報 その1
http://mtg-jp.com/reading/translated/001922/
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