羽虫小路の忍び寄る者/Gnat Alley Creeper - ディセンション アンコモン
Gnat Alley Creeper / 羽虫小路の忍び寄る者 (2)(赤)
クリーチャー — 人間(Human) ならず者(Rogue)
羽虫小路の忍び寄る者は、飛行を持つクリーチャーによってはブロックされない。
3/1
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Gnat+Alley+Creeper/

 ギルド門侵犯のワールドガイド(註1)における紹介文によると、羽虫小路(Gnat Alley)は「トンネルのよう」であり「上品ぶったラヴニカの他の住人たちに気づかれないように町を行き来するのにグルールギルドが用いる最も確実な道」らしい。
 また、多くの裏社会の住人たちは「羽虫小路の曲がりくねった狭い道を用いて立ち入り禁止の区域に無断で侵入したり検問を突破したり」しているとのことだ。
 実に楽しそうじゃないか。

(註1) ギルド門侵犯のワールドガイド
 原文では「The Gatecrash world guide」。おそらく原文となる記事もしくは小冊子があるはずだけどネット上には見つからなかった。公式訳の有無も不明のため上記のカギ括弧内は全て私訳。

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0513
野良剣歯猫/Sabertooth Alley Cat - ラヴニカ:ギルドの都 コモン
Sabertooth Alley Cat / 野良剣歯猫 (1)(赤)(赤)
クリーチャー — 猫(Cat)
野良剣歯猫は、各ターンに可能ならば攻撃する。
(1)(赤):このターン、防衛を持たないクリーチャーは野良剣歯猫をブロックできない。
2/1
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Sabertooth+Alley+Cat/

 通常「Alley Cat」という言葉は、普通に家で飼われていた猫が逃げ出した場合を指す。つまり「迷い猫」だ。しかし《野良剣歯猫/Sabertooth Alley Cat》の場合、こんな猫が家で飼われていたというのはなかなか想像しづらい。どんな家だ。
 そう考えると、この猫のカード名の「Alley Cat」の意味するところはおそらく(あまり一般的な用法ではないが)「野生の猫」もしくは家で飼われていた猫が完全に野生に帰った場合を指しているのだろう。

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0513
破滅小径の仲介人/Bane Alley Broker - ギルド門侵犯 アンコモン
Bane Alley Broker / 破滅小径の仲介人 (1)(青)(黒)
クリーチャー — 人間(Human) ならず者(Rogue)
(T):カードを1枚引き、その後、あなたの手札からカードを1枚裏向きで追放する。
あなたは破滅小径の仲介人によって追放されたカードを見てもよい。
(青)(黒),(T):破滅小径の仲介人で追放されたカードを1枚オーナーの手札に戻す。
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引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Bane+Alley+Broker/

 この破滅小径で商売している可愛らしい仲介人はディミーア家の「表向きの顔」の1人だ。彼女たちは自身のギルドにおける違法な品物や情報の取引を仲介している。この Uncharted Realms の物語(註1)に行けば彼女に会うことが出来る。会いたいかどうかは君次第だが。

(註1) この Uncharted Realms の物語
 原文では以下のURLへリンクが張られている。破滅小径の恋と嘘と商売の話。

  Uncharted Realms: The Hard Sell
  http://www.wizards.com/magic/magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ur/239

  日本語公式:強引な商売
  http://mtg-jp.com/reading/translated/ur/014259/

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0513
余談1:今週のCard of the Dayのテーマ

 今週は分かりやすかった。カード名に「Alley」が含まれるもの。唯一、地名でないのが《野良剣歯猫/Sabertooth Alley Cat》で、唯一、2回登場したのが「破滅小径/Bane Alley」。

  月曜日:破滅小径/Bane Alley
  火曜日:影小道/Shadow Alley
  水曜日:羽虫小路/Gnat Alley
  木曜日:野良猫/Alley Cat
  金曜日:破滅小径/Bane Alley

 こうして見ると「Alley」の訳し方は特にテンプレートで決まっているというわけでもないみたい。なお読みはそれぞれ「破滅小径:はめつこみち」、「影小道:かげこみち」、「羽虫小路:はむしこうじ」。

余談2:月曜日 《破滅小径の悪党/Bane Alley Blackguard》

 訳というよりは「原文ではどう表記されていたのか」の紹介。
原文:
 A blackguard (most commonly pronounced BLA-gerd) is a rude, untrustworthy, and contemptible person.

拙訳:
 現実には「ブラックガード」より「ブラッガード」と発声されることが多い「Blackguard」とは、下品で卑劣で信用のおけない人物を指す言葉だ。

 複合語になったときに消えやすい音ってのは全世界共通で存在するもので、日本語でも「おはようございます」の「よ」や「す」を聞こえるように発声している人はあまりいない。

余談3:火曜日 《影小道の住人/Shadow Alley Denizen》

 意外と難しかった訳の話。
原文:
 The vampires of Ravnica have blank eyes-that is, eyes without irises or pupils.

拙訳:
 ラヴニカの吸血鬼の特徴として空洞化した目がある。彼らの目には瞳孔がないのだ。

 ラヴニカの吸血の目にないものは「irises or pupils」で、これは「虹彩もしくは瞳」と訳すほうが正しい。「虹彩」というのは一般に「目の色」と呼ばれる部分で、瞳孔の大きさを調節する絞りのような役割をもつ部位。

 ないほうがシンプルで分かりやすいかな、と思ったので省いた。考えてみると、知らない単語と出会って見分を広めるというのもCard of the Dayの楽しみの1つなわけで、余計なお世話だったかもしれないと少々後悔している。
原文:
 vampires of Innistrad (whose sclera, or "whites of the eye," are black)

拙訳:
 イニストラードの吸血鬼(白目部分が黒い)

 これも同じ。より原文に沿って訳すなら「強膜(いわゆる白目と呼ばれる部分)が黒い」となる。「強膜」というのは白目部分というか、白目の表面を覆っている部位を指すらしい。

余談4:水曜日 《羽虫小路の忍び寄る者/Gnat Alley Creeper》

 ギルド門侵犯のワールドガイドってどこで手に入るんだろう。店頭で配られる小冊子の類(たぐい)なのかな。公式日本語訳があるならそれに沿いたかったんだけど、見つからないものはしょうがない。

 誰か知ってたら情報ください、ということで訳の話。
原文:
 The Gatecrash world guide describes Gnat Alley as "tunnel-like" and says it is "one of the Gruul guild’s most trusted methods of navigating through Ravnica’s posh neighborhoods."

拙訳:
 ギルド門侵犯のワールドガイドにおける紹介文によると、羽虫小路(Gnat Alley)は「トンネルのよう」であり「上品ぶったラヴニカの他の住人たちに気づかれないように町を行き来するのにグルールギルドが用いる最も確実な道」らしい。

 「Tunnel-like」はそのまま「トンネルのよう」と訳したけど、「抜け道」のほうが雰囲気的には良いのかもしれないな、とか、「navigating through Ravnica’s posh neighborhoods」の「navigating through」はどういう通り抜け方を表してるんだろう、とか。

 難しかった。

余談5:木曜日 《野良剣歯猫/Sabertooth Alley Cat》

 日本語のカード名の語順だと「剣歯猫」が「野良」と化したことになるような気がする。つまり、元々は家で飼われていた「剣歯猫」がいて、それが野良化したということになる。どんな家で飼われていたんだろう。

 まあ、ありとあらゆる人種の住まうラヴニカの都市であれば飼ってる人がいてもあまり不思議ではない。むしろもっとデカいクリーチャー飼ってる人が平気でいそう。

余談6:金曜日 《破滅小径の仲介人/Bane Alley Broker》

 記事からリンクが張られている短編が面白かった。ご都合主義な展開もなく、表社会の朴訥な青年が裏社会の女性に惚れた弱みでまんまといいように使われてお金も巻きあげられてしまう話。

 とはいえ、シビアなのにどこか暖かいというか、読み終えたあとの読後感がスッキリしたものだった。登場人物たちが皆が皆、幸せだったからかもしれない。本物の幸せかどうかはさておき。

余談7:その他のゲーム

 プレイ動画を見る段階から自分で遊んでみる段階に入った。今はブラウザでソロプレイができるアグリコラオンラインで練習中。とりあえずソロプレイで50点以上をコンスタントに出せるようになったら対人戦に進もうかと。

 そうそう。最近、Diarynoteで特に流行っているマジック以外のゲームというと「人狼」と「メガテン」のご様子。正直、どっちも馴染みがなく、皆の日記を読んでもよく分からない。ちょっとさみしい。

 「人狼」は人の日記や感想を読んでると(進行部分に関わるルールの自由度が高く、会話主体なため)定石と暗黙の了解がひどく強いゲームのように感じてしまう。そこから一歩でも外れたらフルボッコにされそうな雰囲気。

 まあ、本当にそんなゲームだったら遊ぶ人が増えるはずもないので、おそらく実際に遊んでみないと面白さが分からない(TRPGのような)ゲームなんだろう。

 「メガテン」は3DS版で出た最新作がすこぶる評判が良いみたい。「女神転生」というと小説版(角川スニーカー)とゲームボーイ版(ラストバイブル)しか知らない上に両方とも触れたのが昔過ぎて何もかもすっかり忘れている身としては、過去は無視して3DS版から入るというのもありかもしれない。3DS持ってないけど。
タルモゴイフ/Tarmogoyf - モダンマスターズ 神話レア
クリーチャー — ルアゴイフ(Lhurgoyf)
タルモゴイフのパワーは、すべての墓地にあるカードのカード・タイプの数に等しく、タフネスはその点数に1を加えた点数に等しい。(アーティファクト、クリーチャー、エンチャント、インスタント、土地、プレインズウォーカー、ソーサリー、部族がカード・タイプである。)
*/1+*
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Tarmogoyf/

 未来予知で登場したとき、《タルモゴイフ/Tarmogoyf》の注釈文にはプレインズウォーカーについても言及されていた……のちのローウィンでそれが初登場する以前にだ!
 モダンマスターズのカードギャラリー(註1)は毎日最新のカードのプレビューで更新されている。ギャラリーをチェックして2013年06月07日の発売に備えよう!

(註1) モダンマスターズのカードギャラリー
 原文では以下のURLへリンクが張られている。モダンマスターズのカードギャラリー。
 http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/modernmasters/cig#

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0513
真鍮の都/City of Brass - モダンマスターズ レア
City of Brass / 真鍮の都
土地
真鍮の都がタップ状態になるたび、それはあなたに1点のダメージを与える。
(T):あなたのマナ・プールに、好きな色のマナ1点を加える。
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/City+of+Brass/

 《真鍮の都/City of Brass》はアラビアンナイトで初めて登場して以来、幾度となく再版され、そして第8版でモダン式に整地された。
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(註1) モダンマスターズのカードギャラリー
 原文では以下のURLへリンクが張られている。モダンマスターズのカードギャラリー。
 http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/modernmasters/cig#

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0513
闇の腹心/Dark Confidant - モダンマスターズ 神話レア
Dark Confidant / 闇の腹心 (1)(黒)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上のカードを1枚公開し、そのカードをあなたの手札に加える。あなたは、その点数で見たマナ・コストに等しい点数のライフを失う。
2/1
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Dark+Confidant/

 《闇の腹心/Dark Confidant》はラヴニカ:ギルドの都で初登場したカードであり、マジックインビテーショナル2004の優勝者であるボブ・マーハーによってデザインされたカードでもある。君もどこかで誰かがこのカードを親しみを込めて「ボブ」と呼ぶのを聞いたことがあるかもしれないね。
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(註1) モダンマスターズのカードギャラリー
 原文では以下のURLへリンクが張られている。モダンマスターズのカードギャラリー。
 http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/modernmasters/cig#

(余談)
 このカードの再録が決まったことを記念してか、《闇の腹心/Dark Confidant》について語り倒すコラムが05月20日にボブ・マーハー本人によって書かれている。

 Daily MTG: Dark Confidant
 http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/248

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0513
ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique - モダンマスターズ 神話レア
Vendilion Clique / ヴェンディリオン三人衆 (1)(青)(青)
伝説のクリーチャー — フェアリー(Faerie) ウィザード(Wizard)
瞬速
飛行
ヴェンディリオン三人衆が戦場に出たとき、プレイヤー1人を対象とし、そのプレイヤーの手札を見る。あなたは、その中から土地でないカードを1枚選んでもよい。そうした場合、そのプレイヤーは選ばれたカードを公開し、それを自分のライブラリーの一番下に置き、その後カードを1枚引く。
3/1
引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Vendilion+Clique/

 《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》はモーニングタイドで初登場した。
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(註1) モダンマスターズのカードギャラリー
 原文では以下のURLへリンクが張られている。モダンマスターズのカードギャラリー。
 http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/modernmasters/cig#

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0513
電結の荒廃者/Arcbound Ravager - モダンマスターズ レア
Arcbound Ravager / 電結の荒廃者 (2)
アーティファクト クリーチャー — ビースト(Beast)
アーティファクトを1つ生け贄に捧げる:電結の荒廃者の上に+1/+1カウンターを1個置く。
接合1(これはその上に+1/+1カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る。それが死亡したとき、アーティファクト・クリーチャー1体を対象とする。あなたは「その上にそれらの+1/+1カウンターを置く」ことを選んでもよい)
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引用元:http://whisper.wisdom-guild.net/card/Arcbound+Ravager/

 《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》はダークスティールで初登場した。
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(註1) モダンマスターズのカードギャラリー
 原文では以下のURLへリンクが張られている。モダンマスターズのカードギャラリー。
 http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/modernmasters/cig#

元記事:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0513

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